― レビュー ―
ゲーマー向けお尻蹴り上げ装置は,ゲーマーに何をもたらすのか
ButtKicker Gamer
Text by UHAUHA
2005年12月6日

 

■重低音を振動に変換

 

ButtKicker Gamer
問い合わせ先:MSY(昌屋)(販売代理店) 同社通販価格:3万1290円(税込み)

 振動を発生させるゲームデバイスといえば,いわゆるフォースフィードバック機能を搭載したステアリングホイールやジョイスティックが一般的。しかし,腕だけ振動するという“不自然さ”に,違和感を感じたことはないだろうか?
 そんなプレイヤーの不満を払拭するかもしれないアイテムが,今回紹介する「ButtKicker Gamer」である。直訳すると「お尻(Butt)を蹴る装置(Kicker)」。要するにこれは振動発生装置で,基本的に椅子の脚へ取り付けるようになっている。取り付けると,お尻の下から身体を揺らしてくれるというわけだ。

 

 動作原理は,音の低域(≒低い音)を,振動に変換するという,非常にシンプルなもの。対応ゲームが必要なフォースフィードバック機能とは異なり,音を伴うゲームであればどれでも利用できる。音さえあればいいから,PCゲーム専用というわけでもない。ButtKicker Gamerに音を入力できさえすれば,PCで鑑賞する音楽や映画はもちろん,コンシューマゲーム機,民生用のAV機器からも利用できる。

 

 

■ズッシリと重い振動部と少し大きめのアンプ部

 

 もう少し細かく見てみよう。ButtKicker Gamerは,振動を発生させるユニット(以下振動ユニット)と,低域専用アンプの2コンポーネント構成になっている。

 

 振動ユニットは,固定具付きのスチール製フレームに,振動部が取り付けられているイメージだ。スチール製の重厚な印象どおり,小型にもかかわらず重量は約1.2kgと,ずっしりした重さを感じる。

 

 取り付ける対象となる椅子は,PC用にありがちな,センターポストといわれるタイプ(中央に支柱があるタイプ)が推奨されている。固定具が対象としている支柱の太さは,筆者が計ったところでは25〜40mm程度。1本の支柱で支えるタイプの椅子や,リビングなどでよく用いられる4本脚の椅子なら,ほぼ問題なく取り付けられるはずだ。ただし,オフィス用を転用したようなセンターポストタイプの中には,支柱がやたらと太いものがあるので,あらかじめ確認しておくといいだろう。

 

 ちなみに,筆者は4本脚の椅子を使用しているので,今回のテストに当たっては左右の脚を支える支柱部に取り付けた。固定具に支柱を挟んで,取っ手付きのボルトで締め付けていくわけである。
 このとき,固定具が金具なので,椅子側の支柱や脚が変形したり,傷がついたりする可能性が高い。固定具が接触する部分には,何らかの欠損対策をしておいたほうがいいだろう。筆者はホームセンターなどで手に入る滑り止め防止材を巻いておいた。
 なお,ボルト式の固定なので,振動によって緩んでしまうのはどうしても避けられない。しっかり取り付けたつもりでも,定期的に締まり具合をチェックしたいところだ。

 

左はセンターポストへの取り付けイメージ。中央と右は筆者自宅にある4本脚の椅子に取り付けてみたところだ。滑り止め防止材で支柱をくるみ,その上からButtKicker Gamerの振動ユニットの固定部を取り付けている

 

低域専用アンプ。今回試用したサンプルには付属していなかったが,製品には縦置き用のスタンドが添付されるようだ

 約10mmという太さを誇り,4mも長さのあるケーブルで振動ユニットと接続する低域専用アンプは,一言でいって大きい。実測で240(W)×320(D)×90(H)mmというサイズは,Xbox本体を気持ち小さくした程度なので,PCの近くで使うことが多いゲームユースだと,ケーブルの取り回しともども,配置には苦労させられるはずだ。実際,筆者は足元に置いて使用したのだが,長いケーブルはかなり邪魔だった。
 ただ,4mのケーブルには,途中にコネクタが付いているので,このコネクタの着脱だけで振動ユニットの使用/不使用を切り替えられる。振動部は常に椅子へ固定しておいて,ケーブルは椅子のどこかに結束バンドなどでまとめておき,使うときだけコネクタを接続すればいいというのは,使い勝手という意味では悪くない。

