本日(5月30日),正式サービスが開始されたガマニアデジタルエンターテインメントの「ネットdeすごろく す〜ぱぁ★リッチ」(以下,す〜ぱぁ★リッチ)は,基本プレイ料金無料で遊べる,最大5人対戦が可能なオンラインボードゲームだ。
す〜ぱぁ★リッチでは,モノポリーのように,基本的には自分以外の全プレイヤーの所持金がゼロになるまでマップを周回する。勝つためにはサイコロの目に加えて,さまざまな駆け引きが要求されるため,大人でもつい熱くなる面白さがある。
すぐに遊べる四つのゲームモードと10種類のマップ
本作には「練習モード」も用意されており,CPUを相手に気兼ねなく練習できる |
す〜ぱぁ★リッチには,四つのゲームモード(ゲームルール)と10種類の基本マップが用意されており,キャラクターを作成したら,すぐにでもプレイ可能だ。ロビーで参加者待ちのルームに入室するか,自分でルーム作成を行おう。「ルームを作る」ボタンを押すと,参加者のレベル帯,プレイヤー数(2〜5名),ゲームモード,マップを選択できる。選択できるゲームモードは,以下の四つだ。
- ベーシック
破産せずに最後まで残った一人が勝者となるモード。勝負がつくまでのプレイ時間は一番長い - スピード
最大ターン数を20/30/40/50で設定可能。最終的に所持金の最も多いプレイヤーが勝ち判定になる - エキサイト
ゲーム開始時から,すべての土地に建物付きという変わったモード。とにかく破産しやすい - チームバトル
2対2で競うチーム戦は,相手チームの二人ともを破産させれば勝利。内緒話(一対一でのチャット)での連携プレイが必要だ
マップには,それぞれ「北京」「東京」などの都市名や地名がつけられており,サイズの大小や,最大プレイヤー数,ハプニングの起きやすさなどが異なる。また,試合回数や勝利回数を積み重ねることでキャラクターのレベルが上がり,一定以上のレベルになるとアンロックされる隠しマップも存在する。自分がそのレベルが達していなくても,ほかのプレイヤーがオープンした部屋には参加できるので,チャンスがあったらプレイしてみよう。
●東京 | ●バリ島 | ●北京 |
勝負の鍵は巧みなカードの使い分けにあり
ゲームの基本的な流れは,サイコロを振って出た目の数だけ駒を進め,マップを周回しながら止まった土地(マス)を購入し,そこに建物を建設/増築していくというもの。購入して自分のものとしたマスに止まった相手からはお金がもらえ(逆に,相手のマスに止まるとお金を支払うことに),マスによってはイベントが発生して所持金が増減する。最終的には自分以外の全プレイヤーを破産させるのが目的だ。
本作を特徴付けているのは,さまざまな効果を持つ約100種類ものカードと,盤上に立っているNPCの存在である。カードは6枚までストックでき,スタート時にランダムで持っているほか,「カード売場」のあるマスで買い足したり,イベントによって手に入れたりできる。
カードの効果は,相手プレイヤーを1ターン足止めする「ストップカード」,止まった相手の土地を自分のものにする「土地奪いカード」といったものから,ほかのプレイヤーを病院に送り込む「ミサイルカード」,すべてのマスに1階分の建物を建設する「建ち広し」,プレイヤー全員の所持金を等しくする「四民平等」など,とにかく豊富。ストップカードをわざと自分に使って危機を回避したり,美味しいイベントが起こるマスに「ワープの泉」を置いてほかのプレイヤーを遠くへ吹き飛ばしたりと,使い方次第でプレイを有利にでき,うまく使いこなせばトップのプレイヤーをあっという間に破産に追い込めるのだ。
また,盤上に出没するNPCはプレイヤーに一定のターン取り付き,その効果を発揮する。破産しかけたときに「福の神」のマスに止まれば,涙が出るほどありがたいが,逆に「貧乏神」のせいで,さらなる窮地に追い込まれることも。NPCはランダムに出現し,一度誰かに取り付いても,またどこかに現れるので作戦の立てようがない。貧乏神に出会わないよう,ひたすら祈るしかないのだ。
マスに止まるたび,プレイヤーのお金で勝手に土地を購入する「パイレーツ」。インフレ中には出会いたくない | 「福の神」はプレイヤーに3ターン取り付き,ほんの少しだが所持金を増やしてくれる,ありがたい神様 | 土地を1か所買うと隣の土地まで一緒についてくるという,す〜ぱぁ★リッチで一番嬉しい「土地の神」 |
息抜きがてらに,手軽に遊べるオンラインボードゲーム
すごろくやモノポリーなどのボードゲームは,大人から子供まで幅広く楽しめるジャンルのゲームだが,す〜ぱぁ★リッチは豊富なカードやイベントを用意することで,よりゲーム性を増した内容になっている。スピードモードならば,30分ほどで勝敗がつくことも多く,ちょっとした息抜きに遊ぶのにもちょうどよい。操作はほぼマウスのみの簡単さで,やむを得ず席を外さなくてはならないときには,CPUに代打ちしてもらえるのも親切だ。
総じて,本作はモノポリー系のボードゲームが好きな人や,空いた時間に手軽に遊べるゲームを探している人に,安心してお勧めできるゲームだ。本日(5月30日)の正式サービス開始に伴い,新規キャラクター/新規マップの追加や,アイテムモールのオープン,ランキングシステムや専用マップが実装が行われ,さまざまなキャンペーンも実施されている。新しく追加された要素やキャンペーンについては,「こちら」の記事を参照してほしい。本作に興味を持った人は,この機会にプレイを始めてみてはいかがだろうか。