つぶやく
2012/12/27 23:18企画記事
ゲームクリエイター/ゲーム業界著名人に聞いた「2012年の注目タイトル」と「2013年に向けてのメッセージ」。2012年版では100名以上のコメントを掲載
セガ
龍が如く １＆２ ＨＤ EDITIONプロデューサー
島野光弘
代表作：龍が如く １＆２ ＨＤ EDITION |
タイトル名：龍が如く５ 夢、叶えし者
ハード：PlayStation 3
身内のタイトルで恐縮なのですが・・・「龍が如く５ 夢、叶えし者」です。私自身、昨年移籍し龍５のスタッフの傍ら「龍が如く １＆２ ＨＤ EDITION」を担当、制作していていました。龍１＆２はPS2で発売された2タイトル（龍が如く 龍が如く２）をHD化し、操作方法等、発売済みのシリーズになるべく近くなるよう調整し進化させようと制作していました。龍１＆２は元々ボリュームのあるタイトル2本を収録している訳ですが龍５を見た時には身内ながら、その進化とボリュームに驚きました…。発売から間もないので内容は触れませんが、「全国5大都市」「アナザードラマ」「タイアップ企業」「サブストーリー」「プレイスポット」等、どれをとっても進化とボリュームが想像を超えています。是非皆さんにもプレイして頂きたいですね。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ボクシング：マニー・パッキャオ VS ファン・マヌエル・マルケス IV
パッキャオのファイトマネーはこの試合だけでPPV（ペイパービュー）収益を除いた金額で、なんと約24億円！！！試合もダウンの応酬となる歴史に残る凄まじい試合でした。まさに世界NO.1のエンターテインメントショー！ゲームでもこのような感動と興奮を作り出したいですね。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
本仮屋ユイカさん
とにかく癒されます。アニメやゲームのヒロインのような空気を感じる女優さんだと思います。
ゴールデンの主役に早くなって欲しいですね。土曜の昼番組のMCをされていますが私自身、担当タイトルが発売されたばかりなので、土曜に出勤という事もなく土曜のお昼に本仮屋さんを見る事ができるのが楽しみの一つとなっています。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
年末はまず「龍が如く １＆２ ＨＤ EDITION」をプレイしていただき、その後は是非！最新作「龍が如く５夢、叶えし者」をプレイしてその進化とボリュームにどっぷりと浸って過ごして下さい。
私自身2013年は楽しみな事がたくさんあります。皆様が「えっ！？」「おおっ！」と思わず声が出てしまうようなタイトルをいくつか発表できると思いますのでご期待下さい！！
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セガ
龍が如くシリーズ 総合監督
名越稔洋
代表作：龍が如くシリーズ |
タイトル名：ファンタシースターオンライン２
ハード：PC
オンラインゲームの底力を痛感した作品。ゲーム性とビジネスの両面で大成功したことで、逆に既存のゲームコンソールの未来を危ぶむプレッシャーも感じさせ、色んな意味で一石を投じた出来事だった。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画：アウトレイジ ビヨンド
前作も面白かったけど「２」で明らかに完成度が格段に上がった。痛みという暴力性のキーワードに変わりはないが人間ドラマとしての娯楽性が抜群に素晴らしい。日本人が撮った映画には思えない。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
アウトレイジ ビヨンドの影響もあって、今年は北野武さん。文化人でありながら「ビートたけし」というコメディアンという原点も忘れずに、自分を楽しんで生きている様子はかなりカッコいい。
何回かお酒をご一緒したこともありますが、ご本人はいたって謙虚でビックリ。見習いたい。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
スマホ文化の加速に加えて、タブレット端末や新ＯＳの誕生によってますます市場はカオスを極めるでしょう。またそれだけにコンテンツ提供者は、自分の軸をしっかり保ち、迷わないことを強く問われるようになると思う。おかげさまで龍が如く５も大ヒットしていますが、この資産をこの時代の中でどうアレンジするのか？変な言い方ですが、自分が出す未来への答えに大変興味もあります。期待していてください。
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セガ
ぷよぷよシリーズ総合プロデューサー
細山田水紀
代表作：ぷよぷよ！！ |
タイトル名：ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
ハード：Wii
国民的RPGがオンライン化することでどうなるのだろう？ということで、発表の時から興味があり、発売日に購入して現在も少しずつ進めていますが、「なるほど！」と思う部分もたくさんあります。ゲーム名をナンバリングタイトルとしたり、「オンライン」というワードを入れたりする点やWii U版も今後リリースするという点で、これからの展開に期待しています。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
