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[E3 2005#121]いろいろな意味で注目度の高いMMORPG「Wiki」は,ムービー展示のみ
2005/05/23 17:02
 "コスプレ"コンパニオンの起用や,大型モニターでのムービー展示など,豪華なブース展開が印象的だった,E3でのWebzen。しかしプレイアブルな作品展示はブースの面積の割に少なく,「Mu Online」(邦題 ミュー〜奇蹟の大地〜)と「SUN」の2作品のみだったのが,やや残念である。

 以前「こちら」でお伝えしたような問題もあり,なにかとゲームファンの注目を集めている「Wiki」は,ムービー展示のみとなっていた。任天堂とのトラブルもあったことだし,E3での展示は見送られるのでは? などという予想もあったようだが,それはどうやら杞憂に終わったようである。
 Webzenによると,Wikiは"相互作用をメインテーマとする3D MMORPG"とのこと。プレイヤーとプレイヤー,プレイヤーとNPC,プレイヤーとスキル,スキルと背景などなど,ゲーム中のすべての要素が互いに影響し合う作品世界の構築を目指しているようだ。



 本作には,プレイヤーキャラクターがどのような人生を,どのような道筋で歩んできたかによって,キャラクターに特有の表情や性格が備わるシステムや,多様なキャラクターを生み出せるメイキングシステム,自分の戦闘スタイルとゲームプレイの性向によって派生する特殊転職システムなど,なかなか興味深い仕様が用意される予定だ。
 ブースで流されていたムービーは,4人の可愛らしいキャラクター達が出会い,共に冒険し,力を合わせて巨大な魔物を倒すという内容だった。キャラクター達の表情や動きがとにかく可愛らしく,眺めているだけでワクワクしてくるような内容だった……のだが,例の問題がどうなるのか,今はそちらの不安が大きい。
 なお本作は,現在鋭意制作中で,2006年度にアジア圏でのサービス開始が予定されている。いろいろな意味で,今後の展開が気になるタイトルだ。(大路政志)


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http://www.4gamer.net/news/history/2005.05/20050523170241detail.html