新作紹介 : WarRock

いよいよ本日(2月1日)オープンβテスト開始

WarRock

Text by 松本隆一
2007年2月1日

※この記事は第3次クローズドβテストの内容に準じています

 

オンライン専用FPS「WarRock」(ウォーロック)とは?

 

オンライン専用で提供されるFPS「WarRock」。ここでは,それがいかなるゲームなのかを紹介する

 もっぱらラグの解消を目的とした第3次クローズドβテスト(CBT)が1月25日に終了したオンラインミリタリーアクション,「WarRock」(ウォーロック)。ライトな層にもオンラインFPSを楽しんでもらおうという意欲作だが,いよいよ本日(2月1日),待望のオープンβテストが開始されるのである。基本料金無料のアイテム課金制で運営されるが,どのようなアイテムが登場するかについては,今のところ未定となっている。

 

サーバーを選び,兵科を選べばそこはもう戦場だ。シングルプレイとはまったく違ったゲーム体験ができるだろう 銃やナイフだけでなく,大型兵器が次々に登場してくるところも特徴。それらを自由自在に駆れる 一人で戦っても勝つことはできない。戦友と協力し,自分の役割をきちんとこなすことが勝利への道なのだ

 

 

ゲームの概要

 

 WarRockは,テクモとSeedCがサービス中のゲームポータルサイト,「LieVo」でサービスが予定されている。プレイヤーは,ネットを介してサーバー上に作られた戦場に集まり,ほかのプレイヤーが操作するキャラクターと協力し(あるいは単独で)戦っていくのである。
 時代背景は,1980年代から1990年代にかけて。架空のDERBARAN軍とN.I.U軍が石油資源をめぐって戦う設定だ。したがって,登場する兵器/武器類はその時代のものが中心となる。選べる兵科は4種類で,マップは12種類。特徴的なのは,「大規模戦闘」(最大参加者数32人)「中規模戦闘」(同24人)「小規模戦闘」(同10人)という3つのチャンネルに分かれていることだ。参加人数に対応しつつ,以下のようなゲームモードを備える。

 

●コンクエスト
 大/中規模戦闘の主なゲームモードがこのコンクエストだ。敵兵をより多く倒すことで,敵軍のチケットをゼロにすれば勝利だ。マップのあちこち置かれた拠点を制圧して自軍の陣地にすることでリスポーンポイントを増やし,有利に戦闘を進められる。

 

●ミッション
 小規模戦闘でのゲームモード。攻撃側が爆弾をセットするのを防御側が阻止する,もしくは仕掛けられた爆弾を解除することになる。爆弾はどの兵科でも設置/解除可能だ。一度倒されるとリスポーンできず,自部隊が全滅すると自動的に敗北してしまう。

 

●デスマッチ
 こちらも小規模戦闘用のゲームモード。自分以外はすべて敵なので,当たるを幸いに倒していけばよい。ミッションモードと違い,何度倒されてもリスポーンできるので,銃器の使い方を学んだり,マップを覚えたりなどの練習にはもってこいだ。

 

 

選べる兵科は五つ

 

まずは得意の兵科を作って,持っている武器に慣れるのが上達のコツ。工兵や衛生兵など,裏方に徹するのもアリだ

●工兵:武器がサブマシンガンなので戦闘には不向きだが,搭乗兵器の修理が可能だ

 

●衛生兵:こちらもあまり戦闘に向いてはいないが,負傷した兵士の治療ができる

 

●偵察兵:狙撃によって後方から支援を行う兵科。はるか遠くから必殺の一弾を送ることが得意技。敵に回すとやっかいな相手だ

 

●戦闘兵:近接戦闘のスペシャリスト。とはいえ,目立った特技がないため,使い勝手はイマイチ。上級者向きの兵科といえる

 

●重火器兵:敵の装甲車や戦車だけでなく航空機まで受け持つロケットマン。頼りになる

 

 

多彩な武器やマップも魅力だ

 

 戦況を有利にするには武器や兵器の特性を知ることが重要となる。WarRockの大規模戦闘には航空機や戦車などが登場し,プレイヤーはそれを自由に操って戦闘に参加する。戦車や航空機などの大型兵器は約10種類,個人携行の兵器は約20種類(5兵科で,それぞれが4種類の武器を持つ)用意されているが,今後,さらに増えていく予定となっている。
 航空機の操縦はなかなか難しく,ちょっと練習が必要になるだろうが,大規模戦の広い戦場には欠かすことができないアイテム。戦車の攻撃力や,狙撃ライフルの使い方などなど,こうした武器/兵器を使いこなしたほうが有利になるのである。

 

●兵器/武器

ここに掲載した写真は武器/兵器のほんの一部。韓国の正式主力戦車K-1A1など,ほかのゲームではあまり出てこないようなアイテムも興味深い。ミリタリー物の最大の魅力は,やはり豊富な武器/兵器だ

 

 12種類用意されたマップには,山岳地帯や市街,インドアがメインの戦場など,さまざまな場所が用意され,それぞれが個性的だ。戦場が変わるたびに戦略も変わり,飽きることなく戦える。ビギナーにはあらかじめ「トレーニング」モードで戦場の地形を知っておくことをオススメしたい。車両を修理できる場所,拠点の位置,補給ポイントなど,覚えるべきことはいろいろだ。

 

●マップ

インドア主体の狭いマップから,迷子にならずにはいられない広大なものまで,さまざまな戦場がプレイヤーを待っているのだ。戦闘の数をこなすごとに戦場に詳しくなり,戦略の幅も広がっていく

 

 

今後の展開

 

 冒頭にも書いたように,いよいよ本日(2月1日)からWarRockのオープンβテストが始まる。ここに紹介した内容はクローズドβテストに参加してのものだが,お伝えしたように,オープンβテストのゲームシステムはクローズドβテストと(現在のところ)大きく違っていないので,ぜひ参考にしてほしい。追加されるのは,「Nerbil」という名前の新マップで,しんしんと雪が降り積もる,なかなか風情のある戦場になっている。
 このほか,オープンβテスト中には待望の「クランシステム」関連のフィーチャーが随時追加されていく予定になっているので,これは見逃せない。クランシステムが導入されれば,WarRockの雰囲気がまた微妙に変わっていくのは間違いないからだ。
 非常に駆け足で説明してきたが,今後も新情報が入るたびにお伝えし,いずれレビューなどでゲームの面白さを紹介する予定なので,お楽しみに。

 

 

スクリーンショット

 

 

タイトル WarRock
開発元 Dream Execution 発売元 テクモ / SeedC
発売日 2007/03/08 価格 基本料金無料
 
動作環境 OS:Windows 98/2000/XP(+DirectX 9.0c以上),CPU:Pentium III/700MHz以上[Pentium 4/2GHz以上推奨],メインメモリ:256MB以上[512MB以上推奨],グラフィックスチップ:GeForce MX2以上[GeForce FX5700もしくはRadeon 9200以上推奨],HDD:空き容量500MB以上

(C)2007 TECMO,LTD. / SeedC,Inc. / Dream Execution Technology Co.,Ltd. All rights reserved.

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/preview/warrock/warrock.shtml