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ついに発売された「ロキ 日本語マニュアル付き英語版」を遊んでみた
2007/08/25 12:00
クエストに関わってくるNPCとして,信仰している神が直接登場することもある。神話が好きな人には堪えられない展開だろう
 「ロキ 日本語マニュアル付き英語版」(以下,ロキ)は,フランスのゲームデベロッパCyanide Studiosが開発したアクションRPG「Loki」の英語版に,日本語マニュアルを同梱したパッケージである。海外ではすでに,フランス語版とドイツ語版が発売されているが,本パッケージは英語版の発売と同時(8月24日)に,オーバーランドより発売された。

 ロキは,世界各地の神話を題材としたアクションRPGで,プレイヤーは古代スカンジナビアの戦士「ノルディックウォリアー」,ギリシャの戦士「グリークファイター」,エジプトの魔術師「エジプシャンソーサラー」,アステカの魔術師「アズテックシャーマン」という4種類のヒーローから一つを選び,冒険を進めていく。ヒーロー達の冒険の目的は,邪悪と暗黒を司る古代エジプトの神,セト(seth)を倒すことだ。
 本作は,基本的にシングルプレイのアクションRPGだが,付属のロビーソフトを使って,最大6人のインターネットマルチプレイ,もしくはソロゲームで作成したキャラクターを使ったLAN経由のマルチプレイも楽しめる。
 操作方法は,いわゆるクリックタイプのアクションRPGを遊んだことのある人なら,すぐに分かるシンプルなもの。マウス左クリックで移動先を指定し,敵にカーソルを合わせて右クリックすれば,アクティブになっているスキルが発動する。スキルの切り替えはフルキーの1〜0で行い,テンキーの1〜6でポーションが飲める。一般的なクリックタイプのMMORPGよりも,キーボードを使用する頻度が若干高めになるが,PCゲームをそれなりに遊んでいる人だったら,難なく操作できるレベルだろう。

左:北欧神話でお馴染みのフェンリルも登場。フェンリル単体でも強敵だが,さらに護衛の狼まで召喚してくる 右:イシスから直々に使命を受けて旅立つエジプシャンソーサラー。自分の信仰神の一つでもあるセトを倒すという展開が待ち受けている


■それぞれに異なるストーリー展開
 本作には,出身地が異なる4人のヒーローに合わせ,4通りのストーリーが用意されている。つまり,一本で4通りの物語が楽しめるというわけだ。
 また,育成途中のヒーローのレベル/装備などはそのままに,最初からゲームをプレイすることも可能。スキルや装備をしっかりと調えてから強敵に立ち向かいたいときなど,非常に重宝する機能だ。
 なお,本作にはMortal,Hero,Deityという3種類の難度が用意されている。通常の難度であるMortalをクリアすると,上位の難度Heroが楽しめるようになり,Heroをクリアすれば,最上級難度のDeityがプレイ可能になるという仕組みだ。4種類のヒーローと3段階の難度の組み合わせによって,ゲーム展開は大きく異なる。リプレイアビリティの高さはかなりのものである。



■それぞれが信仰する三つの神でキャラクターの個性が決まる
オープニングムービーにも登場するセトの棺は,巨大なマミーによって守られていた。冒険の随所で出現する巨大モンスターとの戦闘は,本作の大きな魅力だ
 ヒーローはそれぞれ,対応する神話に属する三つの神を信仰している。本作ではその三つの神がスキルタイプとなっており,各スキルタイプに17種類のスキルが用意されている。スキル経験値は信仰の度合いに相当しており,ヒーローは信仰を高めることで,新たなスキルを修得,もしくはスキルの強化を行うのである。信仰する神(極めたいスキルタイプ)は,スタート地点の村に存在する,「信仰心の石像」を通じていつでも変更が可能だ。なお,戦闘によって得られる経験値の一部が,信仰度=スキル経験値に変換され,それが100%まで溜まると,スキルポイントが1点もらえてスキルの習得が可能になる。崇める神によってスキルセットの内容が異なるので,スキルツリーとにらめっこしつつ,どのようなスキル構成にするかを考えるのが面白い。
 ちなみに,1度習得したスキルでも,同じスキルツリーの中でなら,何度でもリセット/再振り分けができる。状況に応じてどのスキルが効果的なのかを試すことも可能というわけだ。

