レビュー : カンパニー オブ ヒーローズ 日本語版

日本語版で本作のさらなる特徴や魅力を追求

カンパニー オブ ヒーローズ 日本語版

Text by Sluta
2006年12月27日

 

 12月22日にズーから日本語版が発売された第二次世界大戦RTS(リアルタイムストラテジー),「カンパニー オブ ヒーローズ」(以下,CoH)。とかくグラフィックス面の革新性ばかりが注目されてしまいがちな本作だが,RTSとしてのゲーム性もまた斬新で,完成度がとても高く,非常に面白いものに仕上がっている。
 CoHのレビュー記事はすでに「こちら」にあるので,本記事ではさらに一歩踏み込んだCoHの特徴や魅力を,日本語版のスクリーンショットと共に紹介していきたい。

 

自由な視点移動で迫力のプレイ画面。
リプレイのシネマティックモードでさらに楽しめる

 

もはやRTSではなく,分隊もののFPSか何かをプレイしているような感覚さえある。一つ一つのユニットの動きが,本当にいきいきとしている

 CoHといえば,「拡大時」でも完璧に描き込まれた,RTSの常識を覆すグラフィックス抜きでは語れない。過去に「拡大しても美しい」と言われてきたRTSとは桁違いの「拡大しても美しい」グラフィックスを誇る。兵士一人一人の指の動きまでが確認できるのだ。
 CoHは,Altキーを押しながらマウスを動かすことで視点を360度自由に回転できる。ズームイン/アウトできる範囲も広く,かなり自由な視点を設定可能だ。ただ視点を自由に変えられるだけなら,RTSでは今さら新しいともいえないが,CoHは視点を変えた状態でも操作性が悪化する心配がないよう工夫されているのが素晴らしい。

 その理由として,CoHでは全体マップ画面(戦術画面)が非常に使いやすいことが挙げられる。
 全体マップ画面ではユニットや資源の位置が分かりやすいアイコンで示されていて,戦況が一瞬で理解できるうえに,本来は一般のプレイ画面で行う操作のうち,かなりの部分を全体マップでも行える。ユニットを選択して移動や占領の指示ができ,Shiftキー+マウスクリックで連続した指令(ウェイポイントの指定)を出すことも可能だ。

 この全体マップ画面が優れているおかげで,一般プレイ画面では視界の限定されたカメラ視点で楽しんでも不都合がない。戦場全体の把握は全体マップ画面で行い,細かい操作は一般プレイ画面で行うというように使い分けができるのだ。

 「視点を変えられる利点って,見た目の問題だけ?」と思われるかもしれないが,CoHではそうとも限らない。CoHは精密な物理エンジンを採用しており,高低差や遮断物の存在がゲームに大きな影響を与えているからだ。視点を変えて見ることで,布陣の仕方や侵攻ルートについて新たなアイデアが得られることもある。
 例えば対戦車砲を配置するとき,敵の予測進路上で,背後を取られにくく,きれいに射線が通る絶好の場所を探し出せる。また逆もいえて,敵の対戦車砲を発見しても,うまく射線を避けるルートを移動できれば,敵の正面射程圏内でも被弾せずに通り抜けられるのだ。ここまでくると,すでにRTSというよりFPSの戦術である。

 

空挺部隊がパラシュートで降下する様子は,見ていてワクワクする。視界のあるところなら,どこにでも降ろせるという頼りになるユニットだ ゲーム中盤以降は戦車戦になることが多い。なるべく前面装甲を敵の方へ向けるようにし,こちらは敵の背面を攻撃するのがセオリー 工兵は砂のう(土のう)やタンクトラップなどの防御アイテムを,好きな場所に配置できる。そのため,歩兵戦も戦車戦と同じくらい奥が深い

 

ゲームは一般のプレイ画面と,この戦術マップを適宜切り替えながら進める。この画面からでも,かなりの指示が行えるので操作性が非常に良い CoHの万能な視点変更機能は,単に迫力の映像を楽しむだけのものではない。カメラを動かすことで,新しい戦術が思い浮かぶかもしれない 建物に駐留したユニットが,窓から顔を出して銃撃している。その気になれば接近して表情も見られる。この細かさには,ただただ感心するばかり

 

