体験版 : タイトル

 

Theatre of War
(1C Company)

Text by 朝倉哲也
2007年4月18日

 

 「Theatre of War」は,第二次世界大戦のヨーロッパ戦線におけるドイツ軍とソ連軍および米英連合軍との戦いを描くRTSだ。当時の地形を完全に再現したというマップや,ディテールにこだわった戦車や航空機など,WWIIストラテジーファン期待の一作といえるだろう。
 開発はロシアの1C Companyで,欧米ではBattlefront.comからのダウンロード販売,もしくはDVD版の通信販売のみという,ちょっと変わった販売形態を取る。発売予定は現地時間の4月19日だ。

 

 このデモ版には,チュートリアルのほかシングルプレイ用のミッションが一つ収録されており,マルチプレイは選べない。
 チュートリアルは全部で五つのパートから構成されており,ユニットの移動方法やカメラの動かし方といった基本から,各ユニットの視界(Line of Sight)や射撃範囲(Line of Fire)などの意味/使用法まで,ゲームに必要なことを一通りレクチャーしてくれる。RTSビギナーは,まずこのチュートリアルをプレイしておこう。
 シングルプレイではソ連軍によるベルリン攻撃を描いたキャンペーンの中から,“The Last Frontier”と名付けられたマップをプレイできる。
 プレイヤーはドイツ軍部隊を指揮し,侵攻してくるソ連軍を迎え撃たねばならない。マップは北ドイツの丘陵地帯といった雰囲気でかなり広く,ソ連軍は東から攻めてくる。
 ゲームスタート前のブリーフィング画面で使用するユニットの選択ができ,ヤクトティーガー,パンター,フンメルなどといった強力な戦車や対戦車砲など,マニアが思わず腰を浮かしてしまうようなユニットが用意されていることが分かる。ただし,そのすべてを使用することはできず,取捨選択してベストと思える部隊を編成し,戦場に連れて行かなければならない。
 敵ソ連軍には85mm砲を搭載したT-34/85戦車が配備されており,史実通り物量に物をいわせてワラワラと押し寄せてくる。塹壕や地の利を生かし,返り討ちにしてやろう。

 

 スピード感にはやや乏しく,派手な演出も少ないという,いってみればかなり地味な部類のRTSではあるが,全体に漂う緊張感や,思わずクローズアップしたくなるほど細部まで描かれた戦車など,硬派なストラテジーファンにこそプレイしてもらいたいデモ版だ。

 

 

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タイトル Theatre of War
開発元 1C Company 発売元 Battlefront.com
発売日 2007/04/19 価格 45ドル(DL版,DVD版)
 
動作環境 OS:Windows XP(+DirectX 9.0c以上),CPU:Pentium 4/2.6GHzもしくはAthlon XP 2.0GHz以上[Pentium 4/3.2GHz以上推奨],メインメモリ:512MB以上[1GB以上推奨],グラフィックスチップ:GeForce 4600もしくはRadeon 9600以上[GeForce 6800もしくはRadeon X800以上推奨]

Copyright (C) 1C Company. All rights reserved.

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/patch/demo/theatre/theatre.shtml