 |
「Flatout 2」は，ライバルカーを蹴落としつつ勝利を目指すレースゲームだ。普通じゃないのは，勝利のためなら自分の車をライバルにぶつけたり，わざとコース脇の電柱に体当たりしてなぎ倒し，後続車の進路を妨害したりといった手段が許されていることだ。
このデモ版はシングルプレイ専用ながら，4種類のゲームモードが収録されており，本作ならではの“ぶっ壊しレース”を思う存分楽しめる。また，PCにインストールする必要がなく，ダウンロードしたファイルを解凍してできたフォルダ内の「FlatOut2.exe」をクリックするだけでゲームが起動する。
“Water Canal 1”と”Timberlands 3”は一般道を利用したレースのゲームモードで，前者は映画でよく見られるコンクリートの乾いた用水路と市街地を走り抜け，後者は山の中が舞台となっている。プレイヤーを含めた8台の車でコースを4周するのだが，デモ版では出走車数や周回数の変更はできない。コースにはところどころにわき道があり，ショートカットができたりジャンプ台が用意してあったりする。
プレイヤーに用意されているマシンは，トップスピードは低めだがハンドリングに優れたMalice，トップスピードは高いが小回りが利きにくいSparrowhawk，両者の中間的な性能を持つNevadaの3種類だ。
“Darts”は，勢いよくスタートしたマシンからドライバーを放り出し，前方に作られた巨大なダーツボードにぶつけてその点数を競うという，奇想天外なモードだ。前作の「FlatOut」では，その発想のあまりのくだらなさゆえに絶大な人気を誇っているが，本作でも目玉フィーチャーの一つとして登場してくる。
操作方法が分かりにくいので簡単に説明しよう。GOの表示と共にフルアクセルで飛び出し，イエローラインがひかれているゾーンでCtrlキーを押してドライバーの射出角度を決定，もう一度Ctrlキーを押すとドライバーの射出だ。ここで使用できるマシンは，ジェットエンジン搭載（！）のNucleonのみ。30度〜40度程度の角度にすると，うまい具合にダーツボードめがけて飛んでくれるようだ。空中での方向変更もごくわずかながらできるので，タイミングと車の向きを微妙に調整して，指示されたポイントを狙おう。
“Skyscraper Derby”は，高層ビルの建築現場で，総勢8台による生き残りをかけたぶっ壊しレースが楽しめる。スタートと同時にライバルカーめがけ突進，ぶつけて破壊していく。最後まで生き残れば勝利となる。
ここでは，サイドブレーキを使ったスピンターンのテクニックがとても有効だ。のんびりハンドルを切って向きを変えていたのでは，とてもではないがライバルの激しい動きに追いつけない。なお，ここで使用できるマシンは，他のレースに登場したのと同じ3種類だ。
普通のレースでは味わえない，“ぶつけてナンボ”という超過激なレースが，美しいグラフィックスで展開する。BGMも，AudioslaveやRob Zombieなどの激しいロックで，ゲームの雰囲気にマッチしており，大音量でプレイすると気持ちがいい。仕事や勉強でストレスがたまっているという人には，まさにうってつけのゲームといえる本作，ぜひプレイしてみよう。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
■キー操作
■動作環境
（476MB）  （C）2006 Empire Interactive Europe Ltd. Game concept and development by BugBear Entertainment Ltd. FlatOut, Empire and "E" are either trademarks or registered trademarks of Empire Interactive Europe Ltd. in the UK/Europe and/or other countries. Distributed by Sierra Entertainment, Inc. All other trademarks are property of their respective owners. |
| ＜＜免責事項＞＞ ■本記事の内容および攻略，インストール，操作方法などについての質問は，一切お受けしておりません ■体験版ファイルを使用したことによる損害やトラブルに関しては，一切責任を負いません。取り扱いは，自己の責任の範囲内で行ってください ■当サイトに掲載したゲーム画面および文章の，無許諾での転載は固くお断りいたします |
