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印刷2009/12/28 10:30

レビュー

SteelSeriesの新世代フラグシップマウスは,期待に応えてくれるか

SteelSeries Xai Laser

Text by fumio


SteelSeries Xai Laser
メーカー:SteelSeries
問い合わせ先:窓口一覧ページ
実勢価格:9500〜1万1000円(※2009年12月28日現在)
SteelSeries
 2009年10月30日に国内発売された「SteelSeries Xai Laser」(以下,Xai)は,「SteelSeries Ikari Laser」(以下,Ikari Laser)に続く,SteelSeriesのフラグシップマウス製品第2弾に当たる製品だ。同時に発表された光学式センサー搭載モデル「SteelSeries Kinzu Optical」(以下,Kinzu)が,余計な機能をできる限り省くことで,シンプルかつ安価なゲーマー向けモデルを志向していたのに対し,漢字の「才」からその名が取られたXaiは,トラッキング速度150IPS,最大加速度30G,フレームレート12000fpsという,非常に高いスペックのセンサーを軸に,SteelSeries独自の機能をてんこ盛りした製品となっている。

 今回は,そんな同社の新世代フラグシップモデルを,じっくり検証していくことにしたい。

Xaiを別の角度から
SteelSeries SteelSeries


Kinzuを一回り大きくした印象のXai

大型化で,「かぶせ持ち」時のフィット感も向上


Xai(左)とKinzu(右)を並べて比較したカット
SteelSeries
 左右対称形のデザインを採用しつつ,小型軽量を志向したKinzu。Xaiの形状は,そんなKinzuを,一般的なマウスのレベルにまで大きくしたものと考えるのが,最もしっくりくる。
 サイズは,Kinzuが64(W)×117(D)×36(H)mmだったのに対して,Xaiは68.3(W)×125.5(D)×38.7(H)mmと,一回り大きな印象だ。シンプルな3ボタン仕様を採用したKinzuに対して,左右両サイドに2個ずつサイドボタンを搭載したり,Ikari Laserから引き続いて,インジケータとして機能するディスプレイパネルを本体底面に装備したりといった機能追加により,大きくせざるを得なかったという事情はあるのかもしれないが,Kinzuを「小さすぎる」と感じていた人なら,このサイズ変更は歓迎できるだろう。
 かくいう筆者も,普段は「かぶせ持ち」でマウスを操作しているため,Xaiくらい大きいほうが,フィット感をしっかり得られるので好ましいと思う。

SteelSeries SteelSeries SteelSeries
4Gamerの比較用リファレンス「G5 Laser Mouse」(型番:G-5T)と並べてみたところ。筆者の手元にないという理由で,直接の比較はできなかったが,大きさや全体的なフォルムは,「Microsoft Wheel Mouse Optical」に近い印象だ
SteelSeries SteelSeries SteelSeries
こちらは,Ikari Laserと横に並べてみたところ。上から見た印象ではずいぶん異なるが,サイドボタンの位置や,横から見た山の盛り上がり方などはよく似ている

Kinzu同様,両サイドの表面はわずかに窪んでおり,「つまみ持ち」する指にフィットしやすく,指先の力を伝えやすい
SteelSeries
SteelSeries
 「つまみ持ち」時の快適さは,ほぼKinzuそのまま。本体両サイドに凹みがあって,指先に力を込めやすいというのも変わっていない。Kinzuと比べて大きくなり,重くなったことによる若干の違いはあるものの,どちらがいいかは好みによる,といった程度の差異である。

 ちなみに重量はケーブル込みの実測値で約150g,ケーブルを秤からどかした参考値で同99〜102gといったところ。順に115g,70〜75gというKinzuと比べてしまうと重いが,それでもゲーマー向けマウスの平均よりは間違いなく軽量だ。重心も前後どちらかに偏っていたりはしないため,重量や重さの偏りによる操作への悪影響も感じない。重さをテストしているとき,標準で貼り付けられているソールがやや滑りづらく,むしろそちらが気になったくらいである。