レッドブルさん主催『Red Bull 5G』（http://redbull5g.jp/）というゲームプレーヤー日本一を決める東西対抗ゲームトーナメントが印象深かったです。Wii『ぷよぷよ！！』もフリージャンルの1つとして参加しましたが、東西対抗の団体戦形式での本イベントは、シナリオを書いたかのような展開で最終決戦がぷよぷよ勝負となり、参加者・関係者・出演者も含めて、会場全体で大いに盛り上がっていました。また、ドワンゴさんが主催する『ニコニコ超会議』も、いい意味でのカオス感というものを実際に会場で生で感じることができましたし、こちらも生放送ブースやイベントで『ぷよぷよ！！』を使用していただき、大変盛り上がっていました。いずれのイベントも、2013年も開催を予定していると聞いておりますが、ゲームを通じてみんなで盛り上がることができるイベントや生放送など、ユーザー参加型の展開が印象深かった年だったと思います。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
ロンドンオリンピックでの日本代表の各選手の頑張りもとても注目していましたが、あえて1人を上げるとしたら、10/14（日）昼【日本時間 10/15（月）早朝】に、成層圏からのフリーフォール・プロジェクト『Red Bull Stratos』（レッドブル・ストラトス。http://www.redbullstratos.jp/）を成功させた「フェリックス・バウムガートナー」さんです。
アメリカ合衆国 ニューメキシコ州ロズウェル上空39,045メートル（128,100フィート）の成層圏からジャンプし、フリーフォールの世界新記録の樹立と、高高度での安全性の発展に向けた情報収集を目的としたミッションを行いましたが、たび重なる中止も含め、リアルタイムでずっと見ていました。強風のために延期になったり、空中で態勢を崩したりするなど、さまざまな困難がありましたが、それを成功させた全ての関係者の努力や支えはもちろん、ご本人のチャレンジ精神がすばらしいと思いました。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
お求めやすい価格（税込2,940円）となった3DS/DS/Wii/PSP『ぷよぷよ！！スペシャルプライス』や300円（税込）で1人で気楽に遊べる3DSダウンロード『ぷよぷよ！！ミニバージョン』、オリジナルのお話やまんざいデモ・おまけボイスが楽しめる『ドラマCD「ぷよぷよ」Vol.１〜3』など、いろいろとアグレッシブに展開していますので、ぜひ周りの人にも伝えて頂きつつ、買って応援してもらえればと思います。また2013年2月4日「ぷよの日」前後には、「ぷよの日キャンペーン2013」をはじめとして、今までになかったことをやろうとしていますし、あっと驚く展開も考えてます。ぜひこれからも「ぷよぷよ」の応援よろしくお願いします！
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セガ
龍が如く５ 夢、叶えし者 プロデューサー
横山昌義
代表作：龍が如く５ 夢、叶えし者 |
タイトル名：TOKYO JUNGLE
ハード：PlayStation 3
キャッチーでシュールで分かりやすい。企画マンであれば誰もが目指す、ジャコメッティばりの「削ぎ落とし」の概念的なモノを感じます。私も普段常に「平坦であること、でも誰よりも平坦でないこと」を心がけています。ゲームをデザインする人間は、時代に対してハイセンスでありながら、それを極限まで削ぎ落とすことで「商品」としての“見え方”をリデザインする必要があると考えています。『TOKYO JUNGLE』は、そのリデザインが素晴らしく、パッケージ一つ、画面一つから、様々な層へのアプローチができていたと思います。近い将来「ノンバーバル・ノーリーズン」のパッケージをデザインしたいなぁ……、と個人的に思っていたところなので、そういった意味でも非常に刺激を受けた一作です。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
米英では2011年の作品になってしまいますが、『Sherlock Holmes: A Game of Shadows』です。
個人的に、ガイ・リッチー大好き！、というのが大きいのですが、近年の映像作家としては「音・映像・構成」にかけて、最高の感覚をもった方だと思っています。原作のキャラクターの魅力に、演じる役者の魅力をミックスさせ、新しいキャラクターを作り出してしまう手腕。さらには徹底的な背景表現をしながら、それを自らぶっ壊すというアクションエンタテインメントとしての醍醐味。近年、2時間という尺に収めきれず中途半端な内容になってしまう映画が増えてきてる中、見事な「尺感」で観てるこちらを飽きさせない構成力には脱帽です。日本での公開初日に劇場に行き、エンディングで独り「おお！！」と、スタンディングオベーションを決めて、顰蹙を買ったのは忘れられません（笑）
