― 連載 ―

Dungeons & Dragons Online: Stormreach

第4回 Killカウントの少なさにしょんぼりの巻

 前回の冒険の結果,私はMarketplaceエリアへのゲートを通過する権利を得た。これによって私は,ゲーム内の全クエストにアクセスできるようになった。Marketplaceは四つのHouseエリアへとつながっていて,そこで多くのクエストが受けられる。とはいえ,まだまだレベルが低いし装備も貧弱なので,当分はMarketplace内のクエストをプレイすることになりそうだ。

 

・Aura of Courage(勇気のオーラ)
 オーラによって,周囲の味方に「Fear」に対するセービングスローに+4のボーナスを与える。自分自身は「Fear」に対して無敵になる

 

・Divine Health(健全なる肉体)
 病気(Disease)にかからなくなる。だが実はこの「病気」という状態はゲーム中にほとんど登場しないので,ちょっと微妙な能力

 

神殿で生き返らせてもらった瞬間。もうこんな場面を何回経験しただろうかと思うと悲しい

 また,キャラクターはレベルが3の倍数(つまり3,6,9)になると,「Feat」(特技)を新たに一つ選んで身につけられる。私が選んだのは,「Exotic Weapon Proficiency(特殊武器習熟):Bastard Sword」。
 Bastard Swordは片手武器でありながら1d10という高い攻撃力を持っているので,常に盾を持って戦いたい人に適した特技といえる。

 

 今回はMarketplaceの定番クエスト,「The Seal of Shan-to-kor」にチャレンジしてみることに。

本日のお仲間達

私(パラディン レベル3 人間・女性)
呪文を探す旅を続ける初心者パラディン。とりあえずWandやScrollは使えることが判明したので,ほっとした様子。だが毎回それらを購入することを考えると,膨大な出費にめまいがする。今回のクエストでは,前衛系のクラスなのにパーティの総Killカウントの10%程度しか稼げず,かなりしょんぼり。まあパラディンはオーラがあるので,いるだけで役に立っている(と信じている)のだが。

 

Aさん(ウィザード レベル3 ウォーフォージド・男性)
3回連続登場の常連さん。当初正体を明かしていなかったが,つい最近,筆者のプライベート用キャラ(クレリック)とよく一緒に冒険しているドワーフクレリックと同一人物ということが判明し,筆者を大いに動揺させた。今回,途中で呪文詠唱に必要な材料を切らしてしまい,パーティをやきもきさせた。召喚モンスターを連れ回すのはやめた模様。

 

Eさん(バーバリアン レベル3 ドワーフ・男性)
第2回に引き続いて登場の特攻型バーバリアン。氷属性の両手武器をぶんぶん振り回して,パーティの総Killカウントの半分近くを稼ぐ。大事な戦闘の前にいつも「Rage」(激怒)の特殊能力を使い忘れるのが玉にキズだが,それでも十分強いところが恐るべし。

 

Fさん(ファイター レベル2/ローグ レベル1 ハーフリング・女性)
前回の活躍で,ローグの戦闘能力の高さを知らしめた“スニークアタッカー”。だが,そもそも私やEさんなどの前衛系クラスが敵の注意を効果的に引き付けているからこそ,彼女のスニークアタックが鮮やかに決まるのである。そう信じたい。今回,途中でレベルアップしてローグレベルを2とし,そのステルス能力にますます磨きをかけた。

 

Iさん(ローグ レベル5 エルフ・男性)
今回,手堅い仕事ぶりが頼もしかった技能派のローグ。右手にレイピアを持ち,左手は空けているところが渋い。普通はつい二刀流にしたくなってしまうものだが,一撃必殺のローグにとっては武器は一本で十分なのだ。「カッコいい死に様を見せる!」と意気込んで今回の冒険に臨んだが,残念ながらその機会はなく,実際に死に様を見せることになったのは私のほうだった。

 

Jさん(クレリック レベル4 人間・男性)
D&Dルールに詳しいベテランプレイヤー。このキャラ以外にも,ウィザード,バーバリアンなど多彩なキャラを育成中。実は筆者が最初に日本人のボイスチャットを聞いたのが彼だったのだが,そのときなぜか相当な衝撃を受けたのを覚えている。今回の冒険でも,Fさんと2人で楽しいボイスチャットを聞かせてくれた。もちろんクレリックとしての仕事もバッチリ。

