本作にはエルフ/アンデッド/機工師/クライオ族の4勢力が登場する。一般的なRTSでは,全勢力ともに富国強兵の根幹をなすシステムはよく似ているが,HoAEでは,それぞれ必要な資源が違うなど,勢力を発展させる仕組みが異なっている点が興味深い。そのあたりに関しては<前編>で紹介しているので,初めての勢力で遊ぶ場合は,そちらを参照するといいだろう。
登場する勢力は4種類。それぞれが独自の魅力を持っているだけでなく,有効な戦術も異なる。自分のプレイスタイルにあった勢力を選ぼう
さてここでは,勢力ごとのユニットデータを紹介するとともに,各勢力の戦術についても解説する。なお掲載したデータでは,ほとんど使用する機会のない海上ユニットは省略している。また「0/5/8/4」など複数の数値があるものは,アップグレードの段階に応じたデータとなっている。
一つ注意してほしいのが,ユニットの育成場所で可能なアップグレードは段階別に掲載しているが,国家全体のアップグレードや,育成場所以外でできるアップグレードについては,データに反映させていないということ。よって実際には,もう少し強いユニットになるものもある。とはいえ,基本的なアップグレードは完全にフォローしているので,戦術を組み立てる際には十分使える内容になっているはずだ。ぜひとも活用してもらいたい。
育成速度の速いアンデッドは,数で押していく人海戦術がメインとなる。(ゲームスピードが最速であれば)1秒に1ユニットの勢いで育成できるスケルトンを序盤から定期的に送り込んで,敵の建設ユニットや建造物を攻撃,勢力の発展を足止めしながら自分の勢力を発展させるのだ。
能力を見れば分かるが,スケルトンは非常に貧弱なので,使い捨てと割り切った運用がベター。また主力としてスケルトンを使う場合は,スケルトンキャプテンとの混成部隊を作ると良い。スケルトンキャプテンは周囲のスケルトンの防御力を+1し,その効果はスタックする(重なる)ので,数を揃えておけば貧弱なスケルトンといえども非常にタフになる。相手の主力ユニットをクリックして攻撃力を確認し,それを上回る防御力になるようにスケルトンキャプテンを混ぜていけば,被ダメージは1になる。そこまでもっていければ,数で勝るスケルトン部隊で楽々押し切れるだろう。
なお対空能力に関しては,コストが安く,育成速度が速いゴーストがオススメ。体力は低いが優れた機動力を持っているので,使い勝手が良い。スケルトン同様,数に任せた戦い方が可能だ。もしも資源に余裕があるなら,射程の長いリッチにしてもいいだろう。
RPGモードであっても,RTSモードであっても,マップを把握することは非常に重要である。ここでは本作に登場するマップと,その特徴を紹介しよう。
ちなみに,あまり知られていない機能なのだが,ゲーム中にAltキーを押すと,ミニマップ上に各資源の位置が表示される。金は黄,クリスタルは黒,鉄は白いドットという具合に表示されるので,取り損ねている資源がないかチェックしておこう。
もちろん,ここで掲載しているマップは,それらのドットが表示されているものをキャプチャーした。またプレイヤーキャラクターの出現位置を,赤い逆三角形で示しておいたので,そちらもプレイの参考にしてほしい。