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AMD,ハイエンドCPU製品群のロードマップを披露。2010年までは苦しい戦いが続く?
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サーバー向けCPUということで,興味を削がれた読者も少なくないだろう。しかし最近のAMD製デスクトップPC向けハイエンドCPUは,サーバーやワークステーション向け製品から派生したものがほとんど。つまり,サーバー向けCPUのロードマップは,デスクトップPC向けCPUの動向を知るうえで,極めて重要なカギとなる。
2010年までアーキテクチャの大幅な変更はなく
メニーコア化を進めるAMD
AMDは,北米時間8月15日に開催されたWebカンファレンスで,45nmプロセスで製造されるクアッドコアCPU「Shanghai」(シャンハイ,開発コードネーム)を,2008年第4四半期に市場投入する計画を明らかにしている。
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今回公開された最新のロードマップでは,
Shanghai
=現行のBarcelonaコアをベースに,45nmプロセスに微細化した製品
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AMDは,このShanghaiをベースに,デスクトップPC向けCPU「Deneb」(デネブ,開発コードネーム)と,Denebと同じCPUパッケージを採用するワークステーション向けCPU「Suzuka」(スズカ,同)を順次投入予定。ここで,DDR3対応となるAM3パッケージへの移行を開始する計画のようだ。
なお,Denebは2009年第1四半期に登場予定。Suzukaの登場予定時期は明確になっていないが,2009年前半の見込みである。
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すなわち,AMDとしては2010年まで,アーキテクチャの変更ではなく,CPUのコア数を増やす,いわゆるメニーコア化を軸に,パフォーマンスアップを図ることになる。
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その第1弾となる,「Fiorano」(フィオラノ)プラットフォームは,開発中となっている次世代デスクトップPC向けチップセット「AMD 890」のサーバー版となる「AMD SR5690」ベースのプラットフォームとなる見込み。AMD SR5690は,4チャネルDDR3インタフェースをサポートするMagny-Cours向けプラットフォーム「Maranello」(マラネロ)でも採用される。
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混沌とするデスクトップPCロードマップ
Intelと戦えるハイエンドCPUは登場するのか
さて,このサーバー向け最新ロードマップから見えてくるのは,デスクトップPC向けCPUにおいても,2010年まで大きな変革は期待できないという状況だ。
また,2009年中にPhenom(=Deneb)が先行してDDR3へ移行するといっても,2010年にはMagny-Coursで4チャネルDDR3対応を果たすので,積極的にデスクトップPCでDDR3環境へ移行してしまうと,1年後にまたプラットフォームを更新せねばならなくなる。そのため,OEM関係者のなかには,2009年いっぱいは,Phenomの大幅なパフォーマンス向上は期待できないとし,「サーバー向けプラットフォームを共用する形で,2010年にようやっとPhenom FXラインの投入を図ることになるようだ」と指摘する向きも存在している。
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氏はセッション中に,「Core 2 Extreme QX9650/3GHz」と「Intel X48 Express」,「Phenom X4 9950 Black Edition/2.6GHz」と「AMD 790GX」という,二つの「ATI Radeon HD 4870」2-way ATI CrossFireXシステムを用意して「Call of Duty 4」のベンチマークテストでパフォーマンスを比較。「両方のシステムはほぼ同じ性能を発揮するが,ここには900ドルの価格差が存在する。計算すれば分かることだが,900ドルあればゲームタイトルが20本も買える」と,AMDプラットフォームのコストパフォーマンスの高さを強調した。
もちろん,GPUの数が増えれば,それだけCPUにかかる負荷は増え,CPUの性能がゲームパフォーマンスに与える影響も大きくなる。しかしMoorhead氏は「1000ドルクラスのCPUのマーケットシェアは,わずか0.07%に過ぎない」として,CPUのパフォーマンスばかりを追求するのではなく,システム全体のパフォーマンスを向上させることが重要だとアピールする。
ATI Radeon HD 4800シリーズの登場が,NVIDIA製GPUを搭載するグラフィックスカードの価格を大幅に押し下げたように,このマーケティング戦略が,CPU市場においても同様の効果を生むのであれば,ユーザーとして手放しで歓迎したいところである。しかしながら,2008年内にも,Intelは新世代CPU「Core i7」の投入を控えており,コストパフォーマンスだけで勝負する姿勢には,寂しさを禁じ得ないのも,また確かだ。
Quad FXがIntelにSkulltrailを作らせたように,AMDが再び,ハイエンドユーザーをわくわくさせるようなCPUを開発するアグレッシブさを取り戻す日は,果たして来るのだろうか……。
(C)2007 Advanced Micro Devices, Inc.
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