 

本日のパーティの特徴

・スタンダードなパーティ編成
DDOでは“ファイター,クレリック,ローグ,ウィザード”を標準的なパーティと想定し,クエスト構成や難度設定がなされている。今回のパーティはパラディン,バーバリアン,ファイター(ローグ),ローグ,クレリック,ウィザードの6人ということで,かなり標準的な形に近く,そのために各人が役割をはっきり理解していて,統一感のあるパーティプレイが展開されたように思う。

 

・ベテラン揃いなので,難易度は“Hard”
今回参加してくれたメンバーはみんな,何度もこのクエストをやっているベテラン揃い。攻略ルートは理解できているため,Normalでは簡単すぎるということで,難易度はHardで挑戦した。難度を上げると敵のレベルが1段階アップするが,とくにきついのは敵の使ってくる呪文が強力になること。Kobold Shamanが使ってくる「Hold Person」(一定時間,動きを封じられる呪文)には本当に苦しめられた。

巨人とのボスファイトが熱いSTK

○クエスト「The Seal of Shan-to-kor」

ダンジョンの前で集結し,作戦会議をするパーティ。Eさんの持つ氷属性の両手剣が,ひときわ目立っている

 「The Seal of Shan-to-kor」は,前回の「Waterworks」と並ぶ序盤の定番クエストだ。非常に長いクエストだが,獲得できる経験値が多く,最後に入手できる固定報酬が非常に魅力的なのもWaterworksとの共通点。頭文字を取って,よく「STK」と呼ばれている。

 

 前回のWaterworksクエストで発見した謎の言葉「Seal of Shan-to-kor」。その秘密は,このクエストで明らかになる。Marketplaceの南東地区にあるSteam Tunnelの入り口に座っているWayfinder Daelという女性に話かけることで,このクエストは始まる。

 

 The Seal of Shan-to-korは,巨人が世界を統治していた頃の権力の象徴となっていた,伝説的なアイテムであるという。彼女の説明からは,このアイテムが実際に魔術的な効果を持ったすごいものなのか,それともただの象徴のかけらにすぎないのか判然としないが,とにかく彼女はこのアイテムを捜し求めており,ぜひともこれを手に入れてきてほしいとプレイヤーに持ちかけてくるのだ。

 

暗くジメジメとした下水道を下へ下へと進んでいくと,やがて巨大きのこの茂った洞窟へ出る 途中にはパズルルームも。パズルを解いたといって喜んでいると,両脇からアイツが襲いかかってくる

 

 このクエストは,「The Cloven Jaw Scourge: Blockade」「The Cloven Jaw Scourge: Caverns of Shaagh」「Halls of Shan to kor」の計三つのダンジョンからなる。途中,2個めのダンジョンの途中でGreezixというkoboldが提示してくるサブクエストがあるが,これ自体はSTKクエストとは無関係だ。
 どのダンジョンも「Very long」(非常に長い)で,遭遇する敵の数も多いが,休憩地点となる神殿がマップの各地に配置されているので,それほど難度は高くない。ただ,罠や鍵のかかった扉や隠し扉などが多く存在するため,ローグは必須といっていいだろう。

 

 クエストのヤマ場は,最後のボスである巨人との戦闘。詳細は割愛するが,とにかく堅いボスなので,それなりの対策をして臨もう。盾を使ったブロックや,Tumbleによる攻撃回避など,細かい操作も重要になってくることだろう。

 

このように狭くなっている場所は非常に危ない。敵を引き付けるか,あるいは敵にふさがれる前にダッシュで駆け抜ける必要がある このkobold(NPC)からサブクエストへと飛べる。メインクエストの達成には関係ないので,お好みで。報酬はささやかな兜一つだ

 

 さて,今回はパーティのみんなが何度もこのクエストをクリアした経験があり,「もっと刺激を」ということで,難度Hardで挑戦することになった。
 Normalと違って,Hardでは敵の呪文攻撃が厳しいものになっているため,フォーメーションや敵を倒す順番などの戦術を整えて進んでいくことが重要である。パーティ全体の進み方は,おおよそ次のような形だった。まずローグのIさんが偵察を行って,敵の数や種類を素早く伝達する。次にウィザードのAさんが「Web」という呪文を使って敵を足止めする。そして前衛系戦士の私やEさんが前進し,優先して倒すべき敵の順に攻撃を開始,Fさん,Iさん,Jさんの3人がそれに続いて2次的に攻撃をしていくという具合だ。

