本作では最大8人によるレースを楽しめる。接触ありの設定だと,8人によるどつき合いはかなりの迫力だ |
ゲームポットがオープンβテストを実施中のオンラインレースゲーム「Level-R」。開発元はハンガリーのInvictus Gamesで,同社のパッケージゲーム「Cross Racing Championship 2005」をベースに,オンライン機能を強化し,さまざまな要素を付加したのが本作だ。Invictus社独自の物理エンジンを搭載しており,車のリアルな挙動が本作の魅力の一つ。
ゲームモードは,大きく三つ。メインとなる,最大8人によるレースを楽しめる「VSモード」。クルマをぶつけあって旗を取り合う「FUNモード」。そして,好きなコースで練習できる「プラクティスモード」だ。このほか,チュートリアルモードや,ショップにおけるカスタムパーツの購入,車のチューニングといった要素も用意されており,充実した内容となっている。
●モードは3種類
・VSモード 順位に応じてPPを獲得できる,通常のレースモード。サーバー内のコースレコードを更新すると,さらにボーナスポイントが加算される |
・FUNモード 車をぶつけ,巨大な旗を奪い合うモード。旗を所持し続けることでポイントが増え,制限時間内で最も多くポイントを稼いだ人が勝者となる |
・プラクティスモード 対戦に備え,まずはコースやクルマに習熟したいという人は,このモード。単独で走行練習が可能 |
愛車のパーツの変更やチューニングが可能
車の構成要素はボディ,パワー,ハンドリング,塗装に分類され,これらを変更することで,愛車のオリジナリティを出せ,性能も上げられる。パーツ類の購入には,PP(プレイポイント)を用いる。PPは,VSもしくはFUNモードをプレイすることで,EXP(経験値)とともに得られる。対戦すればするほど(そして成績がよければよいほど)多くもらえ,愛車をより強化しやすくなる。
●ボディ関連パーツ
ボンネット |
フロントバンパー |
リアバンパー |
サイドスカート |
リアウィング |
マフラー |
ボディ関連のエアロパーツを装着すると,外見が大きく変化する。だが,ショップ画面のステータスウィンドウで見る限り,愛車の「加速」「最高速度」「ハンドリング」「制動距離」の基本性能4項目には影響しない |
●パワー関連パーツ
エンジン |
トランスミッション |
ROM |
アクセルバランス |
クルマの性能に関わるパーツ。ローマ数字が大きいものほど,エンジンパワーなどの性能がアップする。アクセルバランスはパーツではなく,加速重視か最高速重視かを4段階から選べるようになっている |
●ハンドリング関連パーツ
タイヤ |
ブレーキ |
サスペンション |
グリップバランス |
ブレーキバランス |
エアロバランス |
操縦性に関わるパーツ。ローマ数字が大きいものほど,タイヤのグリップ力などの性能が高くなる。グリップ,ブレーキ,空力のバランスを変えて操作性を変化させるチューニングだ |
●塗装関連パーツ
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◆アップグレード
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デフォルト車以外に2車種。あの“ハチロク”にも乗れる!
ゲーム開始時のデフォルト車は,FF形式のハッチバック車「Corus S2」だが,オープンβテストでは,ショップでこのほかに2車種を購入可能だ。一つが,フロントエンジン4WDの2ドアクーペ「QUADRA SD T5」。Corus S2よりも性能が高いため,将来的にはこのクルマを目指す形だ。もう一つが,RR形式のバギー車「BUGGY EVO II」。こちらは軽量のため加速がバツグンだが,接触時にはじき飛ばされやすいのが難点。そしてチュートリアルや,ライセンステストなどで活躍しているのが,“ハチロク”として知られる「SPRINTER TRUENO GT-APEX[AE86]」だ。正式サービスでは,ハチロクも買えるようになる!?
●QUADRA SD T5 フロントエンジン4輪駆動の2ドアクーペ 一見すると走りに向いていない高級車のように見えてしまうが,実はデフォルトのCorus S2よりもずっと高性能な4駆車だ。ボディー関連のパーツを変更すると,外観のイメージがガラリと変わるのも特徴 |
●BUGGY EVO II リアエンジン/リア駆動のオフロード向け フレームがムキ出しのボディーが特徴の,不整地も得意とする車両。車重が軽いため,加速力はバツグン。一人で走ってタイムを出すのには適しているが,マルチプレイでは接触時にはじき飛ばされやすいのが難点 |
●SPRINTER TRUENO GT-APEX[AE86] “ハチロク”でお馴染みの往年のライトウェイトスポーツ 大人気の走り屋系コミックの主人公の愛車でも知られる。トヨタが80年代に発売していたライトウェイトスポーツだ。オープンβテスト中は,チュートリアルとライセンステストで使用できる |
コースは4マップに九つのルート
本作のコースは,用意されたマップの中に複数のルートがあるという形だ。マップは今のところ,Tokyo,Circuit,England,マッドの4種類。ルートは,Tokyoに4種類,Circuitに3種類が用意されているが,Englandとマッドには1種類ずつだ。合計で九つのルートを楽しめる。また,春夏秋冬の季節や,時間帯を選ぶことも可能。
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走りまくって最高レベルの「R」を目指そう!
最後に,本作のレベルアップシステムについて触れておこう。本作では経験値システムが導入されており,プレイヤーのドライバーとしての腕前がレベルで表示され,ほかのドライバーからも確認できる。レベルはビギナーからスタートして,F〜A,AA(ダブルエー),AAA(トリプルエー),Rの10段階ある。
各レベルは,さらにI〜Vの5段階に分けられており,ほかのプレイヤーと走ることで得られるEXPが一定値になると,I→II→III……という形で上がっていく。このランクがVまで上がるとライセンステストを受けられ(受験用のアイテムが必要で,PPで購入する),それに合格するとF→Eという形でレベルアップする。
車種は,ハチロクを除くと3種類でやや物足りないのが残念だが,車種とコースの追加は今後のアップデートに期待したい。とはいえ,3車種すべてに満足のいくチューニングを施すとなると,現状でもかなりのやり応えがある。生半可な腕前ではレベルRにたどり着くのは難しいので,最高レベルの「R」を目指して,日々走りこんでほしい。