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ゲーム内イベント開催直前「リネージュガール」インタビュー

 以前の記事でお伝えしたとおり,きたる12月3日,4日に,MMORPG「リネージュ クロスランカー」で先日導入されたばかりの大型アップデート「エピソード4 歴史と記憶」の新モンスターを紹介するゲーム内イベント「エピソード4 モンスターショー」が開催される。

 完全な新規グラフィックスのモンスター,ふだん気軽に見に行けないボスモンスターなどを紹介するというこのイベントの進行役は,GMキャラクターおよび,リネージュ クロスランカーのイメージガール「リネージュガール」操るキャラクターだ。

 今年(2005年)8月に開催された対人戦イベント「リネージュトーナメント Battle GP」でお目見えし,当サイトでもその東京大会のレポートともにリネージュガールの勇姿をお伝えしたが,今回はエヌ・シー・ジャパンの広報担当者を交えた簡単なインタビューを通して,リネージュガール結成(?)の狙いや,プレイヤーとしての彼女ら自身について聞いてみたい。

 編集部まで足を運んでくれたのは,エヌ・シー・ジャパン 広報の豊田朝子氏と,ビジネスクリエーションチームの西出貴裕氏,そして,リネージュガールとして「プリンセス」役を務める市川円香さんと「ウィザード」役の水野雅美さんだ。

 

編集部を訪れた「リネージュガール」のお二人。右が「ウィザード」役の水野雅美さん,左が「プリンセス」役を務める市川円香さん

 

 

ファンサービスの皮切りはリネージュトーナメント Battle GP

4Gamer:

 本日はご足労いただきまして恐縮です。はじめにリネージュガールの結成タイミングと,主な狙い,というか活躍場面について教えてください。確か,リネージュトーナメント Battle GPが初登場でしたよね?

 

エヌ・シー・ジャパン 西出貴裕氏(以下,西出氏):

 そのとおりです。オーディションを経て,リネージュトーナメント Battle GPの直前に正式決定しました。東京大会だけではなく,8月14日に行われた福岡大会や,大阪大会にも出演しています。

4Gamer:

 なるほど。東京大会の冒頭にあった,試合の組み合わせ抽選などでの活躍は拝見しています。活動の舞台は,そうしたオフラインイベントがメインですか?

西出氏:

 そうですね。ネットカフェでのイベントのお手伝いが第一前提になるのですが,今回のように大型アップデートのPRのために活動することもあります。

4Gamer:

 ま,まあメディア訪問はオマケということで。もっぱらエンドユーザーイベントを,ゲーム世界にふさわしい姿で盛り上げるのが,お仕事ということですね。

西出氏:

 ええ。それで早速今年の夏にリネージュトーナメント Battle GP各大会に進行側のキャストとして参加していただきました。とくに市川さん(プリンセス役)には,福岡大会から3回とも出ていただいて。水野さんは大阪,東京と2回です。

4Gamer:

 イベント以外の活躍場面としては,ほかにどういった形が考えられていますか?

エヌ・シー・ジャパン 豊田朝子氏(以下,豊田氏):

 エピソード4に関するゲーム内プロモーションイベント「エピソード4 モンスターショー」への参加が決まっています。彼女達の分身であるプリンセスやウィザードのキャラクターが,GMキャラクターと一緒にこのイベントの進行役を務めます。

4Gamer:

 本日は「ダークエルフ」役の冨田 幸子さんはいないわけですが,エピソード4 モンスターショーにはお三方とも出演(?)するのですか?

豊田氏:

 そうですね。エピソード4 モンスターショーには3人そろって登場します。残念ながら年内に予定されているのはこのイベントのみで,オフラインのイベントは企画されていませんが,年明けからいくつかネットカフェでのイベントに参加して,プレイヤーの方を応援する,イベントの華として登場してもらおうと考えています。

4Gamer:

 振り返ってみれば,「リネージュ クロスランカー」……というより,その前の「リネージュ」になりますが,これは日本でのネットカフェ勃興期のコンテンツとして,一緒に育ってきたという経緯がありますよね。発表会ではネットカフェサービス向けの料金体系が同時に説明されるとか。そうしたところで,やはりネットカフェがプレイの重要な舞台である,ということでしょうか?

