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ニュース-2014/08/28 00:00

スマホでPS4世代のグラフィックスを実現? OpenGL ES 3.1の拡張機能「Google AEP」や次世代OpenGLの話をKhronos Group代表に聞いてみた

 「OpenGL」や「OpenCL」などを策定する規格化団体のKhronos Groupは,SIGGRAPH 2014に合わせてOpenGLの最新版となる「OpenGL 4.5」を発表した。そこで今回は,Khronos Group代表を務めるNVIDIAのNeil Trevett氏に,OpenGLやOpenGL ES,およびOpenCLの最新動向と,次世代のOpenGLが目指すものについて聞いてみた。
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ニュースムービーHARDWAREHARDWARE:OpenGLGPU発売元:Khronos Groupライター:西川善司イベント:SIGGRAPH 2014

 筆者のSIGGRAPH取材では,OpenGLやVulkanといったAPIの標準化団体であるKhronos Group代表のNeil Trevett氏にインタビューするのが,毎年恒例となっている。そこで,SIGGRAPH 2017でTrevett氏に聞いたKhronos Groupの2017年までにおける取り組みと,今後重点を置く分野について,簡単にまとめてみよう。

 SIGGRAPH 2015の一般展示セクション「Exhibition」のレポート後編ではSoCメーカー大手であるQualcommの展示と,ロシアから来たゲームエンジンメーカーの展示についてレポートしよう。とくにQualcommブースでは,既存SoCによるOpenGL ES 3.2対応デモや,玩具メーカーのマテルが開発する子供向けVR HMDといった展示に注目だ。

 SIGGRAPHの一般展示セクション「Exhibition」では,IntelやNVIDIA,AMDといったプロセッサメーカーがブースを構えるのが好例となっている。とくに今年は,Intelが新世代のAPI「Vulkan」に関する興味深い展示を披露して注目を集めていた。本稿では,これを含む各プロセッサメーカーによる展示をレポートしよう。

 Khronosは,新世代グラフィックスAPIを「Vulkan」として正式に発表した。1997年の「OpenGL」以来の大型発表となるVulkanは,既存のOpenGLとは互換性のない,ハイエンドのオープンスタンダードAPIという位置づけになる。同時発表された「OpenCL 2.1」と共通で利用できる中間言語「SPIR-V」の存在など,注目要素の多いAPIだ。

 “バージョン1.0”に対する事実上の終了宣言が下った「Mantle」は,死んでいなかった。北米時間2015年3月3日,AMDは,Khronos Groupが,新世代グラフィックスAPI「Vulkan」の重要な要素技術としてMantleを採用すると明らかにした。どうやら,Mantle第2章における1つの方向性は,業界標準APIの一部になることのようだ。

 北米時間2015年3月2日から6日まで開催される予定のGame Developers Conference 2015にて,「OpenGL」などで知られるKhronos Groupが,次世代グラフィックスAPIとなる「glNext」の詳細を発表することが明らかになった。発表会のスポンサーがValveであるというのも大きく注目できるところだ。

 「OpenGL」や「OpenCL」などを策定する規格化団体のKhronos Groupは,SIGGRAPH 2014に合わせてOpenGLの最新版となる「OpenGL 4.5」を発表した。そこで今回は,Khronos Group代表を務めるNVIDIAのNeil Trevett氏に,OpenGLやOpenGL ES,およびOpenCLの最新動向と,次世代のOpenGLが目指すものについて聞いてみた。

 北米時間2014年3月20日,Intelは,GDC 2014に合わせて,Bay Trail-T搭載Android端末に向けたゲーム開発に関する記者説明会を開催した。OpenGL ES 3.1を高く評価するIntelは,これに素早く対応することで,Androidでの存在感を高めることを狙っている。OpenGL ES 3.1に向けた同社の取り組みをレポートしよう。

 GDC 2014に合わせてKhronos Groupは,報道関係者向け説明会を開催し,OpenGL ESの最新版である「OpenGL ES 3.1」を発表した。本稿では説明会で披露されたOpenGL ES 3.1の要点と,AMDの「Mantle」登場で注目されるようになった「ドライバオーバーヘッド」がOpenGLでどうなったかをレポートしたい。

 北米時間2014年3月17日,Khronos Groupは,OpenGL ESのマイナーアップデートとなる「OpenGL ES 3.1」を発表した。PCや据置ゲーム機向けのAPIである「OpenGL 4.4」との親和性を高める方向での改良を施したのが特徴で,たとえばOpenGL 4.3で導入された「ComputeShader」が,OpenGL ES 3.1で利用可能になっている。