 ゲームが終わった後は,リプレイを見て二度楽しめる(スカーミッシュとマルチプレイモードのみ)。再生速度は0.25倍〜8倍まで適宜変更可能で,全体マップ画面も好きなときに見られる。何より,インタフェースを消してフルスクリーンで戦場を見られるのがいい。「シネマティックカメラモード」では,映画さながらのカメラーワークが自動で行われ,鑑賞できる。
 RTSを本気でプレイしている最中は,視点を変更して楽しむ余裕はほとんどないというのが実際のところだ。プレイが終わってから自分の戦いぶりをリプレイでゆったりと振り返れるというのは,CoHの大きな醍醐味の一つである。

 

プレイ中はゆっくり鑑賞する余裕のなかったグラフィックスも,リプレイであれば十分に堪能できるというわけだ シネマティックカメラモードにすると,自動的に「いま何かが起こっている場所」へとカメラが次々に切り替わっていく スローモーションでの再生もできるので,好みのスクリーンショットを撮影するにはもってこいだ

 

 

連合軍vs.枢軸軍に固定された戦いの構図

 

連合軍と枢軸軍ではプレイ感覚がかなり異なる。2勢力しか登場しないという制限はあるが,そのぶんゲームバランスは絶妙だ

 CoHの舞台は,ノルマンディ上陸作戦からベルリン占領までの,連合軍(イギリス,アメリカ)vs.枢軸軍(ドイツ)に絞られている。ほかの戦場,例えば北アフリカ戦線とか東部戦線などは登場せず,イタリア軍やソ連は登場しないというわけだ。

 CoHでは,全部で二つの勢力しか登場せず,戦いは必ず「連合軍vs.枢軸軍」の構図で完全に固定されている。つまりマルチプレイで連合軍vs.連合軍のようなゲームはできないし,連合軍と枢軸軍を混ぜたチームを作ることもできない。3人対4人のような変則的なチーム戦も可能だが,その場合でも必ず連合軍プレイヤー3人対枢軸軍プレイヤー4人のように,陣営は固定されたものとなる。

 そういった制限がある代わり,CoHのゲームバランスはすこぶるいいし,戦略や戦術の深みもある。連合軍を好んで使うプレイヤーにとっては,枢軸軍のMG42機関銃や4号突撃砲というのは永遠の仇敵であるだろうし,シャーマン戦車がどのようなユニットで,枢軸軍のどのクラスの戦車とまでは互角に戦えるのか,などが厳密に分かってきて愛着が湧く。

 このように陣営が固定されてしまっていると,戦略のパターンが固定化しがちではないかと心配される向きもあるだろうが,その心配はご無用。CoHのゲーム性の最大の面白さは,凝りに凝ったマップデザインにある。マップのデザインがあまりにバリエーション豊富で,資源バランス,効果的なユニットや兵器がマップによって全然異なってくるから,自ずと戦略がバラエティに富んだものになるのだ。

 

連合軍の主役といえばライフル銃兵。手榴弾,粘着爆弾,BARを装備可能で,どんな局面にも幅広く対応できる 「戦車中隊」をカンパニーコマンダーに選んだときのみ使える,カリオペロケットランチャー。建物破壊に絶大な威力を発揮する 微妙といわれつつも,数が揃えばやはり強いM4シャーマン。主砲のアップグレードをすればティーガー戦車とも戦える

 

序盤の連合軍にとって脅威の的である機関銃,MG42。これを適切な位置に配備すれば,敵歩兵はもはや近寄れないだろう ゴリアテ戦車も登場。写真はズームインして見ているだけで,実際にはかなり小さなユニットだ。起爆した地点に大ダメージを与える 施設で生産できる戦車としては最強のパンター戦車。パーシングやティーガーは,スペシャルアビリティによって生産する

 

 

軍事行動と資源獲得をうまく融合させたシステム

 

CoHのシステムはマップコントロールと内政が直結しているため,常にマップ全体に気を配る必要がある。だが決して煩雑というわけではなく,戦術マップをうまく使うことでほとんど負担に感じることなくプレイできる

 CoHのマップは,「テリトリーセクター」と呼ばれる区画に細かく分割されている。各テリトリーセクターには戦略ポイントという旗が立っており,これを占領することで,そのセクターを自分のものにできる。また,弾薬や燃料の供給源になっているセクターを占領すれば,それら資源が時間の経過とともに,自動的に収入として入ってくる。

