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ATI Radeon HD 4700
  • AMD
  • 発表日:2009/04/28
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印刷2009/07/04 10:30

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この夏,グラフィックスカードを買い換えたい人へ。10分で分かる,実勢価格2万円以下のGPU事情

 Windows 7,というかDirectX 11時代に向けて,少しずつ次世代GPUの情報が出始めてきた。AMDは実機を使った動作デモを行ったほどで,ハイエンド志向の人達にとって,2009年の夏は,来るべき次世代に向けた予算確保の季節になるだろう。

ここ数か月で,グラフィックスカードの実勢価格は一気に下がった。写真は,3月に2万円台半ばで市場投入され,7月には1万円台後半となったASUSTeK Computer製のGeForce GTS 250搭載カード「ENGTS250 DK/HTDI/512MD3」
ATI Radeon HD 4700
 ただ,デスクトップPC向けグラフィックスカードに割ける予算は1〜2万円程度,という人達にとっては,事情が少々異なる。発売から時間が経ったことによる自然な価格の下落や,各メーカーの在庫処分などにより,最新世代の3Dゲームを十分に動作させられるレベルのグラフィックスカードが,びっくりするほど低い価格で店頭に並ぶようになっているからだ。

 今回は,4Gamerのレビュー記事やテストレポートを振り返りながら,なるべく専門用語を使わずに,最近のグラフィックスカード事情をまとめてみることにしたい。


レビュー記事と図で確認する,最近のGPU市場


 というわけで,に示したのは,搭載グラフィックスカードが1万円弱〜2万円程度で販売されているGPUの,性能と価格帯の分布である。後述する一部の例外を除いて,上にあればあるほど高性能で,右にあればあるほど高価となる。

図 2009年7月4日時点における,1〜2万円ラインのGPU分布
※2009年7月4日現在

 ご覧のとおり,2009年7月時点で実勢価格が2万円以下のグラフィックスカードが持つ3D性能は,おおよそ「ハイエンド」「ミドルクラス」「エントリーミドルクラス」「ローエンド」に大別できる。イメージとしては,以下のような感じだ。

  • ハイエンド:高解像度かつ高いグラフィックス設定で,最新世代の3Dゲームを快適にプレイできる。3Dオンラインゲームしかプレイしないのなら,はっきり言って無駄
  • ミドルクラス:最新世代のゲーム機と比べても遜色ないレベルで,大多数の最新世代3Dゲームを快適にプレイできる。3Dオンラインゲーム用GPUとしてはオーバースペックだろう
  • エントリーミドルクラス:解像度やグラフィックス設定にある程度妥協すれば,最新世代の3Dゲームを問題なくプレイできる。3Dオンラインゲームしかプレイしないなら,ひとまずこのレベルがあれば,当面,困ることはないはずだ
  • ローエンド:最新世代の3Dゲームを問題のないフレームレートでプレイするには,解像度やグラフィックス設定に相当な妥協を強いられる。3Dオンラインゲーム用としては十分な性能を持っているが,将来を考えると,若干の不安もなくはない

 「明確かつ明快な根拠によって分けている」わけではないので,だいたいこんな感じだと理解してもらえればと思う。
7月2日に掲載したレビュー記事より。3DMarkのスコアだけでグラフィックスカードの性能を語るのは不可能だ
ATI Radeon HD 4700
 ちなみに,ミドルクラス以下のGPUは,「ハイエンドGPUと比べて制限されている部分」が多岐に亘(わた)るため,「制限されている部分」の違いによって得手不得手が出やすい。もっというと,横並びで比較したとき,ゲームタイトルによってまったく別のベンチマーク結果になることが多いのだ。そのため,特定のアプリケーションによるスコアで代表させたのではなく,スコアの平均を取る形で性能分布を行っているので,この点はあらかじめお断りしておきたい。

 また,価格についていうと,極端なクロックアップモデルなど,個性豊かな製品はあえて外し,中心的な価格帯をピックアップして図に反映させている。あらためて断るまでもないが,価格は日々変わるうえ,ショップごとの特価といったものもあったりするので,こちらもご了承のほどを。

 いずれにせよ,モデルナンバーとパフォーマンスの関係は,相当カオスな状態にあることが分かっていただけるかと思う。GPUのモデルナンバーは元来,数字の大きいほうがパフォーマンスも高いことになっていたのだが,モデルナンバーの表記ルール変更が現在進行形で行われていたり,従来製品を置き換える新製品が品不足だったりといったことが響き,ご覧の有様になっているというわけである。

●参考
[2009/02/28]55nm版GeForce GTX 260レビュー掲載。最大で10W弱の消費電力低減を確認
[2009/03/03]「GeForce GTS 250」の素性を探るレビュー掲載。9800 GTX+とほとんど同じだが,改定された価格に注目
[2009/03/16]外部電源不要の59W版GeForce 9600 GTを検証する。消費電力は最大で2割減に
[2009/04/04]補助電源不要の66W版GeForce 9800 GTをテストする。消費電力は確実に低減
[2009/04/28]「ATI Radeon HD 4770」レビュー掲載。HD 4850に迫る3D性能と,アプリ実行時の消費電力改善が魅力
[2009/05/16]「ATI Radeon HD 4770」CrossFireX動作検証。2-wayでスコアはどこまで伸びるか
[2009/06/19]未発表のミドルクラスGPU「ATI Radeon HD 4730」を検証する。これはいったい何なのか
[2009/07/02]省電力版「ATI Radeon HD 4830」を試す。SP数800基版と640基版の2モデルが混在


