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印刷2008/12/11 12:38

ニュース

大規模アップデートになった「ATI Catalyst 8.12」が公開に。新機能「ATI Stream」対応と大幅な性能向上を実現

Catalyst
 AMDは北米時間2008年12月10日に,ドライバスイート「ATI Catalyst」の最新版,「ATI Catalyst 8.12」(以下,Catalyst 8.12)をリリースした。
 「Display Driver」のバージョンは8.561。対応製品は先月から変わらず,ATI Radeon 9500〜9800とATI Radeon X/X1000/HD 2000/HD 3000/HD 4000シリーズのデスクトップPC向け単体GPUおよびチップセット側のグラフィックス機能,そしてATI Radeon XpressおよびAMD 4/5/6/7シリーズのチップセットとなっている。
 すぐに入手したい人は,4Gamerの最新ドライバリンクページを利用してほしい。

最新ドライバへのリンクページ

 先に予告されていたとおり,2008年12月版ATI Catalystは,非常に大規模なアップデートとなっている。新要素としてアピールされているのは下記の4点で,目玉は新機能「ATI Stream」と,それを利用できる無料のビデオトランスコード機能になるだろうか。

1.ATI Streamの新規サポート
 従来,ATI Radeon HD 4000シリーズベースの並列コンピューティング向け製品「FireStream」でのみ利用可能になっていた“GPGPUモード”(GPGPU:General Purpose GPU,汎用GPU)こと「ATI Stream」。これが,一般ユーザー向けのATI Radeon HD 4000シリーズでアンロックされ,利用可能になった。なお,利用するには対応アプリケーションが必要

2.ATI Stream版ATI Avivo Video Converterの実装
ATI Stream版ATI Avivo Video Converter
Catalyst
 1.で述べたとおり,ATI Streamを利用するには対応アプリケーションが必要だが,その第1弾として提供されるのが,ATI Catalyst Control Center(以下,CCC)に実装された,ATI Stream版ATI Avivo Video Converter(以下,AVC)だ。
 AVCは,CCCのベーシックモードから起動できるトランスコードソフトウェアで,ATI Radeon HD 4800/4600シリーズから利用できる(※そのほかのATI Radeon HD 4000シリーズGPUについては,今後のバージョンで対応予定とされている)。ドライバの機能として提供されるため,完全に無料だ。AMDが本機能にどれだけ気合いをい入れているかは,すでに日本語での紹介ページが用意されているあたりからも窺い知れよう。

 ただし,AVCについては,いくつか注意すべき点がある。まず,利用するためには,GAME.AMD.COMから入手できるATI Stream版「Avivo Package」が必要だ。
 また,その実装方法からも想像がつくように,今回のAVCはドライバベースの機能として提供されており,ソースとなるビデオ形式によって,GPUで処理されたり,CPUで処理されたり,GPUとCPUの両方で処理されたりする。そのため,「何をトランスコードするか」によって,CPU負荷,そしてトランスコードの所要時間がまちまちになってくることを憶えておきたい。
 付け加えるなら,本AVCは第1世代と位置づけられており,ATI Streamに最適化されたバージョンは,OpenCL版の第2世代となる見込みである。

※お詫びと訂正:初出時に,Windows XP版のAVCは用意されていないとありましたが,実際には「ATI Catalyst 8.12 Avivo Suite for X1000 series products」に含まれていました。お詫びして訂正いたします。

3.プログレッシブビデオに対するノイズリダクション機能の実装
 CCCの「Avivoビデオ」に,プログレッシブビデオ表示時のノイズリダクション機能が実装され,スライダから“効かせ具合”を調整できるようになった。

4.複数の3Dアプリケーションにおけるパフォーマンス向上
 詳細は以下のとおり。シングルカード構成時,ATI CrossFireX(以下,CrossFireX)構成時のそれぞれにおいて,かなり景気のいいパフォーマンス向上率が並んでいる。全体として,ATI Radeon HD 4000シリーズにおける最適化がメインだ。

  • シングルカードおよびCrossFireX構成時に,「3DMark Vantage」で最大5%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4600シリーズと同HD 4550/4350で顕著
  • シングルカードおよびCrossFireX構成時に,「Call of Duty: World at War」で最大21%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4800シリーズで顕著
  • シングルカードおよびCrossFireX構成時に,DirectX 10版「Crysis」で最大25%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4000シリーズで顕著
  • シングルカード構成時に「Crysis Warhead」で最大13%。CrossFireX構成時には最大16%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4000シリーズで顕著
  • シングルカードおよびCrossFireX構成時に,「デビル メイ クライ4」で最大6%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4000シリーズとATI Radeon HD 3800シリーズで顕著
  • シングルカード構成時に,「Fallout 3」で最大15%
  • シングルカード構成時に「Far Cry 2」で最大10%。CrossFireX構成時は最大57%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4000シリーズとATI Radeon HD 3800シリーズで顕著
  • シングルカードおよびCrossFireX構成時に,「F.E.A.R.」で最大6%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4870 X2/HD 4870で顕著
  • シングルカード構成時にDirectX 10版「Hellgate: London」で6%。CrossFireX構成時には最大10%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4000シリーズで顕著
  • シングルカード構成時に「Left 4 Dead」で最大10%,CrossFireX構成時には最大5%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4870 X2/HD 4870で顕著
  • シングルカードおよびCrossFireX構成時に,DirectX 10版「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」で最大10%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4000シリーズとATI Radeon HD 3800シリーズで顕著
  • CrossFireX構成時に,「Prey」で最大15%。パフォーマンス向上は,ATI Radeon HD 4600/4500シリーズとグラフィックスメモリ1GB版ATI Radeon HD 4870で顕著
  • CrossFireX構成時に,「S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky」で最大10%。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4000シリーズとATI Radeon HD 3800シリーズで顕著
  • シングルカード構成時に「Unreal Tournament 3」で最大18%,CrossFireX構成時には最大15%。とくに(筆者注:ATI Catalystからの)アンチエイリアシング有効時で大幅な向上が見られる。パフォーマンス向上はATI Radeon HD 4000シリーズとATI Radeon HD 3800シリーズで顕著