 

振動ユニットと低域専用アンプをつなぐ4mのケーブルは先端が特殊な2ピン仕様になっており,これを低域専用アンプに接続することになる(左)。ケーブル自体は振動ユニットから約1mのところで着脱可能だ(右)

 

アナログRCAの赤いほう(サブウーファ側)を低域専用アンプと接続する

 PCとの間は,低域を増幅するというその仕様上,PC側のセンターおよびサブウーファ出力でアナログ接続する必要がある。つまり,5.1ch以上のアナログマルチチャネル出力に対応したサウンドデバイスが必要になるのだ。
 一般に,アナログ5.1ch以上の出力に対応したPC用サウンドデバイスはアナログミニという端子を採用しているが,低域専用アンプ側の入力端子はAV機器で標準的なアナログRCA。そこでButtKicker Gamerでは,標準でアナログミニ→アナログRCA変換ケーブルが付属している。アナログRCAに変換すると,一つだった端子が赤黒の二つになってしまうが,低域専用アンプの「Line Level Input」とつなぐのは赤いほうだ。黒は,センタースピーカー用となるので,アナログ接続のマルチチャネルスピーカーシステムがあるなら,そのセンタースピーカーと接続しておこう。センタースピーカーがミニピン接続なら,適宜変換すればOKだ。ゲームサウンドをヘッドフォンなど,2chサウンドシステムで聴いているなら,黒端子は無視してかまわない。

 

サンプルでは一部欠品があったが,製品版パッケージだとミニピンの1端子ステレオ−2端子各モノラル変換,RCAの1端子ステレオ−2端子各モノラル変換,RCA延長のケーブルと,おそらく最も重要なミニ→RCA変換ケーブル,合計4本のアナログケーブルが付属する。この2点は検証用サンプルのパッケージを撮影したものなので,あまりきれいではないが,ご了承を

 

低域専用アンプの内部

 

 

■設定は非常に簡単

 

 低域専用アンプには,どのくらい低い音を「低域」として振動に変換するか設定する項目がある。
 ふだんなにげなく耳にする音。これには「周波数」と呼ばれる「音の高さを示す数値」が存在する。本稿では詳細を説明しない(詳しくは音を重要視しているヘッドセットレビューを見てほしい)が,人間が聴き取れる音の周波数の範囲は20Hz〜20000Hz(20kHz)とされている。そして,一般に「低域」と呼ばれるのは,100Hz以下の範囲である。

 だからといって,「一般に100Hz以下は全部低域だから,100Hz以下の音は片っ端から振動に変換!」とやってしまうのも考えもの。ゲーム中の爆発音などがせいぜい30Hzだったりすると,30〜100Hzにある,例えばAIプレイヤーの音声などでも振動が発生してしまって,爆発音の迫力が失われてしまうからだ。

 

 これを避けるために,ButtKicker Gamerの低域専用アンプには,どの範囲の音を振動に変換するかを設定するためのスイッチ×2とノブが,純粋なボリュームコントロールノブとは別に用意されている。それぞれの役割は以下のとおりだ。

 

Low Cutoff Switch
オンにすると,人間の耳には音としてほぼ認識できない25Hz以下の低域(低周波)が入力されても無視する。

 

High Cutoff Switch
オンにすると,ボリュームコントローラ「High Cutoff Frecuency Knob」で設定した周波数よりも高い周波数の音をすべて無視する

 

High Cutoff Frecuency Knob
High Cutoff Switchと連動して,無視したい周波数を指定する。範囲は40〜160Hzを無段階

 

