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「Risk Your Life Part2」対人戦ガイド第3回:スキル/クラスの特性を熟知し,対人戦に生かそう

Text by Chun

 Risk Your Life Part2(以下,RYLPart2)では,一般的にいわれる"魔法"や"アビリティ"のような特技/特殊能力は,すべて"スキル"として扱われる。スキルはRYLPart2にとって非常に重要なもので,スキルの力をフルに引き出せば,戦闘や冒険を有利に,そしてスムースに展開できるのである。
 今回は,そんなスキルに関して色々と解説していく。スキルに関する基礎知識から,具体的な活用法/各種データまで一通り説明していくので,ぜひ参考にしてほしい。

 

スキルシステムを理解しよう

 まず,キャラクターが覚えられるスキルには,ある程度の制限があることを知っておきたい。本作では,クラスによって覚えられるスキルが決まっており,習得可能なスキルもステータスによって制限される。さらに,レベルやステータスによって,覚えられるスキルの最大数(スキルの合計レベル)も変化するのだ。

 キャラクターのレベルが一つ上がると,スキルポイントが1増加する。このスキルポイントを1消費すれば,スキルを一つ習得する,もしくはスキルレベルを一つ上げることができる。
 スキルのレベルを上げるには,スキルポイントだけでなく,適合する"ランク"(後述)のスキルブックを使う必要がある。例えば,"ソードマスタリーI Lv0"の状態で"ソードマスタリーI"のスキルブックを使うと,スキルポイントが1消費され,"ソードマスタリーI Lv1"となるのだ。スキルポイントは,前述の通りレベルが上がることで増えるし,スキルを消す(忘れる)ことでポイントが復活する仕組みになっている。また,ステータスのIntelligenceを高めていくと,スキルポイントにボーナスが付加される点も覚えておきたいところだ。

 

すべてのスキルのランクIとIIのスキルブックは,街で買える。クラスごとのトレーナーからも,上位クラススキルのIとIIが買える

 スキルの強さを表す項目としては,大きな段階分けとしての"スキルランク"と,その内訳としての"スキルレベル"が存在する。ランクごとの最高レベルはLv5で,その状態でスキルレベルを上昇させる「スキルブック」を使用すると,ランクII Lv0へと成長する。そして,ランクIIに達したスキルは,ランクIIのスキルブックを使用して成長させることになるのだ。ランクIIも同様にLv5まで成長させられ,そこからもう一段階成長させれば,ランクIIIへと進む。

 スキルには,自動的に覚えるものと,スキルブックによって覚えるものの2種類があることも覚えておきたい。自動的に覚えるスキルにも2種類あり,一つが下位クラスで覚えるもの,そしてもう一つが上位クラスで覚えるものだ。自動習得スキルに関しては,スキルポイントの消費は発生しないので,ご安心を。
 スキルブックで覚えるタイプのスキルも,大別すると2種類あり,一つが下位クラスから覚えられる種族共通スキル。もう1つが上位クラスになってから覚えるクラススキルだ。

 

 種族共通スキルは数が多く,近接戦闘向けのスキルから汎用魔法,パーティ向けのBuff(補助魔法)などさまざまだ。とはいえ,クラススキルが多いクラスでは,合計スキルポイントの問題から,あまり共通スキルを覚える余裕がないのが正直なところかもしれない。

Mob相手にも一応発動はできるが,まったく効果を現さないネットは,対人専用の足止めスキルだ。足の遅いウォリアーやディフェンダー,またはアタッカーやテンプラーなどが使うことができる

 一方クラススキルは,各クラス最低でも三つ以上用意されている。種類によって,レベル/ランクをそれほど上げなくてもいいものあるし,最優先で成長させたいスキルもある。そのため,ある程度実用的なキャラクターを育成したければ,クラスによって優先度を決めてスキルを伸ばしていく必要があるのだ。
 また,これはスキル全般にいえることだが,スキルを覚えるために必要なステータス条件が存在する。基本的にはキャラクターのレベルが上がると自動的に増えるステータスに準拠しているので,さほど意識しなくても問題はない。だが,対人戦を意識して特定のスキルレベルを上げたい場合などには,ステータスボーナスポイントをスキルに合わせて振っていくことも重要になる。
 スキル習得に必要となるステータス値は,スキルのレベルが上がるにつれて上がっていく。そのために"レベル上げ"が必須となるわけだ。そしてステータスは,武器や防具を装備するにも,基本攻撃力や魔法力,魔法抵抗力などを上げるためにも高めていく必要がある。