 ただし,そのセクターから収入を得るためには,「HQ」(本拠地)からの接続が確立されている必要がある。途中で支配地域が途切れていると補給途絶とみなされ,そのセクターからの資源は入手できないのだ。これを利用して,敵の補給線を分断するのも重要な戦略の一つである。

 このようにして,自軍の支配下にあるセクターを増やしていくことで勢力を拡大していき,最終的にミッションの目標を達成したり,敵軍をせん滅することを目指す,というのがCoHの基本的なゲーム進行だ。

 スカーミッシュモードでは,これとは別に「勝利ポイント」という旗が立っている。これは「勝利ポイントの支配」という勝利条件に関係するもので,マップ上にある過半数の勝利ポイントを占領し続けることで敵の勝利ポイントを減らし,0にしたほうが勝利,というものだ。「バトルフィールド1942」のコンクエストモードとチケット制を知っている人は,それをイメージしてもらえると分かりやすいだろう。ただしCoHはユニットが死んでもポイントが減らず,旗を占領するにはユニットが直接旗をクリックする必要があるなどの点が異なる。

 資源は「マンパワー」「弾薬」「燃料」の3種類。歩兵はマンパワーを使って生産し,車両はマンパワーと燃料を使って生産し,ユニットの装備や特殊能力には弾薬を消費する,というのが基本的な割り振りだ。
このうち弾薬と燃料に関しては,マップ上のテリトリーセクターからの収入が大部分を占めるが,マンパワーの収入は支配するテリトリーセクターの数にあまり影響されないというのがポイントである。つまり,どんなに敵に押されてもマンパワーは敵とあまり変わらない量を得られるため,歩兵系のユニットは出し続けることが可能で,最後まで逆転のチャンスが残されているのである。

 

マップ上に立っている,このような旗を占領することで支配地域を広げていく。旗はマップ上にたくさんあるので,どういう順番で獲っていくかは悩みどころだ このように,セクター同士がつながっていないと補給途絶状態とみなされ,資源は供給されない。どことどこが繋がっているのかという把握が重要になってくる スカーミッシュモードにある,この星型マークの旗が勝利ポイント。これを過半数占領し続けることで,相手のポイントを減らしてゆき,0にすれば勝利だ

 

いくつかマップをピックアップ。勝利ポイントの位置,弾薬や燃料の配置,テリトリーセクターの形状,狭くなっている地形の場所など,マップによってかなり個性がある。それぞれのマップに応じた戦略を考えられるかどうかで,難度は大きく変わってくるだろう

 

 

スカーミッシュモードではマップに応じた戦略を立てよう

 

「スモア」は,用意されているマップの中でもとくに出来が良くて奥が深い。通路が狭くなっている地点がいくつかあるので,そこをどう生かすかがポイント

 CoHのスカーミッシュは正直いって難しい。筆者も最初は,初級ですら勝てなくて泣きそうになったものだ。ユニット数に比較してマップが広いから,適当にうろうろしていると,どんどん裏を取られて補給線がズタズタになってしまう。かといって勢力を広げずに守勢に入っていると,敵と資源差がついてジリ貧になってしまう。資源を獲得する方法が旗の占領だから,ある程度は積極的に行かないといけない。

 マップの特徴と,それに応じた戦略の深みを紹介するため,ここではマップ「スモア」を例にとって説明しよう。

 

マップごとの違いの中でも,燃料資源の配置はとりわけ重要なものだ。このマップでは1個めの燃料は取りやすい位置にあるが,2個めが非常に維持しにくい場所にある

 スモアはデモ版にも収録されている,1対1用のマップだ。それぞれの本陣の近くに燃料ポイントがあり,少し離れた占領しにくい場所に,別の燃料ポイントがあるという構造になっている。そのため燃料の獲得量では差がつきにくいが,弾薬ポイントは多めに設置されているため弾薬差はつきやすい。
 中央部分はちょっとした集落になっていて,建物をめぐる攻防が予想される。また,それぞれの本陣の目の前が橋になっているため,正面から攻めて本陣を荒らすというのが難しいというのも,このマップの特徴だ。

