― 特集 ―
喜屋武ちあき,「ときメモ・カフェ『エコル』」で「ときめきメモリアルONLINE」に体験入学

Text by 喜屋武ちあき / Photo by 小林秀銀

きゃんち,「ときめきメモリアルONLINE」に体験入学

 そしていよいよ,TMOの体験プレイです。エコル店内で稼働しているTMOは,体験用バージョンのようです。

 

 TMOにログインして,最初にやるのはキャラクター作成。実は私,こういったキャラクター作成が大好きなんです。だから,ある意味ではこれがメインみたいな気持ちで挑みました。だって,せっかくこれから学園生活を楽しむのに,お気に入りのキャラクターが作れなかったら楽しみも半減ですからね。
 顔の輪郭,髪型,目の色や,制服の色まで変えられるという細かさにびっくり。自分の分身ということで,もちろん性別は女の子です。体形は,ロリっぽい小柄,標準,セクシーな大柄の中から,標準を選択。髪の毛は長くして,目の色は制服の色と合わせ……,とあれこれ変えているとキリがなく,これだけでもずっと遊べそうな気がしました。こういう着せ替え的なものって,女の子にとってはなじみ深いだけに,凝り出すと止まらなくなっちゃう人,けっこういると思うんですよね。
 試行錯誤のすえ,なんとかキャラクターの外観は決定。それから名前を決めます。もちろん,「喜屋武 ちあき」で,あだ名は「きゃんち」です。これでもう,完全に自分の分身のできあがり。お隣では,私より先にキャラクター作成を終えたはずの担当編集さんが,「名前が思いつかない……」と唸っていました。

 

喜屋武ちあきさんの分身となるキャラクター。3次元もいいけど,やはり2次元も捨てがたいとな……と,しみじみ思ってしまう人もいるかも? コンシューマゲームのみならず,PCオンラインゲーム経験もある喜屋武さん。操作方法の説明を受けるまでもなく,自分から遊び始めた。ホンモノだ

 

 ご存じのとおり,TMOの舞台は高校。プレイヤーは,高校生活を送れるというわけです。授業を受けたり,クラブ活動に精を出すこともできるなんて,失った青春(笑)を取り戻せそうな気がしてきます。
 作成したキャラクターを選択し,ゲームの世界に飛び込むと,まずは中庭にある噴水に,ちっちゃくデフォルメされたプレイヤーキャラクターが出現。ぱたぱた歩く姿,左に右に振り向く姿などその全部が可愛らしいです。周りの人達と一緒に,座ったり,立ったり,走ったり,喋ったりしながら操作方法を試しているうちに,なんだか自分が本当に高校生に戻ったような気分になってきました。

 

 そんな気分のまま,校舎に入り教室に行ってみると,自動的に授業がスタート。教室の中にいると,時間割に応じた授業が自動的に始まる仕組みだそうです。授業は○×や四択のクイズ形式。私が通っていた高校も,授業やテストが○×や四択だけだったら……と思うと,とっても羨ましくなってしまいました。しかも回答待ちの時間には,早弁をしたり,ほかの人とおしゃべりしたり……。なんて楽しいスクールライフなんでしょう。
 授業終了後,正解率が高いとネコミミやほくろといったアイテムがもらえることもあるようです。ゲームで遊んでいるうちに,キャラクターのオシャレ度をアップさせたりもできるのは嬉しいですね。

 

教室内でのツーショットチャットでたあいのない会話をしていたら,いつの間にかへんてこな設定に…… 喜屋武さんはクイズ形式の授業がとくにお気に入りの様子。家庭科の先生に萌えていたような……

 

 家庭科と国語の授業のあと,校舎内を探索してみました。すると男女別のトイレを発見。でも男子が女子トイレに,女子は男子トイレに自由に入れちゃうんですね。このあたりは,きっちりしてほしいところです。トイレでしかできない,女子だけの秘密の会話もありますから。

 


 再度校舎の外に出て,学校の敷地内を散歩してみました。途中で伝説になりそうな木や教会を見つけては告白ごっこをしてみたり……。みんなでただただわいわい話しながら移動するのも,いかにも青春って感じで楽しいものなんですね。

