「Hired Guns: The Jagged Edge」は,ターン制のミリタリーストラテジー。本作は元々,「Jagged Alliance 3D」として開発されていたが,その後タイトルが「JAZZ: Hired Guns」に変更された。そして2007年8月に,現在のHired Guns:The Jagged Edgeに再び変更されたばかりだ。
ロシアのAkellaが,Jagged Allianceシリーズの正統な最新作として,別作品となる「Jagged Alliance 3」の開発を進めており,どうやら版権の問題でタイトル変更を余儀なくされたようだ。
このあたりのいきさつについては,「こちら」と「こちら」の記事が参考になるので,関心のある方はご一読を。
なお,メニュー画面に「JAZZ: Hired Guns」と書かれた看板が描かれており,またデモ版のファイル自体も「JAZZ_DEMO.exe」という名前がつけられている。修正が間に合わなかったのか,あるいはあえてそうしているのかは不明だ。
さて,このデモ版では,6名からなる傭兵部隊を率い,アフリカを舞台とするミッション「North Road」に挑める。チュートリアルモードは用意されていないが,ターン制なので時間を気にせずに,インタフェースの各部を確認しながらプレイしよう。
ゲームがスタートすると,まずチームメンバーの配置画面が表示される。メンバーを配置できるのは,マップの隅のほうにある,色が変わっている場所のみ。マップ中央部の南寄りに小屋があり,情報を提供してくれるNPCがいるので,その小屋に到達しやすい場所に配置するといいだろう。
敵を発見するまではチームメンバーを自由に動かせるが,敵の位置を確認するとターン制に移行する仕組みだ。
それぞれのメンバーは,近接戦闘や狙撃などの異なる特技を持ち,携えている武器もそれに応じたものとなっている。
各メンバーに対して細かく指示を与えられ,例えば,攻撃を受けているときに伏せたり,物陰に隠れたりするよう指示することで,被弾を防げる可能性が高まるわけだ。
攻撃や移動などの動作に,必要となるアクションポイントが設定されており,1ターンの中でアクションポイントが残っている限り,行動できる。
このミッションでは,マップの中央部で敵の部隊と接触し,激しい銃撃戦が展開される。敵の数は多めだが,途中からゲリラ部隊が参戦して手助けしてくれるので,うまく連携しつつ戦おう。
3Dで描かれているとはいえグラフィックスは地味で,RTSのようなスピード感もない。また,ゲーム画面をあまりズームアウトできないため,周囲の状況がいま一つ把握しにくいのも残念なところ。
ややプレイする人を選ぶゲームではないかと感じたが,ストラテジーが好きな人は遊んでみてはいかがだろうか。
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