「グラナド・エスパダ」(原題:Granado Espada。以下,GE)待望のオープンβテストが始まって,1週間が経過した。初日から始めた人の多くがMCCレベル3になっているだろうし,クローズドβテスト経験者なら,そろそろコインブラ方面のテトラ遺跡やポルトベルロにも足を延ばしていることだろう。
序盤でお世話になるダンジョン,「アル・ケルト・モレッツァ」。出現モンスターにクセのない,戦闘の基礎を学ぶためのダンジョンだ
さて,連載の第1回は,MCCレベル3を獲得するまでの道のりを駆け足で紹介した。この道のりは,GEではチュートリアルという扱いだ。実は基本的な機能に関しては,ほとんどのことがここで学べる。
そのため今回は,チュートリアルで触れられていない各機能のTIPSと,リボルドウェ近隣のエリア(とくにダンジョン「アル・ケルト・モレッツァ」),あとはミッションモードやスタンス/スキルについてご紹介したい。
アル・ケルト・モレッツァは,ゲーム開始後に初めて訪れるダンジョンということで,現時点でも多くのプレイヤーが攻略に挑戦していると思う。ここをクリアすると,テトラ遺跡やポルトベルロという新ダンジョンへの拠点「コインブラ」への道が開ける。今回は,ゲームに慣れると同時に早くクリアしたい本ダンジョンの攻略のコツ,また冒険の効率を上げるための豆知識を多めに掲載した。
では早速,……と言いたいところだが,実はこのオープンβテスト,クローズドβテストからいくつか重要な部分の仕様が変更されている。とくに下の二つは結構重要なので,先に紹介しておこう。
NPCの配置の変更
クローズドβテスターなら,リボルドウェに降り立ってすぐに気づいたと思うが,主に商いとクエストに関わるNPCの位置が変更されている。それに伴ってか,ウェイポイントも売買用NPCの周辺に集まっているし,ゲーム開始後のデフォルトの位置を保存してくれる「位置保存兵」も追加されている。ちなみに「〜兵」の保存位置は,コインブラへ渡っても有効だ。拠点としたい場所を意識して,キャラクターの位置を保存しよう。
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商店,ウェイポイント,その他もろもろの機能用NPCが集まった通り。噴水と開拓支援本部をつなぐ道だ。ちなみに,アイテム名などが表示されているポップアップは,プレイヤーが開いている個人商店 |
終了メニューの仕様変更
「戦闘状態に転換されて」というメッセージが。確かに,この機能を緊急非難用に使えてしまうのは,ちょっとずるい気がする
第1回の記事で,終了メニューの「バラックへ移動」は戦闘時の緊急避難用に使えると書いた。しかし,これはオープンβテスト開始に伴って使えなくなっている。具体的には,「バラックへ移動」ボタンを押してから5秒の間に敵から攻撃を受けると,終了メニューがキャンセルされるようになったのだ。混戦時にはほぼ使えないと考えていいだろう。
しかし,ゲームそのものを終了させるための「ログアウト」および「プログラム終了」ボタンは有効のようだ。さすがにお勧めではないが,これも緊急非難用に使えるのは確か。一応覚えておくといいだろう。
さて,そろそろGEの戦闘にも慣れてきたころだろう。アサルトモードやホールドモード,キープモードという各モードはキチンと使いこなせているだろうか? これらのモードは,ショートカットかコマンドボタンクリックでONにできるものの,使うのにはそれぞれコツが必要だ。以下に,基本的な機能とコツ,注意事項を書いておこう。
上記はそれぞれ一長一短があるので一概には言えないが,離席の要素を無視して,純粋に自動戦闘モードとして考えると,やはりアサルトモードが一番使えそうだ。
アサルトモードを戦闘フィールドで使うコツは,できるだけ壁際で戦うこと。部屋の隅っこで戦う,そして,新たに敵が生まれる場所から一番近い位置に,チームで一番防御力の高いキャラクターを配置するのが理想だ。こうしておけば,次から次へとモンスターが湧いても対応できるし,敵の場所もある程度固定されるので範囲攻撃のターゲットにしやすい。ちょうどいいレベル帯の狩り場で,積極的に試してみてほしい。
戦闘に慣れてくると,徐々に“あの存在”が気になってくるはず。そう,GEでの重要なキャラクター成長システムである,スタンスとスキルだ。
第1回でも触れたとおり,GEでは,装備した武器によって使えるスタンス(構え)が決まり,スタンスによって使えるスキル(技)が決まる。そして,そのそれぞれにレベルがある。GEにおける“レベル”は,キャラクターレベル,スタンスレベル,スキルレベルという三つの系統があるわけだ。
重要なのは,それぞれレベルを上げる条件が異なるということ。まとめると,
となる。そう,スキルレベルは手動でしか上がらないのだ。
スタンス/スキルウィンドウを開いて,ポイントを割り振る。この手のRPGのお約束どおり,一度振ったポイントは戻ってこないので注意
スキルを割り振るためのポイント(ゲーム内表記では“Skill Point”)は,スタンスのレベルが上がると増える。Alt+Sキーでスタンス/スキルウィンドウを開いて,現時点で溜まったポイントを確認してみよう。
例えば画面のウォーロックは,スタンス「ポゼッションアイス」をずっと使っていたので,スタンスレベルが10まで上がり,スキルポイントも溜まっている。画面は,このスキルポイントをスキル「フロストクラウド」に振ったところだ。スタンス/スキルウィンドウのスキルアイコンにカーソルを合わせると,現スキルレベルでの能力,そして次のレベルでの能力が表示されるので,「ああ,次はこれぐらい強くなるんだな」と考えながらポイントを消費できるのがよい。
ある程度プレイに慣れていてもときどきド忘れしてしまうのだが,ポイントはキチンと割り振っておきたい。もちろんむやみに割り振るのではなく,ある程度は成長のベクトルを考慮すること。一定のポイントを溜めてから,一つのスキルにまとめて振るのは効果的だが,スキルレベルのMAXが10ということも覚えておきたい。溜めて溜めて,やっぱり使いませんでした,という状況にならないように注意しよう。
ちなみにスタンスは,開拓支援本部のスタンス販売支援兵が販売している。購入するとインベントリの「消費」カテゴリにスタンスの書が入るので,覚えさせたいキャラクターをリーダーにした状態で,書をダブルクリックすればいい。購入するときは,「スタンス○○を覚えるにはスタンス△△のレベルが□□以上必要」など,細かな条件に注意しよう。
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今後もずーっとお世話になるであろう,スタンス販売支援兵。右のように,剣術,魔法術など,あらゆる職業のスタンスを提供してくれる。値段は高めなので,的を絞って購入計画を立てるべし |
MCCレベル3を獲得しても,しばらくはリボルドウェ地方のダンジョン「アル・ケルト・モレッツァ」を主な狩り場とする人が多いはず。実はレベル的には,14を超えたあたりからコインブラ地方の「テトラ遺跡」を狩り場としてもいいのだが,慣れないうちはしばらくアル〜でレベリングしたほうがいいだろう。
さてアル〜は,城前(正確にはここが,アル・ケルト・モレッツァだ),ナルテックス(B1F),司祭室(B2F),アーケード(B3F)に分かれている。それぞれで出現するモンスターが異なり,段階的に対象とするレベル帯が上がっていく。ここでは,城内各階の出現モンスターと,その特徴をまとめておこう。