― 広告企画 ―

ローズオンライン

Text by 川崎 政一郎  



レベル10になったら,ようやく念願のクラスチェンジだ。駆け足でザント村へ急ごう
 ローズオンラインの冒険者にとって,"草原の集落"に続く第2の拠点となるのが"ザント村"。初めてここを訪れた冒険者は,その活気溢れる光景にきっと驚くことだろう。
 村は周囲をぐるりと砦で囲まれた円形の構造をしており,その内側にはNPCがぎっしりとひしめいている。そして中央広場をはじめ,至るところでキャラクターがバザー(個人アイテム商店)を行っていたり,仲間を募ったり雑談したりといった具合に,会話もひっきりなしに飛び交っている。村というよりも,むしろ"大都市"のような印象だ。

 そして冒険者にとってこのザント村では,ある意味ゲーム中で最大の岐路が待ち受けている。それは,レベル10で選択可能となる"1次職"の存在だ。
 1次職には"ソルジャー" "ホーカー" "ミューズ" "ディーラー"の4種類が用意されている(各クラスの説明については,本連載の第1回「こちら」を参照してほしい)。1次職に就くためには,村の南部にいる"ウォーレン村長"から簡単なクエストを受けて,達成しなければならない。

 クラスの選択後は,プレイスタイル面でもいくつかの大きな変化があるので,まずはこれについて説明していこう。まずは,今まではあまり深く考える必要のなかった各ステータスについて。
 転職後のステータスは各クラスの能力と密接に結びついていて,例えばソルジャーなら筋力を表す"STR",ディーラーなら集中力を表す"CON"といった具合に,クラス別に最重要ステータスが異なる。クラスが必要とするステータスに,的を絞って上げる必要があるのだ。肉弾戦闘の得意なソルジャーの"INT"(知力)を上げるなど,ポイントの割り振りを誤ると,今後の冒険がつらくなる可能性がある。

このようにザント村は多くのプレイヤーで賑わっている。彼らとパーティを組んで冒険することもあるのだろうか
 またこのあたりから,装備条件として特定のステータス値を必要とするアイテムも出現する。
 例えば装備するのに高いSTRを必要とする武具は,実質的には"ソルジャー専用"と考えていい。"クラス別の専用装備品"といったところだろうか。これらアイテムを旅先の商店などで購入して随時装備できるように,クラス別にどのステータス項目を重点的に上げるべきかという点を,最初に把握しておく必要がある。
 この目安としては,ショップで販売しているアイテムの"装備条件"が参考になるだろう。販売アイテムを右クリックすると,例えば「装備時はSTRが50必要」といった表示が出るので,数値を覚えておくなりメモするなりしておこう。

ウォーレン村長のところで1次職を選択している場面。やり直しできないので,くれぐれも慎重に
 とはいえ中には,レベル10までの間に,なりたい1次職とは関係のないステータスにポイントを注ぎ込んだプレーヤーもいるだろう。
 そのような場合は,ウォーレン村長から"達成するとステータスポイントを初期化できるクエスト"を受けるといい。これはキャラクターレベルが15未満の間に,一度だけ受けられるクエストだ。
 なお同じクラスのキャラクターでも,直接攻撃の能力を伸ばすなら"STR",間接攻撃なら"DEX"と,プレイスタイルによって微妙に要求されるステータスは違ってくる。このあたりにも留意したい。

 以上の点を踏まえてステータスポイントをキッチリ割り振ると,レベル10用のクラス専用装備品の装備条件を満たすはずだ。クラス専用装備品はザント村のNPCが販売しており,装備すると外見が大きく変わるため,自分がクラスチェンジしたのだと心身共に実感できる。このあたりからキャラクターごとの個性が際立ってきて,いよいよローズオンラインのゲーム本編が始まった,という雰囲気である。

 で,筆者はどのクラスにしたのかというと,悩み抜いた末に"ディーラー"を選んだ。
 というのも,ローズオンラインはSF的な機械文明の世界観を取り入れているので,ここに着目してみたのだ。例えばこれまでの冒険中でも,フィールドをもの凄い速さで駆け抜ける車"カート"を時折見かけたが,こういった機械類の製造や操作に長けているのがディーラー系クラス。いつかは巨大ロボット"キャッスルギア"も操縦できるようになるといいなぁ。