 

 激しい戦闘で犠牲者も何人か出たものの,なんとか順調に進めていたところ,2個めのダンジョンの途中でAさんが「WebのComponent(呪文詠唱に必要な材料)を使い切ってしまった!」と非常事態を宣言。ダンジョンの途中で買いに戻るわけにもいかず,Web呪文作戦を諦めて「Sleep」呪文作戦に切り替えることに。
 SleepもWebと同様,敵の動きを一時的に止める呪文だが,Sleepは敵を眠らせる呪文なので,攻撃すると目覚めてしまって呪文の効力が切れるというのがWebと違う点。そんなわけで多少の戦術の変更をする必要はあったが,結局はおおむねスムーズにクエストをクリアできた。

 

きのこが灯りになっているという不思議な洞窟。脇道に入ってみるとEarth Elementalが待ち構えていた 避けて通るのは到底無理なような大規模な罠がいっぱいある。ローグの腕の見せどころだ

 

 うーん,しかしパーティプレイは良かったのだが,途中,経験値ログをチェックするたびに私は憂鬱になっていた。経験値ログには各プレイヤーが倒した敵の数(Killカウント)が記録されているのだが,私のKillカウントがあまりにも少なかったのだ。56匹中3匹とか……。「連載記事のためにスクリーンショットを撮りながらプレイしていたからだ」という私の言い分はともかく,これは前衛系クラスとして恥ずべき数字である。しょんぼりを募らせつつ,「ぜひともいい武器を買わねば」と,ちょっと違う方向に決意を新たにした私であった。

 

ボスと対面する直前の場面。ホール中央部まで進むと戦闘が始まる。この地点で十分に準備を整えよう

 

 

「Trapblast Goggles」
 The Seal of Shan-to-korクエストの最後にもらえる固定報酬(リストの中から,好きなものを選べる)の中の一つ。パラディンにとって重点的に補強したいポイントである「Reflex Save」を+4してくれるという贅沢な一品。前衛系クラスでこれを使用している人は多いはず。そのほかにも,このクエストの報酬には魅力的な品が多い。

「アーマークラス(AC)とダメージリダクション(DR)」

 

 アーマークラスとは,戦闘において攻撃が命中するかどうかを判定する際に使われる能力値だ。具体的には,

 

攻撃ボーナス+ロール(1d20)≧アーマークラス

 

であれば,攻撃は命中したとみなされる。アーマークラスとは命中するかしないかを判定するために用いられるものであり,ダメージの大小にはまったく関係ないというのがポイント。ダメージの数値を決定するロールは,また別に独立して行われる。基本的には,命中すればすべてのダメージを受け,命中しなければダメージは0である。
 アーマークラスが実際どのように計算されているかは,ステータス画面でアーマークラスの数値の上にカーソルを乗せると計算式が表示されるので,それを参照しよう。アーマークラスに算入される要素は非常に多くの種類があるが,基本となる式は,

 

アーマークラス=10+(防具ボーナス)+(敏捷値ボーナス)

 

である。

 

 一方で,そのダメージを軽減する能力がダメージリダクションだ。例えば,通常のダメージが10でダメージリダクションが3であれば,実際のダメージは7となる。

 

■■Sluta(ライター)■■
編集部内での新連載についてのミーティングで,「このところシリアスな連載が少なかったので,次はぜひ真面目な記事を」という意見に対して,担当編集者が「DDO連載はシリアスだ!」と反論。Sluta氏のしょんぼりはネタかシリアスかという話に発展し,「彼は真面目にしょんぼりしている」という結論に達した。で,実際のところどうなんでしょうか。
タイトル ダンジョンズ&ドラゴンズオンライン:ストームリーチ
開発元 Turbine 発売元 さくらインターネット
発売日 2006/08/10 価格 ダウンロード版 1500円(税込) 利用料金:1500円/1か月(税込)
 
動作環境 OS:Windows XP(+DirectX 9.0c以上),CPU:Pentium 4/1.60GHz以上[Pentium 4/3GHz以上推奨],メインメモリ:512MB以上,グラフィックスメモリ:32MB以上,HDD空き容量:3GB以上

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