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新感覚MMORPG「アニス&フリッキー」をX-TESTで体験せよ

 Actoz Softが開発し,「コルムオンライン」のGMO Gamesが運営する「アニス&フリッキー」(以下,アニフリ)。X-RPG(XはeXtremeのX)という新たなジャンルを提唱する本作は,これまでのMMORPGとは路線が大きく異なる,アクション性がふんだんに盛り込まれた斬新な内容となっている。
 9月9日から9月11日の間,第一次X-TEST(プレオープンβテスト)が実施され,多くのプレイヤーが参加していた。具体的にはどのような部分がゲーマーを引きつけているのだろうか。今回は,実際にアニフリをプレイし,その感想を元にアニフリの魅力を紹介する。本稿を読んで興味を持った人は,アニフリのX-TESTに参加してみよう。

Text by リバース鈴木(Phonio)

アニフリのキーワードは“キューブ”

アクション要素が非常に強いのがアニフリ最大の特徴。これほどアクション性の強いMMORPGはなかなかない

 まずはアニフリの世界観について触れておこう。アニフリの舞台は西暦2030年,パリド博士によって創られたキューブスペースという仮想現実世界だ。そこには現実では味わえない楽しみがあり,キューブスペースは全世界を網羅する巨大なコミュニティに成長していった。その強大なコミュニティを管理するためにキューブスペース委員会という組織が発足する。
 しかしキューブスペース委員長であるクールディングは,キューブスペースを利用して莫大な利益を生み出そうと企んでいた。キューブスペースの開発者であるパリド博士はその陰謀を阻止するためにプロテクトシステムを施したのだが,クールディング委員長が作ったシステムに対応できずシステム同士が衝突。バグが発生し,キューブスペース全体が汚染されてしまう。そのバグを排除し,新たなキューブスペースを建設することを依頼されたのが,主人公であるアニスとフリッキーの二人なのだ。

 

キューブスペース委員長である,クールディング。彼の陰謀を阻止するのが目的だ

キューブスペース開発者のパリド博士。アニスとフリッキーにキューブスペースを救ってほしいと依頼する

バグに汚染されてしまった凶悪なモンスターたち。もとはシステム内の装置だった

 

いたるところに登場するキューブ。ログイン時,選択するサーバーもキューブ状になっている

 公式サイトには,プロローグ,エピソードなどが掲載されているので,そちらも併せてチェックしておくとアニフリの世界がより身近に感じられるだろう。

 なおアニフリでは“キューブ”がキーワードになっており,作品内でもキューブの形をした物が多く登場する。その中でも特徴的なのがメインロビー,神殿ロビーなどのゲーム中に登場する施設類。そのほとんどがキューブ状なのだ。6面体のキューブの各面にはショップなどの建物が配置されていて,キャラクターはその上を自由に移動できる。キューブ状の小惑星といった感じで,端に行ってもキューブが回転するので,落ちることはない。画面も併せて掲載したが,動きを見ないとやや分かりづらいかもしれない。百聞は一見にしかずということで,メインロビーの様子を撮影した動画を用意した。ダウンロードして確認してほしい。

メインロビーには,武器やアイテム類を購入できるショップ群やポータルなどが配置されている。移動するときは,画面右上に表示されるマップのアイコンを頼りにするといい。

(30秒:12.7MB,WMV9形式)

 

 世界観の次は主人公であるアニスとフリッキーについて紹介しよう。詳しくは以下を参照してほしい。

 

 アニスは年齢16歳,身長160cm(自称),体重49kg,血液型O型というごくごく普通の男の子。趣味はゲームで,苦手なものは努力。性格は面倒くさがりやでお調子者な楽天家。
 年齢の割に背が低いことを気にしており,「チビ」という単語に異常に反応してしまう。はっきりとノーと言えなかったり泣き虫だったりするが,人情にもろいという一面も。たまに喧嘩っ早いフリッキーをフォローしたりする。

 

 フリッキーは活発な女の子で,年齢は15歳(推定),身長164cm,体重は不明,血液型AB型。趣味は日記を書くこと,苦手なものはヒマ。思ったことをすぐ行動に移すタイプで,客観的に物事の要点を素早くつかみ,解決へと導く力を持っている。
 そんな能力を持っているのだから性格は沈着かつ冷静でもよさそうな気がするが,じつは頭に血がのぼりやすく,そのせいで少々トラブルを起こしがち。基本的にはさっぱりとした性格なのだが,時折子供っぽい一面を見せ,一度わがままを言いだしたら手がつけられなくなる。

 

 というわけで,プレイヤーはこのアニスとフリッキー,二人のうちいずれかを選んでプレイすることになる。ここで,MMORPGなのに同じキャラクターがあふれかえったらどうするの? という疑問を持つ人もいるのではないだろうか。
 アニフリでプレイヤーが実際に操作することになるキャラクターは,この二人のどちらかをベースに顔,髪型,髪の色を変更して作成される。ストーリー的な設定としては,プレイヤーはアニス,フリッキーと共にキューブスペースのバグ退治を行う参加者の一人ということになる。

 また,アニフリでは武器や防具といった装備アイテムも特徴的だ。一般的なRPGとは異なり,いかにも武器ですよという感じのアイテムだけではなく,ねこじゃらしやペロペロキャンディ,豚足などをモチーフにした,ヘンな武器も用意されている。防具でもカエルみたいなスーツがあったりと,組み合わせを考えるのがけっこう楽しかったりする。

 

ちょっと泣き虫なアニス。泣かずに凶悪なモンスター達と戦うことができるのだろうか?

