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アイテムを生産するには,中間製品の作成から開始することなる |
EQIIの生産は,工房への所属,レシピの取得,素材の採取,素材の精錬,中間製品の作成,完成品の作成と,やや複雑な手順で行われる。
例えば剣一振りを作るにしても,材料となる鉄鉱石の採取から始まり,精錬するための添加薬の作成,その薬と組み合わせたインゴットの作成,そこからさらに刃,つば,柄を作成し,これらを組み合わせてやっと剣になるわけだ。 またこのほかに作成途中で失敗した製品を加工し直したり,レアな素材で出来たアイテムを素材に戻したりするリサイクルという工程も存在する。
アーティザンレベルを上げるための経験値を得られるのは,このうち素材の精錬,中間製品の作成,完成品の作成で,その量は,レベルに応じた生産品を作ることでより多く取得できる。
これらの手順をフローチャートおよび以下の文で説明していくので,参考にしてほしい。
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アーティザンレベルを上げるためには工房に所属し,中の施設を利用して生産をする必要がある。各街にある工房の入り口には,必ず入会の手続きのためのNPCがいるので,キャラクターのレベルに見合った工房に所属しよう |
EQIIでアーティザンレベルを上げるためには,その職業に該当する工房に所属する必要がある。
工房に所属するには,入り口に立っているNPCに話しかけ,"入会する"を選ぶだけでよい。工房には,アーティザンレベル9までの基本を学ぶ工房と,レベル10以後に利用する三つに分かれた専門職用の2種類がある。キャラクターのアーティザンクラスにより,基本と専門の二つの工房に所属可能だ。
工房の場所は,各種族のホームゾーンとケイノス,フリーポートに存在し,どの種族でも自由に入会できる。各ゾーンの工房は誰でも所属できる"基礎を学ぶ工房"が一つと,クラフトマン,アウトフィッター,スカラーで分けられた"専門職用の工房"が三つ存在し,計四の工房が存在する。アーティザンを始める場合は,まず最初に基礎を学ぶ工房に所属する必要がある。工房の入り口には必ず入退会の手続きを取るNPCが立っているので,彼らに話しかけ入会を済ませよう。ちなみに,話しかけたNPCが専門工房だった場合は,アーティザンレベルが9以下だと門前払いを食らうので,入会はできない。
また所属工房は,ホームゾーンの工房である必要はない。銀行が近い,街の出口が近い,引っ越した家が近い,などの利便性を考えて,別の工房を選ぶことも可能だ。とくに金庫などは,数を作ると重量オーバーになり,歩くのが極端に遅くなる。移動に時間を取られないよう銀行が近くにある工房を選ぶなどといったことも大事だ。
注意してほしいのは,いざアーティザンを始めてみようという初心者プレイヤーが,なぜか工房に所属できないというトラブルに遭遇する場合があること。こういう場合は,すでにどこかの工房に所属しているケースが大半なので,EQIIのメニューから「工房」を選択し,そこから所属工房を確認して脱会後,再度NPCに話かけてほしい。
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レシピブックには,アイテムを作成するために必要な素材が書かれている。生産を開始する前に,レシピの詳細を見て一体どの素材が必要になるのかなどを調べておきたい |
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自分がどの工房に所属しているかは,工房ウィンドウで確認できる。ウィンドウには属している工房が,緑色で表示される。工房を退会するときは色を頼りにすればよく,また同じ工房にほかのどんなプレイヤーキャラクターが所属しているかなども分かる |
それぞれのカテゴリーアイテムを生産するためには,レシピブックからレシピを覚える必要がある。レシピは各レベルごとに存在し,レベルが上がるたびに購入/使用すれば,新しいレシピを覚えることが可能だ。
レシピには,基本的なアイテムを作るための「基礎編」とより高度なアイテムを作るための「応用編」が存在する。
基礎編は工房にいるNPC商人から購入でき,応用編はモンスターからの宝箱から手に入れることができる。またクエストの報酬としてもらえる,前述の二つのレシピカテゴリーからは独立したレシピも存在する。基礎編があればたいていのものは作成できるが,クエストをクリアする上で必要なアイテムの作成や魔法のかかったアイテムを作る場合,応用編やクエストでもらえるレシピなどが必要となる。
レシピは,アイコン上で右クリックして「調査」で詳細を見ることができ,そこには必要な材料やテクニック,使用する作業機器などが記されている。これらをよく読んで,その中から作りたい物を選んだら,必要な素材を採取/作成するわけだ。
素材は,キャラクターレベルで10ごとに採取できるエリアが異なる。例えばアーティザンレベル1〜9までの素材の場合,難民の島とノーラスに存在する二つの都市周辺の初心者エリアで,それらを採取することになる。そしてレベル10からはアントニカやコモンランド,20からはサンダリングステップやネクチュロス・フォレスト,30からはゼック島,エンチャントランドという形でアドベンチャーレベル同様,レベルが上がるにつれて採取場所も変わっていく。
ちなみにレベル別に分かれたエリア分布は通称"Tier"(層)と呼ばれ,1〜9までをTier1,10〜をTier2といったようにアーティザンレベルの層を表している。
また素材を採取するためには,OreやStoneは採掘,Woodなら伐採,RootやShrubなら収集といった,それぞれ該当するスキルを上げていく必要がある。各スキルはアドベンチャーレベルもしくはアーティザンレベルで,高い側のレベル×5までがおおまかな上限値(取得経験値の%で+0〜4前後の幅がつく)となる。Tierは数字が高くなるにつれ,採取に必要なスキル(レベル)も高く設定されている。
例えばアドベンチャーレベル20/アーティザンレベル3の人がこれからアーティザンおよび素材の採取を始めようとした場合,高レベル側だけで判断すれば,Tier2まで採取することは可能だが,アーティザンと採取に必要なスキルを考えると,Tier1のゾーンで素材を集める必要がある(ブローカーから買えばいいのだが)。
ちなみに素材採取中,ごくまれにレア素材が採取できることがある。手に入れた瞬間に独特の効果音が鳴るのですぐ気付くだろう。これらは,応用編のレシピ使う,通常より性能のよいアイテムを作成するための素材だ。違う物が取れたからといってむやみに捨てるよりはブローカーで売るか,いずれ利用するかもしれないと考えて取っておくか,仲間にプレゼントしたほうが良いだろう。
なお,アーティザンレベル1〜29までに使用する素材と採取対象の一覧を掲載しておく。どのエリアにある何から,どの素材が採取できるかの参考にしてほしい。