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「ファンタジーアース」ビギナー向け攻略ガイド

Text by 星原昭典 

 「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」(以下,FE)は,大規模な対人戦が楽しめるMMOアクションRPG×ストラテジー。2006年2月の正式サービス開始から2か月程度が経過した現在では,開始直後に見られたようなサーバートラブルも少なくなってきて,いよいよこれからゲーム内容が練り込まれていくといったところである。
 このファンタジーアースは,基本的にはMMOタイプのRPGなのだが,かなり多くの部分で“よくあるタイプ”のMMORPGとは異なっている。そのあたりは先に掲載した入門記事でも紹介した。本稿ではさらに突っ込んで,入門者が知りたいと思うであろう各クラスの個性や,選び方&育て方,そしてプレイ開始後少し経ったくらいのところで,疑問に思うであろうことなどをまとめてみた。なお,今回掲載している各クラスのスキルデータは,2006年4月19日にメーカーから提供を受けたものを使用している。

好みのクラスを選択しよう

一つのアカウントで作成できるキャラクターは最大で2体。なお,2体目の作成には月額利用料にプラスで追加料金(税込み105円/月)が必要だ

 FEに用意されているクラスはウォリアー,スカウト,ソーサラーの3種類。ウォリアーは直接攻撃用の武器を扱う戦士,スカウトは弓と短剣の扱いに長けた軽戦士,ソーサラーは攻撃魔法の専門家だ。一般的なMMORPGでは,クラスによって攻撃能力に大きな差があったり,プレイのスタイルが大きく異なったりするが,FEではそのあたりにそれほど大きな差はない。味方を強化したり治療したりといったスキルを持つクラスは存在せず,基本的にはすべてのクラスが敵を攻撃する兵士として活躍できる。  操作テクニックの面でも,とくにどのクラスが難しいというのはないので,「初心者には操作が簡単なウォリアーがオススメ」みたいなこともない。  残念ながらFEでは,一つのアカウントで作れるキャラクターは2体まで。それならば「初心者だから〜」みたいなことは考えずに,自分の好きなクラスでキャラクターを作るべきだろう。

 

成長の方向を決める

ゲーム画面上ではスキルツリーを確認できない。やり直しはきかないので,取得スキルの選択は慎重に行いたい

 FEでは,レベルアップ時に入手できる「スキルポイント」を,好みのスキルに割り振ることでキャラクターの個性を形作っていける。強力な上位のスキルは,その系統の下位スキルに,ある程度のポイントを割り振っていないと取得できない。そのため,上位のスキルをなるべく早く取りたいと考えるのであれば,成長の方針はプレイ開始時から絞っておいたほうが良いだろう。
 考えられる各クラスの成長方針は,ウォリアーであれば「片手武器とシールド」スタイルにするか「両手武器」スタイルにするかの二択,スカウトであれば「短剣」スタイルにするか「弓」スタイルにするかの二択,ソーサラーであれば得意な魔法を「炎系」にするか「雷系」にするか「氷系」にするかの三択になる。
 現状でのキャラクターのレベルキャップは40である。一つの系統をコンプリートするのに必要なスキルポイントはそれぞれ異なるが,レベル20〜30程度で,そのブランチを最後まで伸ばしきることが可能だ。その後はスキルポイントを得られなくなるまで,ほかの系統を伸ばしていく,というのが標準的な育て方だろう。
 一方,よりマルチなキャラクターを目指して二つ以上の系統を同時に伸ばしていく方法も考えられるが,スキルの組み合わせ方については,まだ現役プレイヤー達の間でも研究中の段階だ。初心者がいきなり挑戦するには,少々難しいだろう。

 

 敵の攻撃に対して怯まなくなる「エンダーペイン」はとても有用なスキルだ。「怯む」というのは,敵から攻撃を受けたキャラクターが,その場で一瞬「ウッ」っと苦しむような仕草をすることを指す。戦闘部分がまるでアクションゲームのようなFEでは,これがとてもやっかいだ。囲まれてしまうと,攻撃を受けるたびに連続で怯んでしまい,逃げることもかなわずに,その場であっさり倒されてしまうこともある。そういう意味では,エンダーペインと,自身の防御力を上昇させる「ガードレインフォース」の防御系2スキルは,戦闘で前線に立つウォリアーらしいスキルだといえるだろう。

 

「ガードレインフォース」が効いているウォリアーの足元からは,赤い煙のようなものが立ち上る

両手武器ウォリアーの攻撃は一撃が重い。スキルを使った強打はビックリするようなダメージを叩き出す

 