左:ケツァルコアトルの化身もNPCとして登場。古代の神々がどのようにデザインされているかを確認するのも,面白い 右:各ヒーローのスタート地点となる村には,自分が信仰する神の像が設置されている。ここで信仰神を変更することで,成長させるスキルツリーの変更ができる


■多彩なジャンルの武器を駆使して戦え
 ヒーロー/信仰する神によって,多彩なスキルが習得/仕様できるロキだが,使用する武器によっても,キャラクターの個性が異なってくる。
 各ヒーローには,ノルディックウォーリアーなら「ガントレット」,グリークファイターなら「ディスク」,エジプシャンソーサラーなら「セプター」,アズテックシャーマンなら「タリスマン」という専用武器が用意されているが,それ以外の汎用武器も,自由に装備できる。
 汎用武器のジャンルとしては,「ワンハンドアックス」「ツーハンドアックス」「ダガー」「ロングボウ」「ショートボウ」「ワンハンドソード」「ツーハンドソード」「スタッフ」「ワンハンドハンマー」「ツーハンドハンマー」「スピアー」の11種類が存在する。これらの武器は,レベル帯ごとにさまざまなものが用意されているほか,ハック&スラッシュタイプのアクションRPGではお馴染みの属性エフェクト付き武器や,武器に修飾語(それに伴う特殊効果)が付いたマジックアイテムも登場する。中には,極めて強力なレア武器も存在するので,トレジャーハントにも熱が入るというものだ。

左:武器や防具は,強化したり,分解して金属へ変換したりも可能だ。ルーンストーンを使えば,特殊効果を付与することもできる 右:ストーリーの進行に合わせて行動範囲が広がっていく。特定の条件を満たすまでは,障害物や地形の関係で通行不可能になっている場合が多い


■夏休みだけでは終われない1作
キャラクターのレベルが上がればステータスポイントを割り振れる。ヒーローの特徴や,プレイスタイルに応じて割り振り方を考えてみよう
 ロキは基本的に,クエストの流れに沿って進んでいく,一本道シナリオのアクションRPGではあるが,クエストのボスとして,神々の力を宿した巨大モンスターが登場するなど,ゲームプレイの起伏はそれなりに楽しめる。ちなみに,ヒーローが倒したモンスターは,Bestiaryモードに登録され,モンスター一覧を閲覧できるようになる。コレクター気質のあるプレイヤーにとっては,魅力的なコンテンツとして機能しそうだ。
 また,ランダム生成される武器や防具の強化や,キャラクターのステータス/スキルのポイント割り振りも奥が深い。総じていえることは,とにかくリプレイアビリティが高いということだ。
 DiabloシリーズやDungeonSiegeシリーズ,Titan Questといったハック&スラッシュタイプのRPGが好きな人なら,まず間違いなく楽しめるタイトルだろう。ゲームの性質上,プレイにさほど英語力を要求されないので,興味のある人はぜひ一度プレイしてみるといいだろう。
 なお,より詳細なゲーム内容やプレイフィールについては,今後プレイレポートという形でお届けする予定だ。そちらも楽しみにしていてほしい。(ライター:Chun)

左:一度でも倒したモンスターは,Bestiaryモードで確認できるようになる。手強い巨大モンスターも,ここでじっくりと観察できる 右:攻撃に用いるアクティブスキルや,パッシブスキルだけでなく,補助効果が得られるスキルも存在する





ロキ 日本語マニュアル付き英語版
■開発元:Cyanide Studio
■発売元:オーバーランド
■発売日:2007/08/24
■価格:7800円(税込)
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2007.08/20070825120000detail.html