 恒例のバグフィックスは以下のとおり。リリースノートを眺めるに,ゲームとマルチディスプレイ,あるいはビデオ再生時の問題がまんべんなく含まれている印象を受けるが,今回はそのなかから,4Gamer読者に関係のありそうな部分を,ピックアップしてお届けしたい。

●Catalyst 8.12で解決した主な問題(Windows XP)
  • ATI Radeon HD 4870搭載環境で,いくつかの3D設定項目がCCC上に表示されない問題
  • ATI Radeon X1900シリーズのCrossFireX構成時に,特定の設定を行っていると,グラフィックスドライバのインストール後にOSが起動しなくなる問題
  • 「Test Drive Unlimited」を長時間プレイしたあと,終了すると,OSの応答が断続的に停止することがある問題
  • デュアルディスプレイ環境で,複数のビデオファイルをそれぞれのディスプレイで再生していると,システムが応答しなくなることがある問題
  • ATI Radeon HD 3800シリーズGPUまたはATI Radeon HD 4600シリーズGPUを2枚差ししている環境で「City of Villains」を実行しようとすると,起動に失敗し,さらにOSが応答しなくなることがある問題
  • ATI Radeon HD 4500シリーズ搭載環境で,いくつかのOpenGLアプリケーションを実行すると,OSが応答しなくなることがある問題
  • 2048×1536ドット解像度で,Anti-Aliasing Edge Detectフィルタ付き8xアンチエイリアシングを有効化すると,いくつかの設定でグラフィックスドライバが応答しなくなることがある問題
  • Anti-Aliasing Edge Detectフィルタ付き8xアンチエイリアシングを有効化した状態でゲームをプレイし,終了すると,「Display Driver stopped working」というエラーメッセージが断続的に表示されることがある問題
  • ビデオファイルの再生中にHDMI接続のホットアンプラグを行うと,システムが不安定になることがある問題
  • CCCのプルダウンメニューから設定した内容が,あらゆるビデオフォーマットにおいて機能しないことのある問題(※ということだと思われるが詳細は不明。原文は「Catalyst Control Center: Enabling pulldown setting may not work on all video formats」)
  • CCCの「Avivo Video」から「Overlay Theater Mode」を有効にすると,ビデオファイルの再生後,断続的に応答しなくなることがある問題(※「応答しなくなる」主体は「システム」と思われるが詳細は不明。原文は「Systems configured with Overlay Theater Mode enabled may intermittently become unresponsive after playing video」)
  • CCCの「de-noise slider」から設定した内容が,プログレッシブビデオに対して有効にならない問題
  • ビデオ出力でテレビと接続し,「Cyberlink PowerDVD」からDVD-Video再生を行うと,画面が断続的にちらつくことのある問題

●Catalyst 8.12で解決した主な問題(Windows Vista)
  • 「World of Warcraft」で,影の設定を「high」「medium」に設定すると,画面がちらつくことのある問題
  • DirectX 10版「Age of Conan」で,ゲーム中,ゲームが断続的に応答しなくなることのある問題
  • 「Catalyst Install Manager」の[Deselect All]ボタンの挙動がおかしい問題
  • ATI Radeon HD 4000シリーズあるいはATI Radeon HD 4870(※意味がよく分からないが,HD 4000シリーズ全般ということか? 原文は「ATI Radeon HD 4800 Series or ATI Radeon HD 4870 adapter」)で,インストール後,グラフィックスドライバが応答しなくなることのある問題
  • スタンバイから復帰すると,OpenGLタイトルのいくつかで,画面表示がおかしくなることのある問題
  • CCCのAvivoビデオ設定が無効になる問題
  • H.264ファイルのトランスコードを行おうとすると,CCCが「Unsupported file formats」というエラーメッセージを表示する問題
  • HDビデオファイルの再生時に,OSが応答しなくなることのある問題
  • いくつかのCrossFireX構成において,CrossFireX動作を有効にし,「Fusion for Gaming」の「Auto-Tune」を実行していると,OSが不安定になることのある問題
  • CrossFireXホットキーの設定が,再起動すると保持されない問題
  • 「CCC Setup Assistant」が,CCCの応答を断続的に停止させることのある問題
  • ヘルプページから「Enable Geometry Instancing」と「Triple Buffering」の項目を参照できない問題

 「CUDA対抗」として,大々的にアナウンスされたATI Stream。しかし厳しいことをいえば,現時点における唯一の対応アプリケーションとなるATI Stream版AVCの機能は限定的で,さらに,ゲーム用途でのメリットは何もない。Catalyst 8.12においては,「ようやくATI Radeonの汎用コンピューティング利用が始まった」くらいの認識に留めておくのが正解だろう。
 とはいえ,ATI Streamにとっての重要な第一歩が記されたのは紛れもない事実であり,ゲーマーとしても,OpenCL版の第2世代に向け,今後には注目していく必要がありそうである。

 また,ATI Streamを抜きにしても,Catalyst 8.12がたいへん重要なアップデートであるという点に,疑いの余地はない。パフォーマンス向上やバグフィックスの内容を踏まえるに,該当するATI Radeonを使っているなら,自己責任で導入する価値が大いにあるバージョンだ。
  • 関連タイトル:

    Radeon Software

  • 関連タイトル:

    AMD Stream(旧称:ATI Stream)

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