 「片手武器+シールド」スタイルで育てる場合は,防御系スキルに計6ポイント,片手武器のブランチに計18ポイント,片手武器でも両手武器でも使える共通ブランチに16ポイント消費すれば,レベル40で各ブランチをぴったりコンプリートできる。悩ましいのは両手武器のほうだ。このブランチはコンプリートに27ポイントが必要で,そうしてしまうと防御スキルと共通スキルをすべて取るというわけにはいかなくなってしまう。何をとって何をあきらめるかが悩みどころだ。
 片手ウォリアーは盾が持てるとはいえ,防御面にそれほど大きな利点があるわけではないようだ。片手ウォリアーの特徴的なスキルとして最初に挙げられるのは,シールドを使って相手をスタンさせる「シールドバッシュ」だろう。移動や行動を制限するスキルは,アクション性の高いFEにおいてはクリティカルな効果を発揮することがままある。
 共通スキルの中で注目したいのは,衝撃波を発射する「ソニックブーム」だ。ウォリアーは基本的に射程が短いので,逃げていく敵への追撃はあまり得意ではない。そんなウォリアーが使用可能である,ある程度有用な射程を持ったスキルが,この「ソニックブーム」と片手武器用スキルの「シールドバッシュ」,両手武器用スキルの「ストライクスマッシュ」である。後の二つは何かを飛ばすのではなく,自分が敵へと飛び込んでいくタイプの技だ。
 両手ウォリアーの特徴的なスキルには,上のストライクスマッシュのほか,とても強力な打撃「ヘビースマッシュ」や範囲攻撃「ベヒモステイル」「ドラゴンテイル」がある。片手武器スキルや共通スキルの中にも範囲攻撃はあるが,それらはすべて自身の前面に効果が限定されている。両手武器スキルの範囲攻撃は,その威力に加えて,自身の周り全体に効果があるところにアドバンテージがある。

 

ウォリアー:スキルツリー

※表の説明

スキル名(パワーコスト)
LVSP性能

ウォリアー:スキルリスト

基本攻撃(0)
10相手に斬りつける基本攻撃
エンダーペイン(10)
10一時的に敵の攻撃に怯まなくなる
ガードレインフォース(50)
12一時的に防御力向上
22向上する防御力がアップ
32効果時間延長

片手武器

スラムアタック(18)
12吹き飛ばし攻撃。「吹き飛ばし効果」は対人専用
21攻撃力上昇
31攻撃力上昇&移動距離延長
シールドバッシュ(40)
13スタン攻撃。要シールド
21スタン時間延長
31スタン時間延長
ブレイズスラッシュ(13)
13炎DoT攻撃
21炎DoT効果上昇
31炎DoT効果上昇
アーススタンプ(36)
12前方範囲鈍足化攻撃
21鈍足効果上昇&範囲拡大
31鈍足効果上昇&範囲拡大

共通

ソニックブーム(15)
12中距離攻撃
21攻撃力上昇
31飛距離延長
クランブルゲイル(45)
12前方範囲攻撃
21攻撃力上昇
31範囲拡大
42攻撃力上昇
52範囲拡大
クランブルストーム(60)
13前方範囲吹き飛ばし攻撃。「吹き飛ばし効果」は対人専用
21効果上昇&範囲拡大

両手武器

スマッシュ(12)
12強打攻撃その1。若干の隙が生じる
21攻撃力上昇
31攻撃力上昇
ストライクスマッシュ(28)
13移動距離のある体当たり攻撃
21攻撃力上昇&移動距離延長
31攻撃力上昇&移動距離延長
ヘビースマッシュ(25)
13強打攻撃その2。大きな隙が生じる
21攻撃力上昇
ベヒモステイル(32)
13自範囲攻撃
21範囲拡大
31攻撃力上昇
42攻撃力上昇
52範囲拡大
ドラゴンテイル(65)
14自範囲強打攻撃
21範囲拡大。対人専用

 スカウトでは,弓系のブランチをすべて伸ばすために35ポイント,短剣ブランチを伸ばしきるためには37ポイントが必要になる。姿を隠す「ハイド」はどちらにも属していない独立したスキルで,スキルレベルを最高値である3にするためには3ポイントが必要だ。つまりスカウトの場合,「短剣+ハイド」であれば40ポイント,「弓+ハイド」であれば38ポイントでうまくスキルが組み上がることになる。無論,短剣と弓を組み合わせる手もあるが,前述のようにそれは上級者用の選択だといえるだろう。