SteelSeries
最近では割と見慣れた布巻状のケーブルを採用する。これもKinzuと同様だが,数回折り曲げれば簡単にクセがつけられるので取回しは楽だ
SteelSeries
本体底面に貼られた大判のソール×3の滑りは今一つ。センサーの位置は前後左右ほぼ中央にある。ディスプレイパネルについては後述


ボタン,ホイールとも不満なし

サイドボタンの配置も良好


SteelSeries
 ボタンのクリック感は,全体的に良好。ボディと一体型のメインボタンは,大きさのためか,Kinzuのそれよりも柔らかく,割と手前のほう(=本体後方側)を連打してもそれほどの重さはない。
 ホイールも申し分ない完成度だ。少なくとも,ゆっくり回したときに“吸い込まれる感じ”が弱いとか,回転する刻みと刻みの間でホイールが止まってしまうとか,あるいはセンタークリックボタンとして硬すぎるなどといった,露骨なマイナスポイントはなく,使いやすい。

サイドボタンはちょうど親指の上端と重なる位置にくる。2個押し分ける場合は親指を動かす必要があるものの,そうでないなら,ホールドした状態のまま,力のバランスを変えるだけで押下可能
SteelSeries
 左右側面に2個ずつ,計4個搭載されるサイドボタンは,ストロークに若干の深さがあって,カチカチとしたクリック感を持っているのもさることながら,指をスライドさせなくても押せるよう配置されているのが好印象。Xaiの“背”が低いことも手伝って,普通に持つと,親指の端と薬指の腹が左右両サイドボタンへ被さる格好になるのだが,このとき,親指にかかる力のバランスを変えてやるだけでサイドボタンを利用できるようになっている。

 ただ,押しやすい半面,軽く力を入れただけでボタンが入力されてしまいがちだったりもする。指を本体に沿って寝かせるような持ち方だと,マウスを左右に振ったときに,誤入力してしまうおそれがあるのだ。
 指先を立ててつまむのであれば,意識しない限りボタンを“誤爆”することはないので,その意味では「つまみ持ち」により向いたデザインだといえるかもしれない。

本体両サイドから撮影したカット
SteelSeries SteelSeries

SteelSeries
ホイールよりも少し“山頂”寄りのところにある三角のボタンが,機能呼び出しスイッチ。CPI設定はプロファイルごとに2種類登録可能で,このスイッチを短く押した場合は,CPIが切り替わる仕掛けだ。近くに埋め込まれた白色LEDはCPIインジケータで,オン/オフでCPI設定を知らせてくれる
SteelSeries
CPI / LCD Menuと名付けられているこのボタンを長押しすると,プロファイルの選択後,センサー周りの設定を変更できるようになる
 Xaiでは,ホイールの近くにボタンがもう一つ用意されているが,これは,冒頭でも触れた独自機能を呼び出して切り替えるためのスイッチだ。

 Ikari Laserもそうだったが,いわゆるドライバソフトウェアを必要とせず,標準のクラスドライバが読み込まれて動作する仕様となっているXaiでは,CPIやレポートレート,直線補正,スムージングなどといった,センサーの挙動に関する設定を,マウス単体で調整できるようになっている。

 設定の詳細は,後ほどテストを交えながら紹介したいと思うが,XaiをPCに接続した状態なら,「CPI / LCD Menu」と名付けられたこのスイッチボタンを2秒程度長押しすれば,いつでも本体底面のディスプレイパネルに設定メニューを呼び出せる。必要に応じて最大五つのプロファイルへさまざまな設定内容を登録し,切り替えて利用することも可能だ。

 また,SteelSeriesのサポートページから入手してセットアップすると,スタートメニューから「Xai Configuration」というショートカットを選択することで起動できるようになる専用のソフトウェアを用いれば,ファームウェアのアップデートや,マクロを含めたボタンへのバインド設定が行えるようになるのも,Xaiの特徴である。

設定ソフトウェアの「Button assignments」タブ。先述のボタンスイッチボタンの機能割り当て画面。CPI / LCD Menuボタン以外の7ボタンと,スクロールホイールの前後回転に機能をバインドできる。一度設定した内容は,設定ソフトウェアをインストールしていない別のPCでも利用可能だ。なお,「Left/Right Handed mode」のチェックボックスを使うと,ボタン配置を左右逆に入れ替えられる
SteelSeries

