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総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」
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印刷2010/12/28 23:50

企画記事

総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」

グラスホッパー・マニファクチュア

飯田和敏(ゲームデザイナー)

代表作:「ディシプリン*帝国の誕生」(Wii)

飯田氏はこれまで,「ディシプリン*帝国の誕生」や「巨人のドシン」など,独特の世界観が魅力的な作品を手がけてきている
画像集#041のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」
<質問1>2010年に発売されたゲームの中で,最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
METAL GEAR SOLID PEACE WALKER
エンドロールに流れる曲に込められた様々な想いを感じて胸が熱くなりました。

<質問2>2010年に発売された娯楽作品の中で,個人的に最も印象深い作品
『SR サイタマノラッパー』シリーズ
現在を生きる人々への興味と共感が映画から溢れていて、登場人物たちを愛さずにはいられません。

『KAGEROU』
文芸の重力から解き放たれた素直さに感銘を受けました。また、作家を取り巻く様々な現象も興味深く思います。

<質問3>ゲームファンや自身の作品のファンに対するメッセージ
2010年は多くのイベントに出演し、パフォーマンスするという貴重な経験を積みました。そうした場で受けた刺激は必ず新作ゲームにフィードバックしていきます!
よろしくお願いします。

「ディシプリン*帝国の誕生」
(C)2009 Marvelous Entertainment Inc.
画像集#042のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」 画像集#043のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」


グラスホッパー・マニファクチュア

山岡 晃(サウンドクリエイター)

代表作:「NO MORE HEROES 2 DESPERATE STRUGGLE」(Wii),「BEMANI」シリーズ,「Silent Hill」シリーズ

※写真は,GDC 2010で行われた講演時のものです
画像集#044のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」
<質問1>2010年に発売されたゲームの中で,最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
LIMBO
日常的にゲームを遊ばない友人たち数名がLimboの画面の前で「ちげーよー!そっちじゃねーよー!」と声を荒げつつ、その行く末「ほらー・・・だから言ったじゃん」と本気で落胆している姿をみたときにPlaydeadの開発方々がとても羨ましかったです。

<質問2>2010年に発売された娯楽作品の中で,個人的に最も印象深い作品
「KARAやGirls Generation」
攻めてる感じがとてもカッコいい!コンテンツとしてのクオリティもよかった。
ムーブメントだったかもしれないけど、彼女たちのおかげで、日本人の存在が世界で一番小さく見えてしまった瞬間でもあったのと同時に、日本人としての自分はもっと頑張ろうと激しく思いました。

<質問3>ゲームファンや自身の作品のファンに対するメッセージ
「シャドウ オブ ザ ダムド」PS3 / Xbox 360)今年の秋に発表告知をさせてもらいました。
「鋭意」制作中でもあり、「鋭利」な作品になる事はまちがいないです。
ぜひ期待してください!

「シャドウ オブ ザ ダムド」
画像集#045のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」 画像集#046のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」


グラスホッパー・マニファクチュア

和田康宏(COO/EP)

代表作:『牧場物語』シリーズ

※写真は,イベント「HOPPER’S 4」時のものです
画像集#047のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」
<質問1>2010年に発売されたゲームの中で,最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
なんと言っても「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」です。あまり事前情報を知らなかったので、なんとなくもっとQTEが多い、映像演出中心のゲームだと思っていましたが、遊んでみてビックリ。まず歩くことから始まって、ほぼ全ての行動をプレイヤーが操作して行うということにいい意味で圧倒的な違和感を覚えました。今の時代にそぐわないそのいちいち面倒くさい操作感が、細かく仕込まれたギミックや緻密に練り上げられたシナリオと相まって、徐々にプレイヤーとの一体感、物語への没入感をどんどん増幅してくれます。ゲームの成り立ちは実はオールドファッションなんだけど、昔ながらのアドベンチャーを遊んだ時に感じていたこういう遊びであればいいのにという願望を、最新の技術によってことごとく実現していました。単純に遊んだあとの心地よい疲労感が気持ちよかったし、ゲーム作りへの限りない執念を感じて、ものすごく刺激を受けました。