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
剛力彩芽さんです！ ……と、言いたいところですが、周囲に迷惑をかけるといけないので、別の方を。
そうですねぇ……、特にこの人！というのはないのですが、あえて言うなら超イマサラですが「AKB48」ですかね。特にコジハルが好きなんですが、そのほかのメンバーも。なんでしょう。なんかかわいいです。うーん、どうしてなんだろう。なんなんでしょうね、これ。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
まだ2013年の抱負を語る前に、12月6日に発売した『龍が如く５ 夢、叶えし者』のことで頭がいっぱいです（笑）発売前夜は「やりきった」という気持ちがあったのですが、発売日からは「どうよ、どうよ」と、気になって仕方ないです。これまでは、脚本担当として「ストーリー」とか「演出」とか、個別での評価の方が気になっていたりもしたのですが、今作に至っては、評価の全てが気になります。
既に発売して数週が経ちますが、年末年始も、それこそ2013年上半期くらいまで遊べる一本にしたつもりですので、どうか長く「龍が如く」にお付き合いいただければと思ってます。来年は、、、そうですね、どこかのタイミングで今構想しているものが発表できれば良いかと。あと、昨年やった4Gamerさん主催のトークイベントみたいな、ファンの方との交流もできるといいなぁ、なんて思ってます。
実現に至った際は、4Gamerさんのサイトを是非、ご覧ください！！
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
アソシエイトプロデューサー
岩瀬尚子
代表作：風ノ旅ビト |
タイトル名：とびだせ どうぶつの森
ハード：ニンテンドー3DS
恥ずかしながら、このシリーズをプレイするのは本作が初めてでした。いとこが学校で流行っていると言っており、何がそんなに面白いのか知りたくて始めたのがきっかけです。ちりばめられた細かい（でも思わずニヤリとしてしまう）ネタやシャレなど、強制されているわけではないのに毎日プレイしたくなる日常感があふれており、未だにプレイをしています。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
RAIN: A TRIBUTE TO THE BEATLES（舞台）
言ってしまえばBEATLESのコピーバンドなのですが、実際にBEATLESのライブを生で体験したことのない自分でも、当時のライブの雰囲気を体感できる演出が多数あり興味深かったです。音楽は、生演奏を聴くという楽しみ方を、CDやデータで聴くというのとは全く別のベクトルで楽しむことができますが、ゲームにおける生演奏とは一体なんだろうと考えさせてくれる舞台でした。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
The Stone Roses
昔のバンドが復活した良い年でした。昔の良いものが再評価されるのは嬉しいことですし、時を経て聞き直すことで出てくる、自分の中のとらえ方の変化によって自分の変化を感じられるのも面白いものです。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
まだタイトルをお伝えできないものが多いのですが、今後も皆様に素敵な海外タイトルをお届けできるよう努力していきますので、是非ご期待下さい！
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
プロデューサー
小番芳範
代表作：『みんなのGOLF ポータブル』シリーズ、『みんなのGOLF 6』 |
タイトル名：龍が如く5 夢、叶えし者
ハード：PlayStation 3
様々な身近で遠い、やってみたい体験を遊ばせてくれる部分にとても惹かれます。メインのみでなく、お使い、寄り道、全部を世界観の中の一人として、とりこぼしなくプレイすることを楽しんでいます。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
エンタメの範囲かどうか微妙ですが、スマホ連動家電は印象深いです。今のところ需給の思惑が一致してないような気もしますが、デバイスも家電側、コンテンツサイドも新しいアイデアで洗練されていくと、こなれてくる日が来るのかな？と思いました。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
ゴルフの宮里優作選手です。ものすごく有名で、実力もスゴイ。と記事を目にする一方、「今年こそは優勝」と言われながらの10年間。これだけ溜め込んだ期待が『優勝』という結果に結びついたとき、TVの前で見ているだけですが、どんな感覚を覚えるのだろうか。と思いながら、いつも見ています。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
移りゆく「欲求、要求」を捉えられるよう、皆さんがプレイされるゲームへの反応やムーブメント、販売状況を注目していきたいと思います。プラットフォームがそれらを捉えて、次の道を適切に作っていけたらと思いますので、これからも楽しさを追い求め、たくさん遊んでいただけたら幸いです。
