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生産に成功すると店売りと同じアイテムが作れる。うまくいけば,もっと素晴らしいものも…… |
生産の基本は,製作機と材料をすべて持っていることだ。しかし生産といっても実際に使いたいアイテムを作れるようになるまでには,長い道のりがあり,それなりに費用が嵩むことになる。
すでにハイレベルになっていてお金に困っていない人なら生産に資金を費やすのもいいだろうが,たとえばベラートのドライバーで生産をするとなると,RvRで傷んだ機甲装備の修理などでもお金を使うので,なかなか工面が大変だ。ほかの種族だとそうでもないのだろうか……。
ともあれ,このゲームに限らずMMORPGでの生産というのは,いかに予算をかけずにスキルを上げるかが基本となる。そこで,レシピをよく見て,もっとも安価にスキル上げが行える材料の組み合わせを調べる必要がある。
それでは,それぞれの生産について個別に見ていくことにしよう。
●防具製作
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いちばん安上がりにできる装備でスキルを上げていこう(頭装備は高くつく) |
防具は,ヘッド,ボディーアーマー,レッグアーマー,グローブ,ブーツの5パーツからなっている(RF
onlineでは,盾は武器の範疇に入っている)。最初に作れる防具はLv1から装備できる訓練用アーマーシリーズだ。基本的に使う材料は同じなのだが,それぞれの数が異なる。その中でもっとも材料の数が少ないのがグローブとブーツだ。ここではグローブを作ることにした。
材料としてはリアー3個とクリング1個が必要となる。これらはすべて雑貨商人から購入可能だ。最初は失敗ばかりだとは思うが,1個でもできればスキルも1から2へと,さらにできれば2から3へと上がっていく。スキルレベルが8になるまでは1個成功するごとにスキルレベルが上がっていくのでめげずに作っていこう。
8から先は11まで2,3個の成功でスキルが1ずつ上がっていく。楽勝ムードである。しかし,レベル12になると,ピタッと上がらなくなってしまう。
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これは矢/弾の例だが,作れるものが次第に増えていく |
どうやら,このアイテムではもう上がらないということらしい。ここで,製作機を閉じて開きなおしてみると,新たに作れるアイテムの種類が増えていることに気付くはずだ。スキルレベルが3か4上がるごとに一つずつ新たに作れる装備が増えていく感じである。
ここで,さらにスキルを上げるために2番目に簡単なグローブを作ることにする。材料は先ほどと同じリアーとクリングだが,それぞれ6個と3個必要となり,消費量が一気に倍以上になる。それでもほかの装備を作るよりは安価なのでこれで少しがんばることにする。しかし,スキルレベル15になると,またスキルが上がらなくなる……ここから先は,新たに2つくらいレシピが増えると次の装備を作る必要性が出てくる感じである。スキルが上がる間はできるだけ安価な装備でスキルを上げる。上がらなくなったら,今まで作っていたアイテムより1ランク上の装備を製作すればまたスキルを上げることができるというわけだ。
そうこうしているうちに,スキルレベルが20になると,また新たな壁にぶち当たることになる。とうとう,というか予想はしていたのだが,「表示される材料が雑貨商人の売り物にはない」という事態だ。そう。ここからが本物の生産のつらさになるようだ。
モンスターを倒して材料を手に入れるか,ポータルなどを利用して行ける中立地帯のトレードマシーンやプレイヤーの誰かから売ってもらうしかなくなる。しかも必要な材料数がかなり多くなるので,消費する数も半端ではない。生産をしようと思っている人は,狩りの途中で出てきた材料は売らずに取っておいたほうがいい。スペシャリスト以外の人も,生産材料を切実に必要としている人は必ずいるので,できるだけ売らずに残しておくようにしたい。
●武器/盾を作る
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武器の製作では,鉱物が必要になってくる |
鉱石の表でもわかるように,武器には最初から材料として鉱石が必要となる。さて,武器の種類と鉱石の色の種類に関しては表のとおりなので,参考にしてもらうとしよう。レシピ的に手軽そうなものといえば,盾だ。それも一番低レベルのラウンドシールドなら,黄色の原石「イエローオア」を加工して得られるオスタリウム1個と,雑貨商人から購入できるブリデンド1個で製作できる。しばらくは「鉱石1個+ブリデンドn個=武器/盾」という公式となる。この鉱石に関しては一定のランクまでは1個のままなので少し安心できる。
作るものが決まったら,まずは採掘である。とにかくイエローオアを指定して,ひたすら掘り続ける。ある程度溜まったら+1ランクのイエローオアを加工してオスタリウムを溜め込もう。防具と同様に失敗の連続は多いものの,完成すればどんどんスキルレベルが上がっていくので,スキルが上がらなくなったら次のランクの装備を作るといった基本的なスキル上げ方法で上げていく。
ブリデンドの消費個数は,作る盾によって変わっていく。スキルレベルが24になるとカイトシールドを作ることになる。ここからが武器/盾製作の本当の入り口といえるところだろう。
この先製作していくものには,もう1ランク上の鉱石「オスタリオ」が必要となるのだ。さらに,雑貨商人では売っていない「プリブリデンド」が必要となる。オスタリオは,オスタリウムを入手するときに同時に手に入るものなので,ある程度在庫は抱えられるが,プリブリデンドはモンスターのドロップやPCからの購入に頼るほかないものなので,かなり入手が面倒になるようだ。
防具の製作よりも,武器/盾の製作はさらに複雑なので,資金を十分用意しておいたほうがいいだろう。
●矢/弾の製作
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矢や弾は消耗品だけに自分で作れるとよいことも多い。属性付きのものも作れるなどほかの生産とは毛色が異なる |