 ひとまず,ここまでである程度掴んでもらえると思うが,もう少し細かく知りたい人のため,以下,価格帯別,というか予算別に掘り下げてみたいと思う。


ハイエンドGPUを狙うかどうかで変わる1万円台後半


HD 4870カードは,比較的簡単に2万円以下で入手できるようになった。写真はSapphire Technology「SAPPHIRE HD 4870 512MB GDDR5 PCIE Silent Efficiency」
ATI Radeon HD 4700
 1万円台後半の価格帯では,「ATI Radeon HD 4870」(以下,HD 4870)や「GeForce GTX 260」(以下,GTX 260)といったハイエンドGPUが視野に入ってくる。さすがに,すべてが2万円以下で購入できるわけではなく,とくにGTX 260は選択肢が限られるが,HD 4870搭載カードなら,1万円台後半でも選択肢の数はかなりあるので,ここを狙うのはアリだろう。

 注意したいのはGTX 260で,ではHD 4870よりやや上としたが,実際には下記に示した3種類のカードが流通している。

  1. HD 4870よりも性能が低い製品
    (=65nmプロセス技術を採用して製造される,シェーダプロセッサ192基版)
  2. HD 4870よりも性能が高い製品
    =65nmプロセス技術を採用して製造される,シェーダプロセッサ216基版)
  3. 2.と同じ性能で,消費電力が低い製品
    (=55nmプロセス技術を採用して製造される,シェーダプロセッサ216基版)

写真は「ELSA GLADIAC GTX 260 V2 896MB(55nm Edition)」。エルザジャパンは,消費電力が低い“55nmプロセス版”であることを,製品名で謳っている
ATI Radeon HD 4700
 カッコ内はいずれもスペックの概要なので,読み飛ばしてもらってかまわないが,困ったことに,この3種類は今でも結構普通に混在して流通している。PCパーツの知識があれば簡単に見分けられるものの,そうでない場合は,予算の都合による選択肢の少なさもあって,結構面倒くさいことになるので,この点はお気をつけを。

 一方,ハイエンドクラスの3D性能は不要だとすると,選択肢は一気に増える。冷却性能や静音性を重視して選ぶといった“贅沢”ができるようになるわけだ。このあたりは,普段プレイするゲームのジャンルや,手元のディスプレイ解像度,グラフィックスカードの選択にどこまで手間をかけられるかで決めてほしい。


実はHD 4770一択でもない1万円台前半


 1万円台前半〜1万5000円のラインでは,「ATI Radeon HD 4770」(以下,HD 4770)の群を抜くコストパフォーマンスがから見て取れる。そのため,ほぼ“一択”だと思うかもしれないが,実際にはそうなっていない。なぜかというと,4月末の発表以降,慢性的な品不足が続いているからだ。

AMDのRick Bergman上級副社長が予告していたとおり,ようやく流通量が増える気配を見せ始めたHD 4770。写真はMSI「R4770-T2D512」だ
ATI Radeon HD 4700
 秋葉原ショップ筋の情報によると,7月を迎えて,流通量は好転の兆しを見せ始めているので,HD 4770を探すという決断は尊重したい。ただ,もしHD 4770を上回る消費電力が気にならないなら,1万2000円程度から購入可能で,1万5000円以下で購入することもそう難しくはなくなってきた「GeForce GTS 250」(以下,GTS 250)や「ATI Radeon HD 4850」搭載のグラフィックスカードが,相当お買い得だったりするのも確かだ。
 これから暑くなることを考えると,GPUクーラーが1スロット仕様のものは避けたいものの,最近は安価な選択肢でも冷却能力を重視した2スロット仕様のクーラーを搭載する例が増えてきたので,パフォーマンス重視なら大いにアリといえる。

 なお,でGTS 250のところには,カッコ書きで「9800 GTX+」とあるが,これはGTS 250が,「GeForce 9800 GTX+」(以下,9800 GTX+)から,製品名だけ切り替えられたものであるため。9800 GTX+という名を冠した製品の流通量はだいぶ減っているので,店頭で混乱することはあまりないはずだが,基本的にGTS 250と9800 GTX+はまったく同じものだという点はご注意を。
 厳密にはちょっとだけ異なるが,そのあたりが気になる人は,レビュー記事を併せて読んでもらえればと思う。