ソフトウェア&ファームウェア1.4.2で,Xaiはマクロの登録に対応した。Button assignmentsタブから,対応ボタンのプルダウンメニューにある「Macro Manager」を選択することで,マクロ登録メニューを呼び出せる
SteelSeries
 Xaiのマクロ機能は,国内販売の始まった10月末時点だと「バグが見つかった」という理由で無効化されていたが,その後,11月13日に公開されたバージョン1.4.2のソフトウェア/ファームウェアで有効化されている。
 さて,そんなマクロ機能で登録できるのは,キーボードのキーとマウスボタンの押下,ディレイの設定程度。「ボタンを押している間,同じ動作を繰り返す」といったリピート機能などもなく,キーバインド機能の延長という印象だ。また,筆者と担当編集者の2名で,合計2台のXaiと4台のPCを使って確認した限り,マクロ機能を設定しようとすると,設定ソフトウェアは頻繁にフリーズしてしまい,現時点ではとても使い物にならないと断言せざるを得ないが,そもそも「Xaiを好んで購入する人がマクロを使うのか」という議論はあるはずなので,これはこれで問題ないだろう。

マクロ登録メニューのウインドウは位置固定。マウスのドラッグでは移動できない(左)。設定できる内容はかなり少ない。「Enable Advanced Delay Editor」にチェックを入れると,ディレイをマウス操作で変更できるようになるが,全体として挙動がおかしい。また,登録した内容はマウス側に保存可能で,別のPCからでも利用できそうな気配だが,現時点では問題山積である
SteelSeries SteelSeries

 なお,機能のカスタマイズ自体はCPI / LCD Menuを除くすべてのボタンで可能だが,マクロを割り当てられるのは,右メインボタン(※左手用設定時は左メインボタン),センタークリック,サイドボタン×4の計6個となる。


センサー性能に対する不安もほぼなし

細かく調節可能なセンサー設定も検証する


ExactSenseからCPI設定を5001にしたところ。ExactSenseに限らず,メニューはホイール回転でメニューをスクロールさせながら,センタークリックで下の階層へ掘り進んでいく流れになる。設定値もホイール回転で変更し,センタークリックで決定するのだが,ホイール回転で数値を大きく動かすのはけっこう手間なので,ざっくりした設定にはソフトウェアを併用したほうがいいかも
SteelSeries
 ここからはセンサー周りの性能やマウスパッドとの相性テストに入るが,その前に,センサー周りの設定について,一つ説明しておきたい。
 Xaiでは,CPIを100〜5001の範囲で自由に設定できる「ExactSense」という機能が用意されており,前述のとおり,OSやゲーム内の設定を変更することなく,マウスだけでセンシティビティを自在に調整できるようになっている。

 OSやゲーム側の設定メニューから,センシティビティを中央値より高くすると,1ピクセル分――実際にマウスが移動する距離に換算すると,“CPI値分の1インチ”――の入力を行ったとき,画面上のポインタの動きは,1ピクセルより大きくなるよう,ソフトウェアによって補間処理が行われてしまう。これをSteelSeriesは「ピクセルスキッピング」(Pixel Skipping)と呼んでいるが,これでは操作の正確さを欠くことになる。そうならないためにも,センシティビティは,マウス側のCPI調整でのみ設定するのが望ましいというのが,SteelSeriesのメッセージである(関連記事)。

 そこで今回のテストでは,従来どおりの「センサーのネイティブな最大CPI」と「読み取りに問題の生じる可能性が低い,ミドルセンシを想定したCPI」に加え,SteelSeriesの主張も踏まえた設定でもテストを行うことにした。
 テスト環境は表1のとおり。その下には,マウスの設定とテスト方法をまとめている。


●Xaiの基本設定
  • ソフトウェアバージョン:1.4.2
  • ファームウェアバージョン:1.4.2
  • CPI:600/2000/5001CPI
  • ExactAim:0
  • ExactRate:500Hz
  • FreeMove:0
  • ExactAccel:0
  • Windows側設定「マウスのプロパティ」内「速度」スライダー:中央
  • Windows側設定「ポインタの精度を高める」:オフ

