― 広告企画 ―
「Risk Your Life Part2」対人戦ガイド

Text by Chun

 PvP(プレイヤーvs.プレイヤー)要素を中心に据えたMMORPGとして,対人戦ファンからの注目と期待を集めている3D MMORPGが,この「Risk Your Life Part2」(以下,RYLPart2)。FPSライクなキーボード操作で,軽快かつ刺激的な対人戦が楽しめるのが大きな特徴だ。対人戦時には向かないもののマウスのみでの操作も可能なので,PCゲーム初心者から上級者,MMORPGファンやアクションゲームファンなど,幅広い層に受け入れられるだろう
 とはいえ,RYLPart2はオープンβテストが始まったばかりで,まだまだ知名度は高くない。そこでこの連載では,RYLPart2の基本システムから,PvPやRvR(種族同士の大規模戦闘)を見越したゲームの流れを解説していこうと思う。
 第1回となる今回は,RYLPart2がどのようなタイプのMMORPGなのか。どのへんが対人戦特化型なのかを紹介していくこととしよう。興味があったけど始めるタイミングのなかった人,始めたばかりの人などは,ぜひ読んでほしい。

 

軽快な3Dエンジンでアグレッシブにプレイ

RYLPart2の拠点となる海賊都市。港には大きな帆船や小船なども停泊している。起伏の激しいつくりの街だが,長期にわたって重要な拠点として利用することになる

 RYLPart2は,韓国のGAMA SOFT社が開発した3D MMORPG。「こちら」でお伝えしたとおり,「真・女神転生シリーズ」等のコンシューマゲームでお馴染みのアトラスが,日本でのパブリッシングライセンスを取得し,サービスを開始するタイトルだ。

 3D MMORPGといえば,既存の3Dエンジンのライセンスを受けて作ったものがその大半であるが,RYLPart2ではアクション性の高い戦闘を実現するために,独自の3Dエンジンが開発されている。
 実際にRYLPart2をプレイしてみて,そのゲーム性を一言で表すならば,"FPSの操作感を実現したアクションRPG"といった感じになるだろうか。W/A/S/Dキーによる移動と,マウスクリックによるターゲッティング/攻撃が基本操作になる。マウスによって素早い振り向きができるし,ジャンプやサイドステップなどの動きも可能で,一般的なMMORPGではなかなかできない"移動しながらの攻撃"や"避け攻撃"的なアクションも繰り出せる。
 なお,FPS風の操作が可能だといっても,視点は一人称視点ではなく三人称視点なので,3Dゲームに"酔いやすい"人でも,さほど心配することはないだろう。

 

海賊都市というだけあって,周りは水に囲まれている。キャラクターは泳いでわたることも可能だ。ただし,潜ることはできない。そのため呼吸が途切れることもないので安心して泳ぎまわろう

FPSモードならジャンプやサイドステップなどの動きが可能になる。またアサシンには,前転やバック転,サイドへの転がりなどの個性的な動きが用意されている

 

 キーボード操作に不慣れな人も多いだろうが,先ほども説明したように,本作にはマウスモードも用意されている。マウスモードでは,行きたい場所をクリックすればそこに移動できるし,敵をダブルクリックすれば勝手に走って行って攻撃し続けてくれる。マウスモードなら,移動も攻撃もお手軽で,モンスターハントもラクに楽しめる。
 まずはマウスモードでゲームに慣れ,よりシビアなアクションが必要になってきたらキーボードモードに移行してく。それが,RYLPart2を楽しんでいくための自然な流れといえそうだ。とくにPvPを存分に楽しみたいなら,より高度なアクションが可能になるキーボードモードでのプレイが不可欠。少しずつでもいいから,ぜひ挑戦していってほしい。

 

マップには海賊都市を始め,おおよそのポイントとなる場所の名前が記されている。しかしそれ以外にも,神の大地を歩き回っているとNPCが住んでいる隠れた村などをみることができる

 

 

PvPを意識しつつ,RPG要素を活用して手軽にレベルアップ

 RYLPart2のアクション性は,PvPを主目的としたゲームだからこそ存在する。ではそのPvP要素と,MMORPGとしての"RPG的"な要素のバランスはどうなっているのだろうか?