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
プロデューサー
谷口新菜
代表作：リトルビッグプラネットシリーズ、HEAVY RAIN -心の軋むとき- |
タイトル名：ペルソナ4 ザ・ゴールデン
ハード：PlayStation Vita
久々にのめりこんで2周以上プレイしてしまいました。最近は海外RPGメインでプレイしていましたが、やっぱり日本のRPGはいい！と感じさせてくれた作品、そしてクリエイターの方々の愛が感じられる作品でした。ゲームシステムの秀逸さはもちろんのことキャラとストーリーが最高です。クマかわいい！
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
The Walking Dead（北米TVドラマ）
普段ゾンビものの映画・ドラマはあまり見ないのですが、冒頭から一気に引き込まれました。ゾンビものか…と思って見てみたらただのゾンビドラマじゃない。いい意味で裏切られました。周りはゾンビだらけの世界。そこで繰り広げられる生き残った人々の複雑な人間ドラマの描写はさすがフランク・ダラボンと思わせられました。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
Blur
学生時代好んでよく聴いていたバンドなので、ノスタルジックな部分もかなり大きいのですが、その彼らが再結成し、2012年のBrit AwardsでこれまでThe BeatlesやThe Whoなどが受賞してきた特別功労賞を受賞。1990年代にBrit Popを形成した要ですが、彼らがその後音楽業界にもたらした影響は絶大だと思います。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
現在、「The Last of Us」や「BEYOND: Two Souls」などのビッグタイトルを鋭利制作中ですが、皆さんに満足してもらえるおもしろい作品に仕上がってきていると思います。
ゲームの中身はもちろんのこと、オリジナルのおもしろさをあますことなく皆さんに楽しんでもらえるようローカライズも全力で取り組んでいますので、ご期待ください！
 「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」（PS3） (C)2010 Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Quantic Dream. |
 「リトルビッグプラネット PlayStation Vita」（PS Vita） (C)2012 Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Tarsier Studios and Double Eleven Limited. |
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
クリエイティブディレクター
外山圭一郎
代表作：「SIREN」シリーズ、『GRAVITY DAZE：重力的眩暈/上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』 |
タイトル名：『パズル＆ドラゴンズ』
ハード：iOS,Android
今年ぶっちぎりで濃く遊んだタイトル。スマートフォンをプラットフォームとした新しくも混沌とした土壌に、コンシューマーで培われたゲームデザインの妙を高い次元で融合。マネタイズよりも遊びに注力したした姿勢がソーシャルゲームしか触ったことのないようなカジュアル層からヘビーゲーマーまで幅広く魅了し、結果的にビジネスとしても大成功を収めるに至った流れは非常に興味深いものでした。「思いついたらとにかくやってみよう！」という良い意味でのお気楽さが思いもよらないトラブルを生んだりもしましたが、それがかえって意外性、お祭り感（詫び石なんて言葉ができたり）を喚起したのも面白いところです。ゲームにまつわる世界の激しい変化の中で、間違いなく一つの新しい源流になる、と言えるタイトルだと思います。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『非公認戦隊アキバレンジャー』
ご当地ヒーローブームへの東映からの回答みたいなものかと観始めて、脚本、演出、造形、アクション、セクシー幹部と、流石の格の違いを見せつけ…と思わせられたのも束の間。物語は急転直下、メタフィクション化して崩壊の止まらない世界を呆然と眺めるしかなく、「公認様の格の違い」の真の恐ろしさに震えが来るほどでした。シーズン２熱望！
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
今年はやはりパズドラの生みの親山本大介さんに注目していました。色々伺ってみたいことがあったので、知人の伝手で面会させて頂いて、不躾に疑問をぶつけまくったり（笑）。パズドラに至るルーツの話などがとても興味深く、時代や形態は変われど、僕らの知っているゲームのエッセンスが不変であることがとても心強く感じました。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
