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連載-2009/02/07 10:30

2009年,本格始動するGPGPUの世界・後編〜GPGPUのプラットフォーム動向

 GPGPUとはナニモノで,PCゲーマーとどう関わってくるのかを探る「西川善司の3Dゲームエクスタシー」連載内シリーズ後編。今回は,GPGPUを実現するプラットフォームの現状と動向を整理してみよう。2009年以降は,グラフィックスカードを買い換えるときに,判断材料の一つとなりうる項目なだけに,ぜひチェックしてほしい。
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連載HARDWAREHARDWARE:CUDAHARDWARE:AMD Stream(旧称:ATI Stream)HARDWARE:PhysXGPUテーマ:GeForceテーマ:Radeon発売元:NVIDIA発売元:AMDライター:西川善司連載記事:西川善司の3Dゲームエクスタシー

 北米時間2019年3月18日,NVIDIA主催の「GTC 2019」基調講演に同社CEOのJensen Huang氏が登壇した。GDC 2019とほぼまる被りというスケジュールでの開催となるGPU技術系イベントで,NVIDIAの総帥は何を語ったのか。今回はゲーマーにとっての重要度順に一通り紹介してみたいと思う。

 GTC 2017で大々的に発表されたNVIDIAの次世代アーキテクチャ「Volta」。それに対応する新しいCUDAとなるのが「CUDA 9」だ。NVIDIAでMr.CUDAと呼ばれるMark Harris氏によるCUDA 9の解説セッション「CUDA 9 and Beyond」の内容をもとに,CUDAに加えられた改良点についてレポートしよう。

 AIとカメラの組み合わせが「より安全な世界を作る」か,「総監視社会をもたらす」かは議論が分かれるところだが,NVIDIAがGTC 2017の展示会場で披露していた展示は,まさにSF映画で幾度となく描かれてきたようなビデオ分析技術だった。「Metropolis」という名が与えられた新しいプラットフォームの概要をお伝えしたい。

 2014年7月16日に開催されたGPUコンピューティング関連の開発者イベント「GTC Japan 2014」で,「Tegra K1」搭載のワンボード開発キット「Jetson TK1」を体験できるセッションに参加してきたので,その模様をお届けしたい。ゴリゴリの開発系セッションだったが,“遊べる評価ボード”としての可能性はかなりありそうだ。

 GTC 2014基調講演のレポート最終回では,新しいデュアルGPUカード「GeForce GTX TITAN Z」とクラウドレンダリング向け新サーバー,そしてモバイル向けSoC「Tegra K1」の話題をレポートしよう。これらから,ハイエンドから組み込みまでにCUDAを広げる,NVIDIAの周到な戦略が見えてくる。