省電力版HD 4830としては,7月4日時点で唯一の選択肢となる,エーオープンジャパンの「XIAi AF4830-512XD3 Green」
ATI Radeon HD 4700
 次に,価格レンジが広く見える「ATI Radeon HD 4830」(以下,HD 4830)だが,これについても少々注意が必要だ。というのも,本製品は本来,HD 4770の登場に合わせて,市場から消える予定だった製品だからである。実際のところ,7月時点での流通量は極めて少なく,“普通に”購入できるのは,6月下旬に1万円以下の価格で流通の始まった,補助電源を必要としない省電力版HD 4830だけといっても過言ではない。
 ただし,レビュー記事にもあるとおり,性能を大きく左右する要素であるシェーダプロセッサ――NVIDIAは「Streaming Processor」あるいは「Processor Core」,AMDは「Stream Processor」と呼んでいる――数の異なる2種類の製品が混在しているので,この点はちょっぴりギャンブルになる。

 ところで,1万円台前半の価格帯には,「GeForce 9800 GT」(以下,9800 GT)と「GeForce 9600 GT」(以下,9600 GT)の選択肢が数多く存在しているのだが,ここにも混乱の種がある。9800 GTと9600 GTには,クロックアップ版やグラフィックスメモリ増量版といった特殊モデルとは別に,それぞれ以下に挙げる3モデルが混在しているのだ。

  1. 発表当時の消費電力で動作する製品
    (=65nmプロセス版)
  2. 1.より若干消費電力が引き下げられた製品
    (=55nmプロセス版)
  3. 2.よりさらに消費電力が引き下げられ,性能も若干下がった省電力版
    (=55nmプロセス版で,補助電源不要)

最近になって,省電力版9800 GT&9600 GTの入手性は格段に高まった。写真はGalaxy Microsystemsの省電力版GeForce 9800 GTカード,「GF P98GT/512D3/LOW POWER」
ATI Radeon HD 4700
 問題は,1.と2.がまずもって区別されていない点で,2.を狙って購入する方法は基本的にない。実際の消費電力にどれだけの違いがあるかは,省電力版9800 GTのレビュー省電力版9600 GTのレビューを参考にしてもらえればと思うが,9800 GTや9600 GTの購入を検討する場合は,あまり消費電力にこだわらないのが正解だろう。あるいは,性能は若干下がるが,間違いなく消費電力が低い省電力版も,9800 GTが1万2000円前後,9600 GTなら1万円前後で購入できることも珍しくなくなってきたので,グラフィックスカードの買い換えに当たって,PCの電源供給能力に不安があるなら,これを選ぶのも手だ。
 ちなみに,にも書き込んでいるとおり,HD 4830と9800 GTのパフォーマンスはほぼ互角。「ATI Radeon HD 4730」(以下,HD 4730)と9600 GTではHD 4730のほうが性能は上だが,このクラスの水準からすると,HD 4730の消費電力は尋常でなく高いので,あまり積極的にはお勧めできない。

 最後に,気になる人が多いと思われるので,HD 4830&9800 GTと,9600 GTの性能差について触れておくと,解像度が1024×768ドット程度なら,まず体感できないレベル。一方,1280×1024ドット以上では,体感レベルの違いが出てくることが多いので,このあたりは,プレイするゲームタイトルや,解像度によって選べばいいだろう。


3択となる1万円台前半未満


1万円前後で購入できるケースが珍しくない省電力版9600 GTカード。写真は玄人志向の「GF9600GT-E512HW/HD/GE」
ATI Radeon HD 4700
 最後は1万円前後からそれ以下のラインになるが,実のところ,この価格帯に選択肢はほとんどない。省電力版HD 4830と省電力版9600 GTが1万円前後の価格になったことで,「補助電源コネクタを必要としないグラフィックスカード」市場における「ATI Radeon HD 4670」(以下,HD 4670)の価値が,相対的に低下したからである。もっとも,HD 4670は安価なものなら6000〜8000円程度で購入できるので,オンラインゲームのプレイを前提に,それほど大きくもない性能差よりも,コストの低さを重視するというのであれば,HD 4670は依然として選択肢となり得る。

 安価なゲーマー向けPCによく搭載されることで知られる「GeForce 9500 GT」は,HD 4670を大きく下回る性能しか持たないため,わざわざ手に入れる必要性に乏しい。またHD 4730は,上で述べた理由により,こちらも指名買いするほどのものではない。


未曾有の買い時を逃さないのが吉


 というわけで,ハイエンドGPUすら(一部)2万円以下で購入できるようになり,しかもミドルクラスは1万円台前半から購入可能というこの夏は,近年まれに見るグラフィックスカードの買い時といって過言ではない。モデルナンバーの把握だけがやっかいだが,それは上に示したを参考にしてもらいながら,ぜひ,PCゲーム環境のアップグレードを図ってもらえればと思う。

 なお,最後に一つだけ老婆心ながら付記しておくと,リファレンス仕様を超えるグラフィックスメモリ容量は,超ハイエンドで若干意味がある程度であり,少なくともミドルクラス以下において,ゲームをプレイするに当たってのメリットはまったくないと断言できる。ミドルクラス以下なら512MBもあれば十分だ。
 追加のグラフィックスメモリ容量によけいなコストをかけるくらいなら,その予算を,クロックアップ版や静音モデル,あるいはワンランク上のGPUを手に入れることに使ったほうが遙かに幸せになれるので,この点はぜひ憶えておいてほしい。
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