2012年は本当に出来過ぎと言えるほどの最高の年でした。年齢的にも折り返し点というか、ここが一つの区切りという実感があり、2013年はまた新しい大きな目標に向けての始まりの年になるかと思います。
また次の飛躍に向けて力を溜める時期に入ると思うのですが、長い目で、末永くご支援頂ければありがたく思います。
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
アソシエイトプロデューサー
山際眞晃
代表作：TOKYO JUNGLE |
タイトル名：パズル＆ドラゴンズ
ハード：iOS
やっぱり今年はパズドラですね。もうログイン日数が200日を超えるくらいプレイしています。
ソーシャルゲームや基本無料ゲームに、一般的に持たれているあまりよくないイメージ「収益先行」「ゲーム性がない」を変えたタイトルだと思います。
私は、タイトルがすべて、タイトルが面白ければあとはついてくる、という考え方が好きなので、CEDECでプロデューサーの山本氏が「まず面白さ」と講演されているのを聴いて、パズドラがますます好きになりました。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「劇場版 SPEC〜天〜」
TRICK好きとしては、堤作品特有の濃い世界観構築と、時事ネタなどのパロディ要素がふんだんに入っているこの作品の映画化は、ドラマ終了から心待ちにしていたので非常に楽しめました。
ドラマは視聴率が低かったようですが、映画の興行収入は高かったようで、コンテンツを育てる仕掛けも参考になりました。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
「古美門 研介」
実在の人物ではありませんが（笑） ドラマ「リーガル・ハイ」で堺 雅人さんが演じたこのキャラクターは強烈に痛快で、放送日の火曜日が毎週楽しみでした。特にこのキャラクターの特徴である長いセリフを早口でまくし立てるシーンは、人前で話すことの多い職業柄、感銘を受けました。
ドラマ自体も、最後まで展開がよめない構成や、オマージュやパロディが随所に盛り込まれている内容など、好みの要素満載で非常に楽しかったです。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
おかげさまで2012年は「TOKYO JUNGLE」をたくさんの方に遊んでいただけて本当に幸せな1年でした！遊んでくださったすべての方に感謝いたします。現在新しいタイトルを鋭意制作中ですので、楽しみにお待ちいただければと思います。
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
SCE JAPANスタジオ エクスターナルデベロップメント部部長
山本正美
代表作：『勇者のくせになまいきだ。』シリーズ |
タイトル名：『トレジャーパーク』
ハード：PlayStation Vita
昨年に続き、身内のタイトルですが開発には関わっておりませんのでご容赦を。年々ゴージャス化が進むビデオゲーム文化の中で、シンプルさとは何か？ 楽しさとは何か？ を教えてくれたタイトルです。ゲームとは即ち、「ルール」であると教えてくれたタイトルです。今この場にいない人との知的交配の面白さ。あるパズルシートを通して見える、目の前にいない人の思考、策略。その媒介としての、ゲーム。今年、ゲームの広さを教えてもらったタイトルはたくさんありましたが、深さを教えてくれた数少ないゲームが、この『トレジャーパーク』だったと言えます。その意味では、3DSの『とびだせ どうぶつの森』も、末恐ろしいゲームだと思っています。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
横山秀夫さんの小説『64 ロクヨン』でしょうか。なんというか、日々のニュースの中で、警察関係者の方が会見場で謝罪している光景をよく目にしますが、その場に至るにどのようなドラマがあるかを、極上のエンタテインメントとして教えていただきました。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
昨年も挙げさせていただきましたが、今年も園子温監督でしたね。今の時代、「主張」をピュアな純度で作品として完成させるのは、商業という枠組みのなかではかなり難しい。それを成就させるにはもの凄い内圧で圧縮したパワーの爆発が必要です。園監督の作品からは、毎回そういう作り手の妄執みたいなものを見せ付けられて、歯噛みしてしまいます。Q2の横山秀夫さんもそうですが、なんにせよ、これまでの自己認識をブレイクしてくれる作り手さんには、すべて注目しています。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