 

「ヴォイドダークネス」を受けるとこのような状態に。マップ表示も消えるため自分が向いている方角すら危うくなる

ハイド状態から敵に大ダメージを与える「パニッシングストライク」は,短剣スカウトの代名詞ともいえるスキル

 

 スカウトは弓を選ぶか短剣を選ぶかで,戦い方がガラリと変わるクラスだ。「弓スカウト」は味方の後ろからの遠距離攻撃を仕掛けるのがスタンダードな戦い方なのに対し,「短剣スカウト」はハイドを使って敵に忍び寄り,近接攻撃を仕掛けるのが基本的な戦い方となる。
 弓スカウトの特徴的なスキルには,まず広範囲にダメージをばらまく「アローレイン」がある。前線で戦っているときに,頭の上から風切り音とともに無数の矢が振ってきたら,それはこのスキルをもつスカウトの仕業だ。対象の足を遅くする「スパイダーウェブ」も,その高い効果とクモの巣の形のエフェクトが印象的なスキルだ。そのほかには毒攻撃や貫通攻撃など,多彩な効果を持ったスキルが揃っている。
 短剣スカウトも,スキルの多彩さでは弓スカウトに負けてはいない。毒,鈍足化,耐性減少,パワー減衰など敵を弱めるさまざまな技を持っている。これらはすべて,受ける側にしてみれば非常にイヤなスキルだ。その中でもくらったときに,ことさら「うわー,やられた!」と思うのは,一撃で相手の体力をゴッソリ減らせる「パニッシングストライク」と,対象を盲目状態にする「ヴォイドダークネス」の二つだろう。
 短剣系のスキルは,すべて敵に近づかないと使用できないので,基本的にハイドとの相性が良い。短剣系を選んだほぼすべてのスカウトは,ハイドのスキルも早い段階で伸ばしたいと思うことだろう。

 

スカウト:スキルツリー

※表の説明

スキル名(パワーコスト)
LVSP性能

スカウト:スキルリスト

基本弓攻撃(0)
10相手に弓を放つ基本攻撃
基本短剣攻撃(0)
10短剣で相手を突き刺す基本攻撃
ハイド(50)
12一定時間不可視化
21効果時間延長&移動速度上昇
31効果時間延長&移動速度上昇

エアレイド(18)
12山形範囲攻撃
21攻撃範囲拡大
31攻撃範囲拡大
アローレイン(36)
12広範囲攻撃
21攻撃力上昇
31攻撃力上昇
ブレイズショット(25)
12山形範囲炎DoT攻撃
21炎DoT効果上昇
31炎DoT効果上昇
イーグルショット(15)
12遠距離攻撃
21攻撃力上昇
31攻撃力上昇
トゥルーショット(22)
12貫通攻撃
21効果範囲拡大
31効果範囲拡大
ポイズンショット(23)
12毒DoT攻撃
21毒DoT効果上昇
31毒DoT効果上昇
パワーシュート(30)
12強力攻撃
21攻撃力上昇
31攻撃力上昇
スパイダーウェブ(18)
12鈍足化攻撃
21鈍足効果上昇
31鈍足効果上昇
ピアッシングシュート(100)
13貫通吹き飛ばし攻撃。「吹き飛ばし効果」は対人専用

短剣

ヴァイパーバイト(18)
12毒DoT攻撃
21毒DoT効果上昇
31毒DoT効果上昇
ポイズンブロウ(12)
12範囲毒攻撃
21毒DoT効果上昇
31毒DoT効果上昇
パニッシングストライク(80)
13ハイド状態からの強力な攻撃
21攻撃力上昇
31攻撃力上昇
レッグブレイク(15)
12鈍足化攻撃
21鈍足効果上昇
31鈍足効果上昇
パワーブレイク(12)
13相手のパワーを減少させる特殊な毒を打ち込む技。「パワー減少効果」は対人専用
21パワー減少効果上昇
31パワー減少効果上昇
アームブレイク(16)
13相手の腕を攻撃し、一定時間スキルを封じる技。「スキル封じ効果」は対人専用
21スキル封じ効果上昇
31スキル封じ効果上昇
ガードブレイク(25)
13相手の防具をしばらく使用不能にする攻撃。「防御能力値ダウン効果」は対人専用
21防御能力値ダウン効果上昇
31防御能力値ダウン効果上昇
ヴォイドダークネス(32)
13相手の視界をしばらく奪う攻撃。「暗闇効果」は対人専用
21暗闇効果上昇
31暗闇効果上昇

