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レビュー-2019/11/27 18:00

AMD「Ryzen 9 3950X」レビュー。11月30日発売の16コアCPUは,抜群のマルチスレッド性能を有しながらゲームにも適する

 Ryzen 3000シリーズの最上位モデル「Ryzen 9 3950X」が,11月30日に国内発売となる。デスクトップPC向けでは史上初の16コア32スレッド対応CPUとしてマルチスレッド性能が高いだけでなく,ゲーム性能も優れるとAMDはアピールしている。その実力はいかほどか。ベンチマークテストを通じて,R9 3950Xのゲーム性能を明らかにしてみたい。
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レビュームービーHARDWAREHARDWARE:Ryzen(Zen 2)CPU発売元:AMDライター:米田 聡

 去る2021年1月12日,AMDはZen 3世代のノートPC向け新型プロセッサ「Ryzen Mobile 5000」シリーズを発表した。発表時点では明らかになっていなかった詳細なラインナップと,新CPUの特徴が明らかになったので,ゲーマーにも気になる見どころを説明しよう。

 2020年9月30日,AMDは,デスクトップPC向けCPU「Ryzen 9 3900」を10月3日より単品で販売すると発表した。既存製品である「Ryzen 9 3900X」と比べて,動作クロックが低くなっており,TDPを105Wから65Wに抑えているのが特徴だ。税込の想定売価は5万9180円となる。

 2万円前後で買える4コア8スレッド対応CPUとして人気の「Ryzen 3 3300X」「Ryzen 3 3100」は,ゲーム用PCのCPUとしてどの程度の実力を有するのだろうか。同等のスペックと価格帯にある「Core i3-10300」と比較して,ゲーマーに適したエントリー市場向けのCPUはどれかを探ってみたい。

 AMDは,デスクトップPC向けの新型CPU「Ryzen 3000XT」シリーズ計3製品を7月23日に発売する。同ナンバーのRyzen 3000よりも動作クロックを少し上げた高性能版で,Intelの第10世代Coreプロセッサに対抗するものだ。はたしてXTシリーズは,既存製品や競合と比べてゲーム性能や価格性能比に優れたCPUになっているのだろうか。