ニュース
Razer,MMORPG向けマウスの新製品「Naga 2014」を発表。右手用と左手用の同時展開と,左サイド12ボタンのデザイン変更がキモ
Razerの販売代理店であるMSYよれば,右手用は8月15日に8980円(税込)で発売になるとのこと。左手用も発売に向けて調整中とされている。
具体的に述べると,丸みを帯びて膨らんだ左側面のラインに沿って3行4列に並んだ,扁平なサイドボタン――Razerはこれを「thumb grid」(サムグリッド)と呼んでいる――が,Naga 2014では,凹んだ左側面に,1つ1つに異なる高さと角度が設けられた形へと変更された。もっとはっきり言うと,Logitech(日本ではロジクール)の“Razer Nagaキラー”となるマウス「G600 MMO Gaming Mouse」(以下,G600)に似たような感じになったのだ。この変更がもたらす外観上のインパクトは大きい。
ちなみにRazerは今回のサイドボタンを「Mechanical 12 button thumb grid」と呼んでいるので,おそらくサイドボタンのスイッチにも変更が入っているはずである。
本体右側面。グリップとして機能するラバーが追加されたり,スカートが本体奥側(=マウス前方側)まで伸びたりと,従来のRazer Nagaシリーズとは趣が異なる |
本体奥側(=前面側)から見たイメージ。グリルのようなデザインが入って,「Razer Taipan」風になった。スクロールホイールもRazer Taipan風だが,今回,チルトスイッチが導入されている |
手前側にある膨らみは従来のRazer Nagaシリーズを踏襲しているほか,G600のように,長く伸びたスカートの先に追加のボタンが埋め込まれていたりもしないので,必ずしも「G600風になった」とまでは言えないが,右サイドのデザインが大きく変わったのは間違いない。
さらにスクロールホイールは,センタークリックボタン機能だけでなく,左右チルトボタン機能まで搭載してきている。Razer製マウスで左右チルト機能を搭載してきたのは,今回のNaga 2014が初めてだ。ここは,競合製品たるG600の仕様にキャッチアップしてきたところといえそうである。
国内では海外と規約が異なることが多い関係上,どこまで使えるかは分からないが,ゲームのプレイ中に利用できるカスタマイズツール「MMO configurator」が利用可能(※対応OSはWindows Vista以降)というのも面白いところ。多ボタンマウスが順当に進化してきたと述べていいのではなかろうか。
●Razer Naga 2014の主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン:左右メイン,チルト&センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール隣接×2,左サイド×12
- トラッキング速度:200IPS
- 最大加速度:50G
- フレームレート:未公開
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:最大8200 DPI
- レポートレート(ポーリングレート):1000Hz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開
- 本体サイズ:119(W)×75(D)×43(H)mm
- 重量:135g
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:約2.1m
- 対応OS:Windows 8・7・Vista・XP,Mac OS X v10.6/10.7
Razerの日本語製品情報サイト「Razerzone.jp」
RazerのNaga製品情報ページ(英語)
- 関連タイトル:
Razer
- この記事のURL:
Copyright (C) 2023 Razer Inc. All rights reserved