 そうそう,TMOには「ツーショットチャット」という機能があって,二人だけの世界で秘密の会話も楽しめちゃうんです。バストアップのキャラクターで,表情を変えながらしゃべれるなんて,ときめきメモリアルそのもの。シリーズのファンにとってはたまらない仕掛けで,なんだか嬉しくなっちゃいました。しかも会話の内容はすべて自分で決められるっていうのは,ときめきメモリアルを超えているような気もします。

 それと,クラブ活動も試してみました。エコルで遊べるバージョンでは野球部にしか入れないのですが,女だてらに野球部……って,あだち充の「クロスゲーム」みたい? カードバトルのようなミニゲームに,ときめきメモリアルらしい演出で,ついつい時間を忘れて没頭してしまいました。熱血したり,青春を謳歌したりって楽しいものなんですね。
 β2テストでは,所属できるクラブも増えているそうなので,今からどの部活に入るべきかじっくり考えておくつもりです。

 

ジャージが似合う可愛い女の子って,なんだかとっても素敵な気がする。こんな子になら「重いコンダラ」でひかれてもいい 甘酸っぱい会話を楽しみたいなら,やはりこの木の下以外は考えられない。というのが,喜屋武さんの思想らしい

 

 

敷地内の教会で結婚式ごっこ。システムとして対応していない遊び方だって,けっこう自由に楽しめてしまうのがTMOの特徴だ

 気付いたら,3時間くらいが経っていました。ちょっとしか遊んでいないつもりだったのに,いつの間にか外は夜。今回は参加できる人数に限りがあるバージョンでしたが,数人で遊んでいてもこれだけ時間を忘れて楽しめちゃうのだから,β2テストはこの何倍も面白いと思います。だって,いたるところに人がたくさんいて,みんなと話をしたり遊んだりできるんですよ? β2テストが始まったら,家でいつでもプレイできるわけで,ついつい寝る間を惜しんで遊んでしまいそうです。
 自分がもう一度高校生に戻って,しかもときめきメモリアルのヒロインになれるなんて,これ以上楽しいことなんて,私にとってはそうそうない気さえします。はまり過ぎて,仕事に影響が出ないようにだけ,注意したいと思います。

 

 初めて訪れたエコルは,とっても落ち着いた教室みたいな空間でした。声優さんのサインが飾ってあったり,ときめきメモリアル関連の雑誌や書籍が揃っていたり……。しかもBGMは,ときめきメモリアルのサントラやキャラソン。この凝り方は,シリーズのファンなら絶対嬉しいはず! 私の完全な趣味から言うと,もっとGS色を出して欲しいな……。
 場所的にも,ちょっと時間があるときに,ふらっと立ち寄れる感じです。エコルに来ている人は,みんなときめきメモリアルが好きな人だろうし,色々語れたら楽しいでしょうね。今度,ゆっくりお邪魔してみるつもりです。

 そして帰り道。命の次に大事な携帯電話を,ちゃんと保護しました。某ゲームキャラのストラップを着けているのですが,返してもらうときに駅員さんに大きな声で「○○○のストラップが着いたやつですね?」なんて言われて,ちょっぴり恥ずかしい思いをしたので,皆さんはくれぐれも携帯電話を落とさないよう,気をつけてくださいね。

 

ときメモ・カフェ「エコル」

●営業時間
年中無休:11時〜23時

●年末年始の営業について
12月29,30日:15時〜23時
12月31日:11時〜18時30分(ときメモスーパーライブ参加者限定の営業)
1月1日〜3日:休校
1月4日:17時〜23時

 

公式サイト

タイトル ときめきメモリアルONLINE
開発元 コナミデジタルエンタテインメント 発売元 コナミデジタルエンタテインメント
発売日 2006/03/23 価格 パッケージ版:1980円(税込)〜,プレイ料金:税込み1200円/30日〜
 
動作環境 OS:Windows 98SE/Me/2000/XP,CPU:Pentium III/650MHz以上,メインメモリ:256MB以上,グラフィックスメモリ32MB以上

(C)2005 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

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http://www.4gamer.net/specials/tokimemo_cafe/tokimemo_cafe_003.shtml