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[GC 2005#36]バイクレース「MotoGP 3」は対戦モードが熱い
2005/08/21 07:07
 MotoGPゲームとして有名な「MotoGP:Ultimate Racing Technology 3」(以下,MotoGP 3)が,発売元THQのブースで展示されていた。前作がリリースされたのは2003年5月のことで,PC版ではそれなりの評価を受けている。
 MotoGP 3は発売を9月に控えており,今回のデモはほぼ完成に近いものと思われるが,メニューはすべてドイツ語に翻訳済みだったので,残念ながら細かいオプションをチェックすることはできなかった。
 ちなみに,Game Conventionが開催されているライプチヒといえば,超難関コースで知られるザクセンリンクに程近い場所にある。歴史的にMotoGPの人気も高い地域であるのだ。

 MotoGPの正式ライセンスを受けているだけあり,玉田や青木,阿部,原田といった日本人レーサーも数人含まれている。フィーチャーされているサーキットは,ザクセンリンクやレ=マンのほかにも,トスカーニ,アンダルシア,シャイア,リオなどで,さらにはトーキョー(茂手木?) サーキットも存在する。キャリアモードでは,GPの選手としてシーズンを通してのグランプリレースを楽しめるのだ。
 MotoGP 3は,シリーズの伝統ともいえるスピード感がウリになっている。直線コースでの加速度はリアルに感じられなかったが,あまりスピードを出すとターン時にコースからはみ出してしまうので注意が必要だ。芝への進入や壁との接触,ほかのレーサーとの激突によって,プレイヤーはいとも簡単にはじき飛ばされてしまう。車体が破壊されることはなく,転倒時のアニメーションも何度見ても楽しいものだが,やはり先頭で快走する気分を味わいたいものだ。



 MotoGP 3で,開発元のClimax Developmentが改良を重ねたのは,マルチプレイヤーモードだという。"エンベデッド・ゲームプレイ"と呼ばれる独自の検索機能を強化し,プレイヤーがオンラインでレースを選択すると,世界のどこかで行われようとしている同じようなオプションのレースを探し出して,プレイヤーに参加意志があるかどうかを聞いてくるのである。インターネットに接続していれば,クリック一つで対戦ができるのだ。

 また今回は,"エクストリームモード"というものが考案され,夜の市街地でもレース可能になっている。ほかのデモ機でプレイされているのを見たが,どこか「Need for Speed:Underground」を連想させる,これまでとは趣(おもむき)の異なるゲームになっていた。スタンダードなレースの息抜きとしてはなかなか面白く,NVIDIAのブースでもMotoGP 3のエクストリームモードを使った余興の対戦ゲームが楽しまれていた。(奥谷海人)

※画面はデモ版のものです
MotoGP Ultimate Racing Technology 3
■開発元:Climax
■発売元:THQ
■発売日:2005/09/02
■価格:未定
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2005.08/20050821070732detail.html