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「スター・ウォーズ エンパイア・アット・ウォー」キャンペーン攻略

Text by Sluta 

帝国軍キャンペーン

 帝国軍キャンペーンは反乱軍に比べると,難度がかなり低めといえる。序盤から収入が十分にあるため,存分にユニットを生産できるのだ。
 帝国軍キャンペーンで注意しなければならないのは,反乱軍は奇襲部隊(4部隊以内の地上軍のみの艦隊)によって宇宙戦を回避し,直接地上に攻め込んでくる点。このため帝国軍は,敵の星に接しているすべての星で,地上軍を編成する必要がある。だが反乱軍のコンピュータのAIは帝国軍に比べて防御的で,あまり積極的に攻め込んではこない。

 地上戦では,とにかく「ダース・ヴェイダー」の無敵っぷりが目立つ。ダース・ヴェイダーだけでも地上戦に勝てるくらい強いが,ほかに優秀なユニットを挙げるとすれば,やはり「TIEモーラー」である。敵となる先住民はすべて歩兵だし,反乱軍も歩兵の比率が非常に高いため,キャンペーンでTIEモーラーが活躍できる場面は多い。

 宇宙戦での主力となるユニットとしては,「ヴィクトリー・クルーザー」か,「アクラメーター級クルーザー」のどちらかが考えられる。前者のほうが護衛に付くTIEファイター,TIEボマーの数が多いが,後者は船体に備えられた砲の数が多い。どちらがいいと感じるかは好みの問題だろう。ただどちらにしても単体で艦隊を構成するのはやはり危険。両者ともにXウイング・Yウイングなどの小型のユニットに対して弱いため,タータン・パトロール・クルーザーとブロードサイド・クルーザーのどちらか片方,あるいは両方が艦隊には必要だ。ダース・ヴェイダーは地上では無敵だが,宇宙ではかなり脆弱なので,あまり当てにならない。

 

 

ミッション1:タイフェラ

タイフェラ地上戦

[目的]
・すべての敵ユニットを倒し,タイフェラを支配下に収める

 

[ストーリー要約]
 帝国軍は,その圧倒的な力を背景に銀河系を支配下に置いていたが,最近,反乱軍の動きが活発化してきた。どうやら帝国軍内に裏切り者がいて,反乱軍に情報を提供しているようだ。この件について調べるため,ダース・ヴェイダーは反乱軍の拠点のうちの一つであるタイフェラに着陸した。

 

[攻略ポイント]
 ダース・ヴェイダーの使い方に慣れるための,チュートリアルミッションのようなものだ。車両ユニットを破壊する「フォースの破壊力」,周囲の歩兵ユニットを抹殺する「フォースの嵐」の2種類の特殊アビリティを存分に試せる。

 

ミッション2:粉砕し,殺戮し,破壊せよ

フォンドア地上戦

[目的]
・すべての敵ユニットを倒し,フォンドアを支配下に収める

 

[ストーリー要約]
 フォンドアが反乱軍の手に落ちた。だが,自ら居場所を知らせてくれるとはかえって好都合というものだ。どうやら反乱軍はフォンドアの一般市民を味方につけて共に戦おうとしているようだ。帝国軍に逆らうものは誰であろうと滅ぼさなければならない。

 

[攻略ポイント]
 帝国軍の車両ユニットは,敵歩兵を轢き殺すのを得意とする。TIEモーラーはもちろん,AT-STウォーカーでも敵の歩兵を踏み潰せる。歩兵を相手にするときに,レーザーで攻撃するよりもはるかに効率がいいので,ここで練習しておきたい。

 

ミッション3:海賊のメナス

アイラム宇宙戦

[目的]
・プローブ・ドロイドを生産し,アイラムに送り込む
・ボバ・フェットをアイラムに送り込み,海賊の基地の警報システムを無効化する
・海賊の宇宙ステーションを破壊し,アイラムの海賊を滅ぼす

 

[ストーリー要約]
 タイフェラとフォンドアで入手した通信記録を分析した結果,アイラムに海賊の拠点があることが明らかになった。本格的な攻撃の前に,帝国軍は腕利きのバウンティ・ハンターであるボバ・フェットを呼び出して,警報装置を無力化することを命じた。誰が裏切り者なのかをより詳しく知るためにも,海賊のリーダーは生きて捕らえる必要がある。

 

[攻略ポイント]
 プローブ・ドロイドは,偵察のみを行うユニットで,ギャラクティックマップにしか登場しない。敵の支配下にある星へと移動させ,「スパイ」のか所にドラッグ&ドロップすると,その星のユニット編成などが明らかになる。ミッション内容はいたって単純。ボバ・フェットが敵ファイターに囲まれたときには,特殊アビリティ「サイズミック・チャージ」で一掃しよう。あとはとくに問題ないはずだ。

 