 

 

スキルからクラスの特徴を知ろう

 ヒューマンにはファイター,ローグ,メイジ,アコライトという四つの下位クラスがあり,それぞれに二つずつの上位クラスが存在する。クラスのイメージとしては,ファイターはいわゆる"壁"であり,"タンカー"的なクラス。ローグは物理攻撃を中心とした"ダメージディーラー"。メイジは魔法を使ったダメージディーラーと考えられる。アコライトは,いわゆる"ヒーラー" "バファー"的な役割が中心となるクラスだ。
 ここでは,クラススキルを中心にクラスの特徴を解説しているので,より具体的なイメージをつかむためにも,ぜひ目を通してほしい。併せて"スキル一覧"もチェックするといいだろう。

 

 

 

 

ファイター

 ファイターからは,ウォリアー,ディフェンダーという上位クラスが派生する。どちらもイメージ的には,高いHPと防御力で敵を食い止める役割を担えるクラスだ。
 が,ウォリアーのスキルを見ると,チェーンアクションのようにディタウント(モンスターのヘイト値を下げる)属性が付いたスキルがある。それに対してディフェンダーには,フルスウィングやベインシェアーなどタウント(モンスターのヘイトを高める)属性の付いたスキルがある。つまり,モンスターの攻撃を引き付けやすいのは,ディフェンダーだということが分かる。
 一方ウォリアーは,攻撃力重視のスキルが中心となる。1発のダメージより手数で勝負といった感じのチェーンアクションなどは,まさにダメージディーラーに相応しいスキルといえるだろう。つまり,同じファイター系クラスでも習得可能スキルによって大きな違いがあるのだ。上位クラスは,印象が同じだからと容易に決めないほうがいい。
 なお,ファイター系のクラススキル"ネット"は特殊なスキルで,モンスター相手ではさっぱり効果がない。その代わり,対人戦で使用すれば,敵の移動を一定時間止められる。足の遅いファイター系キャラクターでは,遠距離攻撃タイプの敵を相手にすると,まったく歯が立たない可能性がある。そんな状況を覆すためには,ネットで敵の足を止めて近付き,圧倒的な体力と素早い攻撃で敵を撃破するのがセオリーなのだ。もちろん,複数人での対人戦でもその効果は大きい。敵の真っ只中に突っ込んで,主要な敵の足を止めるのも,タフなファイター系の役割である。

 

 

 

 

ローグ

 アサシンやアーチャーを上位クラスとするローグは,ダメージディーラーという印象だ。スキルを見ても分かるように,敵に大ダメージを与えるためのスキルを持ち合わせている。対モンスターという面でいえば,ステルスやハイディングといった姿を消すスキルを併用して,高威力の攻撃スキルを叩き込む戦法で,戦闘を有利に運べる。通常攻撃でも安定して高ダメージを与えられるうえ,ローグベースキャラクターの特徴である足の速さを生かして,危険を回避できる。対人戦においても,この足の速さは大きな強みとなる。敵に素早く近付き,攻撃できるのだ。またステルスやハイディングで敵の背後へ回り込む,といった動きも可能である。
 また,下位クラスの自動習得スキルであるディテクションは,敵陣営のステルス/ハイディング使用者を発見できる能力なので,対人戦では迎撃要員としても重要なクラスといえるだろう。

 

アサシンのバックスタッブは,ステルスから発動することで威力が大幅にアップする。アーチャーのエイムショットや,シャドーオフのスモークオブブラッドも同様だ

無数の矢で対象に大ダメージを与えるスキル。アーチャーは近接攻撃スキルがないので,こういった遠隔攻撃を主体に戦術を組み立てる。敵を引き付けるときにも役に立つ

 

 

 

 