豊田氏:

 そうですね。もちろん,韓国におけるサービス形態の延長という部分もありますが。日本でもネットカフェでのゲームプレイが浸透してきましたので,そこからさらに盛り上げる施策として彼女たちがいる,ということです。
 リネージュを始めたきっかけがネットカフェであるユーザー様も沢山いらっしゃいますので,初めてリネージュをお試しいただける間口としてもネットカフェは大きな役割を持っております。
リネージュガールたちの活躍の場としては、ゲーム内イベントもありますが,その場合残念なことに顔が見えないですからね。その意味で,やはりオフラインでの活動がメインになります。

4Gamer:

 そうそう,リネージュ クロスランカーのゲーム内イベントということで,実は気になっていたのですが,彼女達が使うキャラクターは何か特別なデザインになっていたりするのでしょうか? 通常のプレイヤーキャラクターは,ほとんど外見で区別できないわけですが。

西出氏:

 それが……。リネージュ クロスランカーのキャラクターの外見は,職業別になっていますので,プリンセスはプリンセス,ウィザードはウィザードの姿というだけです。

 

4Gamer:

 なるほど。特別な武器を持っているとか,そうしたこともないと。うーん,それはちょっぴり残念ですね。

豊田氏:

 まあ,ゲーム内で着せ替えなどが楽しめないぶん,華やかな彼女たちにがんばってもらおうということで(笑)。

4Gamer:

 グラフィックスをはじめとして負荷が低いので,PCのスペックを要求しないというのは,もちろん利点ですけどね。とくに大人数での攻城戦が重要なタイトルですし。攻城戦とも微妙に関わりますが,PvPへの関心は根強いようですね。リネージュトーナメント Battle GPの盛況ぶりなどを見るにつけても。

西出氏:

 東京大会では,イベントにきていただいたお客様が会場に入りきれないほどでしたからね。

4Gamer:

 その意味でリネージュガールという企画は,やはりファンサービス的な意味合いなわけですよね? 新規プレイヤーを大きく期待するというよりは。

西出氏:

 ええ,ファンサービス的な側面が強いですね。イベントの華となって盛り上げる役ですから。

ゲーム内では配役と一致した職業で奮闘中

4Gamer:

 お二人は実際にゲームのプレイとかは……。

水野雅美さん:

 はい,やってます。

4Gamer:

 プレイしているのは,お二人が演じている職業のキャラクターですか?

市川円香さん:

 ええ,そうです。

4Gamer:

 リネージュガールのみなさんで一緒にプレイしたことはありますか?

市川円香さん:

 3人ではないですね。この2人ではあります。最初にエヌ・シー・ジャパンで初めてゲームをしたときに隣り合わせだったので,隣にいるのにチャットとかしてました(笑)。

4Gamer:

 プレイじゃないじゃないですか(笑)。授業中にメモを回すような感じですかね。

市川円香さん:

 そんなノリです(笑)。

4Gamer:

 プライベートでどんなプレイをしているかを教えてください。どこかのクランには入っていますか?

水野雅美さん:

 私はクランに所属しているんですけど,まだ初心者なので……。7月末に始めて,今レベル17です。ウィザードとしてクランのみんなと狩りに行くんですけど,回復魔法とか使ってるとすぐMPがなくなっちゃうんですよ。で,結局みんなに助けられるという。

4Gamer:

 いや,そういうもんだと思います。助けさせた者勝ちです。

水野雅美さん:

 本当に助けられっぱなしで,ちょっと気を抜くと敵に倒されてしまって。で,みんなに帰還スクロールをもらって。でも,頻繁に倒されていると,経験値が下がっちゃうんですよね。

4Gamer:

 まあ,序盤は苦戦するにしても,みんなと楽しくやれるのが一番ですよね。市川さんのほうはいかがですか?

市川円香さん:

 まだ本当に初心者で,TI(Talking Island。話せる島)を出られない状態です。

4Gamer:

 プリンス/プリンセスはつらいですよね。カリスマにポイント割り振っちゃうと,ほかのステータスを高められなくて。それを補おうと思ったら,犬をたくさん飼うとかする必要がありますもんね。

水野雅美さん:

 私は犬を2匹飼っているんですけど,「歌う島」へは持ち込めないので,話せる島に置いていってます。一回連れて行こうとしたら,自分だけテレポートしてしまって。

4Gamer:

 ちなみに,どの種類の犬を飼っているんですか?

水野雅美さん:

 ウルフとドーベルマンを1匹ずつです。

4Gamer:

 初心者にしては,なかなか強い犬ですね。

水野雅美さん:

 実はこれもクランの人にもらいました(笑)。

豊田氏:

 みんな初心者に優しいんですよ。人に教えてあげたいというか。

水野雅美さん:

 ブックマークを書き込むまでは,いろいろなところに歩いて行ったり,船に乗って行ったりしなければなりませんよね? なのにみんなちゃんと付き合ってくれて。みんなすぐテレポートできるのに,すごく優しいなあ,と。

4Gamer:

 そんなとき,みんなきっと新鮮な感動に包まれてるに違いありません。

水野雅美さん:

 そうした部分も含めて,すごく初心者に優しいゲームだと思います。

「私も絶対に強くなって,大会に出てやる」

4Gamer:

 ゲームプレイからはガラっと話題が変わるのですが,リネージュトーナメント Battle GPなどのイベントに参加してみて,感想はいかがですか?