ミッション4:ジオノーシスの支配

ジオノーシス地上戦

[目的]
・ジオノーシスを占領する

 

[ストーリー要約]
 デス・スターの建造に必要な,物資と労働力が不足気味になってきた。グランドモフ・ターキンは次なる資源の調達地をジオノーシスに定め,ダース・ヴェイダーにジオノーシスを制圧するように命じた。

 

[攻略ポイント]
 フォンドアの戦いに似ているが,フォンドアよりも原住民は弱いため簡単に感じるはずだ。原住民ユニットのジオノーシアンは攻撃力がほとんどない。大軍で向かってくるため最初は驚くかもしれないが,TIEモーラーで簡単に一掃できるだろう。

 

ミッション5:モン・カラマリ攻撃

モン・カラマリ宇宙戦

[目的]
・モン・カラマリでの宇宙戦略バトルに勝利する

 

[ストーリー要約]
 モン・カラマリは艦船に関する高度な技術を持った種族だが,独立主義的傾向が強いため,いざというときには反乱軍の味方に付く可能性が高い。このことを懸念したパルパティーン皇帝は,先手必勝でモン・カラマリを攻撃することを命じた。

 

[攻略ポイント]
 これも普通の宇宙戦。この時点ではモン・カラマリ・クルーザーなどは存在しないため,とくに強い敵ユニットはいない。物量にものをいわせて圧倒してしまおう。

 

ミッション6:キャッシーク動乱

キャッシーク地上戦

[目的]
・収容所が破壊されないように守る
・ハン・ソロがウーキーを解放するのを阻止する

 

[ストーリー要約]
 帝国軍はキャッシークに住むウーキーを奴隷として徴用していたが,突如ハン・ソロというならず者が現れ,収容所を破壊してウーキーを解放し始めた。この男の狙いは明らかではないが,あるいは反乱軍と結託している可能性もある。貴重な労働力供給源であるキャッシークを手放すわけにはいかない。

 

[攻略ポイント]
 とにかく速く進撃しなければならない。ハン・ソロはかなりのスピードで収容所を爆破していくので,こちらもスタート直後からハン・ソロを追いかける必要がある。ここでも一番効果的なのがダース・ヴェイダー。ひとたびダース・ヴェイダーが追いつけば,ハン・ソロはあえなく撤退していくはずだ。ハン・ソロがいなくなってしまえば収容所爆破のペースはがた落ちするので,あとはゆっくり進軍していけばよい。

 

ミッション7:新兵器

カリダ地上戦

[目的]
・新兵器:AT-ATの性能を試す
・攻め込んできた反乱軍を撃退する

 

[ストーリー要約]
 デス・スター建造は順調に進んでいたが,一方で皇帝は最新の地上軍兵器にも関心を示していた。デス・スターが完成すれば,もはや地上戦など不要と主張する者もいたが,皇帝は必ずや地上軍兵器が役に立つ場面もあると信じていた。ヴィアーズ大佐は,最新鋭の全地形対応型トランスポート「AT-AT」の開発に成功。その威力を披露するため,カリダにある演習場へと向かった。

 

[攻略ポイント]
 前半は指示通りにAT-ATを動かすだけ。後半には反乱軍が奇襲を仕掛けてくるが,これもAT-ATの性能を誇示するかのごとく圧勝に終わる。ただし,このAT-ATはヴイアーズ大佐が操縦する強化型であるため,本来のAT-ATはこれよりは若干劣ることに注意。

 

ミッション8:反乱軍の要塞

ジャビム地上戦

[目的]
・ジャビムを占領する

 

[ストーリー要約]
 簡単に撃退できたにせよ,カリダが攻撃されたということは,反乱軍が周辺に基地を持っていることは間違いない。ヴィアーズ大佐はジャビムに反乱軍の基地があると確信し,攻撃を開始した。そして大佐の予想どおり,ジャビムにはシールドで要塞化された反乱軍の基地が存在していた。

 

[攻略ポイント]
 ジャビムの最大の特徴は,ぬかるみの影響でリパルサーリフトの兵器(つまり2-Mリパルサー・タンクとスカウト・トルーパー)が使えないということ。歩兵ユニットも,かなり移動速度が制限される。そこで,全地形対応型の兵器であるAT-STやAT-ATが,大いに活躍するマップになっている。また,このマップは本拠地がシールドで守られているが,パワー・ジェネレータがシールドの外にあるため,攻略するのは簡単だ。

 

ミッション9:背信のモフ

ランダムな星宇宙戦

[目的]
・モフ・カラストを捕らえる

 

[ストーリー要約]
 ジャビムに残っていた大量のデータを解析した結果,裏切り者はモフ・カラストという男であると判明した。帝国軍はすぐにモフ・カラストを捕らえようとするが,カラストのスター・デストロイヤーは最新型のために移動速度が高く,すぐにハイパー・スペースに逃げられてしまった。そこで帝国軍は敵のハイパー・スペースへの逃亡を阻止する兵器「インターディクター・クルーザー」を新たに配備した。

