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Access Accepted第447回:2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(後編)
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印刷2015/01/26 12:00

業界動向

Access Accepted第447回:2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(後編)

画像集 No.001のサムネイル画像 / Access Accepted第447回:2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 発売からわずか1年あまりで,欧米ゲーム市場にすっかり浸透した感のあるPlayStation 4Xbox One。前回に引き続き,世代交代がいよいよ明確になったこの2015年にリリースされる注目の欧米産ゲームタイトルを紹介しよう。最新コンシューマ機“専用”と割り切ることで,グラフィックスやシステムなどで大きく進歩した作品がズラリと揃っており,新たなマイルストーンになるものも少なくないはずだ。


2015年も目が離せない欧米タイトル


 2015年1月19日に掲載した本連載の第446回「2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(前編)」に引き続き,今年リリースが予定されている期待作を紹介しよう。
 前編と後編,合わせて30本を見てみると,PlayStation 4/Xbox One専用タイトルが増えており,欧米ゲーム市場で本格的な世代交代が進んでいることが分かる。エクスクルーシブタイトルも少なくはないので,対応するハードを持っていない人にとっては残念な話かもしれないが,各プラットフォームホルダーが魅力ある作品を生み出すため,積極的にメーカーに働きかけていることの表れでもあるだろう。
 最新技術を活用したグラフィックスやゲームシステム面でも突き抜けた作品が多く,どちらのプラットフォームでも最新機種ならではの遊びが満喫できるのは間違いない。

Dead Island 2
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 テーマとしては,相変わらずゾンビを扱ったものや世紀末感が漂う作品が多く,このあたりの目新しさは乏しい。もっともこれは今年に限った話ではなく,長く続く傾向であり,さらに欧米では「ゾンビ嫌い」のゲームファンはあまりいないようなので,仕方のないことかも知れない。
 システム面では,例えば昨年(2014年)リリースされた「シャドウ・オブ・モルドール」「Nemesis」システムが斬新かつゲームに良くマッチしていて目からウロコだったが,こうしたサプライズが味わえる作品は今年も数多く登場するはずだ。

Microsoft HoloLens
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 また,VR対応のヘッドマウントディスプレイという新たなトレンドも見逃せないだろう。Oculus VRの「Rift」,Sony Computer Entertainmentの「Project Morpheus」も製品化に近づいているようであり,Samsungからは「GearVR」という新たなハードが発表されている。さらに,趣は異なるが,実世界の風景に仮想オブジェクトをオーバーレイするという「Microsoft HoloLens」をMicrosoftが発表し,Windows 10の発売にあわせた市場投入を示唆するなど,周辺機器分野も熱を帯びており,数年後にどのような市場が形成されることになるのか,消費者の1人としてワクワク感が止まらない。

 さて,今回は(前編)と合わせて新作を30本紹介したが,さらに「Dead Island 2」「Everquest Next」「WiLD」「Rime」「Fortnite」,そして「Kingdom Come: Deliverance」など,紹介しきれなかったタイトルも少なくない。上記タイトルについてはぜひ,4Gamerに掲載した紹介記事などに目を通してほしい。
 それでは,読者の皆さんがより良いゲームライフを送れることを祈りつつ,残りの15作品を紹介しよう。これからも,欧米ゲーム業界のホットな話題を読者の皆さんにお伝えしていくつもりなので,2015年の本連載をよろしくお願いしたい。

■Ori and the Blind Forest(オリとくらやみの森)
日本のアニメに影響を受けたという,幻想的な2Dアクション


開発元:Moon Studios
発売元:Microsoft Studios
発売予定日:3月11日(北米)
プラットフォーム:PC/Xbox One/Xbox 360
公式サイトhttp://www.oriblindforest.com/


