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ATI Radeon HD 5800公式サイトへ
  • AMD
  • 発表日:2009/09/23
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最大6画面同時出力に対応した「ATI Radeon HD 5870 Eyefinity 6 Edition」,ついに登場
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印刷2010/03/31 13:01

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最大6画面同時出力に対応した「ATI Radeon HD 5870 Eyefinity 6 Edition」,ついに登場

ATI Radeon HD 5870 Eyefinity 6 Edition。これまで6は上ツキ文字で表現されていたが,正式発表に当たって,平文字となっている
画像集#002のサムネイル/最大6画面同時出力に対応した「ATI Radeon HD 5870 Eyefinity 6 Edition」,ついに登場
 ついに,単体で最大6画面出力を行えるグラフィックスカードが世に放たれる。
 日本時間2010年3月31日13:01,AMDは,「ATI Radeon HD 5870」(以下,HD 5870)を搭載し,DisplayPort接続時に最大6画面,7680×3200ドット解像度をサポートするグラフィックスカード「ATI Radeon HD 5870 Eyefinity 6 Edition」(以下,HD 5870 Eyefinity 6)を正式に発表した。北米市場におけるカードの想定売価は明らかになっていないが,国内では,6万円台前半〜後半の価格帯で流通が始まる見込みだ。

2009年9月,HD 5870の正式発表時点で,カードの存在が明らかになったHD 5870 Eyefinity 6。AMDは「Windows 7で,4ディスプレイ以上の出力に不具合があり,それを待って出荷したい」と述べていたので,問題が解決した,ということなのだろう
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基本スペックはHD 5870を踏襲

ベゼルコレクションにより自然な6画面環境を


HD 5870 Eyefinity 6の概要。スライドだと,最大消費電力228W,最小消費電力34Wとなっているが,今回は公式サイトの表記に倣った
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 HD 5870 Eyefinity 6の主なスペックは下記のとおり。シェーダプロセッサ「Streaming Processing Unit」(または「Stream Processor」)数1600基,コアクロック850MHz,メモリクロック4.8GHz相当(実クロック1.2GHz)という仕様は,HD 5870リファレンスカードとまったく同じ。ただ,標準のグラフィックスメモリ容量は,より高い解像度をサポートすべく,HD 5870の1GBからHD 5870 Eyefinity 6で2GBとなっている。

●ATI Radeon HD 5870 Eyefinity 6 Editionの主なスペック
  • Stream Processing Unit数:1600基
  • テクスチャユニット数:80基相当(実数20基)
  • ROPユニット数:32基相当(実数8基)
  • コアクロック:850MHz
  • メモリクロック:4.8GHz相当(実クロック1.2GHz)
  • グラフィックスメモリ:2GB GDDR5(256bit接続)
  • 最大消費電力:188W
  • 最小消費電力:27W
  • PCI Express外部給電コネクタ:6+8ピン
  • 外部出力インタフェース:Mini DisplayPort×6

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容量2GBのグラフィックスメモリは,1920×1080ドット×3のATI Eyefinity環境で,パフォーマンスメリットを生むというスライド
画像集#007のサムネイル/最大6画面同時出力に対応した「ATI Radeon HD 5870 Eyefinity 6 Edition」,ついに登場
1920×1080ドットディスプレイ×6の環境でも,多くのタイトルでプレイアブルかどうかの指針となる平均30fpsをクリアできるとのこと

 「ATI Eyefinity」で最大3画面以上を出力する条件は,Windows Vista&7環境下において,対応カードとディスプレイとをDisplayPort接続していること。ただし,「認証済み」のDisplayPort変換アダプタを利用すれば,DisplayPort接続ではないディスプレイを組み合わせた環境でも,3〜6画面出力が可能になるという。「認証済み」が何を指すのかは不明だが,国内でも“ATI Eyefinity対応のDisplayPort−DVI-I変換アダプタ”を謳う製品が流通していたりするので,おそらくATI Eyefinityの認証だろう。

AMDによると,製品ボックスには計5個の変換アダプタが付属するという
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 必ずしも,「カードベンダー各社がすべてこの仕様になる」ことを保証するものではないが,AMDは「製品ボックスには,Mini DisplayPort−DisplayPort変換アダプタが二つ,パッシブ仕様のMini DisplayPort−Single Link DVI変換ドングルが二つ,パッシブ仕様のMini DisplayPort-HDMI変換ドングルが一つ付属する」としている。うまく使えば,DisplayPort接続対応ディスプレイの数が限られる環境でも,多画面環境を構築できるのではなかろうか。

 なお,グラフィックスドライバ「ATI Catalyst 10.3」では,ベゼルコレクション(Bezel Correction)機能が「Bezel Compensation」として実装され,多画面ゲーム環境の使い勝手は明らかに一段向上しており,機が熟しつつある。
 ニッチ製品なのは間違いないが,シンプルに多画面環境を構築したいという人にとっては,格好の選択肢が登場したとまとめられそうだ。

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ATI Catalyst 10.3におけるATI Eyefinity関連の強化ポイント。最大のトピックは,ベゼルコレクション機能の実装だ
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ベゼルコレクションの概要。ディスプレイのベゼル(額縁)部分にも画素があると仮定して描画処理を行うことで,多画面環境において,間延びした印象になってしまうのを避ける
  • 関連タイトル:

    ATI Radeon HD 5800

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