体験版 : World in Conflict

 

World in Conflict
(Sierra Entertainment)

Text by 朝倉哲也
2007年8月27日

 

 冷戦も終盤の1980年代,もしも,アメリカとソ連が直接戦ったら……。そんな仮想戦をテーマにしたミリタリーRTSが「World in Conflict」だ。驚異的なグラフィックスだけでも,まずは注目に値する作品である。

 ヨーロッパで侵攻を開始したソ連軍は,西側陣営の盟主アメリカ本土への上陸作戦を敢行した。突然の奇襲によってソ連軍の上陸を許してしまったアメリカ軍は,自由を守るために立ち上がる……というのが,本作のストーリーだ。

 デモ版には,チュートリアル,シングルプレイ,そしてマルチプレイの三つのモードが収録されている。チュートリアルの内容は,カメラの動かし方などRTSファンにとってはお馴染みのものから始まるが,兵器・兵員の補充と空爆支援要請に関するチュートリアルは重要だ。最初に一度,しっかり受けておこう。
 シングルプレイでは,アメリカのパインバレーに進撃してきたソ連軍と戦うミッションがプレイできる。すでに市街地にはソ連軍部隊が展開しており,アメリカ軍は後手に回っているという状況で,プレイヤー率いる部隊はこの劣勢を挽回し,ミッションコンプリートを目指さねばならない。

 最初からいるアメリカ軍ユニットはプレイヤーには操作できない。まずは「Reinforcement」コマンドで,自分のユニットを配置しよう。プレイヤーは,ソ連軍が占拠しているいくつかの拠点を奪回する必要がある。奪回すべき拠点には,大きく丸いマークが付いているので分かりやすい。プレイヤーが,そのマークの下にあるサークルに自軍ユニットを配置できれば,拠点を奪回したこととなる。
 ミッションが進むにつれ戦闘は激しさを増していくが,M1戦車が使えるようになったり,航空支援や後方からの支援砲撃を受けられるようになったりと,途中で兵力の増強が行われる。とはいえ敵側にも戦闘ヘリが登場するなど,戦局は相変わらず厳しく,後半は怒涛のようなソ連軍の攻撃をしのがねばならない。戦艦ミズーリからの艦砲射撃など,ほかのRTSではあまりお目にかかれないシーンも登場する。
 マルチプレイでは,シングルプレイミッションと同じパインバレーのマップが用意されている。プレイヤーはアメリカ軍,またはソ連軍に分かれ,兵士,装甲車,航空機,支援攻撃のいずれかを担当する。各軍8人ずつ,最大で16人のプレイヤーが参加できるので,かなり激しい戦いを楽しめることだろう。

 美しいグラフィックスに緊迫感あふれるストーリーなど,ミリタリーRTSが好きな人には間違いなくおススメのビッグタイトルだ。オプション画面のグラフィックス設定でベンチマークテストができるので,自分のPCに合った設定でプレイしよう。

 

 

■キー操作

※基本操作はマウスで行います
カメラ移動 A/D/W/S


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タイトル World in Conflict
開発元 Massive Entertainment 発売元 Sierra Entertainment
発売日 2007/09/18 価格 N/A
 
動作環境 N/A

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/patch/demo/wic/wic.shtml