選択したクラスに応じた簡単な転職クエストを行う。このクエストの内容で,よりクラスのイメージが明確になるだろう ステータスの初期化クエストでは,200弱ものステータスポイントを得られる。キャラクターの方向性をじっくりと考え直そう

 



ディーラー用の装備一式を着てご満悦。外と内の両面で,クラスによる個性が際立ってくる
 1次職へのクラスチェンジ後に,もう一つ重要な要素となる"スキルシステム"も紹介しておきたい。
 これまでの冒険でも"拾う" "座る"といったスキルは使ってきたが,これらはどのクラスも共通の汎用スキル。転職後は,クラスに特化した"特殊能力"が増えてくる。先程説明した装備品は"キャラクターの外見面の変化"とするならば,スキルシステムは内面の変化といっていいだろう。

 本作のスキルを大別すると,習得後に常時効果を発揮するタイプの"Passive"系と,自ら操作して発動するタイプの"Active"系の2種類がある。
 スキルの習得方法は,ショップで購入できる"本"を読むだけ。キャラクターがレベルアップすると"スキルポイント"を得られ,これを好みのスキルに割り振ることで,対象スキルのランクを上げられる。もちろんステータスと同様に,ランクが高くなると必要スキルポイントも増加するため,あれもこれも強化するというわけにはいかない。

一つのクラスだけでも,専用スキルは30前後ある。スキルには必要レベルが設定されているのでよく考えて決めよう
 またスキル同士はツリー構造で結びついており,上位のスキルを習得するためには,「下位スキルのレベルが3必要」といった条件がある。少々ややこしい説明となってしまったが,基本的には「Diablo II」のスキルシステムをイメージしてもらえばいい。
 同じクラスでも,スキル構成によってまったく性能の異なるキャラクターに仕上がるため,ステータスポイントと同様,割り振りは慎重に行いたい。ちなみに各クラス用のスキル詳細については,公式サイトの「こちら」を参照するといいだろう。

 キャラクターを成長させるうえで,スキル構成を念頭に置くことはかなり重要だ。Diablo IIの経験からこれが身に染みている筆者は,ディーラー用のスキルツリーとにらめっこすること10数分。その結果,とりあえず「ウォーリア雇用」というActive系スキルの習得を目標に定めた。ディーラーは銃器による遠隔攻撃を得意とするクラスだが,その分,モンスターに接近を許すと少々しんどい戦いとなる。そこで,接近戦時に盾役としてサポートしてくれる,このスキルに注目したというわけだ。

 最終的にウォーリア雇用を習得するには,下位スキルとして「経済の研究:Lv6」と「傭兵の雇用:Lv1」が必要らしい。これはあくまでも筆者の一例だが,ほかのクラスを選んだ読者の場合でも,同じようにあらかじめスキルの目標を定めるといいだろう。ただ漠然とレベルアップを行うよりも楽しく,目標に近づいてると実感しながらプレイできるはずだ。

必修となる下位スキルがあることに注目。スキルツリーはかなり複雑なので,しっかりと目を通しておきたい 写真は二刀流が得意な"ホーカー"。さまざまな装備品があるので,街行く人の外見を眺めて回るだけでも面白い クラス用にアイテムやステータスを調整したら,いざ戦闘! 今までと段違いの強さを実感できる

 

 



クラスに見合った戦い方を心がけよう。遠距離戦闘向きのディーラーは,できるだけ離れた位置から攻撃を始めるのが基本
 1次職を選択する上で最低限知っておくべき情報は以上である。
 これらの点を踏まえてクラスに見合った準備を調えたら,ザント村の外へ出て実際にモンスターと戦ってみよう。例えばソルジャーならば接近戦で直接攻撃,ミューズなら魔法で間接攻撃といったように,クラスに合った戦い方を選べば,前よりもはるかにパワーアップしていることを実感できるはず。場合によっては,より強い"橙"や"赤"も相手にできるようになるだろう。