 ソーサラーを育てる場合,使用する魔法の属性を「雷系」にするか「炎系」にするか「氷系」にするかをしぼると良いだろう。どのブランチも最後まで伸ばしきるのに27のスキルポイントが必要だ。最初に選んだ系統をマスターしたら,ほかのブランチの魔法を取り始めるというのがスタンダードな育て方だろう。ただ,ここで悩ましいのは「詠唱」スキルの存在だ。
 詠唱のスキルを使い,魔法使用可能状態に入ることで,ソーサラーはようやく氷や炎,雷による攻撃ができるようになる。つまり,どのタイプのソーサラーにとっても詠唱は重要なスキルというわけだ。

 

 この詠唱スキルにもポイントを割り振って強化するか,それとも詠唱に関しては諦めて,自分のメイン以外の魔法系統のブランチを少しでも伸ばすことにするのか。このあたりは,プレイの初期段階で,詠唱にポイントを振る前に決断する必要がありそうだ。

 

炎の魔法に当たると,しばらく継続してダメージを受ける。炎を自分で消す方法はなく,消えるのを待つしかない

「詠唱」スキルを使って強い魔法の使用が可能になったソーサラーの足元には,このような赤いサークルが現れる

 

 他系統の攻撃魔法の多くが,敵に向かって一直線に魔法弾をとばすタイプであるのに対して,雷系魔法は狙った場所に上から雷を落とす形になる。そのため,他系統よりも着弾が早いのが特徴だ。「サンダーボルト」には,ダメージに加えて敵をぶっ飛ばす効果もあり,うまく使えば敵を崖下に落っことすようなこともできる。最後に使えるようになる「ジャッジメントレイ」は,広範囲に連続で雷撃を落とす強力なスキルだ。
 すべての炎系魔法は,当たった相手にしばらくの間ジワジワとダメージを与え続けるという特徴を持っている。ダメージを与えることに関しては,かなりのポテンシャルをもつ系統だが,効果を最大に引き出すには,それなりのテクニックが要求されるだろう。
 氷系の特徴は,すべての攻撃魔法が,敵の移動を遅くする“鈍足”効果,もしくは対象をその場から移動できなくする“足止め”効果を持っていることだ。FEでは,敵の行動を制限することはかなり効果的なので,味方を少しでも有利にするために,ダメージを与えることよりも,敵の行動を制限することを重視して戦う氷ソーサラーもいる。
 また,他系統の範囲攻撃が着弾点を中心に広がるものであるのに対して,氷系の範囲攻撃は自分を中心として周囲に効果が及ぶものとなっている。

 

ソーサラー:スキルツリー

※表の説明

スキル名(パワーコスト)
LVSP性能

ソーサラー:スキルリスト

基本攻撃(0)
10相手に光弾を放つ基本攻撃
詠唱(20)
10光弾以外の魔法を使用するための予備動作
21効果時間延長
31効果時間延長
41効果時間延長
51効果時間延長

雷系

ライトニング(20)
12基本雷撃
21攻撃力上昇
31攻撃力上昇
41射程延長
51攻撃力上昇
ライトニングスピア(40)
13強力雷撃
21攻撃力上昇
31攻撃力上昇
41射程延長
51攻撃力上昇
サンダーボルト(34)
13広範囲雷撃。吹き飛ばし効果付き。「吹き飛ばし効果」は対人専用
21攻撃力上昇
31攻撃力上昇
41攻撃力上昇
51攻撃力上昇
ジャッジメントレイ(82)
13広範囲連続雷撃
21攻撃力上昇
31攻撃力やや減少&判定回数増加
41攻撃力上昇
51攻撃力やや減少&判定回数増加

炎系

ファイア(20)
12基本炎DoT弾
21攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
31攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
41攻撃力上昇&射程延長&炎DoT効果上昇
51攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
ファイアランス(45)
13強力炎DoT弾
21攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
31攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
41射程延長&炎DoT効果上昇
51攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
スパークフレア(65)
13範囲炎DoT弾
21攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
31射程延長&炎DoT効果上昇
41攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
51攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
ヘルファイア(80)
13広範囲炎DoT弾
21攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
31攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
41攻撃力上昇&炎DoT効果上昇
51攻撃力上昇&炎DoT効果上昇