画像集 No.002のサムネイル画像 / Access Accepted第447回:2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 「Ori and the Blind Forest」は,日本のアニメに大きな影響を受けたという幻想的な世界観と,細かいアニメーションに注目が集まる2Dアクションだ。
 幼く非力な妖精オリが,魔の浸食によって破壊されつつある森の中で冒険を繰り広げるという内容で,ヒントやストーリーを語ってくれたり,攻撃を助けてくれたりする光の玉をお供に,スピーディに移動して難関を切り抜けていくことになる。また,パズル要素も多く含まれるようだ。
 制作発表当初に公開されたトレイラーが「泣ける」ことでも話題になったが,クオリティの高さで知られるBlizzard Entertainmentのシネマティックを担当していたアーティストが独立して開発中の新作だけに,日本でのリリースにも期待したい。


■Hearts of Iron IV
国家運営のロジスティックスにも切り込む人気シリーズの最新作


開発元:Paradox Development Studios
発売元:Paradox Interactive
発売予定日:2015年第2四半期
プラットフォーム:PC
公式サイトhttp://www.heartsofiron4.com/


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 「パラドゲー」という愛称で日本のコアなストラテジーファンにも人気の高いParadox Interactiveの新作タイトルが,第二次世界大戦を描いた「Hearts of Iron」シリーズの最新作「Hearts of Iron IV」だ。
 第二次大戦前に存在した多くの国から1つを選び,その指導者となって,軍事大国へと育てたり,小国の生き残りをかけて権謀術数の限りを尽くしたりなど,思い思いのプレイが楽しめる。本作では国家の特性を生かした「兵站」(ロジスティックス)にも焦点が当てられており,例えばドイツであればテクノロジー開発は速いが,工場での生産が追いつかないといった現実的な状況が再現される。
 また,ユーザーインタフェースが改善され,複数方面からの同時攻撃といった複雑な戦略も楽しめるという。


■Sid Meier’s Starships
シド・マイヤー氏の新作で,銀河制覇に乗り出そう


開発元:Firaxis Games
発売元:2K Games
発売予定日:2015年春
プラットフォーム:PC/Mac/iPad
公式サイトhttps://www.2k.com/games/sid-meiers-starships


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 「Sid Meier’s Starships」は,シミュレーションゲームのデザイナーとして日本でも有名なシド・マイヤー氏が手がけるタイトルだ。2014年にリリースされた「Civilization」シリーズの最新作「Sid Meier's Civilization: Beyond Earth」の世界観をベースに,新たな故郷になった惑星に定住した人類達が,地球からの緊急信号に応じて進軍を開始するというターン制ストラテジーゲームとのこと。
 途中で別の惑星に定住した人類との出会いがあり,異星人に襲われている彼らを助けるなどのミッションをこなすことで,新たな技術や資源を分けてもらえるという,アドベンチャーゲーム的な要素も用意されている。
 都市開発がない代わりに宇宙船を細かくカスタマイズできるらしく,このあたりに従来の「シヴィライゼーション」シリーズと異なる面白さを盛り込んできそうだ。


■Fable Legends
非対称型のマルチプレイモードを搭載したアクションRPG


開発元:Lionhead Studios
発売元:Microsoft Games
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:PC/Xbox One
公式サイトhttps://www.fablelegends.com/


画像集 No.005のサムネイル画像 / Access Accepted第447回:2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 Xbox One版に加えてWindows 10版がアナウンスされた「Fable Legends」は,シリーズ従来作の数百年前の時代を背景に,「Moon on the Stick」という秘宝を求めて旅をする主人公の姿が描かれるアクションRPGだ。
 英雄として敬われるか,悪の権化としてアルヴィオンにその名を轟かせるかはプレイヤー次第という自由度の高さはそのままに,キャンペーン中,他の3人の仲間が自由に参加してクエストを楽しめるドロップイン/アウト型のCo-opモードを中核とするゲームになっている。
 さらに,別のプレイヤーがモンスター役になってプレイヤーの前に立ちはだかるという4人対1人の非対称型アクションが楽しめ,Windows 10の新機能であるXbox OneからPCへのストリーミングなども用意されており,Windows 10世代のゲームとして注目を集めるだろう。