 こちらは連合軍で,敵AIは枢軸軍の「超上級」でいってみよう。超上級ともなると,さすがに抜け目がないから,マップの構造を熟知したうえで戦略を立てるのが,勝利への鍵となる。
 今回とった戦略は「序盤を耐えて戦車で本陣襲撃」。カンパニーコマンダーは歩兵中隊を選択し,レンジャーと対戦車砲で対車両能力を万全にしつつ,少量の狙撃兵などで敵の歩兵をけん制し,戦車を出して敵本陣を襲撃して勝つ,というものだ。

 敵AIもなかなか賢いもので,こちらの兵種を見て,出すユニットを変えてくる。こちらがレンジャーと対戦車砲中心なので,敵は歩兵部隊を多めに出してくることだろう。そこを終盤に戦車で一気に襲撃すれば勝てる,という見込みだ。

 

連合軍の三つの中隊には,それぞれの良さがあるが,手堅く勝つならお勧めは歩兵中隊だ。なんといってもレンジャーの存在が大きい レンジャーの強みは,最初から対戦車バズーカを2個所持している点。車両に対してはもちろんだが,建物を破壊するのにも役に立つ この地点に対戦車砲を置くというのは,一つの定石のようなもの。道路沿いに走ってこちらに来る車両を狙い撃ちできるポイントだ

 

狙撃兵は建物に入れておくのもいいが,オートバイやジープに見つかるとやっかいだ。外に置いて隠れさせておけば即死する心配が少ない

 本当は三つある勝利ポイントのうち二つ以上を占領し続けるのが望ましいが,今回の方針は本陣破壊であり,こちらの勝利ポイントが0になる前に敵陣地を破壊し尽くせばよいため,あまりこだわらないことにした。中央部分の一つだけを死守し,我慢して耐えつつ戦車の登場を待つことにする。

 敵の侵攻ルートを限定するため,橋をタンクトラップで封鎖しようとしたが間に合わず。突破を許してしまい,かなり苦しくなった。マップのかなりの部分を占領され,苦しくなったときにM4シャーマン戦車登場。狙撃兵とレンジャーで対戦車砲を片付けつつ前進し,電撃的な敵本陣破壊に成功して,ついに逆転勝利をつかむ。

 

橋を車両が通過できないように,タンクトラップを設置しようとしたが,敵ユニットに察知されてやや不完全に 茂みの陰から,敵の対戦車砲に近づいていく。うまくいけば手榴弾一発で対戦車砲を無力化できるのだが レンジャーでしつこく車両を追跡しているうちに,敵AIは新たな車両ユニットをあまり作らなくなった

 

やっとのことでシャーマン登場。1台だとかなり心もとないので,最低でも2台一緒に運用するようにしたい 狙撃兵,レンジャー,シャーマンのトリオはかなり強力。あともう少し進めば敵本陣が見えてくる ここまで来てしまえば,あとは建物破壊の素早さがものをいう。レンジャーやマップ外砲撃の出番だ

 

 この戦略は,本陣近くに燃料資源があるという特徴や,中央部分が市街地になっていて守りやすいといった特徴を生かしたものだ。このように,マップの構造次第で効果的な戦略が変わる点が,CoHの奥深さであるといえるだろう。

 

最後は,とどめを刺すために全軍で突撃。勝利ポイントが0になる前に敵施設を破壊し尽くせば勝利だ マップによっては,今回のような戦法は使えないことも。個々のマップに適した戦略を考えるのがCoHの面白さだ スコア的にはボロ負けだが,終盤の電撃攻勢で逆転勝利。CoHには逆転勝利しやすい要素が随所に取り入れられている

 

 

 

バラエティ豊かなミッションが目白押しのキャンペーン

 

キャンペーンの難度はスカーミッシュに比べると低めだが,ミッションを進めるごとに,与えられる指令は厳しくなってくる。やり応え十分だ

 最後に,キャンペーンモードについても序盤だけ簡単に紹介しよう。キャンペーンでは,通常のミッション目標以外に,少し難しめのサブ目標を達成することでメダルを獲得できることがある。メダルをコンプリートするのも一つの楽しみだ。
 RTS熟練者には,マルチプレイこそ本命であり,キャンペーンモードなど「おまけ」と見なす人も多いだろうが,CoHのキャンペーンモードはすこぶる出来が良い。同じくマルチ本命と考えている筆者も,CoHに関してはキャンペーンモードのほうが面白く感じられたほどだ。初心者でも楽しめるゲームモードなので,ぜひRTS初心者も遠慮せず挑戦してみよう。