メイジ

 メイジベースの上位クラスには,ソーサラーとエンチャンターがある。ソーサラーは,攻撃魔法で敵に直接ダメージを与えるクラスだ。スキルも3種類の属性攻撃魔法と,1種類の無属性の攻撃魔法が使用可能。これらの魔法は種類によってダメージが異なり,また追加効果のある魔法もある。ダメージを与えつつ,魔法の追加効果で敵の移動能力を低下させる戦術が使える点は,ソロでもパーティプレイでも大いに役立つことだろう。
 エンチャンターは直接攻撃を担当するのではなく,味方の物理攻撃力を上げたり,敵の攻撃力や防御力を低下させたりといった,補助魔法系スキルを多く持つ。そのため,魔法による攻撃よりも,弓を装備して遠隔攻撃をメインに戦うほうが無難かもしれない。スキル"インテングル"で敵の足を止め,そこへ矢を射込む連携は,安定感のある戦術として,対モンスター/対人戦の両方で威力を発揮するだろう。

 

ソーサラーのライトニングボルトにはスタン効果があり。敵の動きを一時的に止めるのに役立つ。またフロストボルトには,敵の動きを遅くする効果がある。複合効果のある魔法を知ることで戦術の幅が広がるのだ

ソーサラーの攻撃魔法デスレイ。ソーサラーやルーンオフなど魔法攻撃がメインのクラスには,必ず一つはこういった高ダメージ魔法が用意されている。ただしMPの消費も大きいので注意が必要だ

 

 

 

 

アコライト

クレリックのキュアライトは,自分の周辺にいるパーティメンバーのHPを回復する,グループヒール魔法。単体への回復と合わせて使うようにし,MPの無駄遣いに注意しよう

 アコライト系からは,クレリックとプリーストという上位クラスが派生する。クレリックは,主に回復魔法や復活魔法を得意とする。支援的に使うスキルとしては,範囲スタン効果のあるサイトレスが使えるものの,全体的に殲滅力に欠けるため,単独での戦闘は不得手だ。とはいえ,パーティでの回復役は非常に重要なクラスであり,対人戦では狙われる可能性が高い。スキルを成長させると共に,防具を十分強いものにしておく必要があるだろう。
 プリーストはサブヒーラー的な役割をこなしつつ,パーティ全体の防御力や攻撃力を増加させる補助魔法を得意とする。パーティメンバーを効率よく強化できるのはプリーストだけなので,大規模な対人戦では,前線パーティに不可欠な要員といえるだろう。

 

 

 

 

 アーカンは,ヒューマンに比べるとクラスの数が少ないように見える。しかし実際には複合クラスが多いため,何かが欠けているというわけではないのだ。また共通スキルを見比べると,ヒューマンにはない,鈍器にも対応する攻撃力増加スキルやクローマスタリーなどが存在するなど,ユニークな点も多い。クセはあるが魅力的な上位クラスがそろっているので,ぜひチェックを。

 

 

 

 

コンバタント

 コンバタントの上位クラスは,テンプラー,アタッカー,ガンナーの3クラス。下位クラススキルは用意されていないのが特徴だ。
 テンプラーは,ヒューマンでいえばディフェンダーに近い存在だ。盾の代わりに存在するヘビーガードアームによるブロック効果を増加させたり,防御力を増加させたりして,敵からの攻撃を受け止める。ラッシュによるタウント効果でモンスターをひきつけたり,ネットを使用して敵対プレイヤーキャラクターを足止めすることが,戦闘時の見せ場といえるだろう。

 

ガンナーのスキルであるブレストは,発動時に右クリック長押しすることで溜め撃ちでき,溜め具合でダメージや消費MPが変化する。また溜めたままの状態で走り回れるので,溜めた状態で敵を探す,ということも可能だ

 アタッカーはその名の通り,ダメージディーラー的な役割を持つ。イメージはウォリアーと同じで,敵をひきつけないようにしつつ,攻撃系スキルを駆使してダメージを与え続けるというものだ。パワードレインのように敵のHPを吸収したり,リングゲイザーのように範囲ダメージを与えるなど,対人戦でもいろいろと活躍できそうなスキルが揃っている。
 コンバタントベースで唯一の遠隔攻撃クラスがガンナーだ。クラス種別としてはアーチャーに近く,ハイディングで姿を消した状態から,高ダメージの遠距離攻撃を仕掛けられる。また,姿を消して近寄ってくる敵軍を見つけることもできるので,対人戦では前線に近い位置からのサポート攻撃で活躍できる。パーティではガンアームによる遠距離攻撃と足の速さを生かして,モンスターを次々と引いてくる役目もこなせるだろう。