■Forza Motorsport 6
シミュレーション性の高いレースゲームがさらに進化


開発元:Turn 10 Studios
発売元:Microsoft Games
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:Xbox One
公式サイトhttp://www.forzamotorsport.net/en-us/


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 1月12日にデトロイトで開催されたモーターショーで制作が発表されたのが,今年,シリーズ誕生から10年めを迎えるレースゲームシリーズの最新作「Forza Motorsport 6」だ。モーターショーの会場では,炭素繊維強化プラスチックで覆われたフォードの最新スーパーカー「GT Supercar」(仮称)の発表に合わせてアナウンスされたが,ゲームではそのGT Supercarが使用できるほか,GT350 MustangF-150 Raptorなど,フォードの新モデルも登場するという。
 ゲームシステムについては6月に開催予定のE3 2015で改めて公表されるとのことだが,10年めというキーワードが大きくアピールされていることから,ボリューム感や斬新さのあるパッケージに仕上げてきそうだ。


■Just Cause 3
ハリウッド映画のようなド派手な痛快アクションで独裁国家を転覆せよ


開発元:Avalanche Studios
発売元:Square Enix
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式サイトhttps://justcause.com/


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 英語には「最高のさらに上」を意味する「オーバー・ザ・トップ」という表現があるが,Avalanche Studiosの「Just Cause」シリーズは,爆破や破壊,銃撃戦などの過剰な演出が,まさにオーバー・ザ・トップなシリーズだ。
 最新作となる「Just Cause 3」は,国家転覆を専門にする秘密エージェント,リコ・ロドリゲスが,地中海の独裁国家に潜入し,人々の解放のために大暴れすることになる。最新コンシューマ機をターゲットにしているだけあり,より広大になったマップが用意されたオープンワールドのゲームになり,高層ビルなども実物に近いスケールで描かれるという。高低差を生かした,迫力ある移動も見ものだろう。
 火を噴くガスボンベに引っ張られて空を飛ぶという画像が公開されており,この「あり得なさ」加減がゲーマーの意欲を掻き立てる。


■Killing Floor 2
ゴア表現にありったけの力を注いだサバイバルFPS


開発元:Tripwire Interactive
発売元:Tripwire Interactive
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:PC/PlayStation 4
公式サイトhttp://www.killingfloor2.com/


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 “Zed”(ゼッド)と呼ばれる俊敏で強力なゾンビ風の生体兵器がはびこるフランスを舞台に,最大6人のプレイヤーが生き残りをかけて戦う「Killing Floor 2」は,前作から大きくパワーアップしたゴア表現によってファンの注目を集めているタイトルだ。
 「M.E.A.T. System」と呼ばれるゴア表現専用のプログラムが独自開発されており,1タイプのZedにつき95種類の死亡パターンがあり,切断できる部分は22か所にも及ぶというから,力が入っている。
 ゼッドを殲滅すると,あたりは血しぶきや肉片で覆いつくされる……そんな過激さをウリにしており,プレイヤーは選びそうだが,コアなファンには期待の持てる作品となるだろう。銃器に加えて刀が利用できるのもポイントが高い。


■Mad Max
核戦争後の荒廃した世界を舞台にした大活劇が楽しめる


開発元:Avalanche Studios
発売元:Warner Bros. Interactive Entertainment
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/PlayStation 3/Xbox One/Xbox 360
公式サイトhttp://madmaxgame.com/


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 600馬力にチューンナップした愛車「インターセプター」に乗り込み,核戦争後の荒廃した世界で旅を続ける男を描いた映画「マッドマックス」。それをゲーム化した本作「Mad Max」は,ストーリー的には映画との直接的な関連性はなく,暴力的な日々に飽きたマックスが,噂に聞く平和の地「静かなる平原」を求めて彷徨うという,オープンワールド型のアクションになっている。
 車同士でぶつかり合うサイドミッションや,愛車の改造なども楽しめるようで,細かいパーツも含めて,100万パターン以上のカスタマイズが可能だという。走行中に飛び乗ってきた敵を蛇行運転や急ブレーキで振り落とすといった,ドラマや映画にありがちなアクションも楽しめるとのことで,一木一草もない世紀末ワールドでの活劇に期待したい。


