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[TGS 2014]「ギガクリア・エンジンII」搭載機やゲーマー向け4Kディスプレイを展示するアイ・オー・データ機器
三菱電機の超解像技術であるギガクリア・エンジンIIを搭載した機種2つは参考出品という形だった。ギガクリア・エンジンIIは超解像,つまりフルHD解像度(1920×1080ドット)に満たない映像信号を補間拡大してフルHD表示にする技術で,画像品位もさることながら,そういった処理を行っても遅延がほぼ発生しないということでゲーム用途では定評のある映像エンジンだった。三菱電機のディスプレイ事業撤退を惜しむ声も多かったのだが,その技術はアイ・オー・データ機器の製品にこうして生かされることになったわけだ
展示機は,27インチモデルのほうが比較的オーソドックスなデザインなのに対し,23.8インチのものは狭ベゼルが印象的だった。印象的すぎて既視感を覚える人もいるかもしれない(関連記事1,関連記事2)。
側面の入力インタフェースは下の写真のような感じだ。配置などは両機種ともほぼ同じ。
写真を撮ってきていないのだが,底面にはDVI端子とD-Sub15ピンのアナログRGB入力端子が配置されている。そうそう,ちょうどこんな感じに。
性能的にはまったく文句の出ない製品になりそうだというのは,なんとなく理解してもらえるのではないだろうか。
一方,4K解像度に対応したLCD-M4K281XBは,28インチの液晶ディスプレイだ。4K対応であること自体が最大の特徴ではあるのだが,さらにいえば,豊富な入力インタフェースとそれを生かす画面分割機能もウリと言えそうだ。
入力インタフェースはDisplayPort×2,HDMI(Type A)×2(うち1個はMHL対応),D-Sub 15ピン×1で,このうち4つを,4分割した画面に表示できるのである。ちょうどフルHD解像度のディスプレイ4台をまとめたような感じだ。
遅延に厳しいゲームには使えないかもしれないが,ゲーム機2台とPC2台をつないで,ゲーム4つを同時に回すといったことが1台のディスプレイでできるわけである。欲を言えば,HDMI入力がもう少し多ければさらによいのだが……。
なお,アイ・オー・データ機器が出展していたビジネスソリューションコーナーは,ビジネスデイのみ公開されるエリアとなる。一般公開日に行っても現物は見られないのでご注意を。
LCD-M4K281XB製品情報ページ
4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト
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