4Gamer：
　これまでは成長アイテムとしてマグがありましたが，今回はマグの代わりに，マイルームにパートナーマシナリーが置かれるようになりましたね。マグはこれまで育成に励んでいた人が大勢いたと思いますし，なくなってしまって残念だなと感じるのですが，このパートナーマシナリーも，成長によって姿が変わるんですよね。冒険にも連れて行けるんですか？

 

酒井氏：
　ええ，進化すると冒険にも連れて行けます。

 

4Gamer：
　そうすると，一度進化させた後で別の育成をしたいと思う人もいると思うのですが，複数持つことはできるのですか。

 

酒井氏：
　残念ながら，それはできません。

 

4Gamer：
　では，一度成長してしまった後で，後から方向性を変えることはできるんでしょうか。

 

酒井氏：
　はい，それはできるようには考えています。

 

4Gamer：
　冒険に連れて行くと，マグのようにフォトンブラストを使ってくれたり，友達同士でパートナーマシナリーの交換ができたりはしますか？

 

酒井氏：
　フォトンブラストはありませんが，今回はNPCとして一緒に戦ってくれます。最終的に小さな女の子の姿になるのですが，成長した種類によって持っている武器などが違います。武器に応じてそれぞれの攻撃の仕方をするといった感じです。ただし，友達同士でマシナリーの交換はできません。

 

 

4Gamer：
　今回からは自分の部屋を持てるようになりましたが，MOタイプのゲームで自分の部屋が持てて，カスタマイズもできるというのはかなり珍しいですよね。これもやはり，先ほど言っていた，アイテム集めだけではないという遊びの部分に入りますね。

 

酒井氏：
　そうですね。あとはやはり友達とのコミュニケーションとか，生活感といった部分を出したかったというのがあります。それと，部屋には自分を含めて6人までの友達を招待できます。

 

見吉氏：
　MOとMMOのいいところを集めて，それを利用していったというのが今回の形です。PSOでも自分の部屋が持てればいいなあと思っていたのですが，当時はできませんでした。だから，PSOではできなかったことをPSUでやっているというのは結構あります。部屋を持ちたいとか，ショップを開きたいとか，マシナリーを育成したいとか，アイデアは次々と出てきますからね。

 

4Gamer：
　部屋の模様替えも楽しみな要素の一つですよね。マイルームに置くルームグッズはすべてショップで買うんですか？

 

酒井氏：
　ショップで買う以外に生産もできますし，ドロップ品もあります。

 

見吉氏：
　ショップでアイテムを買うというのは，ある一定レベルのところまでで，その先は自分達で作ってそれを流通させるという方向に持っていきたいと考えています。PSOではレベルに合わせてお店の品揃えが変化していましたが，今回はそうではありません。サーバー上でショップの品揃えを変更することが可能なので，もしかすると，常に品切れ状態で何も売ってないとか，そういうこともあるかもしれないですね（笑）。
　以前はショップで無限に何でも買えてしまったので，今回はある程度制限を付けることによる面白さを出していく形を採っていきたいですね。ですから今回，サーバーの持っている役割はすごく重要です。PSOはROMで完結していたので，サーバー側で追加できる要素というのはあまり多くありませんでした。

 

4Gamer：
　ショップで思い出したのですが，今回は鑑定屋がありませんね。未鑑定のアイテムを集めて鑑定屋に持っていくのが楽しみの一つだったわけですが，今回は武器の強化と合成で遊んでほしいということなんでしょうか。

 

見吉氏：
　鑑定屋のドキドキ感の代わりに，アイテムができるかどうかのドキドキ感を楽しんでほしいですね。失敗するとアイテムがなくなってしまいますから（笑）。

 

4Gamer：
　それはかなり違った意味でのドキドキ感になりそうですね（笑）。

 

見吉氏：
　確かにちょっと違った感じになりますね。PSUは未鑑定のアイテムを拾ってきて集めるのではなく，自分達で物を作り，作ったアイテムをうまく強化して，それを流通させるという遊び方になると思います。

 

 

4Gamer：
　そのあたりもかなりMMO的な発想ですね。MOだとアイテムを拾ってきて鑑定してというのがメインになりますよね。

 

見吉氏：
　そうですね。PSOのようなMOだと，アイテムを拾って，鑑定して，と自分の中だけで完結していたと思います。そしてそれを流通させる方法も基本的にはありませんでしたし。今回はプレイヤー同士での，いろいろなやりとりから楽しさを感じ取ってもらいたいですね。

4Gamer：
　ちょっと気が早いのですが，レベルキャップはあるんでしょうか？

 

酒井氏：
　レベルキャップはあります。

 

見吉氏：
　レベルキャップは段階的に上げて，ゲームの流れを一定に保ちたいと思っています。ものすごく熱心にプレイする人というのは，一人でどんどん先に進んでしまうのですが，一人だけ全然別の世界に行ってしまうというのも，それはそれで面白くないと思います。その代わりに，キャラクターのレベルを上げる以外にも，生産をやったり，戦闘タイプ（職業）を充実させていくといった，いろいろな遊び方ができるようにしています。たくさんプレイする人は，素材を集めて生産をして，それを流通させるとか，そういった遊びを楽しんでほしいですね。

 

4Gamer：
　プレイヤーとしては，人より先に進みたいという気持ちがどうしてもありますからね。ちなみに最初の段階でのレベルキャップはいくつですか？

 

酒井氏：
　レベル50です。

 

見吉氏：
　おそらく，長時間プレイする人はすぐに到達してしまうのでないでしょうか。レベルが上がることで行けるエリアが広がったり，それによって楽しみが増えていくといったところがありますので，最初のレベル50までは比較的早く到達できるバランスになっています。ただレベル50以降は少しずつレベルアップも大変になっていくと思います。

 

4Gamer：
　今回は種族とタイプが分割されましたが，その中には複数の下位タイプを上げておかないと就けないような上級タイプもあるのですか。

 

酒井氏：
　例えばハンターの純粋な上級タイプや，ハンターとレンジャーのハイブリッドの上級タイプといったものがあります。それぞれの上級タイプには条件があって，能力もそれによって変わってきます。

 

4Gamer：
　では，ネットワークモードでは，これまでのようにハードやベリーハード，アルティメットといった難易度が用意されているのでしょうか。

 

酒井氏：
　難易度というか，ミッションのランクのようなものがあります。そこにレベル制限などが付けられていて，ランクによってモンスターの強さなどが変わってきます。あとは惑星や場所によっても難易度は異なります。奥のエリアに行くほど強い敵が出てくるわけです。ですので，自分のレベルに合ったランクに挑戦してもらいたいですね。例えば，いきなりニューデイズに行くと，サクッと殺されてしまったりしますので（笑）。

 

4Gamer：
　その惑星についてですが，タイトルの「ユニバース」というところから連想すると，今後のアップデートで増えていきそうな印象を受けるのですが，実際はどうなんでしょうか。

 

酒井氏：
　まだモトゥブが開放されていませんが，これは今後オープンされます。いままで公表されている以外の惑星が追加されるというわけではありません。いまある惑星が開放されて，惑星の中のエリアもが増えていくといった感じですね。基本的に三つの惑星の中でフィールドが増えていきます。