 

[攻略ポイント]
 まず,モフ・カラストはアッゼリにいるとの連絡が入り,艦隊を派遣することになるが,必ず逃げられてしまう。そこでコルサントに配備されたインターディクター・クルーザーを使って再挑戦することになるが,次にモフ・カラストが姿を見せる星はランダムのようだ。逃げられると,また違う星へと無限に逃亡を続けるようなので,なるべく一発で仕留めたい。インターディクター・クルーザーの特殊アビリティ「重力井戸発生装置」をオンにすると,それだけで敵はハイパー・スペースへの逃亡が不可能になる。その間にモフ・カラストのスター・デストロイヤーのエンジンを破壊し,逮捕するのだ。

 

ミッション10:皇帝との交戦

ボサウイ地上戦

[目的]
・ボサンをせん滅し,建物もすべて破壊する

 

[ストーリー要約]
 モフ・カラストは抹殺したが,裏切り者はまだいるはずだ。皇帝は,ボサウイに住むボサン達が黒幕に違いないと確信し,単身でボサウイに乗り込んで自ら始末する道を選んだ。

 

[攻略ポイント]
 パルパティーン皇帝と二人のエリート衛兵だけというミッション。パルパティーン皇帝の特殊アビリティ「フォースの雷」「フォースの洗脳」の二つを駆使すれば,ほぼ無敵なので,クリアに際してはとくに問題ないはず。

 

ミッション11:レイア姫の捕獲

タトゥイーン宇宙戦

[目的]
・レイア姫を捕らえる

 

[ストーリー要約]
 帝国軍は反乱軍を次第に追い詰めている。反乱軍の脱走兵の情報から,デス・スターの情報を握っている中心人物は,レイア姫であることが明らかになった。帝国軍は艦隊をレイア姫のいるタトゥイーンへと派遣するが,正体不明の海賊の襲撃を受けてしまう。そこで,ダース・ヴェイダー自らが援軍を伴ってレイア姫の捕獲に向かった。

 

[攻略ポイント]
 レイア姫を捕らえるには,(1)インターディクター・クルーザーでハイパー・スペースへの脱出を阻止しつつ,(2)スター・デストロイヤーの牽引ビームでレイア姫の船を直接捕獲,という2段階を経る必要がある。インターディクター・クルーザーがすべて破壊されてしまうと,ミッション失敗になってしまうので注意しよう。途中,「星雲に部隊を隠す」とあるが,星雲とはガスのようなもやもやした空間のこと。間違って小惑星帯(小さな岩の集まり)に入ってしまわないようにしよう。大型艦船がダメージを受けてしまう。

 

ミッション12:オルデラーンの破壊

オルデラーン宇宙戦

[目的]
・デス・スターを使ってオルデラーンを破壊する

 

[ストーリー要約]
 ついにデス・スターが完成した。反乱軍の拠点に関してレイア姫が肝心なことを話さないため,皇帝は見せしめとして,姫の故郷であるオルデラーンをデス・スターの最初の攻撃目標に選んだ。

 

[攻略ポイント]
 コルサントにデス・スターが配備されているので,艦隊と共にオルデラーンに行き,時間になったらスイッチを押して星を丸ごと破壊するだけだ。デス・スターは約1分半で攻撃可能になるので,それまでに艦隊が全滅しなければ勝利となる。

 

ミッション13:反乱軍の最期

アルゾックIII,ボーラス,ショーラ,ホス,ヤヴィン4(計五つの星)宇宙戦

[目的]
・デス・スターを使ってオルデラーンを破壊する

 

[ストーリー要約]
 帝国軍と反乱軍の戦いも最終段階に入ろうとしていた。帝国軍は,反乱軍の残った拠点があと五つの星に絞られたことを突き止める。皇帝はダース・ヴェイダーを呼び,これらすべての星を制圧してくるよう命じた。

 

[攻略ポイント]
 デス・スターを使って,星を丸ごと破壊すればいいのはもちろん,地上軍を使って普通に星を制圧してもクリアとなるようである。ここまで来たら頭をひねって考えることは,もはや不要。片っ端から星を破壊してしまえば,反乱軍はいずれ収入がなくなる。

 

タイトル スター・ウォーズ エンパイア・アット・ウォー
開発元 Petroglyph Games 発売元 エレクトロニック・アーツ
発売日 2006/02/23 価格 オープン価格
 
動作環境 OS:Windows 2000/XP(+DirectX 9.0c以上),CPU:Pentium III/1GHz以上[Pentium 4/2GHz以上推奨],メインメモリ:256MB以上[512MB以上推奨],グラフィックスメモリ:32MB以上[64MB以上推奨]

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