 

(1)オマハ・ビーチ

 ノルマンディ上陸作戦のうち,最も苛烈な戦闘が起きたオマハ・ビーチでの上陸作戦を扱ったミッション。ミッションは長めのムービーシーンから始まり,揚陸艇からライフル兵達が降りて浜辺に突撃するところから,操作がプレイヤーの手に渡る。

メダルの条件:海岸右側に進出路を確保

 

ドラマチックな演出をしながらも,必ずしもヒロイックな描き方はしておらず,戦争に対するシビアな視点が見られるストーリーだ ムービーシーンから,自然にプレイ画面に切り替わる。まずは25人の兵士をビーチの奥にある砂利堤まで到達させるのだ ユニットアイコンの左上に付いている,緑や赤の盾マークが防御ボーナスの印。緑は防御力が上がっている状態,赤は無防備な状態だ

 

多くの数のユニットを一度に操作できる醍醐味は,やはりRTSならでは。兵種の違うユニットを,うまく使い分けて勝利を目指す 地形の起伏も迫力満点に描かれている。上へ上へと登っていくには,銃よりも手榴弾など投擲系の兵器が効果的だ メダルを得るには,この周辺にいる敵ユニットを排除すればよい。ここの88mm砲は奪取できるので,兵を入れて活用しよう

 

(2)ヴィエルヴィル

 時間的にはオマハ・ビーチの少し前。D-day当日,日付が変わったばかりの深夜,わずかな数の空挺部隊がオマハ・ビーチとヴィエルヴィルの間にある道路を確保するために,敵地のど真ん中に降下した。

メダルの条件:道路パトロール隊の排除

 

深夜に敵陣地の裏手に静かに降下した,連合軍の空挺部隊。敵の対空砲の排除が,このミッションの前半の目的となる 敵を一撃でまとめて倒すには手榴弾が役立つ。全滅させられなくても,十分に数が減っていれば,あとは突撃すればOK 敵の兵器を奪って使えるが,兵士の数を超えて無制限に兵器を持つことはできない。人数キャパシティに注意しよう

 

メダルの条件は,中盤で出くわす敵パトロール隊の全滅。あらかじめ空挺部隊の兵器をアップグレードしておく必要が 最後の任務は大量に来る敵車両の撃滅。素の状態の空挺部隊では対抗できないため,対車両の兵器を準備して望もう 地雷をうまく使えば,割とあっさり倒せるはず。タンクトラップを使って敵進路を妨害するのも効果的だ

 

(3)カランタン

 次の目標は,オマハ・ビーチとユタビーチへとつながる道路の分岐点にあたる,カランタンという街。建物にこもって抵抗する敵を撤退させるため,狙撃兵や迫撃砲班をフル活用した歩兵による本格的な市街戦が繰り広げられる。

メダルの条件:狙撃兵殺害数30を記録

 

なじみの薄い話題が多いため,日本語訳はうれしい。のどかなムービーシーンだが,この後すぐに激しい戦いが開始される 建物にこもっている兵士は,窓のある場所からしか射撃できないため,位置をうまく吟味すれば敵に撃たれずに近づける これだけの数の敵がいると,正面から戦うのは分が悪い。こういう場合は側面から襲撃できるルートを探すのが正解だ

 

メダルの条件は狙撃兵で30人の敵兵士を倒すこと。視点変更をうまく活用して,狙撃できるポイントを探しながら進もう 建物にこもっているユニットを倒すには,迫撃砲が効果的。少し時間はかかるが,遠距離から安全に排除できる カランタンの街を奪取した連合軍だが,すぐに枢軸軍が戦車を伴って反撃してくる。デモ版にもあった次のミッションへと続く

 

タイトル カンパニー オブ ヒーローズ
開発元 Relic Entertainment 発売元 ズー
発売日 2006/12/22 価格 8190円(税込)
 
動作環境 OS:Windows XP/Vista,CPU:Pentium 4/2GHz以上,メモリ:512MB,HDD空き容量:3GB以上,グラフィックスカード:GeForceFX/Radeon 9500以上(オンボードおよびメインメモリ共有型は動作保証外),グラフィックスメモリ:64MB以上,サウンド:DirectX対応,光学ドライブ:DVD-ROMドライブ必須

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