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インディーズゲームの小部屋:Room#01「アカツキ電光戦記」
2007/06/29 18:20

 「最近の大作PCゲームは,複雑すぎてついていけない」とお嘆きのアナタに,手軽に楽しめる個人/サークル単位で制作されたオリジナルゲームを紹介する連載,「インディーズゲームの小部屋」。記念すべき第1回は,ゲーム制作サークル,SUBTLE STYLEの2D対戦型格闘ゲーム「アカツキ電光戦記」を紹介する。

 本作の舞台は266X年。新兵器「電光機関」を輸送中に沈没した潜水艦が,半世紀ぶりに浮上し,中から旧帝国陸軍技官・アカツキが当時の姿のままで現れる。残された任務を再開したアカツキと,彼の持つ「電光機関」をめぐるエージェント達の死闘が始まる……。



 本作は,8方向レバー+弱/中/強の三つの攻撃ボタンで,移動や防御,攻撃を行うオーソドックスなスタイルの格闘ゲーム。「投げ」は「打撃」に,「打撃」は「攻性防禦」に,「攻性防禦」は「投げ」に弱いという三すくみを基本とした,読み合いを重視したスタイルで,複雑すぎるコマンドをなくし,初心者でも比較的簡単に遊べるのが特徴だ。便宜上,8方向レバーと書いたが,キーボードでのプレイも一応可能……ではあるのだが,ご想像どおりキーボードでのプレイは主に必殺技の入力において非常に困難だ。実際にはゲームパッドなどを使用してのプレイとなるだろう。
 「攻性防禦」とは,中+強攻撃ボタンを同時押しすることで発動する特殊行動で,相手の打撃にタイミングよく合わせることで攻撃を受け止め,自動的に反撃を行う。ただし,読みが外れてしまうと,当然大きな隙を作ってしまうことになる。では「攻性防禦」を捨てて,ひたすら通常の防御に専念すればいいのか,というと決してそうではない。というのも,防御中は攻撃を受けるたびに「防禦ゲージ」が減っていき,ゲージがゼロになってしまうと一定時間無防備になってしまうからだ。この読み合いが,本作のゲーム性の柱となっている。

 ゲームモードは,全10ステージのCPU戦を戦いながら,キャラクターごとのストーリーを追う「ARCADE」,対戦プレイを楽しめる「VERSUS」,練習モードに当たる「PRACTICE」など,格闘ゲームに必須のものは一通り揃っている。初期キャラクターは9人で,「ARCADE」モードをクリアすることで出現する隠しキャラクターもいる。独特の味のあるキャラクターイラストは,ハイレゾドットで描き込まれた2Dグラフィックスとあわせ,本作の魅力の一つだ。
 「ARCADE」モードは,クリアした回数に応じて隠し要素が解禁される仕組みになっており,「THEATER」「TIME ATTACK」「SURVIVAL」「SUGOROKU」「MUSIC」といったモードが順次解禁されていく。それぞれのモードの内容は,読んで字のごとくだが,スゴロクモードというのは一体……。ぜひプレイヤー自身の手で確かめてみてほしい。



 また,これ以外にちょっと特徴的なのが,4キャラが入り乱れての同時対戦を行う「TAG BATTLE」モード。基本は2対2での対戦だが,1対3や1対2といった変則的な組み合わせでも戦える。このモードでは,体力ゲージ,防禦ゲージ,特別攻撃(いわゆる超必殺技)に使用する特攻ゲージを自陣営のキャラクター同士で共有しており,対戦中に体力回復アイテムや攻撃アイテムが降ってくるなど,通常の対戦とは一味違った戦いが楽しめる。
 また,「ONLINE」モードによる通信対戦もサポートされている。通信対戦を行うためには,ホスト側のグローバルIPアドレスとポート番号をゲストに教える必要があるので,誰とでも気軽にというわけにはいかないかもしれないが,遠方の知り合いと遊ぶぶんには問題ないだろう(グローバルIPがない人も多そうだが……)。ちなみに現在,IPアドレスの代わりに,マッチングコードを使用して接続する「通信対戦マッチング機能」を開発中であるとのこと。
 このほかにも,新キャラクターや,「カラーエディット機能」の追加などが予定されており,今後のバージョンアップも非常に楽しみだ。

 SUBTLE STYLE公式サイトの紹介ページからは,体験版のダウンロードが可能。体験版では,使用できるキャラクターが4キャラのみ,製品版との通信対戦ができないといった制限があるが,本作に興味を持った人は,まずはそちらをお試しあれ。また,本作の製品版は,2625円(税込)で発売中だ。購入方法や取り扱いショップは本作の紹介ページで確認できるので,気に入った人は購入を検討してみよう。(ginger)

■SUBTLE STYLE公式サイト
http://www.eonet.ne.jp/~subtle/



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http://www.4gamer.net/news/history/2007.06/20070629182035detail.html