●テスト方法
  1. ゲームを起動し,アイテムや壁の端など,目印となる点に照準を合わせる
  2. マウスパッドの左端にマウスを置く
  3. 右方向へ30cmほど,思いっきり腕を振って動かす「高速操作」,軽く一振りする感じである程度速く動かす「中速動作」,2秒程度かけてゆっくり動かす「低速動作」の3パターンでマウスを振る
  4. 振り切ったら,なるべくゆっくり,2.の位置に戻るようマウスを動かす
  5. 照準が1.の位置に戻れば正常と判断可能。一方,左にズレたらネガティブアクセル,右にズレたら加速が発生すると判定できる

 テストに用いたゲームタイトルは「Warsow 0.5」。本テストにおいて,ゲーム内の「Sensitivity」設定は,「180度ターンするのに,マウスを約30cm移動させる必要がある」0.14(5001cpi),0.4(2000cpi),1.0(600cpi)の3種類を用い,読み取り異常の発生を分かりやすくさせている。
 この条件におけるテスト結果を示したのが表2だ。

※「相性の程度」は,高速/中速/低速動作において問題がなかったか,あったとすればどういう問題が生じたかを示したもの。○は「問題なし」,△は「基本的に問題ないが,まれにおかしな動作が見られる」,▲は「ポインタの移動中,異常な動作が高確率で見られる」,×は「使い物にならないレべルの異常が発生する」ことをそれぞれ示す。なお,ここでいう異常とは,「動作中にポインタが反応しなくなる」「ポインタがあらぬ方向へ飛んでしまう」「動かす速度によって,マウスの実際の移動距離と画面上でのポインタの移動距離が変化する」など。「反応しなくなる高さ」は,マウスの底に1円玉を重ねていき,センサーが応答しなくなる高さ(=リフトオフディスタンス)を示したものだ

Xai単体で行うExactSenseの設定例。デフォルトのCPI設定は450/900CPIだったが,1CPI刻みで任意の値に設定可能だ。ちなみに他社製品だと刻みは25〜100CPIくらいが一般的
SteelSeries
SteelSeries
SteelSeries
 ご覧のとおり,テスト結果はほとんど「問題なし」になったが,若干の補足を加えておくと,5001CPI時と,2000/600CPI時で比較した場合,前者に設定したときだけ,どのマウスパッドでもわずかながらネガティブアクセルが確認された。ただしその程度は,「5001CPIに設定しつつ,ローセンシでプレイしたときに,2000CPIや600CPI設定時と比べてほんの少しだけ気になる」というレベルに過ぎないので,実用上の問題はない(※ローセンシで使いたいなら,CPI設定を下げればいい)。
 ただ,そのなかでも,「SteelSeries 5L」だけは,ほかのマウスパッドよりもネガティブアクセルが強めに出ていたので,△としている。

 むしろ気になったのは,CPI設定によらず,高速動作を行ったときに,ごくわずかながらポインタの加速に近い動きが見られた点だ。これは,Logitechの「G9x Laser Mouse」「Gaming Mouse G500」で感じられた挙動に近い,本当に小さなもので,低速〜中速動作では確認すらされないが,そういった挙動が存在したことは記しておきたいと思う。

 リフトオフディスタンスは,どのマウスパッドと組み合わせたときにも1円玉1枚以上,2枚以下。透明なガラス層を採用することもあって,リフトオフディスタンスが短くなりやすいIcemat Purple 2nd Editionで使ったときも,ほかのマウスパッドと同等の距離に収まっている。Xaiでは,サーフェスを問わず,1mm以下になるというリフトオフディスタンス自動調整機能を搭載するとされているが,これは確かに機能しているようだ。

SteelSeries
専用ソフトウェアの「Hardware settings」タブ。設定できる内容そのものはマウス単体と同じだが,若干分かりやすくなっている
SteelSeries
Xai側に用意されたExactRateの設定メニュー。基本的にはExactSenseと同じように設定できる
 ところで,基本設定の項目として,説明抜きで固有名詞を羅列したが,XaiにはExactSense以外にも,センサーの挙動をカスタマイズするための機能,「ExactRate」「FreeMove」「ExactAim」が用意されており,それぞれ,マウス単体で,もしくは設定ソフトウェアから変更できるようになっている。