スペシャリストをプレイしていると,どうもガンやボウを最初に渡されてしまうので,そのままメイン武器として使いがちだ(私だけ?)。しかし,これらの遠隔武器は,1回攻撃するごとに弾や矢を消費する。当然ながら,ガンで使うのが弾であり,ボウで使うのが矢だ。クロスボウで使うボルトというものもある。うっかりクロスボウでも矢が使えそうに思いがちで,たいていの人は痛い思いをしているはずだ。
それはともかく,遠隔攻撃はダメージが低い分,連射が必須で,ソロで狩りをしていると「弾切れ」なんていうウッカリが意外とあるのがこの武器の厄介なところだ。そこで,ボウやガンを使用する場合に,少しでも鍛えておきたいのが矢/弾製作スキルである。
さて,矢も弾もこれまで同様に製作機で作成する。基本的に最初から用意されているレシピは,店で買える弾や矢と同等のものだ。材料はどれも合計で同じコストになるように設定されているようである。
弾ならばマガジンを作れば,ミカ4個でスキル上げが行える。トータルコストはほかの弾でも同じだから,一番材料が少ないもので上げるのが手っ取り早い。
この矢/弾製作は,ほかの2種の製作とは異なり,スキルが上がると店には売っていない矢や弾が作れるようになる。さらにスキルレベル12程度まで上げると,土や火,風といった属性の弾が作れるようになる。矢ではさらに多くの種類の属性を持つものが作れるようになる。
また,スキルレベルが25を超えても最初から作れるマガジンなどでスキルを上げることも可能だ。遠隔スキルを上げるついでに,矢/弾製作を行うと比較的効率よくスキル上げができるのではないだろうか。
ただし,いつになっても製作成功率は変わらないようで,弾切れ間近であせって作ろうとすると,失敗の連続で補充する前に弾切れなんてこともあるので注意しよう。
■生産の道は苦難の道か
製作全般にいえるのだが,その成功率はどうやら一律か,スキルが上がることで緩和されていたとしても微々たるもので,連続失敗によって大量の材料を無駄に消費することが多い。そのためコストがかかりすぎるといった印象が拭えない。
また,同じベラートのスペシャリストでも,ドライバーは店で買える程度の品質のものしか作れないが,クラフトマンならそれよりも品質のよい武器,防具が作れるようなので,生産専用のキャラクターを育ててみるのも一興だ。
とにかく,使用する材料の確保で相当な時間とコストがかかるのがMMORPGでの生産の共通事項であり,RF
onlineも例外ではない。仲間を見つけて効率的に行っていくのが妥当なところといえるだろう。高レベルのスペシャリストはギルドでも引っ張りだこであり,ギルドの協力体制が整っていることはスペシャリストにとっても願ったりかなったりという面はあるだろう。本格的にスペシャリストを極めるなら,まずはいずれかのギルドに所属することをお勧めしたい。
なお,途中から必要となるMobドロップの材料に関する参考資料として,ドロップするMobの一部をリストにしておいたので参考にしてもらいたい。
●生産用材料DropMobの傾向 |
(ベラートHQマップにて調査) |
防具に使用する材料 |
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ジェムリアー |
スプリンターブラッド(少) |
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ウォービースト(少) |
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ランカー(少) |
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スプリンター |
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ラットモス |
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クラン |
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バファーニッパー |
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ネオウォービースト |
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など |
セルウィーフ |
ランカー(少) |
(弾にも使用する) |
ウォービースト(少) |
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スプリンター |
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ラットモス |
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クラン |
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バファーニッパー |
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ネオウォービースト |
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など |
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武器に使用する材料 |
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プリブリデンド |
ネオウォービースト |
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バファーニッパー |
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アルゴールクイッチ(A) |
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ビッグラットモス |
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アルゴール |
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など |