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タカラトミー，「ZOIDS ONLINE WARS」を年内に無料化へ
タカラトミーは本日（12月15日），オンラインストラテジー「ZOIDS ONLINE WARS」の入会金，月額プレイ料金を共に無料化し，アイテム課金制に移行することを明らかにした。移行日時は未定だが，年内を目処に実施される見込み。
本作は2006年11月7日，入会金2100円（税込），月額プレイ料金1050円（税込）で正式サービスを開始したばかり。実際には，支払った金額と同額分のゲーム内マネー「Ziポイント」（初月は3150ポイント）が充当される形ではあったが，無料のオンラインゲームが大量に溢れている市場の中では，いくら“ZOIDS”ブランドをもってしても，入会金およびプレイ料金が高いハードルとなってしまっていたのは事実だろう。
正式サービス開始からわずか1か月強という短い期間で，無料化に踏み切る英断は，既存のプレイヤーにとっては少々複雑かもしれない。だが，これによりプレイヤー数が増え，ゲーム内が活性化されれば，既存のプレイヤーにとっても嬉しいはずだ。
すでに料金を支払って正式サービスをプレイしている人に対しては，以下の2通りの対応が用意されている。
（1）無料化後も現状のゲームデータで継続プレイしたい人を対象
申し込みページを通じて手続きをすることで，現状のレベルや所持しているアイテムを含め，全ゲームデータを無料化後も継続して使用可能
（2）消費済みZiポイントを未使用状態に戻したい人を対象
申し込みページを通じて手続きをすることで，その時点までに消費したZiポイントを未使用状態に戻すことが可能。この場合，キャラクターデータ，所持アイテムを含む全ゲームデータが削除/リセットされる。なお，Ziポイント分の返金は行われない
無料化実施後も，Ziポイントによるアバターアイテム，ZOIDS機体，ZOIDS用パーツなどの販売は継続される。つまり，正式サービス開始時からプレイしている人が（2）を選んだ場合は，4200Ziポイントを持った状態で，ゼロからプレイを再開できるというわけだ。
また，オープンβテストに参加していたプレイヤーは，当時のゲームデータ（所持アイテム，残Ziポイントを含む）を3150Ziポイント（つまり3150円）で買い取ることで，継続してプレイが可能とのこと。当然，新規でプレイしたい場合は，この限りではない。
なお，これまで本作のプレイ開始時には，Ziポイントを使ってZOIDSやパーツを買い揃える必要があった。いくら入会金や月会費が無料化されたところで，ゲームを始めるためにZOIDSやパーツを購入しなければならないとしたら，そもそも無料化の意味がない。この点については現在，「できるだけ多くの人が気軽にゲームを開始できるような方向」で検討中とのこと。詳細は，近日中に発表される予定なので，続報を待ちたい。（TeT）
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