<質問2>2010年に発売された娯楽作品の中で,個人的に最も印象深い作品
まずはソーシャルゲームでFacebookアプリのCastle Age。今何をやればいいかという目的の設定が分かりやすいこと(これは優れたゲームに共通して言えることですが)は当然なのですが、非同期型の多人数参加型ボスバトルが特に秀逸で、MMORPGの新しくてカジュアルな形を発明していると思います。ゆるく繋がっている仲間が多ければ多いほど楽しめるゲームです。映画ではREDLINE。あえてCGを排除して手書きにこだわったアクの強いアートディレクション。単純明快な男のドラマ。全編疾走感あふれていて、一本のミュージックビデオをみているようなトランス感。レースそのものはSWEP1のポッドレースに対するオマージュ的な感もあり、決して新しいものではないんだけど、とにかく作り手の熱が伝わってきて爽快感にあふれた気持ちのいい作品でした。他にも小説やドラマ、音楽などあげていくとキリがないので我慢しておきます。

<質問3>ゲームファンや自身の作品のファンに対するメッセージ
エンタテイメントには無限の可能性があると思います。私自身、楽しんだ作品の次の可能性を期待する気持ちがあるので、よい作品のシリーズなどに注目が集まるのは当然だと思いますが、常に新しいものを探し続けていい出会いを探していくことも楽しんでいただき、ビデオゲームがもつ魅力や可能性がもっともっと広がっていってほしいです。グラスホッパーからも発表済みの「シャドウ オブ ザ ダムド」PS3 / Xbox 360)や、コードネームDだけでなく、いろいろなタイトルを仕込んでいます。私自身の企画も近い将来発表できるようにスタッフ一同がんばっていきますので、ぜひ応援してください!

「シャドウ オブ ザ ダムド」
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コーエーテクモゲームス

襟川陽一(代表取締役社長)

代表作:「信長の野望」シリーズ,「三國志」シリーズ,「決戦」シリーズ

画像集#049のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」
<質問1>2010年に発売されたゲームの中で,最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
『ガンダム無双3』PS3 / Xbox 360)に感心しました。当社が開発し、バンダイナムコゲームスさんから発売されたタイトルです。シリーズ三作目として、一作目、二作目の良いところを踏襲しつつ、随所に新しい楽しさや挑戦を取り入れています。
ビジュアルを「セルアニメ調」に一新しただけでなく、システム的にも様々な新しい試みに挑戦しています。  
同じゲームプロデューサーとして、バンダイナムコゲームスの後藤プロデューサーと当社の鯉沼プロデューサーに敬意を表したいと思います。

<質問2>2010年に発売された娯楽作品の中で,個人的に最も印象深い作品
2010年は、なんといってもソーシャルゲームが印象深いです。当社も『100万人の信長の野望』と『100万人の三國志』をサービスしていますが、「信長」は、サービス開始から約2か月で登録ユーザーが100万人を超えましたし、「三國志」も順調にユーザーが増えています。
ソーシャルゲーム市場の成長には目を見張るものがあります。2011年度は、10タイトル以上のソーシャルゲームを投入する予定で、日本だけでなく、海外市場も見据えて挑戦していきます。

<質問3>ゲームファンや自身の作品のファンに対するメッセージ
東京ゲームショウで発表した通り、Team NINJAと組んで『仁王』の企画を着々と進めています。
5年前に初めて発表してから、だいぶ経ってしまいましたが、ユーザーの方々には、いまだに期待していただいていますので、早くゲーム内容をお知らせできるように頑張ります。また、11月に社長に復帰しました。『仁王』だけでなく、コーエーテクモゲームスからリリースされるすべてのコンテンツにご期待いただきたいと思います。

「仁王」
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コーエーテクモゲームス

鯉沼久史(常務執行役員/プロデューサー)