 具体的な狩場のアドバイスとしては,レベル10前後であればザント村の南口近辺に出現するモンスターがお勧めである。レベルの上昇と共に街の東側をぐるりと回るように北上していけば,そのままレベル20弱まで一気に成長できるはずだ。ここはザント村のすぐ隣なので,HP回復アイテムや矢弾の補給も容易に行え,とても効率良くプレイできるだろう。

 ただし,時折出現する強力なモンスターには注意が必要だ。
 まずザント村の近辺全域では,夜間に限り"キャンドルゴースト"が出現する。このモンスターは強力なファイアボールを絶え間なく放ってくるので,とくに接近戦タイプのキャラクターは逃げるのが難しい。そしてさらに強力なのが,この一帯のボスともいえる"キングウーピー"だ。ほかのモンスターと比べてひときわ大きな姿のため,一目で"ヤバい!"と感じるとは思うが,決して近づかないように。100を越えるダメージをダブルアタックで繰り出してくるため,文字通り瞬殺されてしまうのだ。

中央で仁王立ちしているのが,強敵の"ウーピーキング"。試しに戦ってみると,たった数秒で葬られてしまった…… これらの小さい建物は,すべて冒険者のバザーだ。彼らの売っている高級なマジックアイテムで,装備を増強しよう

 こういった危険を避けながら無事にレベルアップしたら,マメにザント村へ戻り,より高性能な装備品があるかどうか商店を覗いてみよう。NPCのショップだけなく,マジックアイテムが数多く売られている冒険者のバザーも積極的に活用するといい。プレイヤー間のバザー取り引きはかなり活発なので,これを利用しない手はない。なお,自分がマジックアイテムを作成して"販売"する側に回るのは,もうしばらく先の話となる。

 ザント村近辺での経験値稼ぎがしばらく続いて少々退屈だと感じたら,たまにはクエストに挑戦してみるのもよいだろう。中でも前回「こちら」で紹介した"エピソードクエスト"は,もし未経験であればこの機会にこなしておくことをお勧めする。通常のクエストは基本的に依頼をこなせば終了してしまうが,エピソードクエストは連続した長編ストーリーとなっているので,長く楽しめる。ローズオンラインの世界をより深く堪能できるだろう。

 ちなみにエピソードクエストの開幕は,"冒険者の草原"の拠点にいるNPC"マエード"から「恐怖の伝染病」というクエスト名称で受けられる。その主な内容は,突如浸食を始める毒キノコから村を救うこと。そして,これを解明すると実は黒幕が別にいる……といった具合に,さまざまなエリアを点々とするクエストとなっている。また,ほかのエリアを旅することで,名前の色が"黄色"や"緑"の新しいモンスターも発見できるだろう。ここでさらなる経験値を得るため,クエスト達成とレベルアップの両方を並行して行っていこう。

ジュノンポリスはザント村よりもさらに大きな拠点。ここへ辿り着くのが大きな目標の一つとなるだろう
 本稿で紹介した情報をもとにプレイすれば,恐らくレベル20前後までは順調にキャラクターを育てられるだろう。そしてもう少しキャラクターが強くなれば,ザント村から徐々に活動範囲を広げていき,さらに次の拠点「ジュノンポリス」が見えてくる。本稿ではザント村での冒険を中心に紹介したが,多くの冒険者が拠点として利用しているジュノンポリスに到達することにより,ローズオンラインの世界はさらに広がってゆくのだ。

経験値稼ぎの合間を見て,少しずつエピソードクエストをこなすのもよい。かなりの長編なので,焦らず急がず ザント村の奥地を旅するには,最低でもレベル20前後が必要だろう。写真は,中央のオアシスが印象的な"エルバルーン砂漠"エリア

 


「ローズオンライン」
→公式サイトは「こちら」
→紹介ページは「こちら」
(c)2005 Published by Gravity & Developed by Triggersoft All rights reserved.
(c)2005 Faith, Inc. All rights reserved.