■No Man's Sky
未知なる星や生態系を探しに,広大な宇宙の旅をしよう


開発元:Hallo Games
発売元:Hallo Games
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:PC/PlayStation 4
公式サイトhttp://www.no-mans-sky.com/


画像集 No.010のサムネイル画像 / Access Accepted第447回:2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 プレイヤーが銀河のさまざまな惑星を探索するという「No Man's Sky」は,2015年で最も大きな注目を集めそうなインディーズゲームだ。ゲームの進捗に応じて自動生成される星の数は,約1800京個に及び,まさに星の数は無限。しかもそれぞれの惑星には独自の環境があり,独自の生物が暮らしているというから驚きだ。広大な銀河を自由に探索できることにワクワクしている人も多いはず。
 惑星に最初に足を踏み入れた時点で,そのプレイヤーが第1発見者として記録されることになるが,惑星独自の動植物を見つけて百科事典に登録したり,貴重資源を採掘して宇宙船のアップグレードをしたりと,自分なりの時間をゆったり過ごせるゲームになるだろう。


■Quantum Break
テレビドラマシリーズとタイアップした,トランスメディアを実体験


開発元:Remedy Entertainment
発売元:Microsoft Studios
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:Xbox One
公式サイトhttp://www.xbox.com/en-US/games/quantum-break


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 Xbox One専用のアクションアドベンチャーである「Quantum Break」は,架空の都市リバポートの大学で行われた量子物理研究の実験が不慮の事故で失敗したことから「時間」が崩壊するという事態が発生し,その場に居合わせた主人公のジャックべスが,図らずも時空を操作する能力を得るという物語。事故の影で暗躍する大企業Monarch Solutionsの陰謀に,2人は挑んでいくことになる。
 時間を止めて相手の背後に回り,攻撃するといったアクションが楽しめるが,それ以上に興味深いのが,Microsoftが制作を行うテレビドラマシリーズと連動していることだ。プレイヤーはそのドラマを見ることによりミッションを解くヒントを得たり,隠しアイテムを発見したりすることも可能になるという,いわゆる“トランスメディア”と呼ばれる新しいシステムに注目しておきたい。


■Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues
リチャード・ギャリオット氏が手掛ける,「Ultima」シリーズの精神的な後継作


開発元:Portalarium
発売元:Portalarium
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:PC
公式サイトhttps://www.shroudoftheavatar.com/


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 「Ultima」シリーズの生みの親であるリチャード・ギャリオット氏が手掛ける久々の新作「Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues」が,いよいよリリースされそうだ。
 ゲームシステムはもちろん,ハウジングなどのクラフティング要素や,キャラクターの個性を引き出すスキルシステム,さらに「徳」システムなど,ギャリオット氏らしい要素で溢れている。なかでも最大の特徴となるのは,やはり「選択制マルチプレイモード」と呼ばれるもので,すべてのゲームをシングルプレイで遊べるだけでなく,途中で友人と協力してクエストに挑んだり,街でのソーシャルイベントに参加するといったことも可能になる予定だ。


■Star Wars: Battlefront
スター・ウォーズの世界で,バトルフィールド風の壮大な戦い


開発元:EA DICE
発売元:Electronic Arts
発売予定日:年内
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式サイトhttp://starwars.ea.com/ja_JP/battlefront


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 2013年6月に制作発表が行われて以来,ほとんど新情報が出てきていない「Star Wars: Battlefront」は,「バトルフィールド」シリーズの最新作「バトルフィールド ハードライン」をVisceral Gamesに任せたEA DICEがスター・ウォーズの世界を描くというゲームだ。
 これまでにリリースされたトレイラーからは,4足歩行のAT-ATがのし歩く氷の惑星ホスや,イウォークが生活するジャングルの惑星エンドアといったロケーションが確認できる。
 また,スピーダーバイクなどの乗り物も登場するようだが,いずれにしろ,スター・ウォーズ世界で「バトルフィールド」のような壮大なバトルが楽しめるゲームになるのは間違いない。最新の「Frostbite」エンジンによるグラフィックスにも圧倒されそうだ。