 

大ダメージを与えるデスレイは,とどめとしても威嚇としても絶大な効果を持つ。リキャストまでやや長いので使いどころが重要だ

 まずプレイヤーは,ヒューマン属するカルテラント国か,アーカン属するメルカディア国を選択。ちなみに,この国籍はアカウントによって固定されるので,注意が必要だ。
 ヒューマンでは,ファイターをベースとするウォーリアとディフェンダー,ローグをベースとするアサシンとアーチャー,メイジをベースとするソーサラーとエンチャンター,アコライトをベースとするクレリックとプリーストの,計8種類のクラスが存在する。
 これに対してアーカンでは,コンバタントをベースとするアタッカー,テンプラー,ガンナー。オフィセイターをベースとするルーンオフ,ライフオフ,シャドーオフの,計6種類のクラスがある。両種族のクラス特性を表にまとめてみたので,これからゲームを始める人は,そちらを参照しつつ種族/クラスを決めるといいだろう。
 なおヒューマンとアーカンは,どちらも"神の大地"の海賊都市からスタートする。ただし神の大地は中立地帯なので,いきなりPvPに巻き込まれるようなことはない。神の大地でPvPをするなら,PvP申請/承諾手続きが必要なのだ。ただし,敵対種族のキャラクター名やチャットは見えないようになっている(敵対種族のキャラクターはクラス名のみ表示される)ので,中立地帯とはいえ多少の"きな臭さ"は味わえるだろう。

 

ライトニングボルトは術者からMobまで閃光が届く派手なエフェクト。いかにも魔法を使ってますといった感じを演出する

敵にダメージを与えつつ足止めをする魔法など,侮れない効果の魔法が多い。また物理ダメージを上げるエンチャント魔法も使うことが可能

 

アーカンの近接遠隔複合クラス「ガンナー」のスキル「ブレスト」は,スキル発動時に右クリック長押しで,溜め攻撃が可能だ。アクションは,さながらコブラのサイコガンを彷彿とさせる

 

 

 

 ではゲーム開始直後は何をすればいいのか? そのあたりは一般的なMMORPGと大差ない。Mob(モンスター)を倒すことで経験値やお金を得て,キャラクターを育てていけばいいのだ。キャラクターがレベル10になれば上位クラスへ転職できるので,まずはクエストを受けつつMobを狩り,レベル10を目指すといいだろう。
 その後は,メインクエストの流れに乗りつつ,引き続きキャラクターレベルを上げていく。クエストで何をすればよいか,どこに行けばよいかといった情報は,クエストタブのジャーナルをチェックすれば一目瞭然なので,初心者でもつまずくことなくゲームを進め,PvPへの道を歩むことができるはずだ。
 またRYLPart2では,"座って回復する"ときの回復量が非常に大きく,HPもMPも,座れば数秒で1割以上回復する。これは高レベルになっても同様で,武具に付与されているオプションで回復効果をさらに高めることもできる。そのため,休憩中の回復待ち時間なども苦痛にならず,「お座り中に寝落ち」のようなトラブルも発生しにくい仕様となっている。

 

街中だろうがどこでも行えるのが,PvP申請。他種族だと名前も分からないし会話もできないが,Ctrl+左クリックで相手をターゲットすれば,申請を行える

クエストが受けられるNPCは,名前が緑色で表示される。スタート直後のポイントでも2人のNPCからクエストを受けられるので,忘れずに受けておくようにしたい

 