市川円香さん:

 すごく盛り上がってて,びっくりしました。とくに思ったより女性が多くて。

4Gamer:

 行った会場ごとに,違った印象を受けたりはしましたか?

市川円香さん:

 福岡大会に集まってくれた人は若かったですね(編注:20歳そこそこの人が多かったとのこと)。それに比べると東京大会は,全体的にもう少し年齢層が高かったみたいです。

4Gamer:

 イベントに出るとなって,初めて衣装を着てみたときの感想はいかがでしたか?

市川円香さん:

 露出も少ないですし,とくに抵抗はなかったですね。オーディションのときから「プリンセスがいい」と思っていたので,着るときは嬉しかったです。

4Gamer:

 水野さんはいかがでしたか? オーディションのときに感じたことも含めて教えてください。

水野雅美さん:

 オーディションには友達何人かと一緒に行ったんですけど,「絶対あの紫のやつになるよ」とみんなに言われて。その後衣装が出来上がってから見に行ってみると,みんなの予想が当たってました。短めのTシャツでお腹を出して歩くとか,露出の多い服装をしているから,そこはイメージどおりなのかも。
 その意味で今回の衣装も,とくに抵抗なく「カッコいいな」と思って着ています。

4Gamer:

 ちなみに西出さんにお聞きしたいんですが,この衣装って制作費は総額いくらくらいかかってますか?

西出氏:

 具体的な価格は言えないのですが,お二人の体格にぴったり合わせつつ,丈夫で良い素材を使いましたし,武器などは型から起こすので,実はかなり。武器は長さがあって,装飾も入っていますから。

4Gamer:

 確かにゲーム内のグラフィックスで,キャラクターと比べたときの比率を考えると,かなりの長さになりますね。では市川さんと水野さんのお二人にあらためてお聞きします。リネージュ クロスランカー以外にプライベートではあまりPCゲームをプレイすることはないと聞いているんですが,秋葉原のネットカフェの独特の雰囲気とか,どう感じましたか? 気後れするようなことはなかったですか?

市川円香さん:

 ネットカフェには,漫画を読みにいったり,インターネットを利用したりするために入ることがありましたので,とくに気後れとかはなかったです。

水野雅美さん:

 自分でリネージュ クロスランカーをプレイして,レベルが上がって魔法も覚えていくと楽しくなりますよね。「私も絶対に強くなって,ああいう大会に出てやる」とか,すごく思います。

4Gamer:

 なるほど,至極前向きですね。では,あらためてお二人それぞれから,リネージュ クロスランカーをプレイしている人にメッセージをお願いできればと思います。

市川円香さん:

 これからも,イベントなどでがんばっていくので,ぜひ応援してください。

水野雅美さん:

 12月3日,4日のゲーム内イベント「エピソード4 モンスターショー」では,私達が新しいモンスターや新しい冒険の舞台を紹介していきますので,みなさんぜひ参加してください。

4Gamer:

 本日はどうもありがとうございました。

 

 

 考えてみれば,ゲームのイメージガールについて,またイメージガール自身にあらためて話を聞く機会というのも,なかなか貴重なものかもしれない。リネージュトーナメント Battle GPに来た人なら,「みなさんにアインハザードの祝福がありますように」といったキメセリフやポーズで,大会の雰囲気を盛り上げていた彼女達の姿を目にしていることだろう。
 年内は残念なことに,ゲーム内イベント「エピソード4 モンスターショー」以外に,彼女らの活躍を目にする機会はないようだが,来年にはネットカフェイベントを中心として,積極的に活動するという。年明け以降を楽しみにしていてほしい。
そうした活躍に先駆け,彼女らの勇姿を写真でお届けする。凛々しいお二人の姿を堪能してほしい。(Text by Guevarista / Photo by 市原達也)

 

タイトル リネージュ
開発元 NCsoft 発売元 エヌ・シー・ジャパン
発売日 2002/02/12 価格 1400円/月
 
動作環境 Pentium 500MHz以上(1GHz以上推奨),メモリ256MB(512MB以上推奨),空きHDD3GB以上,DirectX 8.1以上,VRAM32MB以上(128MB以上推奨)

Lineage (R) and Lineage (R) the Cross Rancor are registered trademarks of NCsoft Corporation. 1998-2007 (C) Copyright NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute, and transmit Lineage the Cross Rancor in Japan. All Rights Reserved.

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