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性能最適化とバグ修正がさらに進んだ「Catalyst 12.11 Beta8」登場
対応OSは32/64bit版Windows 8・7・Vista(とLinux)。「Display Driver」のバージョンは9.01.8(1211151533-9.01.8-121115a-149712E-ATI)で,Beta7の9.01.8(1211121815-9.01.8-121112a-149575E-ATI)と比べると値はわずかに上がっている。
さっそく入手したいという人は,下に示したリンクを使ってもらえればと思う。
→Catalyst 12.11 Beta
Catalyst 12.11 Betaにおける最大の特徴が性能面の最適化にあることは第1弾リリースの紹介記事やそのテストレポート記事でお伝えしたとおりだが,その方向性は今回のBeta8でも共通。ここまでのCataslyst 12.11 Betaシリーズで適用された内容をすべて含みつつ,いくつかのタイトルに向けた性能の最適化が入っているというのが,Beta8における最大の特徴だ。
また,Radeon HD 7900シリーズ搭載環境で「The Elder Scrolls V: Skyrim」の描画がおかしくなるといった,国内で対象ユーザーが少なくなさそうな問題にメスが入っているのも見逃せないところである。
そのほか修正内容はドライバ公開ページの和訳をまとめた下記箇条書きを参考にしてほしい。AMDはCatalyst 12.11 Betaシリーズの導入をゲーマーに推奨する一方で,Beta版リリースはあくまでも「現状渡しの無保証版」という姿勢も崩していないため,導入はあくまでも自己責任となるが,気になる項目があったのなら,試してみる価値はありそうだ。
●Catalyst 12.11 Beta8における性能向上
- 「Max Payne 3」で最大5%
- シングルGPU構成時における「Far Cry 3」(※性能向上率未公開)
- CrossFireX構成時における「PlanetSide 2」(※性能向上率未公開。また2560×1600ドットでは依然としてシングルGPU構成時から30%程度しか向上しない問題があるとされる)
- Linux版「Left for Dead 2」で「かなり」(significant)
●Catalyst 12.11 Beta8で解決した問題
- Radeon HD 7900シリーズ搭載環境で「The Elder Scrolls V: Skyrim」を実行すると,ライティングパスを見失い,光の表現がおかしくなる問題
- Radeon HD 6000&5000シリーズ搭載環境で「Dishonored」を実行するとゲーム中にハングする問題
- 関連タイトル:
AMD Software
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