 これだけ聞くと,オーディオに興味がないような人には,恐ろしく難しい設定のような気がするかもしれない。だが,ゲームをプレイしながら「ん〜この爆発音は30Hzあたりが大きいなぁ」などと判断できる人はまずいない。そのあたりはメーカーも分かっているようで,マニュアルにはゲーム,音楽,映画ことのお勧め設定が記載されている。ひとまずはそれに従ってみて,あとはフィーリングによる微調整を行うだけ。実作業は大して難しくない。

 

  • ゲーム用推奨設定
  •  Low Cutoff Switch:オン
  •  High Cutoff Switch:オン
  •  High Cutoff Frecuency Knob:40Hz
  • ムービー用推奨設定
  •  Low Cutoff Switch:オフ
  •  High Cutoff Switch:オン
  •  High Cutoff Frecuency Knob:80Hz
  • 音楽用推奨設定
  •  Low Cutoff Switch:オン
  •  High Cutoff Switch:オフ

 

 

 振動を調整するときに参考になるのが,低域専用アンプにある2個のLEDだ。サウンドデバイスのサブウーファ出力から音声信号が入力されると緑色「Signal LED」が,ボリュームコントローラで設定した周波数よりも高い周波数の音が入力されると赤色の「Clip LED」が強く点灯する。頻繁に赤色が強く点灯するようだと,せっかくの低域が多く無視されている状態,逆に緑色が点灯しているのに,まったく赤色が点灯しない場合は,振動にする必要のない低域が振動に変わってしまっている,というようなイメージで捉えればいいだろう。Clip LEDが強く点灯するかしないか,といったあたりを目指して調整するといい。

 

 

■実ゲーム7タイトルで効果のほどを確認

 

 では,実際にゲームをプレイしながら使うと,どういった効果があるのだろうか。今回は,前出のゲーム用推奨設定をベースに,若干の微調整を行いながら,いろいろなジャンルのゲームで試してみた。以下,タイトルごとに効果を説明していきたい。なお,以下とくに断りのない限り,ゲームタイトルは製品版を用いている。

 

GTR - Official FIA GT Racing Game

 

豊富に出回っているMODと熱いマルチプレイで,昨今のレーシングシムでも非常に人気の高い作品だ

 アイドリング時(アクセルを踏んでない状態)がエンジン音の最低域となるため,響くような強い振動を感じられる。車種ごとに微妙な違いが出ている点にも注目したい。
 走り出すとエンジン音が高音になってしまうせいか,どの車種でも同じような細かい振動になる。振動はエンジン音から作られているというよりは「ゴーーー」という走行音や風切り音などから作られている印象だ。
 とはいえ,コーナーの立ち上がりや,縁石を使ってシケインを抜けるときなどには,「ドドドド……」といった,本当に走っているかのような振動を生んでくれる。筆者などは,無駄に縁石を使った走りをしてしまったほどだ。
 コースアウトしてサンドトラップに入ったときにも,突き上げるような大きな振動が発生し,“やっちゃった感”を存分に味わえる。

 

 

Richard Burns Rally

 

残念ながら先頃急逝したラリードライバー,リチャード・バーンズが監修に携わったコテコテのラリーシミュレーション。終始集中してマシンコントロールする必要があり,やりごたえがある

 アイドリング時の響くような振動はGTR - Official FIA GT Racing Gameと同様。走り出すと発生するロードノイズからも振動が作られている印象で,道路自体に凹凸のないターマック(舗装路)でさえ,細かい振動が発生する。それでいて,路肩にタイヤを落としたときは少し突き上げるような強弱のある振動が伝わってくるので,コーナーのインカット時などでは,ステアリングホイールのフォースフィードバックとシンクロし,コーナーを攻めてる感が出て,自然と気分が盛り上がった。
 また,グラベル(非舗装路)では強弱のある振動が発生し,本当に砂利道を走っているように感じられる。これはいい感じだ。

 

 

Brothers in Arms: Road to Hill 30

 