フリッキーは,キューブスペース初期のテストに参加していた凄腕プレイヤーだった。しかし,いろいろと問題を起こしてキューブスペースから追放されていた

中には変わった髪型,顔パターンも用意されている。人とは違った組み合わせを選びたいというプレイヤー向きかも

 

MMOPRGなのにアクション要素が多いのがポイント。アクションオンリーのミッションも

 アニフリの最大の特徴は,MMORPGなのにアクション要素が非常に強いということ。
 本作では,ミッションをクリアしていくことでゲームが進む。ミッションの種類は,モンスターを倒してクリアするRPGではお馴染みの内容のほか,アクション性が高いものが用意されており,単調にならないように工夫されている。また,一人で挑戦しても十分クリアできる難度に設定されているため,MMORPGではあるが,ソロプレイでも楽しめるのがポイントだろう。
 ただし近未来ワールドなど,高レベルエリアはやはり一人よりもパーティプレイのほうが効率よく攻略できる。また,ボスキャラクター戦など,いわゆるインスタンスダンジョンを攻略するときには,パーティでないとダンジョンに入れないなど,パーティプレイが必須となるステージもある点には気をつけてほしい。

 最初のマップではあまり高さがなくアクション要素は少ないが,奥へ進むにつれアクション要素が増し,マップも巨大で高さのあるものが出てきて,かなりやり応えが出てくる。ほかのMMORPGの場合はただ平坦なマップを歩いて敵を倒すだけだが,本作は移動にアクション要素が含まれているので,なかなか飽きがこない。
 これも,言葉で説明するより実際の映像を見てもらったほうが分かりやすいので,実際のゲームプレイの様子を収録した動画を用意した。実際に自分の目で見て,アクション要素が多いところを確かめてほしい。

基本的にジャンプがアクションのキモとなる。マウス右ボタンのドラッグによる視点変更を使いこなし,素早い移動ができるように練習しよう。

(30秒:11.9MB,WMV9形式)

 

 ちなみに,キャラクターは一定以上の高さから落ちるとダメージを受け,さらに高い位置から落ちると,HPが0になって即死してしまう。キャラクターが成長しても即死する可能性があるため,気が抜けない緊張感こそがアニフリの醍醐味で,既存のMMORPGと異なる点といえる。アニフリの特徴はゲーム性だけではなく,このドキドキハラハラの連続にあるといっても過言ではないだろう。

 

最初のマップはこのようにアクション要素が少ないので,高い場所から落ちてもHPが0になることはない

奥へ進むとこのような高い場所が登場する。1回の操作ミスが命取りになってしまうので慎重にプレイしよう

 

 

死の道という名前がピッタリな難度。特別にプレイできたので筆者もチャレンジしてみたが,恥ずかしながら1回もクリアできなかった

 また本編のミッション以外にも,タイムアタックに挑戦できる「トンキーレース」,ほかのプレイヤーと競争する「レース」,クリアするのが非常に難しいミッション「死の道」など,アクションに重点を置いたミニゲーム/クエストも多数用意されている。経験値やアイテムを獲得できるので,ミッションでうまくいかないときなどは,気分転換にチャレンジしてみるのもいいだろう。
 ちなみに超絶難度を誇るというクエスト「死の道」は,開発者が「プレイヤーへの挑戦状」と公言しているほどの難しさ。テクニックに自信がついたらチャレンジしてみよう。

 

両サイドのバーが満タンになるとグレードが1上昇する。左上のゲージは両サイドバーの10分の1を表している

 さて,ここでアニフリにおけるレベルの概念を説明しておこう。本作のレベルには,ランクとグレードの2種類がある。画面の両サイドにある緑色のバーがいっぱいになるとグレードが一つ上がり,グレードが8を超えるとランクが1上がるという仕組みだ。
 ランクが上がるとより難度の高いクエストを受けたり,より強い武器を装備したりできるようになる。またランクが3になるとメイン職業であるファイターのほかに,サブ職業を選べるようになる。選択できるサブ職業は,フォーサー/ダンサー/バード/トラッパーの4種類。
 フォーサーは,内部エネルギーであるフォースをコントロールして精神的,肉体的に体を強化できる。ダンサーは踊りながら溜めたエネルギーを利用して仲間を治療したり,エネルギーを逆流させて相手を攻撃したりする職業。しかし踊っているときは移動できなくなるので注意が必要だ。バードは音楽を演奏して,他プレイヤーの精神や筋肉を強化するなどサポート的な役割。トラッパーは少し変わった職業で,トラップを地面や空間に設置し,仕掛けられたトラップを探知したりする。戦闘時はほかの職業より戦略性が必要になってくる。職業によって覚えるスキル,パーティでの役割が違うので,よく考えてからサブ職業を決定しよう。