代表作:「戦国無双」シリーズ,「ガンダム無双」シリーズ

画像集#051のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」
<質問1>2010年に発売されたゲームの中で,最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
個人的には2010年はあまり思い出深いタイトルが無いのですよね。ハード的には、マイクロソフトさんから発売されたXbox 360用の「Kinect」が、ゲームの新しい可能性にチャレンジしたものとして印象的です。従来の入力デバイスがすぐになくなるとは思いませんが、新しい取り組みができそうなハードが提供されてくると、我々ソフトメーカー側も、新しいクリエイティブを考えやすくなります。また、新鮮味がある物ほど、様々なユーザーの皆さんにも興味を持っていただけるでしょうから、こういった物が今後もどんどん出てくると、ゲーム業界も活性化して良いと考えています。

<質問2>2010年に発売された娯楽作品の中で,個人的に最も印象深い作品
今後の普及はおいといても、今年は「3D」のキーワードを絡めた物が、多く見受けられた年だと思います。また、2010年の話を求められていて、2009年末に公開された映画の話で申し訳ないですが、映画「アバター」は印象深い作品です。この作品によって、3D映画への流れが加速したと思っていますし、「3D」自体の興味を促した娯楽だったなあと思います。

<質問3>ゲームファンや自身の作品のファンに対するメッセージ
最近では、12月16日に2年ぶりのシリーズ最新作、「ガンダム無双3」(PS3 / Xbox 360)を発売いたしました。また、今後の予定としては、2011年2月10日にPS3版「戦国無双3 Z」、Wii版「戦国無双3 猛将伝」、2011年春には3DS版「戦国無双 Chronicle」の発売を予定しています。ご期待いただければと思います。
2011年は皆さんに驚いていただけるような新しい取り組みも行う予定でいますので、それらの情報を発表できる日までお待ちください。よろしくお願いします。

「戦国無双 Chronicle」
(C)TECMO KOEI GAMES CO., LTD. All rights reserved.
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コーエーテクモゲームス

鈴木亮浩(常務執行役員/オメガフォースプロデューサー)

代表作:「真・三國無双6」(PS3),「TRINITY Zill O’ll Zero」(PS3),「BLADESTORM 百年戦争」PS3 / Xbox 360

画像集#057のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」
<質問1>2010年に発売されたゲームの中で,最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
ゴッド・オブ・ウォーIII』ですね。何といっても冒頭の演出が素晴しく、いきなりクライマックスと言っても過言ではない展開でゲームに引き込まれました。ゲームや映画は最初の30分が重要とよく言われますが、このゲームは史上最高といって良いほど引きが強いと思います。また、グラフィックとアクションのクオリティの高さにも感心させられました。トップクラスのグラフィック表現をアクションゲームで実現したことが素晴しいです。ハードスペックは有限ですから、これをどう振り分けるかがゲーム制作の難しいところですが、アクション性を優先するためにグラフィックを削るという言い訳をせず、見事に両者を高いクオリティで両立させていることが非常に素晴らしいです。

<質問2>2010年に発売された娯楽作品の中で,個人的に最も印象深い作品
1つの作品ではないですが、「ソーシャルゲームの台頭」が非常に印象深かったです。すでに1、2年前からソーシャルゲームは話題になっていましたが、今年になってから本格的にブレイクした印象があります。メインとなっているユーザー層は、従来のゲーム業界でいう“ライト層“よりも更にライトな人たちで、任天堂さんが狙っている「ゲーム層の拡大」よりもさらに外側の層の人たちだと思います。従来のゲーム層とはかなり隔たりがあると感じているので、このユーザー層が今後どう動いていくのか、従来のゲーム層にどう引き込んでいくのか、いろいろと考えることが多くて非常に興味深いです。

<質問3>ゲームファンや自身の作品のファンに対するメッセージ
オメガフォースは「新しいことへのチャレンジ」と「シリーズ作の展開」という2つの目標を掲げています。直近に発売された『TRINITY Zill O’ll Zero』では、アクションRPGにチャレンジしました。これはRPGで発売された『Zill O’ll』の世界観をベースに、これまでにない爽快なアクションRPGを目指して制作した作品です。また、シリーズ展開として『真・三國無双6』をシリーズ最高の内容・ボリュームを目指して鋭意開発中です。今後とも応援よろしくお願い致します。

