4Gamer:
本日はご足労いただきまして恐縮です。はじめにリネージュガールの結成タイミングと,主な狙い,というか活躍場面について教えてください。確か,リネージュトーナメント Battle GPが初登場でしたよね?
エヌ・シー・ジャパン 西出貴裕氏(以下,西出氏):
そのとおりです。オーディションを経て,リネージュトーナメント Battle GPの直前に正式決定しました。東京大会だけではなく,8月14日に行われた
福岡大会や,大阪大会にも出演しています。
4Gamer:
なるほど。東京大会の冒頭にあった,試合の組み合わせ抽選などでの活躍は拝見しています。活動の舞台は,そうしたオフラインイベントがメインですか?
西出氏:
そうですね。ネットカフェでのイベントのお手伝いが第一前提になるのですが,今回のように大型アップデートのPRのために活動することもあります。
4Gamer:
ま,まあメディア訪問はオマケということで。もっぱらエンドユーザーイベントを,ゲーム世界にふさわしい姿で盛り上げるのが,お仕事ということですね。
西出氏:
ええ。それで早速今年の夏にリネージュトーナメント Battle GP各大会に進行側のキャストとして参加していただきました。とくに市川さん(プリンセス役)には,福岡大会から3回とも出ていただいて。水野さんは大阪,東京と2回です。
4Gamer:
イベント以外の活躍場面としては,ほかにどういった形が考えられていますか?
エヌ・シー・ジャパン 豊田朝子氏(以下,豊田氏):
エピソード4に関するゲーム内プロモーションイベント「エピソード4 モンスターショー」への参加が決まっています。彼女達の分身であるプリンセスやウィザードのキャラクターが,GMキャラクターと一緒にこのイベントの進行役を務めます。
4Gamer:
本日は「ダークエルフ」役の冨田 幸子さんはいないわけですが,エピソード4 モンスターショーにはお三方とも出演(?)するのですか?
豊田氏:
そうですね。エピソード4 モンスターショーには3人そろって登場します。残念ながら年内に予定されているのはこのイベントのみで,オフラインのイベントは企画されていませんが,年明けからいくつかネットカフェでのイベントに参加して,プレイヤーの方を応援する,イベントの華として登場してもらおうと考えています。
4Gamer:
振り返ってみれば,「リネージュ クロスランカー」……というより,その前の「リネージュ」になりますが,これは日本でのネットカフェ勃興期のコンテンツとして,一緒に育ってきたという経緯がありますよね。発表会ではネットカフェサービス向けの料金体系が同時に説明されるとか。そうしたところで,やはりネットカフェがプレイの重要な舞台である,ということでしょうか?
豊田氏:
そうですね。もちろん,韓国におけるサービス形態の延長という部分もありますが。日本でもネットカフェでのゲームプレイが浸透してきましたので,そこからさらに盛り上げる施策として彼女たちがいる,ということです。
リネージュを始めたきっかけがネットカフェであるユーザー様も沢山いらっしゃいますので,初めてリネージュをお試しいただける間口としてもネットカフェは大きな役割を持っております。
リネージュガールたちの活躍の場としては、ゲーム内イベントもありますが,その場合残念なことに顔が見えないですからね。その意味で,やはりオフラインでの活動がメインになります。
4Gamer:
そうそう,リネージュ クロスランカーのゲーム内イベントということで,実は気になっていたのですが,彼女達が使うキャラクターは何か特別なデザインになっていたりするのでしょうか? 通常のプレイヤーキャラクターは,ほとんど外見で区別できないわけですが。
西出氏:
それが……。リネージュ クロスランカーのキャラクターの外見は,職業別になっていますので,プリンセスはプリンセス,ウィザードはウィザードの姿というだけです。
4Gamer:
なるほど。特別な武器を持っているとか,そうしたこともないと。うーん,それはちょっぴり残念ですね。
豊田氏:
まあ,ゲーム内で着せ替えなどが楽しめないぶん,華やかな彼女たちにがんばってもらおうということで(笑)。
4Gamer:
グラフィックスをはじめとして負荷が低いので,PCのスペックを要求しないというのは,もちろん利点ですけどね。とくに大人数での攻城戦が重要なタイトルですし。攻城戦とも微妙に関わりますが,PvPへの関心は根強いようですね。リネージュトーナメント Battle GPの盛況ぶりなどを見るにつけても。
西出氏:
東京大会では,イベントにきていただいたお客様が会場に入りきれないほどでしたからね。
4Gamer:
その意味でリネージュガールという企画は,やはりファンサービス的な意味合いなわけですよね? 新規プレイヤーを大きく期待するというよりは。
西出氏:
ええ,ファンサービス的な側面が強いですね。イベントの華となって盛り上げる役ですから。