まずは、3月7日発売の『ソウル・サクリファイス』ですね。12月20日に配信した体験版を遊んでいただいたユーザーの方のご意見を今まさに組み込み中で、最終的な磨きこみを行っています。この企画は、コンセプターでありビジョナリーでもある稲船さんの思想を、数多くのスタッフが、寸分違わぬ精度で作りこんでいる作品です。ぜひ、ソフトとしての豪華さとともに、Vitaという優れたハードの世界を味わっていただければと思います。もうひとつは、昨年のGamescomで発表させていただいた、『rain（仮）』があります。このタイトルは、ソルサクとは違い、ゲーム制作2本目のディレクターが手がけた作品です。ここで予言してしまいますが、この『rain（仮）』、多分今年のベストダウンローダブルゲームに選ばれると思います。というわけで、これらの作品以外にもまだまだ未発表のタイトルもありますので、今年もJAPANスタジオのタイトルをよろしくお願いしますっ！
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
（株）ソニー・コンピュータ エンタテインメント ワールドワイド・スタジオ プレジデント
吉田修平
代表作：クラッシュ・バンディクー、サルゲッチュ、The Legend of Dragoon |
タイトル名： ペルソナ４ ザ・ゴールデン
ハード：PlayStation Vita
そのテンポ、演出、キャラクター、ストーリー、ソーシャル要素、システム、隠し要素などが高度なレベルで完成されており、JRPGをあまり遊ばなくなっていた自分が８０時間以上どっぷりと浸りきる事が出来ました。PS Vitaのハードの持つ良さを十二分に生かしていただいた事も感動しました。
今はつい最近発売されたアメリカのユーザーやメディアの人々とTwitter上で「君は誰派？ 私はちえ派だよ」とか言って盛り上がっています。海外版のローカライズのクオリティも高いとの事です。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
きゃりーぱみゅぱみゅの曲、PV（つけまつける、Candy Candy, Fashion Monsterなど）。理由は子供たちと一緒に楽しめたので。きゃりーの音楽は昔テクノが好きだった頃を思い出して良く聞きました。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
橋下徹大阪市長。
なにか日本の古い体質、構造を変えてくれそうな期待があります。でも今の仕組みを変えたくない層が沢山あるんだろうから、どこからどうやって動かしていくのかこれからの手腕に注目しています。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
2013年は今仕込んでいる多くのタイトルが世に出ていく勝負の年！になります。新しいゲーム体験、素晴らしく完成度の高いゲームタイトル、やみつきになる楽しいゲームサービスなんかを上手く世に送り出したいなあと強く思っています。まずは３月７日発売のソウル・サクリファイスで大暴れします！ 超魔法バトルアクションで共闘せよ！
2013年のプレイステーションにご期待下さい。
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タイトー
プロデュース担当
針谷 真
代表作：ダライアスバースト アナザークロニクルEX |
タイトル名：GRAVITY DAZE/重力的眩暈：上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
ハード：PlayStation Vita
落ちることが気持ち良い、という感覚が新鮮でした。今までにないアクション性でありながら、誰しもが遊びやすく丁寧に作りこまれていました。またグラフィック、キャラクター、舞台設定などが一体となった世界観も素敵です。海外のユーザーを配慮しながら、日本が得意なところで勝負している印象を受けました。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q
怒涛の映像クオリティを毎回楽しみにしています。過去積み上げてきたものを壊してまた再生を繰り返すという、エンターテインメントでありながらもある意味アーティスティックな作り方に魅力を感じます。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
小林可夢偉
F1 という戦場で孤軍奮闘している姿、有言実行を貫くスタイルを応援しています。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
業務用ダライアスバースト アナザークロニクルＥＸは、おかげさまで運営開始2周年を迎えることができました。これもひとえにプレイヤーの皆様の愛のおかげと思っています。ありがとうございます！
これからもアーケードを盛り上げるべく、日々精進をしていきますので、タイトーのこれからにご期待ください。応援よろしくお願いします！
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TYPE-MOON
シナリオライター、ディレクター
奈須きのこ
代表作：「Fate/stay night」「魔法使いの夜」 |
タイトル名：GRAVITY DAZE/重力的眩暈：上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
ハード：PlayStation Vita
