ニュース
AMD,新世代GPU「ATI Radeon HD 4850」を正式発表
![]() |
1TFLOPSの演算能力を199ドルで!
地味ながら重要な改善となるROP周りにも注目
![]() |
またAMDは,ATI Radeon HD 4800シリーズにおいて,シェーダプロセッサ/テクスチャユニット数や演算性能以上に,消費電力当たりの性能が高いことをアピールする。ATI Radeon HD 4850の消費電力は110Wで,消費電力当たりの性能では,ATI Radeon HD 3800シリーズの2倍以上に到達しており,競合のウルトラハイエンドGPU「GeForce GTX 200」シリーズをも圧倒すると謳う。
![]() |
![]() |
ATI Radeon HD 4850と従来製品,直接の競合になると思われるGPUのスペックは,表にまとめたので参考にしてほしい。
![]() |
レンダーバックエンド(Render Back-Ends,NVIDIA製GPUでいうところのROPユニット)数が変わっていない点が気になるかもしれないが,最適化が進んでおり,従来比2倍の性能を発揮できるとのこと。ATI Radeon HD 3800シリーズが抱えていた(ゲームにおける)最大の弱点は,アンチエイリアシング適用時のパフォーマンスだったので,AMDが主張するとおりの性能を発揮するとすれば,これは期待できそうだ。
![]() |
![]() |
![]() |
「巨大なハイエンドシングルGPUを作る時代は終わり。
スケーラブルなアーキテクチャでGPUを素早く進化させる」
一般に,これまでのGPU設計のあり方は,「ハイエンドチップを最初に作り,それをダウンスケールしていくことでメインストリーム市場向けやエントリーモデルを作っていく」というものだった。AMDのグラフィックス部門も,ATI Technologies時代はこの手法を採用していた。
しかし,ハイエンドユーザーが求める,より高い3Dグラフィックス性能を,シングルチップで実現しようとすると,ダイサイズや消費電力が大きくなり,設計にかかる時間も長くなってしまう。さらに,大きなサイズのGPUダイは製造の歩留まり(※1枚のウェハから採れる良品の数を割合で示したもの。良品率と言い換えてもほぼ問題ない)を悪化させやすく,それらは当然,販売価格にも跳ね返ってくる。
すると何が起こるのか。Bergman氏は「GPUのアーキテクチャをせっかく一新しても,それからミドルクラスやエントリー(=ローエンド)クラスのGPUに派生させられないケースが生じつつある」と指摘する。GeForce 9シリーズのローエンドGPUが市場投入されていないこのタイミングで,新しいアーキテクチャを採用したGeForce GTX 200を投入することになった,NVIDIAの現状を揶揄したものと見ても,決して誤りではないだろう。
![]() |
![]() |
この設計ポリシーによって登場するのが,ATI Radeon HD 4800シリーズであり,199ドルで登場したATI Radeon HD 4850である。「ATI Radeon HD 4850では,1TFLOPSの演算性能を,200ドルの価格,110Wという消費電力で実現する」と同氏。上位モデル「RV770 XT」こと「ATI Radeon HD 4870」は6月25〜26日に店頭へ並ぶ予定で,また,ウルトラハイエンド性能を期待するユーザーに向けたデュアルGPUソリューション「R700」は,7月末に量産を開始し,ATI Radeon HD 4850の登場から8週間以内に店頭へ並ぶだろうとしている。
![]() |
現在のアプリケーション環境では,誰もが1TFLOPSもの演算能力を必要とするわけではないが,この点についてBergman氏は「Cinema 2.0に見られるような映像クオリティの向上だけでなく,ビデオトランスコード(ファイルフォーマット変換やエンコード)や物理演算など,さまざまな用途にこのパワーが使えるようになる」と,NVIDIA同様,グラフィックス処理以外の分野でもGPUを積極的に活用していく姿勢を示した。
R700はHD 3870 X2のマイナーチェンジではない
次世代アーキテクチャの開発も順調
![]() |
ここ数か月,AMDから発表されるプラットフォームロードマップでは,R8xx世代が2010年に位置づけられていたりして,AMDとATI Technologiesの合併が,GPUの開発スケジュールに負の影響を与えているのではないかという憶測もあったが,RV770に続く次世代アーキテクチャ製品の開発も順調に進められているようだ。
- 関連タイトル:
ATI Radeon HD 4800 - この記事のURL:
- [TGS 2008#104]KONAMIの小島監督とカプコンの辻本プロデューサーが語る,ゲームクリエイターの心構えとは?
- [TGS 2008#103]「WarRock」日本最強クラン決定戦2008決勝の様子をレポート
- [TGS 2008#102]「フリスタ!」のステージイベントで今後実装予定の新キャラクター2名が発表
- [TGS 2008#101]コーエーブースイベント「プロデューサーに訊け!」に,同社のオンラインゲームのキーマンが集合
- [TGS 2008#100]インターネットラジオ人気番組の公開録音で「アークロード」を紹介
- [TGS 2008#099]学園祭のノリで一息つけるゲームスクールコーナー
- [TGS 2008#098]シリーズの展開から目が離せない「キングダムハーツ」,新作4タイトルの試遊レポートをまとめてお届け
- [TGS 2008#097]ナイスゲームです! 伝説のバカゲーがPSPで蘇った「零・超兄貴」
- [TGS 2008#096]「コードギアス 反逆のルルーシュ」と「パンヤ」のコラボが決定! 「FEZ」は今月中に国王ボイス実装へ
- [TGS 2008#番外編]お待たせしましたTGSコンパニオン写真集をお届けします





























