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Catalyst 10.10にHotfixドライバの第3弾「10.10c」。CFX最適化が謳われる
→32/64bit版Windows 7&Vista用Catalyst 10.10c Hotfix
下に示したのは,Hotfix版ドライバの配布ページにあったアップデート内容の和訳だが,ざっくりまとめると,主にゲームと関連した最適化が進んでいる気配である。もっとも,Radeon HD 6800シリーズに関連した部分では,「Catalyst 10.10a Hotfix」と内容のカブリも見られるので,「10.10a Hotfix版ドライバをベースとして,主にCrossFireX(以下,CFX)関連の最適化を主に進めたもの」という理解のほうが,より正しいかもしれない。
「Catalyst Application Profile」の単体アップデートで済ませてこなかったことからは,ドライバレベルのCFX最適化が進んでいる可能性も指摘できそうである。
●Catalyst 10.10cのアップデート内容
- Open GL 4.1のβサポート
(※詳細は明らかになっていない) - 「Morphological Anti-Aliasing」のサポート
- CFX構成時に,「Dead Rising 2」でシングルカード構成時よりもむしろフレームレートが低下する問題の修正
- “F1 2011”のDirectX 9モードと,「Metro 2033」「Fallout: New Vegas」に向けたCFXの最適化
(※F1 2011というタイトルは発表されていないので,「F1 2010」のことではないかと思われる) - Radeon HD 6800シリーズに向けたパフォーマンスの最適化。対象タイトルは「Aliens vs. Predator」「StarCraft II: Wings of Liberty」「Prey」「Enemy Territory: Quake Wars」「Heaven Benchmark 2.0」
- Viewsonic製3D立体視対応ディスプレイ「V3D241wm-LED」と,各社3D立体視対応プロジェクタの新規サポート
もともとドライバの更新作業は自己責任なのだが,AMDはHotfix版ドライバを「現状渡しの無保証版」と位置づけているため,導入にあたっては,月例リリース以上の覚悟が必要となる。プレイ中のタイトルが上に含まれているなら,覚悟を決めてみる価値もあるとは思われるが,そうでないなら,ひとまずCatalyst 10.10を使い続けながら,“11月号”を待つのも一計だろう。
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