 PvPやRvRを最終的な目的とするMMORPGの場合でも,その多くで"キャラクターレベル=強さ"という図式が成り立ってしまう。そのためのレベル上げには非常に多くの時間と労力が必要で,それが苦痛でPvPという目的にたどり着けず,ゲームに飽きてしまうこともあるだろう。しかしRYLPart2では,かなりサクサクとレベルを上げられ,クエストで得られる経験値やお金も多いので,レベル40程度までなら誰でも到達できるはず。また本作はアクション性が高いゲームなので,多少のレベル差ならば戦術や操作技術で覆すということも,十分現実味のある話だ。
 そのほかにも,気の合う仲間同士でギルドが作れたり,アイテム精錬システムで装備を強化したりといった要素も存在する。キャラクターを育てる。装備を鍛える。頼もしい仲間を得る。そして,プレイヤー自身の操作技術を高める。そういった要素すべてが"PvP"で重要となる点が,本作が"対人戦特化型"たる所以(ゆえん)なのだ。

 

PvPへ導く多種多様なルール/フィールド

両手に武器を持って近接で攻撃を行うアサシンなどは,敵に与えるダメージが豪快に流れていく。この連続攻撃の爽快感は,他作品ではあまり見られないポイントだ

 RYLPart2では,ある程度レベルが上がるまではPvE(いわゆるMob狩り)が基本のプレイスタイルになる。もちろん,この間にもPvPは可能だが,神の大地が基本的に中立地帯であるため,ギルドに属してギルド間で宣戦布告するか,パーティや個人間でPvPを申請/承諾するかしないと,直接対決はできない。お互いの意志が尊重される点については,初心者にとっては嬉しい仕様である。

 さらに,キャラクターが強くなってくれば,よりエキサイティングなフィールドへ突入することもできる。その代表的なフィールドが,"カーナボン"だ。カーナボンでは敵対種族との戦闘や、宣戦布告/承諾によるギルド間の戦闘がメインとなっており,一歩踏み込めば"狩るか狩られるか"の緊迫感溢れるプレイが楽しめる。また,プレイヤーキャラクターだけではなく強力なMobも棲息しているので,中途半端な戦力で足を踏み入れれば,"死は身近な友"となる。
 カーナボンへ行くためには,キャラクターレベルが(最低でも)60以上必要で,10人前後のパーティを組んでおく必要がある(レベル60程度でのソロは,まず不可能)。対人戦を思う存分楽しみたいなら,レベル60になるまでにギルドへ所属しておくことが望ましい。ギルドに所属していれば,安全地帯として機能する"ギルド要塞"を利用でき,要塞を中心とした攻防も楽しめるのだ(他ギルドが建設した要塞を破壊することもできる。またギルド要塞を作れるのは,基本的にギルドマスターのみとなっている)。

 

街での売り物や敵のドロップ品にはグレードやランクが存在し,さまざまな細かいステータスの違いがある。条件にあった装備の中からよりよいものを見つけ出すのが,手っ取り早く強くなる秘訣だ

 繰り返しになるが,まさにRYLPart2は,"対人戦特化型"MMORPGなのだといえるだろう。一般的なMMORPGと比べ,(休憩の回復速度が早い,Mobを倒すのに必要な時間が短い,クエストの褒賞が高いなどの理由から)キャラクターのレベル上げはかなり容易に行えるので,カーナボンへ進入するために,そしていつの日か実装される"新たな戦場"で活躍するために,がんばって強くなってほしい。
 次回からは,"強くなる"ためのさまざまな情報を紹介していくつもりなので,ぜひお楽しみに。こちらとしても,読者諸君と戦場で相対する日を楽しみにしている。

 

 

タイトル Risk Your Life Part 2
開発元 GAMA SOFT 発売元 アトラス
発売日 - 価格 N/A
 
動作環境 OS:Windows 98/Me/2000/XP(+DirectX8.1以上),CPU:Pentium III/1GHz以上[Pentium 4/2GHz以上推奨],メインメモリ:256MB以上[512MB以上推奨],グラフィックスチップ:GeForce 2またはRadeon 7000以上[GeForce FXまたはRadeon X600以上推奨),空きHDD容量2GB以上

Copyright(C) 2005 GAMASOFT Co.,Ltd All rights reserved.
Copyright(C) ATLUS 2005 All rights reserved.