SteelSeries，約40ドルの光学センサー搭載ゲーマー向けマウス「Rival 100」を世界市場で発売

　北米時間2015年10月13日，SteelSeriesは，光学センサー搭載の右手用ワイヤードマウス「Rival 100」を世界市場で発売した。北米での価格が39.99ドル（税別）と，昨今のゲーマー向けマウスの中では安価に設定されているのがポイントだ。
　なお，国内発売に関する情報はいまのところない。

Rival 100

　既存のゲーマー向けマウスである「SteelSeries Rival Optical Mouse」（※現在の名称は「Rival 300」）が，親指を置く側の側面がえぐれ，薬指や小指を置く側の側面が膨らんだ，いかにも右手用マウスといった形状を採用するのに対して，下位モデルにあたるRival 100は，親指側にのみ2連のサイドボタンを持つ右手用マウスでありながら，その形状は左右対称となっている。そのほかのボタン構成は左右メインとセンタークリック機能付きスクロールホイール，スクロールホイール手前各1なので，ぐっとシンプルなデザインになったと言っていいだろう。サイズは明らかになっていないため，何とも言えないものの，SteelSeriesは「つかみ持ち」と「つまみ持ち」に向くとしている。

左右側面には，滑り止めの模様が付いたパネルが取り付けられている。また，ホイールとロゴマーク部分にはカラーLEDが埋め込まれており，SteelSeries製品用の統合型ソフトウェア「SteelSeries Engine 3」を使えば，約1677万色の中から発光色を選択可能とのこと。各ボタンへの機能割り当ても，SteelSeries Engine 3からカスタマイズできる

　光学センサーには，専用に開発されたというPixArt Imaging製の「S3059-SS」を採用しており，トラッキング速度は140IPS，最大加速度20Gを実現するとのこと。価格を考えると，高速な操作への追従性はまずまずといったところか。なお，発表当初はリフトオフディスタンスの数値が公開されておらず，短くなるよう最適化されていることだけが伝わっていたが，後日公開されたスペック情報では，1.5mmとなっていた。

　日本円にして約4800円（税別，2015年10月14日現在）という価格からすれば，充実した機能を備える製品といえそうで，光学センサー搭載マウスの購入を検討している人にとっては，注目すべき製品となりそうな気配だ。競争力のある価格で日本市場へ投入されることを期待したい。

●Rival 100の主なスペック

• 基本仕様：光学センサー搭載ワイヤードタイプ
• ボタン数：6（左右メイン，センタークリック機能付きスクロールホイール，スクロールホイール手前×1，左サイド×2）
• メインボタン耐久性：3000万回（スイッチの種類は未公開）
• 最大トラッキング速度：140IPS
• 最大加速度：20G
• フレームレート：未公開
• 画像処理能力：未公開
• トラッキング解像度：250/500/1000/1250/1500/1750/2000/4000DPI
• ポーリングレート（USBレポートレート）：未公開
• データ転送フォーマット：未公開
• リフトオフディスタンス：1.5mm
• 公称本体サイズ：67.13（W）×120.6（D）×38.12（H）mm
• 公称重量：120g（ケーブル含まず）
• マウスソール：プラスチック系
• ケーブル長：未公開
• 保証期間：未公開

RIVAL 100 製品情報ページ