「TRINITY Zill O’ll Zero」
(C)TECMO KOEI GAMES CO., LTD. All rights reserved.
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KONAMI

内田明理(ラブプラスプロダクション 統括プロデューサー)

代表作:「ラブプラス」シリーズ,「ときめきメモリアル Girl's Side」シリーズ,「ランブルローズ」シリーズ,「とんがりボウシ」シリーズ

※写真は「ラブプラス+」インタビュー時のものです
画像集#060のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」
<質問1>2010年に発売されたゲームの中で,最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
2010なら、「Red Dead Redemption」PS3 / Xbox 360)でしょうか。
バイオレンスは、基本的に苦手なんですが、西部劇は好きなんです。
単なるリアルではなくて、なんていうかピーター・フォンダのウエスタン映画みたいな、色調、音、それらが生む空気感が尋常じゃなく自然で、世界の中に完全にトリップします。そこに居るだけで、自分がタフガイになれそう。ホントに別の人生を体験しているような。
なんだか、「ゲームの仮想空間」に収まっていない「世界」がある、そんな凄さを感じます。

<質問2>2010年に発売された娯楽作品の中で,個人的に最も印象深い作品
映画版「ノルウェイの森」。村上春樹もトラン・アン・ユンも大好なので、観る前は、かえって期待より不安が多きかったのですが、期待以上の作品でした。
村上作品の例の主人公が実際に喋ったら、「ああ、こういう語り口になるワケか!」と素直に納得。安保闘争時代のファッションとか、空気感がまるで当時のフィルムをリファインして見ているような「普通さ」で再現されているのも圧巻。何より、単に「春樹ファンから批判を受けないように映像化」するところにいかないのに、ちゃんと村上作品の映像化になっているところがスゴイ。それは例えば、常に背景を彩る瑞々しい緑とか、表現主義的に抽象化されたシーンと音楽による、感情表現がをきっちりと山場になっているところとか。
正にトラン監督の真骨頂です。
あ、玉山鉄二さんの「永沢さん」がハマり過ぎでした。水原希子さんの「ミドリ」もヤバい、カワイイ・・・。

<質問3>ゲームファンや自身の作品のファンに対するメッセージ
2010年は、「ラブプラス+」、「ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story」の同時発売、そして11月の「とんがりボウシと魔法のお店」発売と・・・
「常にアップ前」という、自分史上最も多忙な一年でした。
丁度一年前、ラブプラスの旅行場所(熱海)の候補地を視察、検討していたんですが、例えばそれが、つい先月起こった出来事のような気さえします。
それだけ充実した、駆け足の一年だったということなのだと思います。そして、一年の締めくくりには、「メリープラスマス2010」で、ラブプラスプロダクションの設立をファンの皆さんに直接ご報告することが出来ました。作り手として、こんなに光栄で幸せな瞬間は無いでしょう。
僕の人生における特別な一年だったと思います。

「ラブプラス+」
(c)2010 Konami Digital Entertainment
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KONAMI

松花義和(小島プロダクション プロデューサー)

代表作:「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」(PS3),「METAL GEAR ONLINE」(PS3),「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」(PSP)

松花氏が現在手がけているのは,ニンテンドー3DS用タイトル「メタルギア ソリッド スネークイーター」だ
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<質問1>2010年に発売されたゲームの中で,最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
モンスターハンターポータブル 3rd
個人的に本年最後に、待ってました!の正当進化の続編。ハマりました。
ふんだんに盛り込まれた追加要素もさることながら、すでに完成された感じのある2ndGのシステムを、さらに徹底して遊びやすくする細かい改善がそこかしこに加えられており、非常に安定感を感じます。
あと・・・モンスター強いです。殺られまくりです。悔しくて身悶えします。でもコンティニューします。
絶妙すぎるゲームバランス調整が、たいへん参考になりました。
東京ゲームショーで発表になったメタルギアとのコラボ要素に関する詳細がこれから発表されるハズですので、そちらも楽しみでなりません。

