2006年の年明け早々，FPSファンには嬉しい新作「The Stalin Subway」のデモ版がリリースされた。
　本作は，1952年の戦後ソ連が舞台のミリタリーFPS。KGBの前身であるMGBの将校である主人公が，クレムリンの地下にトップシークレットで建設された“Stalin Subway”の謎を解き明かし，軍部に捕らえられている無実の同志達を助けるべく活躍するという内容だ。

　デモ版には二つのシングルプレイレベルが収録されている（マルチプレイは未収録）。最初のレベルは地下鉄工事現場からスタートするのだが，工事現場だけあって貨物や工事車両などが点在し，とても見通しが悪いうえに敵兵士の数が多い。あちらこちらに立てられている見張り台からの銃撃も厳しく，最初から慎重な行動が要求される。
　次のレベルでは場面が一転し，走る地下鉄車両の中が舞台となる。高速で突っ走る車両内で，立ちふさがる敵兵士を倒しつつ最後尾に向かい，炎上している貨車を切り離すというミッションだ。貨車の切り離し地点はマークが表示されているので，すぐに分かるだろう。
　なお，このマップには制限時間が設定されており，最後尾の貨車を切り離した後，時間内にスタート地点の先頭車両まで戻ってこないとゲームオーバーとなってしまう。貨車の切り離しにはUseキー（デフォルトはE）を使うのだが，連結器に近寄って左Ctrlキーでしゃがまないと切り離せないので注意しよう。
　デモ版としては短めなほうだが，第二次世界大戦でもベトナム戦争でも現代戦でもない，東西冷戦時代のソ連が舞台という異色のFPSを，ぜひ体験してみよう。

■キー操作 武器使用　左マウスボタン セカンダリ　右マウスボタン 前後左右移動　W / S / A / D ジャンプ　Spaceバー しゃがむ　左Ctrlキー リロード　R 武器選択　1〜8，またはマウスホイール 使う，押す　E クイックセーブ/ロード　F5 / F9キー タスク表示　Tabキー ■動作環境 OS：Windows 2000/XP（＋DirectX 9.0c以上） CPU：Pentium 4/2GHz以上［Pentium 4/3GHz以上推奨］ メインメモリ：256MB以上［1GB以上推奨］ グラフィックスチップ：GeForce FX 5200またはRadeon 9600以上［GeForce 6800またはRadeon X800以上推奨］ グラフィックスメモリ：64MB以上［128MB以上推奨］ HDD空き容量：4GB以上 （478MB） （C）Buka Entertainment Enterprises 2005. This product has the programming technologies of "Orion" company. This product is built on the "Orion" company engine.