 

プレイヤーの基本となる職業,ファイター。戦闘に最適なスキルが多いので,いろいろなスキルを覚えておいても損はない

フォーサーはフォースを使って体を強化するなど,シンプルなスキルが多い。いわゆる戦士系なので,肉弾戦が好きな人はフォーサーがオススメ

ダンサーは敵を中立化させる能力があるので,仲間がピンチになったときに非常に役に立つ。キャスター系の職業

 

バードはサポート的役割を主とした職業。攻撃は得意としていないので,前線で積極的に戦いたい人にはあまりオススメできない

トラッパーのスキルで敵と戦うには戦略が必要になってくるので,上級者向きの職業といえる

アイテムトランスファーシステムを使えば,アイテムの保管が楽になる。ただし預けるごとにビット(ゲーム内通貨)が必要になる

 

アクションが苦手な人はパーティを組んで協力し合おう

ストレッチャーはパーティ人数が3人以上でないと使用できないので注意しよう

 最後に,他プレイヤーとのパーティプレイについて記しておこう。
 アニフリでパーティを組むと,「ストレッチャー」というスキルが使用可能となる。このストレッチャーはいわばポータルで,視界内のパーティメンバーを自分の元へ召喚できるというものだ。
 これを利用すれば,アクションが得意な人に先に行ってもらい,ストレッチャーで呼び寄せてもらう,ということもできる。アクションが苦手な人の場合,ミッションをクリアできず行き詰まってしまうという弱点がアニフリにはあるが,MMOという利点を生かして,パーティメンバーに補助してもらえば先に進めるというわけだ。
 もちろんそのほかにも,パーティプレイで役に立つスキルが数多く用意されており,それらを駆使すれば,一人では倒せなかった敵もきっと倒せるようになるだろう。
 一人でプレイしてアクションを極めるのも楽しいけれど,多人数でわいわいと一つの目的に向かって突き進んで行けるのも,アニフリの持つ楽しさだ。

 

君も今すぐキューブスペースにアクセス!

 さて,ここまでの原稿でアニフリの魅力を紹介したが,ここに書かれていることはまだまだ序の口,さわりの部分にすぎない。アクションRPGは触れてみてこそ面白さが伝わるので,ここで少しでも興味を持ったなら,今度は実際に遊んでもらいたい。  9月15日から「X-TEST フェーズ2 世界観テスト」も開始され,タイミングもちょうどいい感じ。9月22日からは「X-TEST フェーズ3 コミュニティテスト」も実施され,メッセンジャー機能,クラブ(ギルド)システム,パーティスキルなどが実装予定と,今後も随時バージョンアップが予定されている。

 今までにないX-RPG(eXtreme-RPG)というジャンルを謳うアニフリ,トンガった世界観のアクションRPGを,キミもぜひ体験してみよう。

 

4Gamer読者限定のプレゼントキャンペーン実施中

 本稿を読んで,アニフリに興味を持った人は,X-TEST(プレオープンβテスト)に参加してみよう。第二次X-TESTは9月15日(金)〜9月17日(日),三次X-TESTは9月22日(金)〜9月27日(水)に実施される予定だ(関連記事)。
 なお,X-TESTに参加するには公式サイトで無料会員登録をする必要があるが,4Gamer経由で登録した人向けに特典を用意してもらった。本日(9月13日)から9月27日までの間に,公式サイトの特設ページ(下のバナーをクリック)で会員登録した人の中から抽選で10名様に,アニフリ特製ルービックキューブ,タンブラー,ポスターのセットがプレゼントされる。なお,特設ページは9月27日のX-TEST終了までの期間限定となっているので気をつけてほしい。

タイトル アニス&フリッキー
開発元 ACTOZ SOFT 発売元 GMO Games
発売日 2007/前半 価格 プレイ料金無料(アイテム課金制)
 
動作環境 対応OS:Windows 2000/XP(+DirectX 9.0c以上),CPU:Pentium III/800MHz以上[Pentium 4/1.8GHz以上推奨],メインメモリ:256MB以上[512MB以上推奨],グラフィックスチップ:GeForce 4 MXまたはRadeon 7000以上[GeForce FX 5600またはRadeon 9500以上推奨]

(C)2007 GMO Games, Inc. / NETCLUE CO., Ltd. / ACTOZSOFT All Rights Reserved.

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/specials/enf_sp/enf_sp.shtml