ノルマンディ上陸作戦の8日間を史実に基づいて忠実に再現したFPS。タクティカルな部隊戦略が加味されているのが特徴だ

 使用する武器によって振動が異なる。拳銃なら小さい振動,機関銃なら少し強い連続した振動,バズーカならガツンと強い振動といった具合だ。しかし,自分一人ではなく,チームを動かしながら戦っていく本作では,戦闘中ともなると,多くの銃声が入り乱れるため,常に振動が起きてしまい,武器ごとの違いを味わっている場合ではなくなってしまう。
 一方驚かされたのが,戦車の移動時だ。遠方から戦車が近づいてくると細かい振動が伝わってきて,近づくにつれて徐々に振動が大きくなる。そして通り過ぎていくと徐々に振動が弱くなってくる。視界では戦車の姿を捉えていなくても,どのくらいの距離にいるのかが分かるほどで,これには正直感動してしまった。迫撃砲による攻撃を受けたときも,離れた場所に着弾すれば振動は弱く,目の前に着弾すれば突き上げるような振動が発生するなど,本当に戦場に投げ出されたような臨場感が得られた。

 

 

Serious Sam II

 

次々と襲い来る奇抜なクリーチャー軍団を撃ちまくるアドレナリン噴出FPS。武器を取っ替え引っ替え撃ちまくるスタイルが魅力である

 Serious Sam IIはセカンドデモをプレイしてみたが,これがButtKicker Gamerと相性抜群だった。
 ジャンプすれば,着地時に「ぶるん」とお尻に軽い振動がある。ほどなくバタバタとヘリの音がして,徐々に「ガタガタ……」と強い振動が伝わってくる。大砲にしがみついてヘリを撃墜しようとしたら,発射する度に「ドカンドカン」と突き上げるような振動が椅子全体を襲う。マシンガン,ショットガン,狙撃銃,バズーカなど様々な武器を使用すると,それぞれ異なる振動を感られたのが素晴らしい。バカキャラ「爆弾男」と一緒に「ア〜〜〜っ」と叫びながらプレイしていたら,テストであることを忘れて夢中になってしまったほどだ。

 

 

F.E.A.R.

 

濃厚なホラーテイストの中で展開される異色のFPS。恐怖心をあおる演出が随所に仕込まれており,夜間プレイは避けたい作品だ

 最初に断っておくが,筆者はホラー系が大の苦手である。F.E.A.R.のデモに関していえば,Buttkicker Gamerなしの状態でプレイして,恐怖のあまり途中で投げ出してしまったほどである。
 Buttkicker Gamerを併用しつつ,気合いを入れて再度デモにチャレンジしてみた。……シャレにならない。
 デモ冒頭のムービーシーンで,「ドクッドクッ」と心臓の鼓動が聞こえてくるシーンがあるのだが,椅子が鼓動に合わせて本当に「ドクッドクッ」と振動しだした。時間の流れをスローにする特殊機能「Slo-Mo」使用時にも大きな振動が襲ってくる。使用できる武器の効果音が高域を利用しているためか,発砲時の振動が今一つだったのは残念だが,効果音が恐怖感の演出に一役買っている同タイトルは,ButtKicker Gamerにもってこいといえる。

 

 

Battlefield 2

 

マルチプレイの熱い現代戦FPSの超大作。広大な戦場にある兵器を自由に使い勝利を目指すが,今回は疑似的にフライトシムとして利用した

 バトルフィールド2のデモ版では,FPSとしてではなく,ヘリコプターと航空機を利用して,簡易的な“フライトシム”として評価してみた。
 デモ版だと,戦闘機はF-35,Mig-29,Su-34の3種,攻撃ヘリはAH-1Z スーパーコブラ,Mi-28 ハボックの2種,そして輸送ヘリはBHH-60H ブラックホークを操縦できるが,エンジン音やエンジン出力の違いが微妙な振動で再現されている。
 しかし,どの機体でもエンジン始動時から飛行中まで同じ振動が続き,機銃やミサイルを発射しても大きな振動を感じられなかった。使用されている音域で振動を作り出している以上しかたない部分なのだが……。歩兵として利用できる武器はそれぞれ振動が異なり,ブラザー・イン・アームズよりもいい感じだっただけに,本作での航空兵器との相性があまりよくないのは残念だ。