 

 

 

 

オフィセイター

ルーンオフの攻撃魔法の一つ。無数の魔力のビームで敵にダメージを与える。ルーンオフの魔法の中では最もダメージが大きい

 オフィセイターには,ルーンオフ,ライフオフ,シャドーオフの3上位クラスがある。下位クラススキルとして,敵の補助魔法効果を除去する"ディスペル"が用意されているのが特徴だ。
 ルーンオフは,ヒューマンでいうところのメイジという感じのクラス。つまり,ソーサラーとエンチャンターの混合クラスといったところだ。徐々にHPを減らしていくルーンオブディケイという毒魔法や,攻撃力を強化するエンチャントウェポンなど,テクニカルな戦闘が楽しめるクラスである。
 ライフオフは,ヒューマンのアコライトに近い存在。治癒魔法のヒールのほか,自分のHPを犠牲にして対象を治癒するセイクリッドウンズなども覚える。またアーカンで唯一リザレクションを覚えるクラスでもあるので,その重要性は推して知るべしといったところだろう。
 シャドーオフは,ヒューマンのアサシンのような存在。クローとナイフを装備し,ステルス状態から強力な攻撃を与えるスモークオブブラッドというスキルを使える。アーカンとしては数少ない,正当派ダメージディーラーである。

 

 

 

 

 このように,各クラスのスキルを見ると,そのクラスの特性が見えてくる。また,上位クラスのスキルの中にも,使ってみると有効性の低いものもあるし,逆にとても有益な共通スキルもある。自分に求められる役割や,自分の求めるスタイルに合わせて,スキルを伸ばしていくといいだろう。
 例えばウォリアーは剣を使うことが多い。となれば,共通スキルからソードマスタリーを覚えるのは最低限必要といえる。ディフェンダーも,盾と剣を装備するならソードマスタリーが必要になるし,ダメージ重視なら両手剣や両手斧を装備することもあるだろう。そうなるとアックスマスタリーなども場合によっては必要となってくる。
 アーカンに関しては,シャドーオフの攻撃力を上げるならクローマスタリーは必須だ。また回避率を上げるイベイションを限界まで上げておくと,近接戦闘での生存率が高まるはずだ。
 スキルは基本的にいつでも消せるので,あれこれと実験的なスキルバランスを試してみるのもいいだろう。ただし,消したスキルのレベルは当然0に戻ってしまうため,再び覚え直すときはスキルブックが必要になる。また,ランクIII以上のスキルブックは,モンスターからのドロップでしか入手できない。高ランクスキルを消すときには,十分悩んでみてほしい。

 

 

Tips
●リバーススキルについて

 スキルの中には,一つのスキルで2種類の効果を持つ,リバーススキルというものが存在する。クレリックが最初から覚えている種族共通スキルの"リリーフ"には,そのリバーススキルとして,攻撃魔法の"ハンマーオブライト"が設定されている。スキルウィンドウでは「Alternative!」と表記されるこのスキルは,とくにメインの攻撃魔法を持たないヒーラー系に多く用意されているのが特徴だ。
 リバーススキルは,独立したスキルとしてカウントされないので,成長させてもスキルポイントが余計に減ることはない。実にお得なスキルといえるだろう。
 クレリックのクラススキルでは,"サイトレス"のリバーススキルとして"キュアライト","セイクリッドウンズ"のリバーススキルとして"ウンズメイク"が存在する。ぜひ活用したいところだ。

 

 

 

タイトル Risk Your Life Part 2
開発元 GAMA SOFT 発売元 アトラス
発売日 - 価格 N/A
 
動作環境 OS:Windows 98/Me/2000/XP(+DirectX8.1以上),CPU:Pentium III/1GHz以上[Pentium 4/2GHz以上推奨],メインメモリ:256MB以上[512MB以上推奨],グラフィックスチップ:GeForce 2またはRadeon 7000以上[GeForce FXまたはRadeon X600以上推奨),空きHDD容量2GB以上

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