氷系

アイスボルト(18)
12基本氷弾。鈍足効果付き
21攻撃力上昇&鈍足効果上昇
31攻撃力上昇&鈍足効果上昇
41攻撃力上昇&鈍足効果上昇
51攻撃力上昇&鈍足効果上昇
アイスジャベリン(30)
13強力氷弾。鈍足効果付き
21攻撃力上昇&鈍足効果上昇
31射程延長&鈍足効果上昇
41攻撃力上昇&鈍足効果上昇
51攻撃力上昇&鈍足効果上昇
フリージングウェイブ(34)
13自範囲氷弾。吹き飛ばし&足止め効果付き。「吹き飛ばし効果」は対人専用
21攻撃力上昇&足止め効果時間延長
31攻撃力上昇&足止め効果時間延長
41攻撃力上昇&状態異常効果上昇
51攻撃力上昇&状態異常効果上昇
ブリザードカレス(70)
13強力自範囲氷弾。足止め効果&鈍足効果付き
21攻撃力上昇&状態異常効果上昇
31攻撃力上昇&状態異常効果上昇
41攻撃力上昇&射程延長&状態異常効果上昇
51射程延長&状態異常効果上昇
テクニック:戦闘

道具屋は各国の首都にある。戦争に行くときはインベントリに回復アイテムを満載して出かけたい

 ビギナーがFEの戦争を戦っていくうえで大切なのは,まず「孤立しないこと」だ。複数の敵に囲まれてしまえば,たとえウォリアーでもすぐに倒されてしまう。チャットやマップ表示なども参考にしながら,なるべく集団で行動するようにすると,少なくとも瞬殺されてしまう回数は減るだろう。
 また,戦闘中には周りの味方の動きをよく見ておくことも重要だ。攻撃することに夢中になっていると,味方が押されて前線が下がっていることに気づかず,一人だけ敵地に取り残されてしまうようなこともあり得る。
 さらに,HPが減ってしまったときにはきちんと回復することを心がけたい。なぜならFEでは,兵士の死亡数が戦争の勝敗に直接影響を与えるからだ。回復するには回復用のアイテムを使うか,マップ上の巨大クリスタルのそばで「Cキー」を押してしゃがんでいればいい。回復用のアイテムは,モンスターから手に入れるか,ドロップしたお金を使って,戦争参加前に道具屋で買っておく必要がある。もちろん,なるべくダメージを受けないように戦うことも大切だ。
 加えてもう一つ。氷系ソーサラーの使用する足止め効果を持った魔法の性質は,ぜひ知っておきたい。「フリージングウェイブ」や「ブリザードカレス」による足止め効果は,その対象が攻撃を受けると解けてしまうのだ。基本的には,凍った敵には手を出さずにおくとよい。ちなみに,もう一つの氷魔法の特色である鈍足効果のほうは,攻撃が原因となって解けることはない。

 

回復アイテムが尽きてしまったら,たとえ遠くてもクリスタルまで回復に行こう。わざと倒されるのはスマートじゃない

氷系のソーサラーに足止め魔法をかけられてしまったところ。この状態で一人放置されると寂しい

 

テクニック:建築

 巨大クリスタルからクリスタルが採れるペースは,所持クリスタルが増えれば増えるほど下がっていく。1個も所持していない状態から5個所持の状態くらいまではサクサクとクリスタルが採れるが,保有数が15個以上ともなると採取のペースはかなり下がる。これを回避するためには,いくつか採れた段階でほかの人に渡してしまえばいい。そのようにして建築担当者にクリスタルを集め,担当者は必要量が集まり次第建築に走るようにすれば,効率良くクリスタルを採取/運用できる。
 もしも採取中に近くのプレイヤーからトレードの申し込みが来たら,ほとんどの場合,相手はクリスタルを渡したいと考えている。FEでは素早い行動も大切なのでチャットを省いているのだ。こういうときはサッとお礼を言ってクリスタルを受け取り,素早く次の行動に移るのがスマートだ。
 ビギナーのうちは,クリスタル採取と譲り渡しに精を出すというのも一つの選択ではあるが,それだけではつまらない。勝手が分かってきたら,オベリスクの建設に挑戦しよう。オベリスク設置に必要なクリスタルは15個だ。建築したい場所まで移動して,「Zキー」で開く「ターゲットメニュー」の「建築」を選んで,「オベリスク」を選択してから場所を指定すればよい。
 プレイヤーが自力で採取できるクリスタルの上限は20個だが,ほかの人から受け取ったり,敵から奪ったりするのであれば,最大50個まで所持できる。召喚モンスターへの変身には20個以上のクリスタルが必要なため,この方法を使わなければならない。戦場ではしばしば,このあたりのやりとりをスムースにするために,クリスタルの“一時預かり”係を引き受けるプレイヤーを見かける。この係のことをプレイヤー達は“クリスタル銀行”と呼んでいるようだ。