 

 

Microsoft Dungeon Siege II

 

アクションRPG「Dungeon Siege」の続編。シングルプレイだけでなく,パーティーを組んでマルチプレイが熱い

 デモ冒頭のムービーシーンは低音が多く使われているため,地響きのような振動が起きる。ゲーム中はキャラクターの足音がコツコツと伝わってくるのが面白い。
 戦闘時に,剣で斬りつけるときの振動を期待していたが,雑魚キャラ相手では振動は感じられず。FOREST GOLEM,MYSTIC PROTECTOR,KETRILなど中型の敵を倒したときに,それなりに強い振動が発生した。
 ゲーム中には地響きが聞こえており,その振動は強く表現されていたが,頻繁に開くことになるメニュー画面の開閉音に強く反応するなど,キャラを使用することによる振動効果を十分に味わえるという印象は,残念ながらあまり感じなかった。ゲーム終盤の大型の敵なら,違った印象になったかもしれないが,今回は時間の都合で,そこまではテストしていない。

 

 

 

■導入障壁はあるが,一度使えば手放せなくなる

 

 正直,使ってみるまではあまり期待していなかった。だが,筆者の想像はいい意味で完全に裏切られた格好だ。多くのゲームでほぼ問題なく利用でき,しかも,同じゲームが一味違う感覚で楽しめるようになる。とくに,一人称視点がメインとなるドライブ,FPSで効果は高く,その中でも筆者はFPSとの相性が抜群と感じた。実際に,Buttkicker GamerなしでFPSをプレイする気にはならなくなってしまっており,サンプルを返却しなければならないのが残念至極である。

 

 調べてみると,製造しているThe Guitammer Companyという会社は,ホームシアター向けの振動システム「ButtKicker LFE」や,映画館向けの業務用振動システムなどで,米国を中心に十分な実績があるらしい。そんな会社が,ゲーマーのために用意したのがButtKicker Gamerというわけである。単なるアイデア勝負の製品ではなかったのだ。

 

 問題があるとすれば,2点に集約されると思う。
 まず一つは,振動問題だ。振動が起これば,当然床へ伝わる。今回テストを行った筆者宅の1Fは,床がフローリングなのだが,Buttkicker Gamerの利用時,3mほど離れたテーブルの天板に手を置いてみると,振動をはっきりと確認できるほど。また,家族の話によると「サブウーファほどではないが響いている」とのことで,振動音は一戸建て2Fまで聞こえるようだ。
 要するに,マンションやアパートといった共同住宅では,最悪の場合,近所迷惑になる可能性がある。さすがは住宅が広い米国で実績のあるアイテムというべきか,このあたりが,ButtKicker Gamer導入に当たっての,最大のネックとなりそうだ。防音マットや座布団などといった振動対策は,多くの場合で必須となるだろう。

 

 また,代理店の直販価格で3万1290円というのも,購入をためらわせる一因になると思われる。販売代理店が付き,国内サポートが期待できるようになったこと,また,ゲームだけでなく映画でも楽しめることを考えると,コストパフォーマンスは悪くないと個人的には思うが,それでも「なくても困らない」ゲーム用周辺機器に3万円超の出費ができる人が,多いとは思えない。

 

 ただ,繰り返しになるけれども,全身で振動を感じながらゲームを楽しむ感覚は,一度味わうとそれなしでは物足りなくなる。サブウーファとは異なり,直接身体(というか,お尻)で振動を感じつつ,ゲームプレイするときの効果は絶大。なかなか手を出しづらいアイテムかもしれないが,興味のある人はぜひ購入して楽しんでほしい。きっと虜になるはずだ。

 


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http://www.4gamer.net/review/buttkicker_gamer/buttkicker_gamer.shtml