Nexonの大作MMORPGがついに日本上陸
1月30日から2月6日までクローズドβテストが実施されていた,ネクソンジャパンの新作MMORPG「ZerA:Imperan Intrigue」。同社のこれまでのタイトルとは異なった雰囲気を持つ世界観や,美しいグラフィックスに興味を惹かれた人も多いのではないだろうか。
本作は,Nexonが100人以上のスタッフと,3年を超える開発期間,約10億円を投じて開発した,鳴り物入りの大作MMORPGだ。長らく日本でのサービスを期待されていた本作が,ついに日本語で遊べるようになった。さっそく,本作の世界観や特徴的なゲームシステムを紹介していこう。
「アーカイア」に渦巻くそれぞれの思惑
大まかなストーリー設定は以下のとおりだ。いつの頃からか生じ始めた時空間の亀裂と,悪の根源「アニメタ」の復活により,崩壊の危機に瀕した平和の地「アーカイア」。この亀裂はデミ=プレーンと呼ばれ,アニメタをこの地に追放したのちも,アーカイアと繋がったまま残されている。そして時を同じくして現れた,永遠不滅の存在「インフェラン」。アーカイアの人々は,インフェランに救世主としての力を期待するが,果たして彼らはどこから来たのか? そして,インフェランを束ねる組織「ガーデン」の思惑とは? プレイヤーは,絶対的な存在に到達しようという己の目的のためだけに戦うインフェランとなり,このアーカイアの地で自らの存在意義を見つけ出すことになる……。
自らの信念のために戦う四つのクラス
ウォーリア | レンジャー | ウィザード | サマナー |
●ウォーリア
近接戦闘を得意とし,高い防御力と,敵を引きつける能力を持つ。また,一度に複数の敵にダメージを与える範囲攻撃スキルを数多く習得する。
●レンジャー
高い攻撃力を持ち,弓による遠隔攻撃と,双剣による近接攻撃を使い分けて戦う。クリティカルヒット率の高さを生かして敵を転倒させ,素早い攻撃を叩き込む。
●ウィザード
攻撃速度が遅く,近接戦闘には向いてない。その半面,各種属性を持つ魔法による,遠距離かつ広範囲の攻撃は,敵に大ダメージを与える。
●サマナー
重ねがけ可能な,毒や呪いなどによる持続ダメージ魔法を自在に使いこなす。またその名のとおり,モンスターを召喚し,戦わせることができる。
個性的なシステムの数々
●エゴパネル
「エゴパネル」にはいろいろな種類があり,これにルーンをセットすることでスキルが使用可能となる。エゴパネルには,連携効果を持つ「グランドライン」があり,グランドラインにセットしたスキルを順番どおりに使用することで,特殊効果を発動できる。
●強弱関係を持つ3系統のスキル
−インスタントスキル
即座に発動できる代わりに,使用マナが多く,クールタイムが長い。ガードスキルを使用している敵には通用しないが,キャスティングスキルを中断させられる。
−キャスティングスキル
発動時間が長い代わりに,使用マナが少なく,クールタイムが短い。また,敵のガードスキルをつぶせる。
−ガードスキル
敵の通常攻撃と,インスタントスキルを防ぐが,キャスティングスキルを受けると効果を失う。また,キャスティングスキルとの併用が可能。
●デミ=プレーン
一般フィールド以外に「デミ=プレーン」と呼ばれるインスタンスゾーンも用意されている。デミ=プレーンにはミッションを受けることで進入でき,個人向けとパーティ向けがある。ミッションの目標はさまざまで,中にはNPCと協力して戦うミッションなどもある。
●多彩なアップグレードシステム
装備品のアップグレードシステムも多彩。お金を払って武器を強化する「装備アップグレード」,装備品にさまざまな付与属性を追加する「装備エンチャント」,装備エンチャントに使用する宝石の効果を高める「宝石アップグレード」がある。
●ゲームを盛り上げるイベントシーン
ミッション開始時などにはインゲームムービーが用意されている。こうしたイベントシーンの中で,インフェラン(プレイヤー)やアーカイアの人々,そしてインフェランを統率するガーデンそれぞれの思惑が明らかになっていく,という体裁をとるようだ。
本作では,序盤から複数の敵と戦う場面が多く,華麗な範囲攻撃スキルを使っての戦闘はスピード感もあり,非常に爽快だ。また,今回は体験できなかったが,大規模PvPや,プレイヤーが自由に操作できる乗り物なども楽しみな要素だ。ゲームを通じて明らかになっていくであろうシナリオにも期待したい。
また,ゲーム内でチュートリアルムービーによる操作方法の確認ができたり,序盤のクエストをこなしていくだけであっという間にレベルが上がったりと,初心者に対する配慮もなされている。キャラクターの移動も,クリック方式とW/A/S/Dによる移動の両方に対応しており,操作に戸惑うことはないだろう。
本作については,次回のβテストの日程やテスト方式など,情報が入り次第随時お届けするつもりなので,残念ながら今回のクローズドβテストに参加できなかった人も,続報を楽しみにしていてほしい。
スクリーンショット