<質問2>2010年に発売された娯楽作品の中で,個人的に最も印象深い作品
映画「第9地区」
映画界では2010年は3D映画元年で”アバター”を皮切りに、これでもかというほどの3D映画が公開。
やはり印象深かったと云えば”アバター”か?と思いきや、あの作品は正確には2009年度作品でした。
私の中では映画「第9地区」ですね。
”異星人”を扱ったこれまでのどのSFとも違う、”被保護者として日常的存在の異星人”という設定に、まだまだこんな斬新な切り口があったかと、唸りました。
様々な社会問題や生物差別、ヒューマニズムをこの異常なシチュエーションに描きながら、クライマックスへと一気になだれ込む展開は2010年度でもっとも印象に残ってます。

<質問3>ゲームファンや自身の作品のファンに対するメッセージ
2010年はラインプロデューサーという立場で携わった「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」(PSP)を発売させていただきました。
協力ミッションやマザーベース成長要素など、シリーズ初となる新しい試みをふんだんに盛り込み、それがシリーズの今後を示すものとして一つの形となったという意味で、非常に達成感のある一年でした。
今後もこうした過去の形に囚われず、新しい試みに挑戦する、そんな意気込みを持ち続けるようにしたいですね。

そして2011年はNintendo 3DS向け「メタルギア ソリッド スネークイーター」に注力していきます。
立体視以外にもいろいろと面白いギミックをもったハードウェアなので、制作者として挑戦しがいのあるプラットフォームです。
楽しみにお待ちください。今後とも応援よろしくお願いいたします!

「メタルギア ソリッド スネークイーター」
(C)2010 Konami Digital Entertainment
画像集#063のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」 画像集#064のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」


KONAMI

松山重信(小島プロダクション クリエイティブプロデューサー)

代表作:「サイレントスコープ」「ザ・警察官」「スリルドライブ」(いずれもアーケード用タイトル)

※写真はTGS 2010「METAL GEAR SOLID RISING」ステージイベント時のものです
画像集#065のサムネイル/総勢60名以上のゲームクリエイター&声優/4Gamer執筆陣に聞いてみた「2010年の注目タイトル」と「2011年への意気込み/期待」
<質問1>2010年に発売されたゲームの中で,最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
HEAVY RAIN -心の軋むとき-』です。
映画のインタラクティブ体験、といえば今や陳腐過ぎる表現ですが、この実験作の意義は誰もが認めるところだと思います。いい意味で簡素なゲームシステムとPS3ならではのフォトリアルな映像をさらりとマッチングさせたあたりに、欧州〜北米東部特有の大人っぽいセンスを感じました。
このような作品がもっとつくられ、もっと熟成され、もっと広く認知されることで、無料ゲーム系に目が向いてしがちな若年層や、いつしかゲーム離れしてしまったオトナの人たちにも、ハイエンド機ならではのゲームをもっともっと楽しんでもらいたいですね。

<質問2>2010年に発売された娯楽作品の中で,個人的に最も印象深い作品
邦画を応援する意味で『告白』です。
幼い娘を殺害された中学校教師の復讐劇が「告白」の体で淡々と語られていきます。
前年に本屋大賞を受賞した原作に非常に忠実なつくりなのですが、その原作にはなかった台詞として映画版に付け加えられた松たか子さんの最後の“一言”や、人を刺すための包丁を何気に選び直す木村佳乃さんの超ブラックな演技など、細かなアイデアの差し込みが絶妙で、2010年必見の一作だと思います。

<質問3>ゲームファンや自身の作品のファンに対するメッセージ
担当作『METAL GEAR SOLID RISING』PS3 / Xbox 360)ですが、情報もちょい出しに次ぐちょい出しの1年でした。「…で、いつ発売やねん!」とファンの皆様をヤキモキさせてしまっているようでスミマセン! 決して勿体振っているわけではございません。鋭意制作中につき、どうかもうしばらくお待ち下さい。必ずやご期待に添える作品に仕上げますので、よろしくお願いします!

「METAL GEAR SOLID RISING」
(C) 2010 Konami Digital Entertainment
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