アメージングとエンターテイメント、ノスタルジアとロマンスに満ちた、あまりにも贅沢なプレイ時間の提供にため息をつきました。あれだけの世界観をプレイヤーに押しつけない制作者のスタンスには紳士的なものすら感じます。異世界を“冒険”するゲームは多々あれど、“観光”するゲームは稀です。まさに成熟したワインの如し、三十を過ぎた、大人の為のゲームではないでしょうか。また、vitaという新ハードの開幕に相応しい、優れたインターフェイスによって成立していたゲームでもあるのではないでしょうか。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「スーパーダンガンロンパ２」
プレイヤーが介入するカタチでの能動的なＡＤＶジャンルにおいて、2012年でもっとも野心と情熱に満ちた作品だと感じました。ビジュアル、ストーリー、キャラクター、システム、いずれも最高水準でした。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
ニンテンドーDSの「THE 裁判員」のシナリオを手がけた遠藤正二朗さん。裁判員、というテーマに真摯に向き合いながら、ゲームシナリオとして作り上げている事に感動しました。僕にとってゲームは「娯楽」ですが、時に知的水準を上げる為のものであってもほしい。将来、ゲームが「小説」や「映画」に並ぶ娯楽になる為には、この遠藤氏のような作品造りをする人も必要なのです。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
ゲーム観は人それぞれです。更なる過渡期を迎えたゲーム業界がどのように変化していくにしても、自分は自分が楽しめるゲームを作り続けたいと思います。取り急いでは、時代に逆行したクソ長いシナリオの、クソ狭い世界観の、胸躍る伝奇ＡＤＶを練り上げていく所存です。
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ディースリー・パブリッシャー
上席執行役員 コンシューマー事業部長 兼 第1制作部長
岡島信幸
代表作：SIMPLEシリーズ、「ドリームクラブ」シリーズ、「地球防衛軍」シリーズ、「お姉チャンバラ」シリーズ他 |
ありません。すみません。
2012年の初頭は11年12月リリースの「The Elder Scrolls V: Skyrim」にすべての余暇を費やしていましたが、残念ながら2011年のタイトルなんですね・・・。その後は評価できるほどにじっくりゲームを遊ぶ時間がありませんでした。逆に言えばそれだけ本業が忙しかったということで、ありがたいことだと思っています。
＜質問2＞2012年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
Blackmore's Nightの 『live a knight in york』です。久々にリッチー・ブラックモアの今の姿を確認できました。すでにハードロックしなくなってからのキャリアのほうが長いリッチー。ストラトキャスターを手にした姿が昔とあんまり変わってなくてびっくり。またロックしてくれないかなあ。これを気に彼に関する文献をチェックしまくってしまいました。Amazonでオススメされるがままに購入した『ブラック・ナイト リッチー・ブラックモア伝』と『冷酷組織の真実 ザ・インサイド・ストーリー・オブ ディープ・パープル＆レインボー』はとても読み応えあって面白かったですよ。
読み応えと言えば目眩がするほど分厚い『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を今年になってイッキ読みしました。読み出したら止まらないほどグイグイ来ました。
＜質問3＞2012年に，個人的に注目した（している）人物
ズバリ、スギちゃんです。ミーハーでしょうか？ 正月にTVで見て、すぐにドハマリしました。この頃、口調とか真似してたんですけど、まだそんなに浸透してなったせいか、誰も気づいてくれなくて悲しかったことを思い出します。その後、みんながスギちゃんの真似するようになったため、逆に恥かしくなって僕は真似しなくなったぜえ（笑）
あと、元K-1プロデューサーの谷川貞治さんです。今後どのような活動をされるのか気になりますね。
＜質問4＞2013年に向けての抱負，また4Gamer読者に向けてのメッセージ
2013年はディースリー・パブリッシャーの主要なシリーズに待望の最新作が次々とリリースされる重要な年です。「地球防衛軍」「ドリームクラブ」「Vitamin」「STORM LOVER」などなど、弊社の看板シリーズにそれぞれ意欲的な新作を投入していきます。特に8年ぶりの最新作『地球防衛軍4』は、過去最大のスケールと最高の興奮を約束する鉄板タイトルです。これまで同様に、オフラインプレイで過去最大のボリュームをお約束するだけでなく、オンラインプレイへの対応を前提に新設計されたゲームデザインを進化した映像と共にお楽しみください。「ゲーム史上最高の絶望を君に」というキャッチフレーズで、お客様に“楽しい絶望感”をお届けできるように努めてまいります。
EDF4だけでなく、すべてのサービスやタイトルにおいて、抑えるべき点をしっかり踏まえながらも、ターニングポイントとなるような革新的チャレンジを心掛けていきたいと思います。
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