北米市場におけるゲームタイトルのリリース日,いわゆる「Day-1」に向けて,2016年のAMDは積極的に対応版ドライバをリリースしている。そしてそれが多くの場合「non-WHQL」の「Hotfix」だと,4Gamerは,AMDのサポートページにある記載を基に紹介してきた。それこそ「
Radeon Software Crimson Edition 16.11.4 Hotfix」といった具合だ。
日本時間11月21日16:00時点のAMD公式サポートページより。16.11.4ドライバは「Hotfix」とされている
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今回明らかになったのは,そんな
Hotfix版が「Hotfix版ではない」という,衝撃の(?)新情報である。
Terry Makedon氏
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これは,AMDでコンシューマ製品向けドライバソフトウェア部門を率いる
Terry Makedon(テリー・マケドン)氏が4Gamerに対して明らかにしたもので,いわく「
Hotfixという表記になっているのは完全に誤り」とのこと。AMD内部では,WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)を通過したものか,そうでない「non-WHQL」かという区別はするが,後者をHotfix版として定義してはいないそうで,氏はその場で部下に対して表記を変更するよう指示していた。なので早晩,サポートページ上の表記はあらたまることになるだろう。
4Gamerでは,16.11.4まで,AMD側の(誤った)表記に基づいてRadeon Softwareを扱ってきたが,今後はMakedon氏の発言に沿う形でnon-WHQL版を紹介したいと思う。Radeon派の諸兄諸姉は,その点を踏まえてもらえれば幸いだ。