 いずれも大仰な名前が付いてはいるが,ExactRateは,端的に述べるとレポートレート調整機能。他社製品だと,いくつか用意された選択肢から選択するのが一般的だが,ExactRateでは125〜1000Hzの間を1Hz刻みで変更できる。
 ただ,ExactSenseほどのメリットがあるかというと,正直なところよく分からない。
 SteelSeriesは,ディスプレイのリフレッシュレートとゲームのフレームレート,マウスのレポートレートを「60Hz:60fps:600Hz」といった具合に整数比の関係になるよう設定すると,3者が同期して動作し,とくに180°のターンを行うようなときに,画面描画がスムーズになるとしているのだが,設定しても,体感できるような違いは感じられなかったからだ。

FreeMoveは0が直線補正なし。10に向かって,直線補正の適用レベルが上がっていく
SteelSeries
 続いてFreeMoveだが,これはIkari Laserで初めて採用されて話題を集めた「直線補正の強さ」に関する設定。人間がマウスを直線的に動かそうとしたとき,どうしても生じるブレを,どれくらい補正するかを決める項目で,設定値は0〜10の11段階となる。
 下に示したのは,5001CPIと2000CPIの両設定時に,FreeMoveの設定を0と10の2種類,計4パターンにてテストしたもの。「ペイント」で引いた線を見比べる限り,設定値「10」でも,(一般PCユーザー向け製品の一部で見られる)あからさまな補正がかかるわけではないようである。

SteelSeries
5001CPI:FreeMove 0
SteelSeries
5001CPI:FreeMove 10
SteelSeries
2000CPI:FreeMove 0
SteelSeries
2000CPI:FreeMove 10

SteelSeries
 最後のExactAimは,サーフェスとの相性によって,マウスを動かしてもいないのにポインタが震えたり,勝手に動いたりする現象を低減するための機能(関連記事)。センサーの性能限界と引き替えに,劣悪なサーフェスとの相性問題を向上させる機能とも言い換えられるが,結論から先に述べると,一般的なゲーマー向けマウスパッドを利用する限り,設定する必要はない。
 というのも,ExactAimを有効化したときのデメリットが大きいのだ。どのマウスパッドと組み合わせても,ExactAimを有効にすると,中速でマウスを動かしたときにポインタが震えて動かなくなったり,先ほど指摘した「加速に近い動き」が大きくなったりしたのである。運悪く,相性のよろしくないマウスパッドと組み合わせねばならない状況に置かれた人用,といったところだろうか。


不安要素やクセは少なく,1台めとしてお勧めできるXai

最大の懸念材料は価格か


 以上,細かく見てきたが,用途の見えないマクロはさておき,全体として,クセの少ないマウスだと,まとめることができるだろう。

製品ボックス
SteelSeries
 厳しいことをいえば,Xaiの原型とでも言えるほどに形が似ているMicrosoft Wheel Mouse Opticalなら,1000円台から購入可能。サイドボタンが必要という場合でも,形状の近い「Microsoft IntelliMouse Optical」が2000円台で手に入る。高いCPI設定が不要なら,Xaiでなくてもいいかもしれない。
 また,「かぶせ持ち」の人なら,Gaming Mouse G500のほうがフィットしやすいうえ,実勢価格がXaiの半額〜6割程度だったりする事実もある。「クセの少ない,安全パイ的な万能選手である」という特徴に,1万円前後というコストをかけられるかどうかが,Xaiを取捨選択する決め手になると思われ,同時に,Xaiが持つ最大の弱点だともいえるだろう。

 ただ,高いセンサー性能を必要としている「つまみ持ち」プレイヤーのうち,マウスに1万円近い投資ができる人に,無条件でお勧めできる完成度なのは間違いない。とにかく性能重視で1台めのゲーム用マウスを手に入れたいというのであれば,手を出して後悔することはないはずだ。
  • 関連タイトル:

    SteelSeries

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