■Tom Clancy's Rainbow Six Siege
一度キルされるとカムバックできないチーム対戦アクション


開発元:Ubisoft Montreal
発売元:Ubisoft Entertainment
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式サイトhttp://rainbow6.ubi.com/siege/en-US/


画像集 No.014のサムネイル画像 / Access Accepted第447回:2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 「トム・クランシー」の名をゲーム業界で不動のものにしたタクティカルシューティング「Rainbow Six」シリーズの最新作となる「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」は,対テロ組織の精鋭部隊「Raven」と,米国本土でテロ活動を繰り広げる「Rogue」の2チームに分かれて対戦するオンラインFPSとして開発が続けられている。
 重火器で武装したRogueチームが,人質役のNPCと共に民家などに立てこもるのを,Ravenチームがさまざまなガジェットや戦術を駆使して急襲し,人質を助け出すという内容になっている。キルされるとリスポーンできないシステムなど,e-Sportsも意識されているようだが,あまり新情報が出てこないのがやや気になるところだ。


■Uncharted 4: A Thief's End
ようやく情報が聞こえ始めた,人気シリーズの最新作


開発元:Naughty Dog
発売元:Sony Computer Entertainment
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:PlayStation 4
公式サイトhttp://www.jp.playstation.com/scej/title/uncharted/


画像集 No.015のサムネイル画像 / Access Accepted第447回:2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 2014年に開催されたファンイベント「PlayStation Experience」で,約15分にも及ぶプレイデモの様子を収めたトレイラーが公開されるなど,ようやく具体的な情報が聞こえ始めた人気シリーズの最新作「Uncharted 4: A Thief's End」
 映像はまだα版という但し書きが付いていたが,驚くほどナチュラルな密林やリアルなキャラクターのアニメーションなど,作品ごとに我々を驚かせてくれるNaughty Dogらしい技術力の高さが確認できる。
 よりパーソナルな理由から盗賊稼業に復帰したというネイサンを,デモの最後で「弟」呼ばわりした人物は誰なのか? いったい,どんな財宝を求めてマダガスカルに足を踏み入れたのか? 詳細が明らかにされるときを楽しみにしたい。


■Until Dawn - 惨劇の山荘 -
殺人鬼の潜む山荘で,夜明けまで生き残れるか?


開発元:Supermassive Games
発売元:Sony Computer Entertainment
発売予定日:2015年内
プラットフォーム:PlayStation 4
公式サイトhttp://www.jp.playstation.com/software/title/untildawn_bd.html


画像集 No.016のサムネイル画像 / Access Accepted第447回:2015年注目の欧米ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 PlayStation 4専用タイトルとしてリリースされる「Until Dawn - 惨劇の山荘 -」は,1980年代に量産されたB級ホラー映画をリスペクトした作品で,男女8人の若者が人里離れた山荘に遊びに行き,殺人鬼に追われるという物語が展開される。8人のキャラクターをプレイヤーの好きな順番でプレイすることが可能になっており,同じ出来事をそれぞれ異なる立場で体験できるという。
 殺人鬼の追跡をかわしたりなど,さまざまなアクションはQTE(クイックタイム・イベント)が基本になっており,タイミング良く操作しなくてはならない。また,どのオブジェクトとインタラクトするかで,殺人鬼の正体や脱出方法が解き明かされていくというミステリー要素もあるようだ。B級ホラー映画っぽい雰囲気と,さまざまなギミックを満喫したい。


著者紹介:奥谷海人
 4Gamer海外特派員。サンフランシスコ在住のゲームジャーナリストで,本連載「奥谷海人のAccess Accepted」は,2004年の開始以来,4Gamerで最も長く続く連載記事。欧米ゲーム業界に知り合いも多く,またゲームイベントの取材などを通じて,欧米ゲーム業界の“今”をウォッチし続けている。

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