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[韓国ゲーム事情#427]FPS「Sudden Attack」の人気が急上昇中
2005/10/18 17:37
韓国最新PCゲーム事情#427

オンラインFPSの新作「Sudden Attack」の人気が急上昇中(2005/10/18)

Text by Kim Dong Wook特派員

 さすがにMMORPGほどではないが,現在サービス中のタイトルだけで15種類に至のぼるなど,韓国におけるオンラインFPSジャンルはなかなか熾烈な市場となっている。
 PC BANG専門のマーケティング会社であるメディアウェブが発表する,オンラインゲームの人気ランキング"ゲームトリックス"の総合ランキングでは,「Special Force」と「War Rock」という2作のFPSが長いこと上位にランクインしてきた。そしてさらに,GameHiが開発し,Netmarbleがサービスしている新作「Sudden Attack」が,オープンβテスト開始(2005年8月23日)から約2か月で,最大同時接続者数2万5000人以上を記録するなど,人気急上昇中だ。ちなみに現在は,プレイヤーから戦闘マップを募集しており,1万5000点もの応募がある。



 Sudden Attackの最大の特徴は,"プレイヤーの待ち時間がない"という点。ルーム作成時に設定した人数が揃わなくてもゲームをスタートできるし,ゲーム途中でプレイヤーが退場したら,そのラウンドの終了を待たず,すぐに別のプレイヤーが参戦できる。せっかちな人が多い(?)韓国の土壌にマッチするシステムと言えるだろう。
 もちろん,FPSとしては堅実に作られており,100種類以上の兵器や,10種類以上のマップが用意されている。しかも,オンラインFPSとしておそらく初めての,水中戦闘システムまで採用(非現実的ではあるが……)。水中では呼吸ゲージが表示されたり,銃弾が地上より遅く撃ち出されるといった演出が施されている。
 動作環境は,Pentium III/800MHz以上,メインメモリ 256MB以上と比較的低く設定されているほか,ユーザーインターフェスも簡単なものになっているため,今後も幅広い層に受け入れられるであろうと期待されている。



 GameHiの開発総括取締役であるPaik Seung Hoon氏は,「個人的には『Unreal Tournament』のようなSFベースのFPSが大好きですが,最近の市場の動向に合わせるため,現代戦をテーマにしました。Sudden Attackは,シナリオもきちんと制作しています。例えば,アフリカ産油国を舞台に,反政府勢力とそれを抑えようとする海外特殊部隊の活躍を描いたもの,特殊部隊長の裏切りを描いたものなどを用意しています。これらのストーリーを理解しながらプレイすれば,よりゲームを楽しめるでしょう」と語っている。

 なお日本でのサービス予定については,国内外マーケティング本部長のLim,Ok Seob氏によると,「現在当社と持分関係にある日本モリアと協力しながら,日本サービスの準備をしています。ただ,日本モリアが直接サービスを行うのか,あるいは日本モリアと取引関係にある他社と協力することになるのかは,まだ分からない状況です。サービス開始時期についても,日本モリアの意見を優先する形になるでしょう。私達は現在,中国サービスの準備で非常に忙しい状況ですが,できるだけ早く日本のプレイヤー達にも会いたいです」とのことだ。


サドンアタック
■開発元:GameHi
■発売元:ゲームハイ
■発売日:2007/07/26
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2005.10/20051018173756detail.html