 

巨大クリスタルの周りではクリスタルのやりとりが頻繁に行われる。ここではチャットもよく見ておきたい

ターゲットメニューから開く建築用のウィンドウ。建築物の種類は今後さらに増えていく予定だという

 

テクニック:召喚モンスター

足が速いナイトは陽動も得意とする。陽動目的の敵ナイトが来た場合は,構わず無視したほうが良いケースも少なくない

 現在実装されている召喚モンスターには,「ジャイアント」と「ナイト」それに「レイス」の3種類がある。
 ジャイアントの特徴は,建築物に対して遠くから大きなダメージを与えられることだ。しかし歩くのが遅く,敵に囲まれると弱いので,味方に守ってもらいながら戦う必要がある。ジャイアントになるためには,まず30個のクリスタルを持って自軍の「ウォークラフト」という建築物まで行く。そこで「Zキー」で開く「ターゲットメニュー」内の「召喚」をクリックし,次に「ジャイアント」を選択すればOKだ。

 ナイトは,ほかの召喚モンスターに対して強い召喚モンスターだ。移動速度が非常に速いので,それをいかして敵側面や後方のかく乱に使用するプレイヤーもいる。ナイト召喚のために必要なクリスタルは40個,必要な建築物は自軍の本拠地でもあるキープ(攻撃側)/キャッスル(防御側)だ。

追加されたばかりの召喚モンスター,レイス。各軍2体までしか召喚できないので,誰が召喚するかも事前に決めておきたい

 最近追加された新しい召喚モンスター,レイスは,自分の周囲にいるすべての敵キャラクターの視界を奪うという強力な能力を持っている。これは使用開始と同時に自分のパワーが減り始めて,パワーが続くかぎり効果も継続するタイプの能力。レイス召喚に必要なクリスタルは40個で,必要な建物は「ゲートオブハデス」である。ただし,ほかの2種とは違い,レイスは各軍2体までしか召喚することができない。

 召喚モンスターの操作は独特であり,それぞれに難しさもあるだろう。だが変身してみないことには,慣れるも何もない。何度も戦争に参加して,敵や味方の召喚モンスターを観察していれば,なんとなくどう動けば良いかは見えてくる。そのあたりが召喚デビューのタイミングではないだろうか。
 召喚モンスターは強力なだけに弱点もいくつか持っているが,すべての召喚モンスター共通の弱点として「HPの回復ができない」というのがある。戦争中にしばしば「召喚解除します」といったチャットを目にすることがあるが,これは召喚モンスターに変身して戦った末にHPが減ってきてしまったプレイヤーが,そのまま倒されてしまわないように変身を解除するときなどに流しているメッセージだ。変身を解除して逃げ延びれば,敵にキル数を稼がせることなく,自身は完全に回復してから前線に復帰することもできるのである。

 

ジャイアント召喚に必要なクリスタルは30個。自力では20個までしか採れないので,召喚するには仲間との協力が不可欠だ

敵建築物に対して遠距離から大きなダメージを加えられるジャイアント。ただし,移動速度が遅く近接戦闘も苦手なため,歩兵やナイトには弱い

 

 FEはまだサービス開始後間もないオンラインゲームなので,今後のアップデートによって,いろいろと変化していく可能性も高い。だが,ここで紹介した内容は,当面ゲーム内で通用するはずだ。FEは比較的短時間のプレイでも満足できるので,「仕事や勉強が忙しくてヘビーなMMORPGはちょっとムリ」といった人でも楽しめる。そんなプレイヤー達がよりスムースにゲームに慣れることに,本稿が役立ったら非常に光栄だ。

 

タイトル ファンタジーアース ゼロ
開発元 スクウェア・エニックス 発売元 ゲームポット
発売日 2006/12/21 価格 月額プレイ料金無料(アイテム課金制)
 
動作環境 OS:Windows 2000/XP(+DirectX 9.0以上),CPU:Pentium 4/1.30GHz以上[Pentium 4/2GHz以上推奨],メインメモリ:512MB以上[1GB以上推奨],グラフィックスメモリ:64MB以上[128MB以上推奨],HDD空き容量:3GB以上,ネットワーク環境:300kbps以上

(C)2005-2007 SQUARE ENIX CO.,LTD.All Rights Reserved, Licensed to Gamepot Inc.

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