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「RF online」クローズドβレポートが公開に
2005/08/02 18:09
 RF online公式サイトが更新され,同作のクローズドβテストの結果に関するレポートが掲載された。
 クローズドβ段階でこういった調査レポートが公開されるのは異例だし,掲載されているデータもなかなか詳細で興味深いものが多いので,ちょっと紹介しておこう。「こちら」のグラフなどを参照にしつつ眺めてほしい。
 
 テスター数はあらかじめ8000人と明らかにされていたが,アカウント総数は(関係者分も入れて)8303で,一度でもアクティブになったアカウントは7020とのこと。同接最大数が2408と,まあまあ普通というかそこそこ良い数字なのだが,負荷テストととしてはもの足りないものだったようだ。ともあれ,テスト中はサーバー,クライアントともきわめて安定していたことが印象的であった。
 
 アカウントごとの最高レベル分布なども公開されている。ちょこっとキャラクターを作ってみただけと思われる人も少なくないものの,アクティブアカウントベースでいうと,1割弱がほとんどプレイせずにやめており,1割弱が2次転職のレベル30以上までプレイしている。ちなみにレベル30というのは,毎日プレイしていればまったり系な人でもちょっと頑張れば届きそうなところである。”廃人仕様な人”(?)なら1週間もかからず2次転職している人も結構いた。全体に黙々とプレイしている人が多かった印象がある。

 RF onlineは3種族のRvR対戦が最大のウリのゲームである。当然,種族バランスは重要なところだが,4割以上が妖精族コラ,ついで人間タイプのベラート,ロボットのアクレシアという順になっていた。コラが多いのを除けば意外とバランスが取れている感じだ。おそらくコラ(とくに女性キャラが多い)ではキャラを作ってみただけという人が多いはずなので,種族バランスとしては均衡していたのかもしれない。ゲームシステム上のバランス調整策などもあるのでとくに有利不利(種族差はともかく)もない感じだ。
 最初は戸惑いもあったり,レベル上げが優先だったりするのか,多種族との対戦には熱心でない人も多かった印象があった。ある程度レベル上げが終わった頃になると,多種族と共同戦線を張ったり,なんか攻め込んできてるらしいから鉱山へ行ってみようかなんてことになったり,RvR体験をしてみる人も増えてきたようだった。それでもまだ本格的にRvRしているという感じは少ない。RvRがどの程度日本人プレイヤーに受け入れられるかなどは,今後のオープンβを待つ必要があるだろう。
 ギルド結成数14は少なめだが,これでもギルド設立資金を大幅に下げたうえでの数字であり,ギルド自体の認知度が低く,クローズドβ期間では有用性が発揮できていなかったようだ。

 2次転職以降のデータを見ると,最も人気のあったコラ・スピリチュアリストの転職率は極端に低いことが分かる。ベラートで見てもスピリチュアリストの転職率はかなり低い。ゲームを進めるうえでは,Melee装備の防御力は絶対的に強く,スキル上げなども魔法系,遠隔系はきつめの傾向があった。このあたりのバランスは今後調整されることになるのだろう。7月20日以降は経験値5倍などの措置が取られて,2次転職駆け込み組も多かったようだが,筆者はあいにく出張の時期と重なったため最後の盛り上がりには乗り損ねてしまったのが残念。
 
 勇んでログインして目の前にあった(罠?)転送機で前線地域へワープすると,基地の近くにいたザコに総員討ち死ににされたり,初心者エリアにびっしりとプレイヤーが立ち並び,Mobのpopと同時に早撃ちあるいは居合切りのような感じで経験値稼ぎしていたりというのもすでに懐かしい出来事だ。
 セガとCCRはオープンβに向けて大がかりなゲームの調整に入っている模様である。オープンβでどのように変わってくるのか,情報が入り次第またお知らせしたい。 (aueki)


RF ONLINE Z
■開発元:CCR
■発売元:ゲームオン
■発売日:2007/04月中旬
■価格:基本プレイ料金無料(アイテム課金)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2005.08/20050802180951detail.html